▢ want [人] to do / would like [人] to do 「[人]に~してもらいたい」
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▢ まず形を考えてみましょう
● [主語]
want to do / would like
to do は、「[主語]が~したい」となります。
・※ この中の want 又は would like の後に [人] を入れたものががこの形となります。
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● [主語] want
[人]
to do / would like
[人]
to do は、「[主語]が[人]にしてもらいたい」
・※ to do は [不定詞]になります ⇒ 下に[不定詞]の関連ページのリンクがあります。不確かな人は確認しておきましょう。
・※ おおもとになる want = would like (上の構文の詳しい説明はこの中にあります) ⇒ コチラ
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▢ 下の絵をもとに説明しましょう。
・一番上の文は
・・She
would like
to go
to America. で「彼女は、(彼女自身が)アメリカに行きたいと思っています」という意味です。
・・次に、would like と to go の間に[人]を入れたのが一番下の文になります(主語を She ⇒ They にしています)。
・・They
would like
him
to go
to America.
・・him がなければ、「彼らは (彼ら自身が)アメリカに行きたいと思っています」という意味ですが、him があるので
・・「[両親と思える] 彼らは、彼 (彼らの息子) にアメリカに行って欲しいと思っています」という意味になります。

・※ 上記の絵は、説明のためだけに使っています。子供の年齢にもよりますが、アメリカに子供を一人だけで旅行させることはまずありえないことをご承知おきください。
・・ アメリカでは、子供が一人で家で留守番したり、車の中に一人残されることは「虐待扱い」となり保護者が逮捕される場合があります。
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・※[補足説明] 下記は「want = would like」の項目でも説明している内容になります。
・・ 主語が変わった時に、自然に聞こえるよう日本語訳を工夫する必要があります。
・・I would like to go to America. (私はアメリカに行きたい)
・・上の文の I ⇒ She に変更してみます。
・・She would like to go to America. (彼女はアメリカに行きたい)
・・日本語訳を、主語が I の時と同じようにすると不自然な日本語になります。
・・そこで「~したい」を「~したいと思っています」や「~したがっています」と訳し
・・「彼女はアメリカに行きたいと思っています」「彼女はアメリカに行きたがっています」とすると自然に聞こえます。
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▢ 教科書の例
・But my parents want
me
to be a doctor. ③ L07
・でも両親は、ぼくに医者になってほしいと思っています。
・Kimie-san wanted
the world
to be more peaceful. ③ L07 ※この文は wanted の後に[人]の代わりに[物]がきています。
・希己江さんは世界がもっと平和になってもらいたいと思っていました。※この文は wanted の後に[人]の代わりに[物]がきています。
・※ want to / would like to の訳し方 (~したいと思っている) ⇒ コチラ
★ 他の[不定詞]関連のページ …不定詞にはいろいろな使い方があります。
▢ 不定詞 ① [to]+[動詞の原形]…まず形を覚えよう ⇒ コチラ
▢ 不定詞 ② 名詞的用法 「~すること」① ⇒ コチラ
▢ 不定詞 ③ 名詞的用法 「~すること」② ⇒ コチラ
▢ 不定詞 ④ 形容詞的用法 [名詞]+[不定詞] ⇒ コチラ
▢ 不定詞 ⑤ 副詞的用法「~するために」 ⇒ コチラ
▢ 不定詞 ⑥ [疑問詞]+[不定詞] ⇒ コチラ
▢ 不定詞 ⑦ want [人] to do / would like [人] to do 「[人]に~してもらいたい」 ⇒ 本ページ
▢ 不定詞 ⑧ ask/tell [人] to do 「「人」に~するようお願いする/言う」 ⇒ コチラ
▢ 不定詞 ⑨ It is … for [人]+[不定詞] 「「人」にとって~することは…だ」⇒ コチラ
▢ 不定詞 ⑩ too ~ to「あまりに~すぎて…できない」「…するには~すぎる」⇒ コチラ