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単語

□ empty [émpti]「からの, 中身のない」

full [fúl]「いっぱいの, 満ちた」「満腹した」
※[熟語] こちらも覚えましょう!「~でいっぱいだbe full of ~
※自動車についている燃料メータを見たことがありますか?いろいろなタイプがあると思いますが、下記の絵のような感じではないでしょうか。
※「おなかがいっぱい」は I’m full. と言いますが、「おなかがすいた」は I’m empty. ではなく I’m hungry. / I’m starving. (すごいお中がすいている)
hungryコチラ
※自動車についている燃料メータを見たことがありますか?いろいろなタイプがあると思いますが、下記の絵のような感じではないでしょうか。
メーターで「E」となっているのは Empty「空」のことです。「F」となっているのが Full 「満」のことです。
アルファベット順に(ABCDEFG…) E が「空」⇒ F が「満」となるのでわかりやすいかもしれません。
ちなみに得の中の中央下に書かれている FUEL [fjúəl] は「燃料」という意味になります。

教科書の例
But the pot is empty. ② L04
でもつぼがからっぽだ。
“Yes. You can," Zorba said to the empty sky. ② 付録
「そう、お前ならできる。」とゾルバはからっぽの空に向かって言いました。
The next morning he discovered it open and empty. ③ L07
その翌朝、彼はそれが開けれれ空になっているのを発見しました。

It’s full of poison. ② L04
それは毒でいっぱいだぞ。
・It is really full of poison? ② L04
本当に毒でいっぱいなのかな?
I’m full. ② L04
お腹がいっぱいだ。

fall と fell と fill と fullコチラ

カジュアルな言い方 / 硬い言い方

but [bʌt / bət]:「しかし, だが, けれども, ところが」
however [hauévər]:「しかしながら, けれども, それにもかかわらず」
 however は、硬い言い方(かしこまった言い方)で、ビジネスなどでよく使われます

 日本語では、同じ意味でも状況に応じて、硬い言い方(かしこまった言い方)とカジュアルな言い方を使い分けています。
 英語でも日本語と同じようにかしこまった言い方とカジュアルな言い方があります。
 教科書などで登場するのは別々かもしれませんが、一緒に覚えることにより「より理解が深まる」と思います。

教科書の例
But the pot is empty. ② L4
 でもつぼがからっぽだ
  ※ empty [émpti]「からの, 中身のない」⇔ full [fúl]「いっぱいの, 満ちた」⇒ コチラ
・It looks like a mountain, but it is actually a very big rock. ② L5
 それは山のように見えますが、実際はとても大きな岩です
  look likeコチラ / rock と lock ⇒ コチラ
・In conclusion, robots are not only cool but also useful. ② L6
 結論として、ロボットはただかっこいいだけでなく、また役にも立ちます
  in conclusion [熟語]「終わりに、 結論として (conclusion [kənklúːʒən]「結論」)」
  not onlybut also … [熟語]「ただ~だけでなくまた…」

However, some people climb the rock.
 しかし、岩に登る人もいます
However, it was not painted by a Japanese artist.
 しかしながら、それは日本の芸術家たちによってかかれたものではありません

▢「カジュアルな言い方」と「かしこまった言い方」の例コチラ

単語

問題です。
  「今週」「今月」「今年」「先週」「先月」「去年」「来週」「来月」「来年」は英語で何と言いますか
   ※ちなみに「英語」は in English と言います。
 
 
 
 

 
 
 
 

 
 
 
 
 

答えです
 ※ 今(現在)が含まれている週・月・年には this を使います
  ・今週: this week
  ・今月: this month
  ・今年: this year
 前(過去)の週・月・年には last を使います
  ・先週: last week
  ・先月: last month
  ・先年: last year
 次(未来)の週・月・年には next を使います
  ・来週: next week
  ・来月: next month
  ・来年: next year

 
教科書の例
 ・I visited my grandmother last Sunday. ① L-09
  日曜日に祖母のことろに行きました
 ・Did you have fun last weekend? ① L-09
   週末楽しめましたか
 ・What did you do last Sunday? ① L-09
  日曜日何しましたか
  ・At nine last night, I was taking a bath. ② L-02
  昨晩9時、私は入浴していました
 ・What are you going to do this weekend? ② L-03
  今週末何をするつもりですか
 ・There’s a test next week. ② L-04
  来週テストがあるわ
 ・The day-at-work program is coming next month. ② L-06
   職場体験プログラムは来月に迫っているわ

▢ 上記のように this / last / next を使った場合は、通常 [前置詞] は使いません
 X I visited my grandmother in last week. ⇔ I visited my grandmother last week.
 X What are you going to do on next Friday? ⇔ What are you going to do next Friday?
  X We saw her in this morning. ⇔ We saw her this morning. (けさ彼女を見かけた)
 
 補足説明
  上記で初回した this / last / next の他に、one / every / each / some / any / all などの
  時の一般的な表現では、前に[前置詞] は使いません
 
 ・They expected war any day.
  彼らはいつ戦争が起こるかもしれないと思っていた
 ・stay up all night
  一晩中起きている
 

  

単語

シッティングバレー[ボール] (sitting volleyball) というスポーツを知っていますか?
 
 コートに座ったままするバレーボールです。パラリンピックの正式競技種目にもなっています。
ニュースやスポーツ番組で、このシッティングバレーボール (sitting volleyball)を取り上げていると少し悲しくなることがあります。
「シッティング」を日本語で発音すると、どうしてもsitting ではなく shitting と聞こえるのです
アナウンサーの人の発音を聞いても、やはり shitting と発音しています。
「座ってするバレー」ではなく、「うんこしているバレー」「うんこバレー」のように言っているのと同じになります。
国際的に決まった名前なのでしかたない部分もあるとは思うのですが、英語をそのままカタカナにするのではなく
「水球」や「卓球」のように、英語に該当するような日本語でもいいような感じがしています。

 ▢ sit [sít]:「座る, 座っている」
 ▢ shit [ʃít]:「大便, 糞(ふん), くそ」「排便する, くそをする」


 ▢ shitting [ʃítiŋ]:「嫌な,ひどい」「shitすること」

 

単語

[中学][高校]
bumpdump

 ※ bump dump とも、(詳しくなくても)自動車に関して多少の知識があれば覚えられる単語です。

 bump と dumpu の部分の発音は [ʌ] (きれいな「ア」の発音)です ⇒ コチラ

 

 bump [bʌmp]「にドンとぶつかる ,衝突する」
  bumper 「(乗用車・トラックなどの) バンパー」で bump を覚えましょう
  bump into 「人にばったり出会う, でくわす」※ [人]と物理的にぶつかる時も bump into を使いま
   ・I bumped into an old friend. (旧友にばったり会った)
   ・She bumped into me. (彼女は私にぶつかった)
 
   
 

 dump [dʌmp]「<積み荷・中身を> あける, 降ろす;…をごみとして捨てる、<ごみなど>を捨てる
  dump には「捨てる」という意味があることから、環境問題(不法投棄)などで時々使われます覚えておくと高校入試の問題文に使われた時にラッキーです。
  
dump truck 「ダンプトラック, ダンプカー」で dump を覚えましょう
  dump には damp とい似た単語、truck には track という似た単語がありますdumptruck も何かを入れるために器の形をした「u」が必要です。
   damp [dǽmp] 「湿気のある,じめじめした」
    muggy [mʌɡi]「<大気・天候などが>じめじめする, うっとうしい, むす」が「u」で、
      dampa なので混乱するかもしれませんが、muggy は「むす-musu-」の「u」です。
   track [trǽk]「鉄道線路, 軌道, 〖スポーツ〗(競走用の)トラック」
    ※ 運動場のトラックは、ぐるっと回って一周するので「u」ではなく、「a」と覚えましょう
    dump nuclear waste illegally at sea (核廃棄物不法に海に投棄する) ※ waste [wéist]「廃棄物, ごみ」
 
   
 

★ 他の「似た単語」などの紹介 ⇒ コチラ

文法

[中学][高校]
明らかにわかるものは省略

 ファストフード、ファミリーレストランの「マクドナルド」や「デニーズ」、「ジョナサン」などが、
 日本語ではなく英語でどのように書かれているのか気を付けてまじまじと見たことはあるでしょうか。
 これらのつづりに特に興味のない人は正しく書いたり覚えようとしたりする必要は全くありません見てほしいのは最後の部分なのです。
 たぶん多くの人はこのようなつづりになっていることに気が付いていないのではないでしょうか。

 … はっきり覚えていない人は、ちょっと予想してみてください。

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 

 正解は…

 ・マクドナルド ⇒ McDonald's
 ・デニーズ ⇒ Denny's
 ・ジョナサン ⇒ Jonathan's

 どうでしたか?
 下に写真を載せましたが、お店を見かける機会があったら確認してみてください

 最後の「’s」(アポストロフィー エス) の部分は何でしょうか
 実は、3つとも「’s」の後に「restaurant」という語が省略されているのです。略さないで書くと次のようになります
  ・マクドナルド ⇒ McDonald’s restaurant … マクドナルドのレストラン
  ・デニーズ ⇒ Denny’s restaurant … デニーのレストラン
  ・ジョナサン ⇒ Jonathan’s restaurant … ジョナサンのレストラン
   ※ restaurant [réstərənt]「料理店, 食堂, レストラン」
   ※「’s」は「~の」「~の所有する」というような意味になります。このように英語でも「明らかにわかるもの」は通常省略されるのです。
 
 ▢ 教科書の例 (NEW CROWN) ※ 中学の教科書でも出てきています
 
 ・Some Japanese habits are different from other countries'
  日本の習慣の中には、ほかの文化のものとは異なるものがあります。
  ※ habit: 習慣、くせ
  be different from: [重要熟語]「~と違っている」… 詳しくは ⇒ コチラ
  ※ countries’ の後ろに habits が省略されています。
   ※ テストを作成する人の立場に立つと「省略されている語(句)を書きなさい」… なんて出したいでしょ。
 

単語

difficultdifferent は基本的な単語のため、いろいろなところで何回も見かけることになり、自分でも使う必要が出てくる単語です。
 慣れてくればどちらがどちらの単語か迷うことはなくなりますが、最初のころは見た目が似ているため、迷うことがあると思います
 迷った時に、下の表のように発音の「ディフィルト意味の「むずしい真ん中の「」が同じことで英単語と意味の組み合わせてください。

 difficult [dífikʌlt]「難しい, 困難な」むずかしい
  ※ difficult と hard は[同義語 (同意語)]です。
   ※ 3Kと3D の記事 ⇒ コチラ

 different [dífərənt]「違った, 異なった」
  different の名詞形は difference [dífərəns]「違い, 差異」

   ・Spend the day and make a difference! 3⃣ U-05
    1日を使って変化をもたらしましょう!

   
 
 教科書の例
 ・Every class went to a different place . 1⃣ U-08
  それぞれのクラスが異なる場所に行きました。
 ・Why don’t we choose our favorite songs and scenes from different musicals? 2⃣ U-08
  違うミュージカルから私たちのお気に入りの歌とシーンを選ぶのはどうかな?
 ・My own culture is different from Japanese culture, but the truth is that the people are basically the same everywhere. 3⃣ U-07
  私自身の文かは日本の文かとは異なります。しかし、実は、どこでも人は基本的に同じなのです。
 
 熟語:
  ●[重要be different from 「~と違っている」

   ・Some Japanese habits are different from other countries’.
    日本の習慣の中には、ほかの文化のものとは異なるものがあります。
     habit: 習慣、くせ
     ※ countries’ = countries’ habits … 明らかにわかるものは省略 ⇒ コチラ
     ※ some+[名詞] ⇒ コチラ

    

 

単語

▢ L と R の発音は日本人が苦手とするところです。
L と R を間違えて発音すると、大変な意味になり失笑を買う場合もあります。
「日本人はお米を主食(常食)としています」という意味で、
L と R の発音を間違えて We Japanese live on lice. と言ってしまうと、日本人はシラミを食べていることになります
live on (高校で学びます): 生き続ける[延びる], ~だけの金で生計をやりくりして暮らす, ~を主食[常食]にする
※ 日本語で「我々日本人は」は、英語でも続けて We Japanese と言うことができます。
※ live on の別な例: He lives on a/his pension. 年金で暮らしている。 [pension: 年金 (高校で出てくると思います)]

rice [ráis]「米、米飯」
・rice ball「おにぎり」
・rice cake「もち」

louse [láus]「シラミ」⇒ [複数形] は lice [láis]
※ person ⇒ people のように、[複数形]になると大きく形が異なる[名詞]があります。louse ⇒ lice もその一つです。
同じ変化をする[名詞]に「ミッキーマウス」の mouseがあります。
mouse[máus] ⇒ [複数形] mice [máis」「ネズミ,ハツカネズミ」
ちなみに日本語だと同じ発音になってしまいますが、似た発音の mouth [máuѲ]「口」もついでに覚えましょう。

シラミについては「見たことも聞いたこともない」と言う人もいるかもしれません。衛生状態もよくなりシラミを実際に見ることもほとんどないと思います。
もしかすると戦時中の話を聞いたり読んだりしたりする時にシラミのことが出てくるかもしれません。
また、ごくまれにどこかの保育園などでシラミが集団発生したようなニュースを聞いたりすることがあるぐらいかもしれません。
シラミを実際に見たり聞いたりすることはほとんどなくりましたが、「虱潰し(しらみつぶし)」という言葉の中では知らず知らずのうちに「シラミ」という単語を使っています。

単語


※ 2021年08月27日 見やすくするため全体のレイアウトや表示を変えてみました。
お店の表示

▢ お店の前や店のドアに「営業中」「準備中」という表示を見たことがあると思います。

・・中には、英語で「OPEN」や「CLOSED」という表示にしているお店も見かけます。

● この英語の表示ですが、表示の前に「We’re」(= We are)という言葉が省略されています。
・・[主語]+[be動詞]が省略されることはよくあります
●「CLOSED」の代わりに「CLOSE」と表示されているのを見かけることがありますが、CLOSE」は誤りになります。

open [óupən]
[形容詞]「<店・銀行などが> 開いている, 営業中の」
[動詞]「を開ける, 開く」
・・※ [形容詞] の詳しい説明は ⇒ コチラ
・お店の「省略していない表示」 We’re open. は「私どもは営業中です」となります。
・・※ この場合の open は[形容詞]となります。この open は名詞の前ではなく be 動詞の後ろに置かれるのが通常の使い方になります。
・・・(The store is open. と言っても、It is an open store. という言い方は通常しません)

close [klóuz]
[形容詞]「近い, 接近した」
[動詞]「<店・工場などを>(一日の仕事を終えて) 閉める」

closed [klóuz] [形容詞]「閉店の, 休業の」

・お店の「省略していない表示」 We’re closed. は「私どもは閉店しました」となります。
・・※ これは、次の3つのとらえ方ができます。
・・・ ① [動詞] close の[過去分詞形]で We’re closed. は[受け身]で「私どもは閉められています」⇒「閉店中」
・・ ・② closed は「閉店の, 休業の」という[形容詞] ⇒「私どもは閉店しています」
・・ ・③ closed は [動詞] close の[過去分詞形]で[形容詞]のようになったもの … Fried Chicken の項目参照 ⇒ コチラ
・・・・ ※ ③ のように考えれば、closed という[形容詞]を別に覚えなくても、[動詞] close の応用として使うことができます

・・そこで、「We’re close.」という表現に関してです。
・・be動詞の後ろに[動詞]の原形が続くことはありえないため、close は[形容詞]ということになります。
・・ところが、close の[形容詞]には「閉店の」という意味はないため、この表現は「私どもは近いです」というような意味になってしまうのです。


カジュアルな言い方 / 硬い言い方

catcharrest捕まえる逮捕する
 「捕まえる・逮捕する」という意味で、catchカジュアルな言い方で、arrest硬い言い方(かしこまった言い方)になります。
 日本語でも「容疑者が捕まった」という言い方と「容疑者が逮捕された」という言い方を使い分けています。
 2つの日本語を比べると、聞いた時の感じやイメージが違うのがわかると思います。ニュースなどでは「逮捕する」という言葉が好まれます。
 
 ▢ catch [kǽtʃ]「を(追いかけて)つかまえる, 捕獲する」
  ● catch の変化: catch ⇒ caught ⇒ caught [kɔːt]
  ※ catch する人や機械は、最後に-erをつけて catcher [kǽtʃər]「捕らえる人 / 捕らえる人器具」
   ⇒ クレーンゲームの「UFO キャッチャー」で catch が「~をつかまえる」という意味だというのは説明は不要ですよね。
   野球のキャッチャーもボールをとる人(捕まえる人)という意味です。
   ※UFOキャッチャー (正式名:UFO CATCHER)…株式会社セガが製造販売するクレーン・ゲームの名前(登録商標)

  ▢ 教科書の例
  ・He thought, “It’s Jimmy’s work. I’ll catch him no matter what." ③ L-07
   彼は、「これジミーの仕業だ。何が何でも彼を捕まえてやる」と思いました。

 ▢ arrest [ərést]「を逮捕する」「逮捕」…「アレ」下の絵を見て覚えましょう
  ▢ 教科書の例
  ・The police came and arrested her. ③ L-06
   警察がやって来て、彼女を逮捕したんだ。
  ・He heard of the arrest of Mrs Parks in Montgomery, Alabama. ③ L-06
   彼はアラバマ州モンゴメリーでのパークス婦人の逮捕のことを聞きました。
 
  

▢「カジュアルな言い方」と「かしこまった言い方」の例コチラ

単語

readlead を日本語にするとどちらも「リード」になります。
 

 両方とも[動詞]です。[動詞]の後ろに-er をつけると「~する人」「~する機械(道具)」などの意味になります。
 ※ [動詞] の説明は ⇒ コチラ
 2つの [動詞] に -er をつけると、readerleader となります。これらも日本語にすると同じ「リーダー」になります。
 日本語では「リード」「リーダー」をそれぞれの文章の中でどういう意味か判断しなければならないので余計大変かもしれません。
 read lead でどちらがどちらか迷ったら、下の絵を思いだしてください
 
   

 read [ríːd] 「<本・手紙など> を読む」「<外国語・符号・記号・身ぶりなどを> 読解する, 理解する, 読み取る」
   read の変化: read[ríːd] ⇒ read[réd] ⇒ read[réd]
   ※形は同じですが、[過去形][過去分詞形] の発音は、[red] になります… red (赤)と同じ発音です=[同音異義語]
   ※ read+er = reader [ríːdər] 「講読者; 読書する人」「読本, リーダー」「読み取り装置,リーダー」
   ※ 最近 card reader 「カード読み取り装置, カードリーダー」ってよく聞きませんか?
 
 教科書の例
  ・Meg is reading a book with a child. ① L-08
   メグは子どもといっしょに本を読んでいます。
  ・I read it many times when I was young. ② L-02 ※この read の発音は[red]です。
   私は若いときにその本を何度も読んだのよ。
   ※ when は[接続詞] … [接続詞]の詳しい説明は  ⇒ コチラ
 

 lead [líːd]
 ●[動詞]<人の> 道案内をする」「<人を>(行為・結果・状態に) 導く
   ※ lead の変化: lead[líːd] ⇒ led[léd] ⇒ led[léd]
    [過去形][過去分詞形]の ledの 発音 は lead (鉛: 記号 Pb)[léd]と同じです
   ※ lead+er = leader [líːdər] 「先導者, 指導者, リーダー」
    ※ leader (リーダー・導く人)から lead を覚えた方が覚えやすいかもしれません。
 
 ●[名詞]「(レース・競技などでの) 先頭・首位」
   lead には「(犬・馬をつないでおく)ひも, 引く綱( leash)」という意味もあります…犬を飼っている人は知っているかも。
 
 ●[形容詞]「最も重要な」
 
  教科書の例
  ・He led people of the city fighting for justice. ③ L-06
   彼は正義のためにたたかっている町の人々を先導しました。
 
  ・The hoses run fast. And in the lead… was the white horse. 2⃣ U-03
   馬たちはすばやくかけました。そして先頭にいたのは…白馬でした。
  ・There are two lead roles in this musical. 2⃣ U-08
   このミュージカルには2人の主人公がいます。
 
  

単語

rightlight

日本語では電灯の「ライト」も野球の右翼手「ライト」(イチローがよく守っていた守備位置)も同じ発音ですが、
英語はLとRの発音の違いがあり、Lと発音するかRと発音するかで全く違う単語になります。
※ right と light の「-ight」部分の発音 ⇒ コチラ

right [ráit]青色の日本語は教科書にでてきます。
※ [同音異義語][ráit] right と write ⇒ コチラ
正しいwrong [rɔŋ]「正しくない, 悪い」「具合が悪い: What’s wrong? どうかしたの? ③ L-2」
、右のleft [léft]「左、 左の」「leave の過去・過去分詞形」
権利重要な意味です。
直角の …数学で直角を「R」と表すのはここからきています(もしかしたら高校で出てくるのかな?)

・All right.「わかりました / いいですよ」
・on your right「あなたの右側に」
Right?「そうだよね?」…確認や、相手に同意を求めるために使う。短いので会話でよく使われます。
Right.「そのとおり」
・That’s right. はい、そうです。
・You’re right. そうですね。

教科書の例
・He lost his right arm in an accident when he was six. ③ L-01
彼は6歳のとき、事故で腕を失いました。
・Yes. You’ll see it on your right. そうです。 ③ L-01
にお城が見えるでしょう。
・All right. Shall I wrap it for you? ③ L-04
わかりました。包装しましょうか。
・Let’s fight for anyone’s right to take any seat on any bus. ③ L-06
だれもがどのバスのどの座席にも座れる権利を求めてたたかおう。

★ヘッドフォンやイヤフォンには普通「L」と「R」の記号が表示されています。どちらをどちらの耳に使いますか? 上のright の説明を読めば自然と答えがでてきます…よね。

right write [ráit] 「書く」とは[同音異義語]…発音が同じでつづりと意味が異なる語コチラ

light [láit] 青色の日本語は教科書にでてきます。

明り
※「明るい」は bright (下の教科書の例にも登場)
軽い (重さ など)
※「軽い食事」は light meal
・低カロリーの, 低脂肪の (◆商品名では、よく lite とつづります)
・火をつける…という意味もあります(高校) ⇒ lighter「ライター(火をつける道具)

教科書の例
・I was surprised at bright lights and big cities. ② L-08
明るいや大都会に驚きました。
・As the windmill turned, a small light began to shine. ③ L-07
風車が回ると、小さなが輝き始めました。

単語

▢ 1月~12月の覚え方をまとめました。
中学生の頃はニュースとか世の中の動きにあまり興味がない生徒もいて、「メイデー」や「ジューンブライド」などという言葉が必ずしも月を表す言葉に結びつかない場合もあります。そこで、なるべく見た目から判断できる方法を考えてみました。中には「メイデー」や「ジューンブライド」という言葉を知っている人もいると思いますので、記載だけはしておきます。高校入試の問題文の中に月が出てきた時は、解答と関連する場合があります。正しく書けなくてもぱっと見ただけで何月か理解する必要があります

※日本も以前は月を1月~12月ではなく睦月~師走のように呼んでいました。味がある呼び方だとは思いませんか。そう考えると英語の月の表し方にも味がある…かもしれません。

 

J から始まる月は3つあります。
そのうち Ja [ジャ]から始まるのが January だけです。ジャ1年を始めよう(1年の最初の月) ⇒ January は1月です
J から始まる残りの2つは JuneJuly です。2つの月は連続しています ⇒ 最後の文字 e と y が 6 と7 に見えることで判断します。ちなみにつづりの最後が母音なのはJune だけです。
June ⇒ 6月
July ⇒ 7月
※ちなみに、欧米では6月に結婚すると幸せになれると言われていて、
6月の花嫁… ジューンブライド(June Bride)という言葉があります。これを知っていれば June = 6月 と連想できます
日本では天候の関係もあって、6月より11月に結婚式を挙げる人が多いと聞いたことがあります。

F から始める月は February のみ
日本語で数字を数える時に「いち、に、さん、し…」とも言いますが「ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ…」という数え方もしますよね。
ふぅ」は 2 で、月で言うと 同じ から始まる2番目の月 February になります(ひとつ、たつ…の「」でもOK)。

M から始まる月は2つあります。
May (メイ)は「となりのトトロ」に出てくるメイサツキから5月と覚えてください。メイ(2文字)+サツキ(3文字)=5文字 ⇒ 5月でもいいですよ。ちなみに 5月1日は労働者の祭典、メーデー(May Day)があります。Mから始まる残りの March は、先頭の M を横倒しにすると 3 に見えるので 3月と覚えてください。
(March は 5文字、May は3文字なので、3月と5月は逆に思えるかもしれません。March はカタカナにしてマーチなら3文字)

4月は4月1日のエイプリルフール(April Fool)から April = 4月 と覚えてください。
年に一度のイベントなので中学でも話題になっていることを期待します。
「エイプリルフールなんで知らないよ」…という場合は、April の A が4に見えることから関連付けてください。
※ A から始まる月は8月もあるので、8月は確実に覚えてないと勘違いします。
8月は王選手がスト(ストライキ)する ⇒ 「オウがスト」と覚えてください。また 8 は無理やりAに見えます。
という漢字は縦棒を二ついれて 8に見えます(下の絵は王をむりやり8にしたところ)。それはそうと、最近「ストライキ」という言葉もあまり聞かない気がします。

 

▢残りの9月~12月は、一番先頭の文字「S」「O」「N」「D」から判断します。
この4文字は他の月の先頭では使われていません。
最後の4か月の月の数字とアルファベットが面白いぐらい重なっています。

▢ 興味がある人だけ読んでください。
● 1年は12か月あるのに、月によって日数が違うのはなぜでしょうか。7月と8月が長いのには理由があるようです。
7月のJuly は、ローマの将軍ユリウス(Julius )・シーザー(Caesar)にちなんで名づけられています。
8月のAugustはローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス(Augustus)にちなんで名づけられています。
もし自分が皇帝だったらどうでしょう。国の中で一番権力があり、国の法律や世の中の決まりなど何でも自分の好きなように作ったり変えたりすることができます。
自分の誕生月が他の月より短かかったら「けしからん、一番長くしろ」と命じて、7月と8月は31日にすることができたと容易に想像できます。

● 高校で化学を学ぶと有機化学の時間にギリシャ語の数字も学ぶことにになると思います。
例えば、「3-エチル-2,9-ジメチル-4-プロピルドデカ」などと言います…なんだかよくわかりませんが、その読み方の中でギリシャ語の数字が使われているのです。
ギリシャ語で1~10は次のように言います。
1 モノ mono
2 ジ di
3 トリ tri
4 テトラ tetra
5 ペンタ penta
6 ヘキサ hexa
7 ヘプタ hepta
8 オクタ octa
9 ノナ nona
10 デカ deca
実は9月~12月はギリシャ語で「7番目」~「10番目」の月という意味なのです。
比べてみると…あれ、9月が「7番目」、10月が「8番目」、11月が「9番目」、12月が「10番目」の月ということになります。
実は、以前は一年が3月から始まっていたのです。だから9月が7番目の月で…12月が10番目の月だった…というわけです。一年は3月から始まっていたことについては、以前NHKの「チコちゃんに叱られる」で取り上げられていたように覚えています。
これらのギリシャ語の数字は英語にも入り込んでいます。
三輪車: tricycle / 三角形: triangle / (カメラ・望遠鏡などの)三脚: tripod / tetrapod は波消ブロック / 五角形: pentagon (Pentagon はアメリカの国防総省) …など

 

単語

put on「~を着る・~を身に着ける」
 ※ put on は「身に着けていなかった状態」 ⇒ 「身に着けた状態」に変化することを表しています
 ※ put on は衣類、靴、眼鏡、帽子などいろいろなものに使うことができます。
  日本語では身に着けるものによって「着る」「履く」「はめる」「かぶる」など別な[動詞]を使い分ける必要がありますが、
  英語は put on だけでOKです。この点英語は便利です。
 
   

wear [wέər][動詞] 「身に着けている」
 ※「~を身に着けている、~を着ている、~を履いている、~をかぶっている」という意味です。
 ※[重要] wear は「身に着けていない状態」⇒「身に着けている状態」への変化は表していません。 
  … 英語を勉強を始めたころは、put on「身に着ける」 の意味で誤って wear を使う場合が多いです。
  put onwear の関係は、go to bedsleep の関係に似ています ⇒ go to bed / sleep ⇒ コチラ
 wear には」という意味が含まれているので、「何」という語が必要です。
  ⇒ I wear. は「私は~着ている」という意味で「〇〇を」という言葉が無いので不完全な文になります(間違い)。
 wear は「着ている」状態を表し, put on は「着る」という1回の動作を示す.  従って, wear は瞬間的副詞[句, 節]と共に用いることはでません。
  ・ I put on [X wore] my tie at once. 私はすぐネクタイをしめた.ただし「身につけている」という一時的状態には be wearing を用いることもあります。

教科書の例
・Players wear special masks. ① L-07
 選手たちは特別なマスクを身につけています。
・You are wearing a coat and gloves. ② L-05
 コートを着て、手袋をしているね。
 ※ are wearing … [現在進行形] ⇒ コチラ

take off 「~を脱ぐ」「~を外す」
 ※ take off は、1年生の教科書 101ページ Word Bank「いろいろな動作」で登場しています(教科書の他のところでは出てきていないようです)
 ※ take off は衣類、靴、眼鏡、帽子などいろいろなものに使うことができます。英語では take off だけでOKです。
 ※「着る」「身に着ける」が put on なので、じゃ脱ぐ」はput onon を off にした put off [X]だとは考えないでください (よくある間違い)。
 ※[補足説明] put off に「脱ぐ」という意味もありますが、現代の英語で「脱ぐ」という意味で put off が使われることはまずありません
  別な言い方をすると「脱ぐ」を put off と覚えていてもあまり実用的ではないということになります。
   ⇒「脱ぐ」という意味では take off の方が一般的です
 put off 「延期する」⇒ コチラ


   
 
   
 

take off には 「(飛行機などが)離陸する」という意味もあります(高校で勉強する内容)。
 ロケットは lift off (種子島からロケットが打ち上げられるニュースを注意して聞いてみてください。
 日本で打ち上げているのに英語でもアナウンスしていますよ。打ちあがった瞬間に大きな声で「Lift Off!」と言っています。)

 

 ※この記事を参照にされる方が多いので、見やすくなるよう画像や文章の位置・配置、文章を少し変更してみました。 2020年11月22日

高校入試

単語力の重要さ

都立高校入試の英語の配点は次のようになっています(令和2年度)。
●リスニング20点 (選択16点 / 英文記入4点)
●作文12点
●長文問題68点

実際に英語を書く問題は100点満点中16点です。残りの84点は、英文を聞いたり読んだりして選択肢の中から選ぶ問題です。
これから言えることは、ミスのない完璧な英作文をすることより、決められた時間内に英語の内容を把握して
選択肢から正しい答えを選択する
ことが重要視されていることです。
選択肢の中から答えを選ぶ試験では、三単現の S やピリオドやクエスチョンを付け忘れたり、単語のつづりを間違えることを考える必要はありません。
このような細かいことは、本来重要なことができるようになり他のことにも気を配れる余裕が出てきてから注意すればいいことです。
高校入試問題もあるべき形に近づいてきたと考えることもできます

重要度は、①まず英語を聞いたり読んだりして内容を理解することができ、
②その次に多少ミスがあったとしても相手に言いたいことが伝わる文を作成すること、
③そして最後に細かいところまで注意ができればなお素晴らしい…という感じでしょうか。
試験のために勉強をしているわけではありませんが、実際に留学や仕事や日常の生活などで英語を使ったり、
外国人とやりとりをしたりする場合も重要度の順位は同じになると思います。

まず、英語を聞いたり読んだりして内容を理解することに関してです。
もちろん基本的な単語want to などの重要な表現は自分でも使えるようにしておく必要がありますが、
英語を聞いたり読んだりした時に言っていることや書かれていることがわかることが重要です。英文の意味を理解するためには単語力が大切になってきます。
リスニング中に「今の単語はなんという意味なんだろう」とか「聞いたことある単語だけどなんて意味だっけ」
ということが頭に浮かんできて集中が途切れると、その間にもリスニングは進んでしまい重要な部分を聞き逃してしまうこともありえます。
長文問題では、目では英文を読んでいるものの、頭の中では「あの単語なんだっけ」と考えていたりして内容が入ってこない場合も考えられます。
このように「覚えていない単語」や「意味があやふやな単語」が多い場合内容を理解するどころではありません
試験問題の中で習っていない単語や熟語は基本欄外に注釈があり意味が書かれています。習ってはいるが完全に忘れている単語はしょうがないですが、
厄介なのは「以前何回か見たことはあるのに、意味が出てきそうで出てこない単語や熟語など」です。
「あれ、なんだっけ」と気になると、ずっとそれを引きづったような状態になってしまう可能性があります。
このような単語が問題分の中にいくつもでてくるようだと、全体の意味をおおまかにでもつかむことも難しくなってきます。
逆に、単語の意味がだいたい分かっていれば仮に細かい文章の構成や文法的なことが分からなくても
言っていること・書かれていることがなんとなくわかる場合あります。

過去に出題された文章を読んでみて、自分の単語力を確認するのもいいと思います。
ある程度のまとまりの部分であれば入試問題の全問でなくてもいいです。
文章の意味は全く考えず、自分が分からない単語にどんどん印をつけていきます。
注釈がある単語や熟語は数えません。「全くわからない」「出てきた覚えはあるが意味がわからない」で別な印にした方がいいと思います。
「全くわからない」の中で、まだ習っていないものは削除します。
印をつけて単語力が自分で分かればいいですが、わからない場合は学校の先生や英語の実力のある人に
ざっとでもいいのでどんな感じか見てもらうのもいいと思います。
自分の単語力があまりないと思われる場合は単語を覚えることに少し余分に時間を割きましょう
その場合、丸暗記はおすすめしません。時間とともに忘れてしまうからです。
丸暗記は「見覚えがあるのに意味がはっきりしない単語」の数を増やすことになりかねません。
文章と一緒に覚えるか、忘れないような工夫をする必要があります。
「以前何回か見たことはあるのに、意味が出てきそうで出てこない単語や熟語など」は、
覚えようとしなかっかったか暗記で覚えようとした可能性があります
⇒ 工夫して別な方法で覚える必要がありそうです。高校に入ってもほとんどの場合は英語の授業があります。
「高校入試さえ乗り切ればいい」という勉強の方法だと結局は時間を無駄に使ってしまい
結局、自分がしたいことに使う時間を削らなければならないことさえ考えられます。

発音

▢ see と sea と she と アルファベットの c  の発音
 

▢  問題です。seeseashe と C の発音は同じでしょうか。違うでしょうか。違うとすればどう違いますか

 
 
 
 

▢ 答えです。seeseaC の発音が同じで、she だけ3つとは異なります。
 
 ※ あまり意識をしていないと区別して正しい発音ができないと思います。

 ▢ see [síː] 「…が見える[目に入る], 見る」
 ▢ sea [síː]「 海」
 ▢ C [síː]「英語アルファベットの第3字」
 ▢ she [ʃíː]「彼女は[が]」
 
  ※ [ʃíː]は日本語の「写真(シャン)の「」」です。
  ※ [síː] は[ʃíː]と違って、歯に息がぶつかった時に発生する「風切り音」のような音が少ない「きれいなシ」の音です。

   テレビで英会話学校のECCのコマーシャルの最後に「ECC」と言っていますが、この時の「C」の発音が英語の発音です。
   この[síː]は、意識的にしないと正しい発音ができないと思います。
   もし、答えがよくわからなかった人は、これを機会にこの二つの発音に意識してみましょう。

▢ おまけ
 英語の早口言葉 (Tongue Twister)
 She sells seashells by the seashore. The shells she sells are seashells, I’m sure.
 So if she sells seashells on the seashore, then I’m sure she sells seashore shells.

単語

[中学][高校]
many [méni] / much [mʌtʃ]
 
 many [méni] も much [mʌtʃ] も[名詞]の前に置いて「たくさんの」と言う意味で使います。
 many数えられる名詞に使い、much数えられない名詞に使います。
 ただし、not などを伴って打ち消しの意味になる時は、日本語では「あまりと訳します。
 [例]
 ・We don’t have many friends in the neighborhood.
  近所に友人はあまりいません
 ・They don’t have much furniture.
  家具はあまり持っていない

 many, much とも、比較級は more [mɔːr]、最上級は most [móust]
 ● many の反対は few / much の反対は little (両方とも前に a をつけない形:「ほとんど~ない」)
 
   
 
   
 
 many, muchとも通常は疑問文否定文で多く用いられ肯定文では a lot / a lot of 等が好まれます
   [a lot / a lot of数えられる名詞数えられない名詞両方に使われます]
  ※ ただし、so much/ so manytoo much/ too many は肯定文でも普通に使われます。
 ・We spent too much money.
  お金を使いすぎた
  many は肯定文で使うことができますが、口語では a lot / a lot of の方が一般的です:
 A lot of people drive too fast. / Many people drive too fast.
  多くの人は早く運転しすぎる
 

教科書の例
 ※ 下記の例文は全て NEW CROWN からの例文です。

 
many [[méni]]
 ・How many birds do you see? ① L-04
  何羽見えますか
 ・I visited many places last year. ① L-09
  去年、私はたくさんの場所を訪れました
 ・I talked with many people. ① L-09
  私はたくさんの人々と話しました
 ・I posted many pictures on my blog. ① L-09
  私は自分のブログにたくさんの写真を投稿しました
 ・I read it many times when I was young. ② L-02
  私は若いときにその本を何度も読んだのよ
 ・The robots had many tasks to do. ② L-06
  ロボットにはしなければならないたくさんの仕事がありました
 ・I have many things to learn. ② L-06
  ぼくにはたくさん学ぶべきことがあります
 ・They speak many languages. ③ L-03
  彼らは多くの言語を話します
 ・I’ve been to many countries to give rakugo shows. ③ L-03
  これまで多くの国に落語の講演をしに行きました
 ・She made many cranes. ③ L-04
  彼女はたくさんの折り鶴を作りました
 
much [mʌtʃ] ※ much の発音 ⇒ コチラ
 ・I like soccer very much. ① L-03
  ぼくはサッカーがとても好きです
 ・How much is it? ① L-04
  おいくらですか
 ・But I can’t pay that much. ② L-08
  でも、それほど多く払えません
 ・I wonder why we have so much waste. ③ L-07
  私たちにはぜこんなに無駄が多いのかしらと思います
 
a lot / a lot of
 ・I saw a lot of kamakura. ① L-09
  たくさんのかまくらを見たのよ。
 ・What a lot of CDs! ① L-09
  なんてたくさんのCD!
 ・Little Mouse answered with a lot of questions. ① L-付録
  ねずみくんはたくさんの質問で答えました。
 ・I learned a lot. ② L-06
  ぼくはたくさんのことを学びました。
 ・I learned a lot from each of my languages: Marathi, Hindi and English. ② L-08
  ぼくは自分の言語、つまりマラティー語、ヒンディー語、そして英語のそれぞれから、たくさんのことを学びました。
 ・I saw a lot of ukiyoe there. ③ L-03
  そこで多くの浮世絵を見たの。
 ・It’s easy for me to swim 100 meters, it’s a lot of fun. ③ L-04
  私にとって100メートルを泳ぐことは簡単です。とても楽しいです。
 ・Sawyer spent a lot of time with her, even during his school time. ③ L-04
  ソーヤーは、学校のある時間でさえ多くの時間ウィンターと過ごしました。
 ・To get the latest information on engineering, I read a lot of research reports by experts around the world. ③ L-07
  工学についての最新情報を得るために、世界中の専門家たちによる多くの研究レポートを読みます。
 ・I lost a lot of games. ③ L-07
  私は多くの試合に負けました

 
▢ 下記に、few / a few / little / a little / many / much / a lot [of] をまとめてみました

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単語

 ※ 2021年12月16日 全面改訂しました(イラストがなかったのをイラストを入れ、色付けなどしました)
 
tall [tɔːl] / high [hái]「高い

 意外とややこしいので整理して覚えましょう
 
tall は主に「」「」「複数の階があるビル」や、「幅より高さがあるもの (例えば工場の煙突や送電線の鉄塔)に使われます


  
 
  
※反対の意味の語: tallshort / highlow
 ・How tall are you?
  [X How high are you? …間違い]
  あなたの身長は?
 ・There are some beautiful tall trees in our garden.
  私どもの庭に美しい高い木が何本かあります
  ※「~がある/ ~がいる」⇒ コチラ
 
  
 ※ 上のイラストでは、同じ頭文字の THから、高さ(Takasa)とTallを、幅(Haba)と High をそれぞれ関連付けています。
   英語で高さが Tall, High という意味ではないので注意ください。
 
 ※ 山など縦より幅があるものに対して「高い」という時は通常 high を使います。
  a tall mountain ということも珍しくありませんが, 見上げるように高く雄大なという感情がこもっています。
  high を用いると高度を客観的に示す感じになります。
  ・Uluru is as tall as Tokyo Tower.  Here We Go! 2⃣ Unit 07
   ウルルは東京タワーと同じぐらいの高さがあります
 
他の場合は通常 high が好まれます(上の①の説明以外)。
 ・Mount Fuji is the highest mountain in Japan.
  富士山は日本で一番高い山である
  ※highest ⇒ 最上級
 ・The garden has very high walls.
  その庭にはとても高い塀がある
  ※「~がある/ ~がいる」⇒ コチラ
 ・The wall is very high. ① L-09
  その塀はとても高いです
 
  
 ※ 上のイラストでは、同じ頭文字の THから、高さ(Takasa)とTallを、幅(Haba)と High をそれぞれ関連付けています。
   英語で高さが Tall, High という意味ではないので注意ください
。 
 
測定:高さ」を言う時は、「人」には tall を使い、「モノ」には high が使われます

 ・ I’m 1.74m tall. (私は1メートル74センチです) ⇔ That tree is about 20m high. (あの木はおよそ20メートルの高さだ)
 
  
 

 〇 下記は Britannica の Eiffel Tower に関する説明より拝借しています。
  ※ metre はイギリス式のつづりになっています。
  ※ 高さが書かれている時は high が使われ、ただ単に「高い」という記述の時は tall が使われています。
  ※ Britannica の Eiffel Tower に関する説明の URL は下記になります (外部のWebが開きます):
   URL:https://www.britannica.com/topic/Eiffel-Tower-Paris-France
 

The tower itself is 300 metres (984 feet) high. It rests on a base that is 5 metres (17 feet) high, and a television antenna atop the tower gives it a total elevation of 324 metres (1,063 feet). The Eiffel Tower was the tallest structure in the world until the topping off of the Chrysler Building in New York City in 1929.
 

ご参考 (中学生は興味がある時のみ参照)
 
 ・地上からの距離を言う時: 地面からの距離を話すには high を使います
 ・A child standing on a chair may be higher than her mother, although she is probably not taller.
  女の子は背が高くなくても、イスの上に立てばお母さんよりたぶん高いだろ
  ※ higher / taller ⇒ 比較級
 ・That shelf is too high for me to reach.
  あの棚は高すぎて私には届かないだろう)
  ※shelf: 棚 / reach ⇒ コチラ
 ・The clouds are very high today. (今日は雲がとても高い)
  ※ cloud: 雲
 
  

ご参考 (中学生は興味がある時のみ参照)
 
 ・体の部分: 体の部分は tall ではなく long を使います
 ・Tom has beautiful long legs.
  [ X Tom has beautiful tall legs. … 間違い
  トムの足はは美しくて長い
 
  
 

 

単語

「~間」「~の間」「~している間に」を表す3つの英語 … 後ろに続くものが異なります
1⃣ for +[期間]
2⃣ during +[名詞(句)]「~の間」 ※ during の後には「summer vacation (夏休み)」などイベントが続くことが多いです。
3⃣ while +[主語]+[動詞] 「~している間に」
・・・※ [名詞句]は、[名詞]を含む2語以上のかたまり…と理解してください。例えば my stay 「(私の)滞在」(この場合の stay は[名詞])
・・・・「後ろにどのようなものが続くのか」をまとめて見てもらったので、次に一つずつ教科書の例を示しながら説明しましょう。

1⃣ for+[期間]「~間」

教科書の例
・・※ 見てのとおり for は「現在完了形」の中で使われることが多いです。
・・※ [現在完了形] ⇒ コチラ
・I have lived in this town for many years. ③ L-02
私はこの町に何年もの間ずっと住んでいます。
・I bought this pen when I was ten, so I have used it for about four years. ③ L-02 ※when は[接続詞] ⇒ 最後で説明
私はこのペンを10歳の時に買ったので、およそ4年間使っいます。
・Have you lived in this town for a long time? ③ L-02
・・あなたはこの町に長い間住んでいますか。
・・for の後に続くのは具体的な期間だけでなく上の例の a long time (長い時間) などの少しあいまいな期間も続きます

・I have enjoyed it for about four years. ③ L-02
4年ほど楽しんでいます。
about の位置について about for four years / ② for about four years どちらか迷うかもしれません
・・・およそ4年」がひとまとまりで、「およそ4年 ⇒ の間」なので、②が正しい順序 (「4年間」⇒「およそ」ではありません)。

・・最初は時間がかかっても考えて正しい方を選べたらOKです。
・・・ 何回かお目にかかれば「響きがいい(for about)」「響きが悪い(about for)」と正しい方を選ぶことができるようになります。


・I have studied 'shodo’ for seven years. ③ L-02
・・私は「書道」を7年間学んできました。

2⃣ during+[名詞(句)]「~の間」
※ during は [前置詞] です。「[前置詞] の後ろには、[名詞] または [動名詞]を置くことができる」と書いてきましたが
・この during の後ろには [動名詞] を置くことができません。例えば「そこに滞在中」という意味で
・・[Xduring staying there と言うことはできないのです。 ing 形の単語が二つ続くことが原因としてあるかもしれません。
・・この場合は、[名詞]の stay を使って、during my stay there などと表現するか、while を使って表現することになります。
・・while staying there
・・※ while の後ろが staying と-ing 形にできるのは while の前の[主語]と staying の[主語]が同じ時です ⇒ コチラ


教科書の例
・What did you do during the spring vacation. ② L-01
・・春休みの間何をしましたか。
It changes its color during the day. ② L-05 ※ it は[代名詞]
・・ウルルは1日の間にその色を変えます。
・・※日本語では代名詞はあまり使わないので、英語で It と書かれていてもそれを指す言葉を使うのが自然な日本語になる場合が多いです。

・Sawyer spent a lot of time with her, even during his school time. ③ L-04 ※ a lot of ⇒ コチラ
・・ソーヤーは、学校のある時間でさえ多くの時間ウィンターと過ごしました。

3⃣ while+[主語]+[動詞] 「~している間に」

教科書の例
While he was waiting, he talked and whistled to the dolphin.
・・待っている間、ソーヤーはイルカに話しかけ、口笛で呼びかけました。
・Remember, don’t touch the pot over there while I’m out. 
・・覚えておけ、私の留守の間、そこのつぼに触ってはいけない
・・※ Remember も don’t touch も[命令形] ⇒ コチラ
・・・  Remember は「覚えておけ」の他に「忘れるな」とも訳すことができます ⇒ コチラ

・Please respect their culture and enjoy your stay while you are in Anangu land.
・ アナング族の土地にいる間、彼らの文化を尊重し、滞在を楽しんでください。
While he was waiting, he talked and whistled to the dolphin.
・・ 待っている間、ソーヤーはイルカに話しかけ、口笛で呼びかけました。
・・※ 文の後半は略さないで書くと、he talked to the dolphin and he whistled to the dolphin. となります。
このままだと聞いた感じがくどいので、
・・ 省略できるものは(共通部分)省略 ⇒ he は主語なので前のは省略できず、後ろを省略し、to the dolphin は前を省略(後ろを省略すると文が途切れているようで不自然)
・・※ talk の詳しい説明 ⇒ コチラ

[接続詞]の while
※ [接続詞] ⇒ コチラ

while+[主語]+[動詞] … while のように後ろに[主語]+[動詞]が続く品詞を[接続詞]と呼びます。教科書には略して[接]と書かれています。

他の接続詞に
when+[主語]+[動詞]「Sが~する時」
that+[主語]+[動詞]「Sが~すること」
as+[主語]+[動詞]「Sが~する時」「Sが~するように」

などがあります。
※上記では[主語]と書く代わりに「S」と書いています。

教科書の例
When my mother came home, I was watching TV. ② L-02
母が帰宅した時、私はTVを見ているところでした。
※ come home は home の前にto は不要です ⇒ コチラ

・I feel relaxed when I look at it. ② L-05
私はウルルを見ると、リラックスします。
※ feel relaxed が「なんか変」と思った人は ⇒ コチラ

・We believe that they are very special.
私たちは、小笠原諸島はとても特別なものだと思っています。
・As the chart shows, twenty of my classmates like e-mails the best. ② L-07
図表が示すとおり、クラスメートのうち20人がEメールをもっとも好んでいます。
・Jimmy heard Susan’s voice as he walked toward the front door. ③ L-07
ジミーが正面玄関に向かって歩いているとき、スーザンの声が聞こえました。
※ 上の例文を見て気づいた人がいるかもしれませんが、whenas は文章の前半にきたり、後半にきたりします
・・前半にくる時は、どこまでが whenas の文かを示すために最後に「、(コンマ)」を使います
後半にくる時は、when や as が前の文と後ろの文の目印になるので「、(コンマ)」は使いません
…話言葉の時は「、(コンマ)」は見たり聞いたりできないので、少し間を開けます。

この使い方で、that が文章の前半にくることはありません
そして[接続詞]  that +[主語]+[動詞] の前は 通常 動詞が来ます。「~することを [動詞]だ」という意味になります。
※ コンマの説明 ⇒ コチラ

when / as / that の他の使い方
When は 疑問文で「いつ」という意味で使われます。
When do you play? ① L-05
・・きみはいつするの?
as+[名詞]は「~として」という意味になります。
・I am working as a volunteer at a hospital. ① L-08
・・私は病院でボランティアとして働いています。
ちなみに、like+[名詞]は「~のようなという意味になります
・We can eat local food like 'soki soba’.
・・「ソーキそば」のような地元の食べ物を食べられます。
that は「あれ、あの」とい意味の他に、[関係代名詞]としても使われますが、
見分け方[関係代名詞]の場合 that の前は必ず[名詞]が来ます。
[接続詞]の「~ということ」として使われる場合は、that の前は[動詞]になります。
※詳しくは [関係代名詞]のところで説明します。

 

単語

単語のつづりと異なり
 
wa- で始まる単語は、[系] の発音となり

wo- で始める単語は、[系] の発音となることが多いのです。 
 
※ [〇系]と言っているのは、英語の場合[ア] や [オ] の発音が複数あるためです。
 
 ローマ字につられて wa- で始まる単語は [] と、wo- で始まる単語は[]と誤って発音しやすい傾向にあります。
例えば、walk は[wɔːk][ウォーク]であるのについ [ワーク] と発音してしまったりwork は[wəːrk][ワーク] なのに、[ウォーク]と発音してしまったりしがちです。
特に慣れていないとこの傾向は強くなります。逆に言うと慣れてくれば正しく発音できるようになってきます。
(曖昧母音の [əː] は、ネイティブの先生から引き続き直される可能性が残ります)。
 少し厄介だと思われるのが、日本語に入り込んでいる英語です。warning は英語では[wɔːrniŋ]と[]の発音なのに、日本語では「ワーニング」となっていることがほとんどです。
下手に英語の発音で言おうものなら、「ワーニング」だと直されたりします (東京都知事は、新コロナの会見でちゃんと「ウォーニング」と言われていました)。
下記の表にはありませんが、award は、英語では[əwɔːrd][アウォード]という発音です。
最近は[アウォード]と呼ばれる機会も増えていますが、相変わらず「アワード」の発音が市民権を持っているようです。

 以前 「ムスタング」と呼ばれていた車は「マスタング」に変わりました。「ネッスル」と呼ばれていた飲食品のメーカーは「ネスレ」に変わりました。
日本語でもオリジナルの発音に近づける動きはあるようです。
ここまで書いてきたことと矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、日本語になっている単語の全てを英語の発音にするのには違和感もあるのが正直なところです。
camera を、英語の発音に近い「キャメラ」と発音する芸能人の方がいます。
個人的な意見になりますが、日本語の中では「キャメラ」より「カメラ」の方がなぜか心地よいのです。
年配の方の中には「ティー」という発音ができなくて「テー」と言われる方もいらっしゃいます (ミルクティーではなくミルクテーとなります)。
これはもともと日本語には「ティー」という発音がなかったためです。言葉は生き物で、時代とともに変わっていきます。
商品名なのでそう発音するしかないものがあります。ケイン小杉が「リポビタンDX」のCMに出ています (2021年現在)。
英語ネイティブの彼が「リポビタン デーエックス」 と言っているのには少し違和感を感じてしまいます。
これらは、個人的に快適かどうか違和感を感じるかどうかとは別なことのようです。
 
■下の一覧表は、wa-wo- で始まる単語の発音の傾向みたいなものをつかんでもらうことができるのはないでしょうか。

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 ※ win の過去形・過去分詞形の won は、数字の one と全く同じ発音[ワン]です。
   これがないと、[ワン]という発音だといくら直しても、[ウォン] と言ってしまう傾向にあります。
   これが[同音異義語]のいいところです。何かの機会に won を見かけたら、自信をもって one と発音してみてください。
 ※ [同音異義語][wʌn] one と won に関する記事は ⇒ コチラ
 
 ※ worry の発音は、[wəːri] [wʌri] 発音記号を見るとどちらも[ア]に近い発音のハズで、頭では理解していて [ア]と聞こうとしているのですが、
   電子辞書などで発音を何回聞いても[オ]に近いように思えてなりません????

英語の勉強方法

単語を分類しましょう!
 
 新しく出てきた単語を全て同じように覚えようとすると、知らないうちに負担が増え、不要な時間やエネルギーを使ってしまうことがあります。
意識して単語をいくつかに分類すると労力や負担が減る場合があります。
 
 例えば、
 ① 意味もわかり自分でも積極的に使う単語 (話す時や作文で使用)
 ② 見た時、聞いた時に意味がわかればいい単語 (自分では積極的に使わない、聞いた時や文章で見かけた時に意味が分かればいいもの)
 ③ 覚えない単語。出てきたら、その時には調べますが、覚えたり単語帳に追加する必要はありません。
 
 ③は特殊な単語で一生に数回しか出てこないようなものもこれに該当します。
  ただし、同じ特殊な単語でも自分の興味のあることや、自分の仕事関連や専門分野の場合は、③ではなく①や②の単語になる場合もありえます。
 同じ単語でも人によって当然異なった分類に属する場合もあるのです。
 
分類の別な見方
  上記の ①、②、③ は次のような見かたもできます。
 話す時や作文で使う単語。数はそれほど多くありません。
 話を聞いたり、文章を読んだ時に意味が分かればいい単語。数は ① に比べて圧倒的に多くなります
 ③ 同じ単語がまたどこかで出てきたら必要に応じて辞書などで調べれば十分な単語
  ※ この分類は、話すこと」と「聞き取りすること」にも関連しています。一般用に
   中学・高校生向けではなく一般向けに書いた記事ですが、興味があれば参照ください ⇒ コチラ
 
日本語の場合
 分類の仕方は、日本語の単語をどのように仕分けているか考えると参考になると思います。
既に多くの単語を知っていてそれらは既に無意識に分類されているのではないでしょうか。
自分でも使っている単語、聞けば意味がわかるもの (ただし自分で使ったことはない言葉)、
聞いた覚えはあるが意味はよくわからないもの…聞いた時は聞き流したり、必要に応じて調べたりすることもあるかもしれません。
新しく聞いた単語は、最初はそれほど関心がなく、意味もわからず気にも留めないかもしれません。
意味がわからない単語が多少含まれていても聞き流す能力があるのです。
同じ単語をいろいろな場面で何回か聞くようになると「少し重要かもしれない」という意識が出てきて、人に意味を聞いたり自分で調べたりするようなります。
その後は次第に聞かなくなり忘れ去られる場合もあれば、自分でも使うようになる場合、単語によって分類も変化していくのではないでしょうか。
「流行語」に当たる言葉がいい例かもしれません。最初に聞いたときは聞き流しているかもしれません。
周りの人が使うようになると自分でも会話の中に入れたりします。その後次第に使わなくなり、忘れ去られていくのです。
日本語の場合は、言葉を使うようになりやさしい単語から徐々に数を増やしていったと思うのですが、
英語の場合は、英語の勉強を始めた時から重要な単語もそうでない単語も同じように混在した形で登場してきます。
教科書の場合は、「よく使う重要な単語」などにも配慮されているのでしょうが、インターネットや映画に出てくる単語と接するときは特に日本語と違い、
少し意識を持って分類するようにした方がいいかもしれません。

大切なのは、新しく出てきた単語を全て覚えて、書くことができて使いこなすことは必要はないのです。

 出てきた単語を「② 見たり読んだりすれば意味が分かる単語」や「③ 覚えようとさえしない単語」にすることが意外と重要なのです。
bonjour 「ボンジュール(フランス語でこんにちはに当たる意味)」の単語が教科書に出てきますが、フランス語やフランスに興味がなければ、
「覚えない」または「みればボンジュール」とわかるぐらいでいいと思います。
その他、あまり聞いたことのないような地名も教科書に出てくる場合がありますが、興味がある場合を除き積極的に覚えないようにしていいと思います。
いつか使うかもしれない…と全ての単語を覚えようとするのではなく積極的に覚えないようにすることも重要になってきます。

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英語の勉強方法

単語帳あれこれ [ご参考]
 
 単語帳といってもいろいろな作り方があります。
 
 アルファベット順
 習った順・出てきた順
  同じような意味の単語をまとめる
  などが考えられます。
 
 「単語を覚える」という意味では、③ の「同じような意味の単語をまとめる」が有効だと思われます。
 ① の場合は、以前記入した単語と、次に追加する単語の間にほとんど関係性やつながりがなく、
 単語を追加する時に、以前追加した単語を見直すことはがあったとしても単語どうしにつながりがないため、思い出す時のヒントとしてはあまり使えません。
 ② の場合は、習った箇所が終わってしまうと見直しをすることはあまり考えられません。
 ③ の場合は、同じような意味の単語をまとめるため、どこに記入したらいいかを確認する時にまず過去に記入している単語を見直します。
 そしてどこに記入するか決めた後に同じような意味の単語を見直すことができます。同じような意味の単語なので、思い出す時のヒントにもなることも十分あります。
 
 単語を覚えるには、単語になるべく多く触れることが良い方法の一つです。③ は単語に触れる機会を増やす意味では優れていると思われます。
 単語とその意味だけでなく、例文を最低1つは記入することをお勧めします。また、この単語帳では、学年をまたいで使い続けることができます。
 単語を増やしていくうちに、最初に思っていたより、同じ分類の単語が増える場合も考えられるので、ページを自由に移動させたり、
 追加できるルーズリーフのようなものがいいと思います。
 ③は、いいことばかりでもありません。最初から追加することを考えて記入するため、どうしても記入していない余白が多くなることが考えられます。
 また、単語を追加している間に、決めた分類方法が満足できず、書き直したりすると時間がかかってしまいます
 絵を書いたりいろいろ凝りだすと時間を取られるため、ある程度のところで折り合いをつけることが必要だと思います。
 凝りすぎると単語の記入や整理ばかりに時間を取られていることが考えられます。
 
  単語帳を別に作るのではなく、教科書や参考書、過去問などの長い辺に、教科書などを延長するようなイメージで紙を張り付ける方法もあります。
 そのページに出てきた単語の意味と例文を記入し、折り曲げておけば、単語を覚えているかどうか確認することができます。
 忘れた時は、折り曲げておいた紙をひろげて確認することでミニテストのような形で使用することができます。
 最初に紙を貼り付ける手間がかかる短所はありますが、ノートも兼用すれば、全てが1冊で済むという長所があります。
 
 どのような単語帳をつくるかは、それぞれの必要性などによって選べばいいと思います。
 ただ、最初から単語帳はこういう形しかないと思い込んでいるのと、いろいろな作り方があるのを知った上で選ぶのでは少しちがうのではないでしょうか。

 ※[注意] ここで述べるている単語帳とはノートやルーズリーフに自分で記入して作成するタイプの単語帳のことです。
     暗記するために使用する手のひらに収まる小さい単語カードのことではありません。
     また、本屋さんなどで市販されているあらかじめ作成された単語帳のことでもありません。

    ※ 暗記のために使用する手のひらサイズの単語カードは、表に英単語、裏に日本語で意味をかくような使い方が一般的だと思います。
     このタイプの単語カードを使う時は注意が必要です。
     このような使い方の場合、英単語と日本語が1対1の繋がりになり、ほぼ「丸暗記」のような覚え方になります
     [忘却曲線]のように時の流れに従って忘れてしまうことや、忘れてしまった時に思い出すための手がかりがほぼないことも理解した上で使いたいものです。
 
本ホームページ上の単語帳
 ※ 上記で説明している「③ 同じような意味の単語をまとめた単語帳」を本ホームページに作成しました。
  下記の図のように、本ホームページ上部のプルダウンメニューから同じような意味をまとめた記事にアクセスができます。

  例えば、上記の図の「見る」の項目をクリックすると、「見る」関連の単語・熟語のページが開きます。
  単語・熟語の一覧から確認したいものをクリックすると、その説明ページが新たに開きます。

※ 上記の一覧から確認したい単語をクリックすると、説明のページが開きます。

▢ 下記は手書きの単語帳の一部です

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英語の勉強方法

覚えること忘れること
 

 
何かを今日10個覚えたとすると、1週間後には8個ほど忘れてしまうものらしいのです。

それを実験した人がいて、「エビングハウスの忘却曲線」というグラフが時間の経過と覚えている割合を示しています。
興味があれば、インターネットで「忘却曲線」と入れて検索すれば沢山の記事が出てきます。
覚えたものを忘れないようにするために、ある程度時間がたったらまた覚え(復習)、また忘れたらまた覚える(復習)
…を繰り返すことによって「記憶を定着させる方法」がいくつもの記事の中で紹介されています。
この実験で注意すべきなのは、この実験で覚えたのがランダムの組み合わせで作った意味のない単語」だということです。
何も工夫をしないで、何かを覚えようとするとこの実験の結果のようになるのだと思います。

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 一方、覚えるための工夫をすれば、この実験とは違う結果になるように思われます。
 これは、私が以前新しく出てきたいくつかの単語を真剣に覚えようとしていた時の話です。
それらの単語の中に「convey (運ぶ)」という単語がありました。「convey …運ぶ」、「convey …運ぶ」と覚え、
覚えたつもりでも暫くすると忘れる…そしてまた覚えようとする…という努力を繰り返していました。
「なんて覚えずらい単語なんだ」と思ったのを今でも覚えています。
ある時、この convey の最後に –er をつけた単語が conveyer であり、よく知っている「ベルトコンベアー」の 「convery」であることに気づくと、
それまで苦労したことが嘘のようにスーと頭に入ってきました。それ以来、「convery」に関しては覚えようとする努力は必要なくなりました。
「ただ単に丸暗記しよう」とすると「忘却曲線」が示すように時間経過とともに忘れてしまうので。何回も覚える努力をしなくてはなりません
 そこで、「既に知っている何かと結びつける」など、覚えやすすくなる工夫をするのが「忘却曲線」から抜け出す方法なのです。
自分だけでそれを考えだすのには多くの時間と努力が必要な場合があります。「こんなことしているんだったら、丸暗記の方が早いのでは」と思うこともあるかもしれません。
確かに、この方法だと最初に多くの時間がかかる傾向があります。一方、一旦覚えやすい方法を見つけ出すことはできれば、時間がたっても不思議と忘れないものなのです。
たとえ忘れたとしても、単語帳を見返せば、新たに覚える方法を考えだす必要もありません。書かれた方法で覚えなおすだけでいいのです。
語呂合わせで歴史の年号を覚える方法があります。歴史が苦手だった私は高校入試のためにその「語呂合わせで年号を覚える本」を購入して沢山の年号を覚えました。
下は、今でも覚えている年号の例です。
 
 〇 一夜(14)で国(92)見つけ … 1492 コロンブスアメリカ発見
 〇 一つ名(17)、名のろ(76)う独立宣言 … 1776年 アメリカ独立宣言
 〇 火縄(178)く(9)すぶるバスティーユ …  1789年 フランス革命
 〇 いく非難(1917)多くロマノフ消ゆ… 1917年ロシア革命
 〇 行く日晴(1918)れたる原敬内閣 … 1918年 原敬内閣誕生
 〇 うまくいくいく(1919)ベルサイユ … 1919年 ベルサイユ条約
 
 この語呂合わせは「ただ丸暗記する」より覚えやすく、いったん覚えるとなかなか忘れない優れた方法の一つだと思います。
英単語・英熟語でも、工夫をすることで覚えやすくなることがあります。
頻繁に出てくる重要な単語は、このような努力をしなくても自然に覚えてしまうものです。
 たとえば、中学や高校に入学して知らない人たちと同じクラスのクラスメートになります。クラスメートが40人だとしましょう。
あまり努力しなくても、同じクラスで勉強する日々を重ねていくだけでクラスメートの名前と顔は自然とみんな覚えてしまうのではないでしょうか。
 
 実際にはありえない仮定の話ですが、このようなケースはどうでしょうか。
毎日新しいクラスメートが10人ずつ入ってくる場合を考えてみましょう。
そしてクラスメートは毎日登校するわけでなく、ある人は1週間に1度しか登校しません。また別な人は数か月に一度しか登校しないのです。
その人たちの顔と名前を一致させるには、「時間がたてば覚えるだろう」…では難しく、ある程度の努力や工夫が必要です。

 そのありえないクラスメートのように、時々しかお目にかからない単語や熟語が覚える上で問題になってきます。
熟語は、[知っている基本的な動詞]+[前置詞] のことが多く、知らないと意味を想像したり推測したりすることすらできないものが大半です。
中には、ほとんどお目にかからないため、せっかく覚えたのに、いざ文章の中に登場した時に思い出せないこともよくあります。
「見たことあるのに…」… 「顔と名前が一致しない欠席がちのクラスメート」たちです。
絵を書いたり、こじつけでもいいので覚えやすい方法を考えてみたり想像したりしてみる。
最初は思い出すのに、それらのヒントを使うと思うのですが、いったん覚えてしまえばそれらを使わないでも思いだすことができるようになったりします。
もし忘れてしまったら、それらのヒントを使えばまた思い出すキッカケをつかむことができる可能性が出てきます。
丸暗記したものは、忘れ場合に「なんだっけ、なんだっけ…」とひたすら思い出すため頑張るしかありません



 一方思い出す他の糸口」をいくつか持っていれば、それらを使って思いだせる可能性も高くなります
 キャンプ場に行く道が一つしかなければ、土砂崩れなどで通行止めになってしまえばキャンプ場に行くことはできません。
もし、他に「う回路」のような道がいくつかあれば、何とかその道順を思い出せればキャンプ場にたどり着くことができるのです。

● 「こじつけと語呂合わせ」の例
 
abrupt [əbrʌpt] 「急の, 突然の, 不意の」という単語があります。
  例文: The meeting came to abrupt end. (ミーティングは突然の終わりをむかえた)
  この単語を覚えるのに、例えば下記のようなこじつけと絵を書いて覚えます。
  ※ 当然、こじつけ・覚え方は人によって変わります。
   焚火に を put すると(アブラプト)「突然」に炎が大きくなります

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 ※ abrupt は単語帳をパラパラしていて、たまたますぐに見つかった単語です。
  (吟味して選んだ単語ではありません)
  興味がある場合を除いて、中学生は時間を使ってまで覚える必要がない単語です。
 

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英語の勉強方法

目標の設定

目標を設定する機会があるなら、現在の自分の実力を考え適切なところに目標を定めないと目標を設けた意味がなくなる場合があるので注意が必要です。
実現できないようなあまりにも高いところに目標を設定すると、努力をしようという気も起こりづらいものです。
また仮に目標を達成できなかった時も、 残念だとか悔しいという感情も沸かず次のステップへとつながりづらいものです。
逆に簡単に達成できるような低いところに目標を設定すると、それほど努力しなくても簡単に目標を達成できるので、
達成しても得るものが少ないかもしれません。また達成した時の充実感やうれしさがそれほど沸いてこないものです。
適切なところに目標を設定することで、目標に向けた努力もするようになり、達成できた時も、できなかった時も得るものがあるのです。
結果にかかわらず次につながる有益なものとなるのではないでしょうか。

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英語の勉強方法

英文の書き写し方
 
  英文をノートなどに書き写す時のことを考えてみましょう。
 もしかしたら、ほとんどの人が、この「書き写す作業」のことをあまり意識していないかもしれません。
 

  黒板に書かれた英文、辞書の例文、教科書や参考書の英文をノートに書き写す場合などが考えられるでしょう
 書き写すのは「単なる作業」ですが、やり方を変えれば、この「書き写す作業」もりっぱな「学習」になりえるのです。
 
  普通は、教科書や黒板の英文を目で追いながら、ノートには目をやらないで手だけを動かしてノートにどんどん英文を書き写すような作業になる
 のではないでしょうか。英文を読む作業とノートに書く作業を、目と手が分担して同時に行ったいる形になります。
  問題集の問題を解いた後に答え合わせをします。答えを記入していなかったり、間違えたりしていたときに、
 解答欄に正しい答えを書き写すのですが、その様子を観察していると、やはり答えに目をやり、同時に手で正解を書いている生徒さんが多いのです。
 そういう時は「見て覚えて! そして書く」と言って、解答を見て覚えてもらい、その後解答を隠して、覚えた解答を記入するようにしてもらっています。
 
  もし書き写したートの文字が曲がったりするのが嫌であれば、作業としてはこんな感じに変わると思います。
  ① 元の英文を読む。
  ② ある程度覚える
  ③ 覚えたところをノートを見ながら書き写す(元の英文を見ながら書き写すのは NG)。
 
  この ①~③ の作業を繰り返し必要な個所の英文などを書きうすしていると思われます。
  ①~③で、重要なのは「②」の部分なのです。あまり意識しないで作業を行っているのであれば、
  一度に覚える量は恐らく2・3語、長い単語が文中にあれば単語を途中で区切って1単語を分けて書き写してはいないでしょうか。
 
  ここで意識して行いたいのができる限り一つの文章を丸ごと覚えることです。短い文でも最初は難しいかもしれません。
 その場合は、できるだけ沢山の語句を覚えるよう努力します。覚えるのは単語単位です。
 文中にいくら長い単語が出てきても、その単語は分けないようにします。最初は、1・2語だったり、2・3語だったりするかもしれません。
 慣れてきたら覚える単語の数を少しずつ増やしていきます。この訓練をすることにより、一度に覚えられる単語や英文の量を増やしていくことができます。
  「ただ書き写す」だけならそれほど集中力は必要ないかもしれませんが長い文を覚える為にはある程度の集中力が必要になってきます
 また、ある程度意味がわからないと長い文書を覚えるのは難しいものです。
 長い文を覚えらる能力は英語を話す時や聞き取りする時や文章を読む時にも役にたつと思います。
 また覚えた文章を一気に書くことにより単語の綴りのチェックにもなります。
 書き写す時に、文章に「おや」っと思う箇所がでるようであれば、それも成果の一つだと思います。
 
  英会話の教材の中には、CDを聞き、それを覚えて自分の口に出して繰り返してみる…というものがあります。
 多くの量を一度に覚えられれば、この教材の中に多少長い文章があっても、それほど苦にならずにできるかもしれません。
 同じことをしても、やり方によっては「ただの作業」で終わってしまうかもしれません。
 何か工夫をしたり意識をして行えば、「ただの作業」を「学習」にすることができるのです。
 

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英語の勉強方法

新規単語を覚えるだけでなく、基本的単語も深めていきましょう!

① 新規で出てきた重要な単語を覚えるのは大切です。横方向に幅を広げるようなイメージです。

それとあわせて
② take/ make/ speak 等の基本的な単語をより深い使い方を覚える努力も重要です。縦方向に深めていくようなイメージでしょうか。
よく使う基本的な単語は奥が深いものです。知らない使い方があるので深めていきたいものです。

他の語と組み合わせて句動詞・イディオムなどと呼ばれるものが作られる場合もあります。
たとえば、hold on が wait の意味ということを知らないと相手が何を言っているのかさっぱりわからなくなる可能性があります。
意味を知らないと全く想像すらできない場合もあるので注意が必要です 。しかもこの[動詞] + [前置詞] という句動詞は、日常会話でよく使われます。
単語の中には文章でしか使われないものがあります。
そのような単語より日常会話でよく使われる表現を学んだほうが、いざ英語を使うことが必要になった場合により役にたつものです。
高校入試などの長文問題でも、より役に立つ日常会話のやりとりが多く取り入れられています。
以前は教科書で arrive at とともに reach を習うことはあっても get to は教科書に出てこなかったように思えます。
最近は reach は高校で習うようになり、その代わりに日常会話でよく使われる get to を習うように変わってきています。

また、同じ意味合いでも聞いた感じが異なる複数の単語が存在する場合があります。 
have (持つ)と possess (所有する) や、catch (捕まえる)と arrest (逮捕する)、Sure. (わかった、もちろん) と Certainly. (かしこまりました)
のように使う表現によって受ける印象が異なってきます。状況によって使い分けをする言い方があることも少しずつ覚えていきたいものです。

新規で出てきた単語は重要だと考えている人は多いと思うのですが、基本的な単語の使い方を深めることをそれほど重要だと思っていない人が多いような気がしています。
新規の単語を覚えていくくらい重要であることをより意識したいものです。

※[文中の単語・句動詞に関して]
教科書には、hold on (特に電話で「待つ」) / possess (所有する) は出てきません(高校で習います)。

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英語の勉強方法

余裕が出てからでOK

 英会話学校などでグループレッスンに参加する時に、間違いを気にするあまりなかなか積極的に発言できない人が多いような感じがします。
英会話学校の先生からは正しい英語を使うことに気を使うより、間違えてもいいからもっと積極的に話すように言われます。
日本の英会話学校の場合は、自分が少し話したら「発言する機会を他の人に譲るために少し黙っていよう」と考える人もいます。
それほど積極的でない人でも、そこそこ発言する機会があるかもしれません。あまり話していない人にも話す機会を与えるよう先生が配慮していることもあると思います。

 それが、たぶん外国だと同じようにはいかないと思われます。クラスの中で「誰がたくさん話していて、誰が話していないか」なんて考えるのは日本人ぐらいで、
ほとんどの人はそんなことはお構いなしです。自分が言いたいことがあれば「やめろ」というまでずっと話しているような外国人が沢山います。
彼らの辞書には「遠慮」という言葉はないようです。その人たちの中には使っている英語が間違えていても全然平気な人が多いように思えます。
勉強しに来ているのだから当然と言えば当然な話です。お国柄の違いがあったり、英語と言葉が似ていたりと、日本人より有利な面も確かにあります。
ただそれにしても、間違いを気にするあまり発言が積極的にできない日本人がなぜ多いのでしょうか

 一つには学校での授業や試験の影響があるように思えてなりません。定期テストで1問3点や5点の英作文の問題があったとしましょう。
作文の中で書いた単語のつづりが間違えていると「マイナス1点」、三単現の「s」を付け忘れると「マイナス1点」、
「an」にすべきところを「a」にしてしまうと「マイナス1点」、ピリオドやクエスチョンマークを忘れると「マイナス1点」、
大文字にすべきなのを小文字にしてしまうと「マイナス1点」…素晴らしい作文を作ったとしても作文そのものの評価より小さいミスの減点の方がより影響してしまうのです。
面白い英作文を書いても、それを褒められることはまずなく、してしまった小さいミスを指摘されることが多いのではないでしょうか。
これでは、面白いことや、人が考えないような英文を作ろうというより、なるべくミスをしないようにしよう…と言う考えになってしまうのではないでしょうか。
この減点重視方式が少しは改善されているといいのですが。

 なぜこのように小さいミスを指摘するのでしょうか。「それは仕方ないでしょ。高校入試がそうなんだから」と言う方もいるかもしれません。
また、「教える立場になって考えてみれば、間違いを見つけたら指摘するのは当然のことででしょう」という方もいるかもしれません。
ただ、問題なのはミスの内容に対して減点する点が多すぎることではないでしょうか。
1問3点とか5点の問題で、1点減点するほど「ピリオドの付け忘れ」やつづりの間違い、三単現の「s」の付け忘れは大きなミスなのでしょうか。
いっそテストを1000点満点、英作文の配点を50点にします。
そのなかでつづりのミスやピリオドやクエスチョンマークの付け忘れで1点程度の減点であれば配点とミスのバランスが取れているように思えます。
どうしてもテストを100点満点にする必要があるのだったら、点数を合計した後10で割って100点満点にすればいいだけの話なのです。

 それでは、高校入試はどうでしょう。都立の高校入試の内容を見る限り「小さいミスは大きな問題ではない」と考えているように思えます。
試験は作文もありますが、配点の多くを占める部分は、内容を理解し選択肢から正しい解答を選ぶような形になっています。
内容を理解し適切な解答を選択する試験の中につづりのミスを探したり、ピリオドやクエスチョンマーク、三単現の「s」の付け忘れを見つけ出そうとするような要素は全くないのです。
選択ではなく作文する問題もあります。ただし、東京都の教育委員会から各高校への「採点のポイント」の案内には次のようなことが書かれています(4つの英文を書く問題で配点は4X4=16点になります)。
『「誤字が一つ以上ある。(1点減点)」のように,部分点の基準を加えること。』誤字一つに対して1点減点ではなく、誤字が一つ以上ある場合に1点減点という部分点の基準なのです。
単語のつづりを10個間違えたら配点16点のうち、10点も減点するのではないのです。
これは「誤字は減点しますが、誤字が得点の大部分を左右するほど大きな問題にはなりません」ということではないでしょうか。

 英文を作る時には、いろいろな要素が必要になる場合があります。最初から全くミスなく完璧に英文つくるのは大変難しいことなのです。
三単現の「-s」や、複数形の「s」を付け忘れてしまうことがあるかもしれません。ただ、それらは最初からできなくてもいいことなのです。
他の「より重要」なことができてから少しずつ注意がむくようになればいいことなのです。
実際、英語が上達するに従って重要なことはだんだんできるようになり、細かいところにも自然と目が向くようになってきます。
英語を始めたばかりの人にとっては、間違えてもいいのでとりあえず言いたいことが伝わる文ならそれほど時間が必要がないかもしれません。
それを最初から細かいところまで間違いないようにしようとすると、それだけで大変な作業になり、考えているだけで時間がかかってしまいます。
英会話学校であれば、やっと文章ができたと思った時には既に違う話題になっていて話を切り出すタイミングを失ってしまった…ということになりかねないのです。
「多少間違えていてもいいからとりあえず言いたいことを言ってみる」ということが大切なのです。小さいミスを直すのはその後の段階の話です。

 英語を習い始めたて間もない中学生にとっては、小さいことは気にしない」「小さいミスは気にしない」ということはとても大切なことでもあるのです。
 大きなことができるようになれば、小さいことはしだいに目が向くようになっていくものなのです。

 なお、教える立場からは、間違いを見つけた場合は教えてあげることになります。
これは間違いを指摘しなくなったら成長が止まる可能性があるからです(機会があれば別途詳しく説明します)。
間違いを指摘されなくなったら、勉強しただけの実力をつけるのは難しいものなのです (同じ仕事を何年もしているのに、ビジネスで変な英語を使っている日本人のなんと多いことか)。
日本人が日本語をちゃんと話せるのは、小さいことからから親や周りの人が間違えた言葉を使うと、あきらめないで毎回ちゃんと間違いを直してきてくれたからなのです。
大人になると、たとえ間違えた英語を使っていても、だんだん指摘してくれる人が減ってきます。
英会話の先生でも、同じ人が同じ間違いを何回も繰り返しているとだんだん間違いを指摘してくれなくなります。
それが何年も何十年も英語を勉強しているのに変な英語を使っている原因の一つなのです。

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単語

F と V は親戚です… え、そうだったんですか

 「え、親戚だと急に言われても…見た目も全然違うし…」とF さんは困っているようです。
 
  

 それでは「lives」はどう発音しますか?
 それは live の三単現で[lívz] で、Vさんの担当でしょ。。
 答えは、正解でもあり不正解でもあります。
 答えは、live の三単現で[lívz] でもあり、life の複数形 [láivz] でもあるのです。
 単語の中での F の発音V の発音は「濁るか」「濁らないか」だけの違いなんです。
 見た目は違いますが、実は発音が親戚関係なのです。
 親戚なので、[三単現]になったり、[複数形]になったり… など変化をすると
 つづりも fv になったり、逆に vf になったりするのです。
 発音だけでなく、f と v はつづりも親戚なんです。
 
  
 

▢ それでは、変化の例を見てみましょう!
 ● live / life 関係
  ・live [lív] [動詞]「生きる、生活する」⇒ [三単現] lives [lívz]
  live [láiv] [形容詞]「生の, 実況の, ライブの」
  life [láɪf] [名詞]「生命, 人生, 生活」⇒ [複数形] lives [láivz]
   ※ 2020年、アメリカで警官に首を押さえられたことによって亡くなった黒人の事件をキッカケに抗議デモが始まりました。
    デモに参加している人は次のようなスローガンを掲げていました。
    Black lives matter. (黒人の命は重要だ)
    この中の lives は 生きる・生活するの [lívz] ではなく、命の複数形 [láivz]なのです。
 
その他の例
 ・thief [Ѳíːf] [名詞]「泥棒, こそどろ」⇒ [複数形] thieves[θíːvz]
 ・wife [wáif] [名詞]「妻, 女房」⇒ [複数形] wives [wáivz]
 ・knife [náif] [名詞]「イフ, 小刀」⇒ [複数形] knives [náivz]
 ・leaf [líːf] [名詞]「(木・草の)葉」⇒ [複数形] leaves [líːvz]
 ・leave [líːv]「去る, 出発する」 ⇒ [過去・過去分詞形] left [léft]
 ・five [fáiv] [名詞・形容詞]「5. 5つの」⇒ [序数] fifth [fífѲ]「第5の, 5番目の」
 ・twelve [twélv] [名詞・形容詞]「12. 12つの」⇒ [序数] twelfth [twélfѲ]「第12の, 12番目の」

単語

speakspeak には「[言語]を話すことができる」という意味もあります。

下記のそれぞれを英語でなんと言うでしょうか?

「日本語を話ますか」

「日本語を話ますか」

「日本語を話すことができますか

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「日本語を話ますか」⇒ Do you speak Japanese?

「日本語を話ますか」⇒ Do you speak Japanese?

「日本語を話すことができますか」⇒ Can you speak Japanese?

can を使うと「能力」を聞いていることになるので、ただ単に英語を話すかどうかの確認には can は避けて Do you ~? が安全です。
speak の単語の中には、to be able to talk in (a language) [(言語)で会話できる] という意味があります。
・・・「(日本語)を話せますか」のようなニュアンス(感じ)になります。
※ Can you speak Japanese? と Do you speak Japanese? について興味深い動画がありました(外部サイトが開きます) ⇒ コチラ

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「~を言う/話す」を表す st から始まる4つの動詞コチラ

単語

go shoppingdo the shopping
 
  go shopping :

  ※買い物を「余暇の活動」や「時間のある時にすること」として話す時に使います。
  ・She loves going shopping and buying new clothes.
   彼女は買い物に行くことと新しい服を買うのが好きである [自由時間に行う]
   go -ing の説明は ⇒ コチラ

 
   do the shopping:  ※こちらは高校で学びます
   do-ing の詳しい説明は ⇒ コチラ
  ※ 買い物を「家事」や「日課の一部の行動」として話す時に使います。
  ・She usually does the shopping every Friday.
   彼女は普通毎週金曜日に買い物をする [家庭の為に必需品を買う]
  ・ I went to town to do some shopping. / I went to town to do the shopping.
   買物をしに町へ行った
   I went to town for shopping.は不可

 
   
 
関連情報 (こちらも参照ください)
 迷わないために (言い方を決めておく)コチラ