明らかにわかるものは省略「マクドナルド」「デニーズ」「ジョナサン」
[中学][高校]
▢ 明らかにわかるものは省略
ファストフード、ファミリーレストランの「マクドナルド」や「デニーズ」、「ジョナサン」などが、
日本語ではなく英語でどのように書かれているのか気を付けてまじまじと見たことはあるでしょうか。
これらのつづりに特に興味のない人は正しく書いたり覚えようとしたりする必要は全くありません。見てほしいのは最後の部分なのです。
たぶん多くの人はこのようなつづりになっていることに気が付いていないのではないでしょうか。
… はっきり覚えていない人は、ちょっと予想してみてください。
正解は…
・マクドナルド ⇒ McDonald's
・デニーズ ⇒ Denny's
・ジョナサン ⇒ Jonathan's
どうでしたか?
下に写真を載せましたが、お店を見かける機会があったら確認してみてください。
最後の「’s」(アポストロフィー エス) の部分は何でしょうか?
実は、3つとも「’s」の後に「restaurant」という語が省略されているのです。略さないで書くと次のようになります。
・マクドナルド ⇒ McDonald’s restaurant … マクドナルドのレストラン
・デニーズ ⇒ Denny’s restaurant … デニーのレストラン
・ジョナサン ⇒ Jonathan’s restaurant … ジョナサンのレストラン
※ restaurant [réstərənt]「料理店, 食堂, レストラン」
※「’s」は「~の」「~の所有する」というような意味になります。このように英語でも「明らかにわかるもの」は通常省略されるのです。
▢ 教科書の例 (NEW CROWN) ※ 中学の教科書でも出てきています。
・Some Japanese habits are different from other countries'.
日本の習慣の中には、ほかの文化のものとは異なるものがあります。
※ habit: 習慣、くせ
※ be different from: [重要熟語]「~と違っている」… 詳しくは ⇒ コチラ
※ countries’ の後ろに habits が省略されています。
※ テストを作成する人の立場に立つと「省略されている語(句)を書きなさい」… なんて出したいでしょ。