「教える」は teach だけ…ではありません
▢「教える」は teach だけ…ではありません。
▢「駅への行き方を教えていただけませんか」という日本語を英語にするときに
・Could you teach me how to get to the station?
などと言っていないでしょうか … この場合は、teach は使わないのです。
「教える」= teach と思い込んでいる人が結構多いのです。
● teach は基本的に「学問を教える」と考えてください。
● 英語では「情報を教える」時は, teach ではなく tell を使います。
※ 道順は学問ではなく、情報なので tell を使います。
※ teach の詳しい意味は、下の「単語の輪を広げよう」のところに記載しています。
▢「駅への行き方を教えていただけませんか」の英語は、
・Could you tell me how to get to the station? が正解になります (別の言い方もあり)。
上の文には、学ぶべき多くの要素が含まれています。
※ Could you ~? は「お願いする時の表現」です。道をたずねる場合、Would you ~? は使わないのです。
… 詳しくは、「お願いする時の表現」を参照してください ⇒ コチラ
※ tell …「~を言う、~を話す」の「 S から始まる単語2つ、T から始まる単語2つ」⇒ コチラ
※ how to [動詞]の原形 …「どのように~するか」「~の仕方」… [不定詞] ⇒ コチラ
※ get to … 「~へ着く、~へ到着する」⇒ コチラ
※ 都立高校入試では get to が多く使われています。意味を知らないと get to を見ただけでは意味がわかりません。
※ 下記は「 S から始まる単語2つ、T から始まる単語2つ」 の一覧です … 詳しくは ⇒ コチラ
※ Can you tell me how to get to Sesame Street? の記事は ⇒ コチラ
▢ 単語の輪を広げよう
● tell
※ tell と同じ変化をする[動詞] ⇒ コチラ
sell ⇒ sold ⇒ sold [tóuld] 「~を売る」 ⇔ 「~を買う」は buy : buy ⇒ bought ⇒ bought
tell ⇒ told ⇒ told [tóuld] ※toldの発音は[トールド]ではなく、[トウルド]です。
● teach
※ 英英辞典による teach の説明です。
[英英辞典の内容]
1 to give lessons to students in a school, college, university, etc.; to help somebody learn something by giving information about it:
2 to show somebody how to do something so that they will be able to do it themselves
※ 出典(上記の英文は下記の辞書の情報を使わせていただいております): Oxford University Press 社 Oxford Advanced Learner’s Dictionary, Eighth Edition
[英英辞典の内容を日本語に訳すと]
1. 学校や大学などで生徒に教えること、情報を与えることによって人が何かを学ぶのを手伝うこと
2. (手助けなしで)一人でできるようにするために人にやり方を示すこと
※ teach は、学校で勉強を教える時。また、その人が一人でできるように パソコンやコピー機の使い方などを教える時にも使えます。
※ teach [tíːtʃ] の下線部と同じ発音の単語
・ beach [bíːtʃ] : 砂浜 ※「ビーチパラソル・ビーチサンダル・大磯ロングビーチ」のビーチ
・ reach [ríːtʃ] : ~に着く, ~に到着する
・ bleach [blíːtʃ] : 漂白する, 白くする (ブリーチという漂白剤を使っている家もあるのでは…)
※ teach と同じ変化をする[動詞] ⇒ コチラ
・目的語を二つとる[動詞]…「~に…を」「…に~を」と言う時 ⇒ コチラ