依頼の文 (お願いする時に使う表現) …これだけは押さえておきましょう
※ [命令文] ⇒ コチラ
※ Will you~? ⇒ コチラ
※ Can you~? ⇒ コチラ
▢ ポイント
● Open the window. は[命令形]になります。
※ [命令形]の詳しい説明は ⇒ コチラ
● [命令文] の文の前または後ろに please をつけると少し丁寧になります。
※ 確かに、please をつければ少し丁寧にはなりますが、命令文に please をつけただけではまだ響きがよくない時があります。
[命令文]に please を付けただけの文を使うと、場合によっては「上から目線」のような印象を与え、依頼を受けた側に「むっ」とされることがあります。
● 日本語も同じですが、疑問文の形の方がより丁寧な響きがします [~してください ⇒ ~してくれますか ⇒ ~してくれませんか]
※ 丁寧(ていねい)にお願いするのであれば「疑問文の形」が安全・無難(ぶなん)です。
[日本語の例]「それを運んでください」⇒「それを運んでくれますか?」
● お願いするときは、日本語と同じで 長い文章であればあるほどより丁寧(ていねい)な表現になります。[~してくれますか ⇒ ~していただけますか]
ただし、必要以上に長い文章を使うと、冗談、皮肉、嫌味(いやみ)のように聞こえる場合があり注意が必要です。
例: (英語省略)「(親が子供に対して) そろそろゲームをやめていただけると大変ありがたいんですけど(嫌味、怒っている時など)」
● (高校で学びます。中学生は覚えなくていいです。)
[命令文] の後ろに [付加疑問文]的に「, will you?」をつけて Open the window, will you? と言うこともできますが、この文も[命令文]になります。
● would / could は そもそも will / can の過去形ですが、依頼の文で使われる would や could には過去の意味はなく、
丁寧な表現にするために will / can より文字数が多い過去形を使っています。
● Would you~?/ Could you~?より Would you please~? / Could you please~? の方が文章が長くなる分「より丁寧」な表現です。
please は通常 you のすぐ後に置きます。
●「Will
you~? / Would you~?」 と 「Can you~? / Could you~?」 の違いはなんでしょうか?
Will you~? / Would you~? は依頼された人は、基本依頼を断れない場合に使われます。
Can you~? / Could you~? は依頼された人は、断ることもできる場合に使われます。
例えば、
・Will (Would) you read the textbook? [先生が生徒に対して]「教科書を読んでくれますか(いただけますか)」…通常、依頼は断れません。
・Can (Could) you tell me how to get to the station?「駅への行き方を教えてくれますか(いただけますか)」
…行き方を知らなければ、教えてあげたくても教えてあげることはできません。
※ get to …「~に着く・到着する」⇒ コチラ
※ how to get to …[疑問視]+[不定詞] ⇒ コチラ
※ どちらを使った方がいいか判断が難しい時は、Will you~? / Would you~? より Can you~? / Could you~? を使った方が安全[無難(ぶなん)]です。
※ プロポーズ(結婚の申し込み)をするときは、通常 Will you marry me? を使います
(英米のTV番組・映画・記録映像などを見る限りでは、プロポーズの時には、必ずと言っていいくらいこの「決まったフレーズ」が使われます。
まれにプロポーズが断られているのを見かけますが…。
※ Would you marry me? もまれに聞きますが、プロポーズする間柄では、通常対等なので Will you~? が一番使われるように思われます。
▢ 依頼をするのに「上記と異なるパターン」の下記のような、別な言い方もあります。
● I would like you to ~. 「あなたに~してもらいたい」… 詳しい説明は ⇒ コチラ
※ する人を指定したような言い方になっています。失礼に聞こえる場合もあるため注意が必要です。
下記の例のように使われる場合によっては失礼に聞こえない場合もあります。
・ I would like you to come with me. (君にボクと一緒に来て欲しいんだ)
… 転勤などが決まり、彼女に一緒に行って欲しいとお願いする場合などは使えるかと思います(彼女がお願いする逆の場合もあり)。
・I would like you to go to the US. (君にアメリカに行って欲しい) … 留学など推薦し、本人に伝える場合などは失礼にならないと思います。
※ 必ずしもお願いした人が実際に依頼されたことをしない場合もあるので注意が必要です(依頼した人が他の人にさらに依頼する場合もあります)
※ want = would like ⇒ コチラ
● I would like to have+[物]+[動詞の過去分詞] … 高校で学びます。中学生は覚えなくていいです。
※[使役動詞]を使って、「[物]を~して欲しい」と言うことができます (人が登場しないので無難な言い方で、ビジネス英語などでも使われます)。
※ 詳しい説明は ⇒ コチラ
▢ 助動詞一覧
・will ⇒ コチラ
・can ⇒ コチラ
・may ⇒ コチラ
・must ⇒ コチラ
・should ⇒ コチラ
・shall ⇒ コチラ
・be going to ⇒ コチラ
・be able to ⇒ コチラ