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代名詞

2024-06-08

▢ [代名詞]
 

 英語では、文章に初めて登場する時は、「トム」とか「アン」という[固有名詞]を使いますが、その後からは「彼」「彼女」という[代名詞]を使います。
日本語 の[代名詞]の場合、私を例にすると「」が共通で、
 主語として使う場合 [主格]は、「」に「」や「」をつけて「」「」と言います。
 [所有格] の場合は「」をつけて「」と言います。
 [目的格] の場合は「」や「」をつけて「」「」と言っています。
 
一方、英語では
 
/ 」に当たる[主格(主語)] の場合には I という単語があります。
 」に当たる[所有格]には my という単語を使います。
 」「」に当たる[目的格]には me という別々な単語を使います
 ここが、日本語と比べて英語が少々面倒なところの一つかもしれません。
 
▢ 下記のイラストのように、英語では最初に Shingo と言った場合、次は Shingo という代わりに [代名詞(主格)] He (彼は) を使います。

  

※ 上記の説明で[主格]・[所有格]・[目的格]という言葉が出てきますが、
  どの言葉に対応するかは下記の一覧表で確認してください。
  ※ 新しい教科書 Here We Go!  では、[主格][所有格][目的格] という言葉は使われず、
  やさしくわかりやすい言葉で説明されています。
    いいものでも新しいモノは浸透するまでに時間がかかるため、従来の言い方も載せておくことにします。

 「私」(主語) の時は I を使います。
  I am Risa. (私理沙です)

 
   
 
 「私」(持ち主を表す形) の時は my を使います。
 「私」(目的語になる形) の時は me を使います。
  ・This is my present. (これはボクプレゼント)
  ・Risa gave this to me. (理沙がこれをボクくれたんだ)

 
   
 
 「ボクのもの」(その人のものを表す形) の時は mine を使います。
  ・These are mine. (これらはボクのもの)

 
   
 
▢ 代名詞を次の表にまとめているので参考にしてください。

 
one / another / other(s) / the other(s)
 
※ one / another / other(s) / the other(s) の詳しい説明は ⇒ コチラ
 

再帰代名詞 (myself / yourself など)コチラ

  
 

 oneself が使われている教科書の例
 ・And help yourself to another cup of tea. ② L-05
  それからお茶のおかわりは、自分でとって飲んでね。
 ・William wanted a better life for himself and his family. ③ L-07
  彼は自分と家族にとってよりよい生活を望んでいました。
 ・I made a promise to myself but I will break it. ③ L-07
  ぼくは自分自身に約束をした。でも、それを破ることにするね。
 
文書や会話の最初に[代名詞]の It を使う場合があります
 上記で、文章や会話の最初にいきなり[代名詞]を使うことはないと書きましたが、It に関して下記の例外があります。
  最初に何かが登場して、次にそれを指して It「それ」と言っているわけではありません。これらの場合は、文書や会話の最初から It が登場することもあり得ます。
  天気気温」「時間」「距離」などを表す時は、主語に It を使いますコチラ
  It の後に [不定詞](to +動詞の原形) が続く場合 (形式主語と呼ばれる it) … 詳しくは ⇒ コチラ
 
  
 

日本語と英語の違いにより、説明の時に時々おかしなことが起こります
 例えば、She made me happy. という英文があり、me と happy の関係を示す時に、
 I am happy.」と言えるので「me = happy」なのです…という説明になっています。
 説明の中で「Ime をすり替えていない?」と不思議に思った人もいるかもしれません。
 She made me happy. の文では「私」は [目的語] なので me になっていますが、
 文章から me と happy だけ抜き出すと、今度は「私」が[主語]になるため I を使うことになるのです。
  ※ なお、I と happy が「イコール」かどうかを判断するには I am happy. と言えるかどうかで判断しています ⇒ コチラ
 
  
 

[代名詞]に関する注意とお詫び
 この項目の最初に書きましたが、普通の文章や会話では、
 ① 最初に「トム」とか「アン」という[固有名詞」が登場し、
 ② その後に「彼」「彼女」という[代名詞]を使います

 ということは、文章や会話の中で[代名詞]の「彼」や「彼女」が最初にいきなり登場するのは、実はおかしなことなのです。
 このホームページでは教科書から例文を引用していますが、その例文にはいきなり[代名詞]が登場します。本当なら[固有名詞]が登場するところまでさかのぼって、
 その文から書くか「彼」「彼女」といった[代名詞]の代わりに[固有名詞]に置き換えた方がいいのはわかるのですが、
 新しい記事を書くために調べたり置き換えたりする時間を節約しているのもありそのまま記載しており、少々申し訳なく思っています。
  よく考えられた参考書では、1行の例文でも[固有名詞]が使われ、[代名詞]がいきなり登場することはほとんどありません