日野 無料英語教室 ひあら (無料塾)では、
 経済的に苦しいご家庭の子供さんたちのために無料で英語をお教えいたします

 無料教室だから「やらないよりはまし」ではなく、高い確率で確実に英語の実力を上げることができます。

 ■ 新しい投稿は、上部の [HOME] ⇒ [新規投稿] をクリックしてください。

単語力の重要さ

2023-08-18高校入試

単語力の重要さ

都立高校入試の英語の配点は次のようになっています(令和2年度)。
●リスニング20点 (選択16点 / 英文記入4点)
●作文12点
●長文問題68点

実際に英語を書く問題は100点満点中16点です。残りの84点は、英文を聞いたり読んだりして選択肢の中から選ぶ問題です。
これから言えることは、ミスのない完璧な英作文をすることより、決められた時間内に英語の内容を把握して
選択肢から正しい答えを選択する
ことが重要視されていることです。
選択肢の中から答えを選ぶ試験では、三単現の S やピリオドやクエスチョンを付け忘れたり、単語のつづりを間違えることを考える必要はありません。
このような細かいことは、本来重要なことができるようになり他のことにも気を配れる余裕が出てきてから注意すればいいことです。
高校入試問題もあるべき形に近づいてきたと考えることもできます

重要度は、①まず英語を聞いたり読んだりして内容を理解することができ、
②その次に多少ミスがあったとしても相手に言いたいことが伝わる文を作成すること、
③そして最後に細かいところまで注意ができればなお素晴らしい…という感じでしょうか。
試験のために勉強をしているわけではありませんが、実際に留学や仕事や日常の生活などで英語を使ったり、
外国人とやりとりをしたりする場合も重要度の順位は同じになると思います。

まず、英語を聞いたり読んだりして内容を理解することに関してです。
もちろん基本的な単語want to などの重要な表現は自分でも使えるようにしておく必要がありますが、
英語を聞いたり読んだりした時に言っていることや書かれていることがわかることが重要です。英文の意味を理解するためには単語力が大切になってきます。
リスニング中に「今の単語はなんという意味なんだろう」とか「聞いたことある単語だけどなんて意味だっけ」
ということが頭に浮かんできて集中が途切れると、その間にもリスニングは進んでしまい重要な部分を聞き逃してしまうこともありえます。
長文問題では、目では英文を読んでいるものの、頭の中では「あの単語なんだっけ」と考えていたりして内容が入ってこない場合も考えられます。
このように「覚えていない単語」や「意味があやふやな単語」が多い場合内容を理解するどころではありません
試験問題の中で習っていない単語や熟語は基本欄外に注釈があり意味が書かれています。習ってはいるが完全に忘れている単語はしょうがないですが、
厄介なのは「以前何回か見たことはあるのに、意味が出てきそうで出てこない単語や熟語など」です。
「あれ、なんだっけ」と気になると、ずっとそれを引きづったような状態になってしまう可能性があります。
このような単語が問題分の中にいくつもでてくるようだと、全体の意味をおおまかにでもつかむことも難しくなってきます。
逆に、単語の意味がだいたい分かっていれば仮に細かい文章の構成や文法的なことが分からなくても
言っていること・書かれていることがなんとなくわかる場合あります。

過去に出題された文章を読んでみて、自分の単語力を確認するのもいいと思います。
ある程度のまとまりの部分であれば入試問題の全問でなくてもいいです。
文章の意味は全く考えず、自分が分からない単語にどんどん印をつけていきます。
注釈がある単語や熟語は数えません。「全くわからない」「出てきた覚えはあるが意味がわからない」で別な印にした方がいいと思います。
「全くわからない」の中で、まだ習っていないものは削除します。
印をつけて単語力が自分で分かればいいですが、わからない場合は学校の先生や英語の実力のある人に
ざっとでもいいのでどんな感じか見てもらうのもいいと思います。
自分の単語力があまりないと思われる場合は単語を覚えることに少し余分に時間を割きましょう
その場合、丸暗記はおすすめしません。時間とともに忘れてしまうからです。
丸暗記は「見覚えがあるのに意味がはっきりしない単語」の数を増やすことになりかねません。
文章と一緒に覚えるか、忘れないような工夫をする必要があります。
「以前何回か見たことはあるのに、意味が出てきそうで出てこない単語や熟語など」は、
覚えようとしなかっかったか暗記で覚えようとした可能性があります
⇒ 工夫して別な方法で覚える必要がありそうです。高校に入ってもほとんどの場合は英語の授業があります。
「高校入試さえ乗り切ればいい」という勉強の方法だと結局は時間を無駄に使ってしまい
結局、自分がしたいことに使う時間を削らなければならないことさえ考えられます。