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単語

[中学][高校]
many [méni] / much [mʌtʃ]
 
 many [méni] も much [mʌtʃ] も[名詞]の前に置いて「たくさんの」と言う意味で使います。
 many数えられる名詞に使い、much数えられない名詞に使います。
 ただし、not などを伴って打ち消しの意味になる時は、日本語では「あまりと訳します。
 [例]
 ・We don’t have many friends in the neighborhood.
  近所に友人はあまりいません
 ・They don’t have much furniture.
  家具はあまり持っていない

 many, much とも、比較級は more [mɔːr]、最上級は most [móust]
 ● many の反対は few / much の反対は little (両方とも前に a をつけない形:「ほとんど~ない」)
 
   
 
   
 
 many, muchとも通常は疑問文否定文で多く用いられ肯定文では a lot / a lot of 等が好まれます
   [a lot / a lot of数えられる名詞数えられない名詞両方に使われます]
  ※ ただし、so much/ so manytoo much/ too many は肯定文でも普通に使われます。
 ・We spent too much money.
  お金を使いすぎた
  many は肯定文で使うことができますが、口語では a lot / a lot of の方が一般的です:
 A lot of people drive too fast. / Many people drive too fast.
  多くの人は早く運転しすぎる
 

教科書の例
 ※ 下記の例文は全て NEW CROWN からの例文です。

 
many [[méni]]
 ・How many birds do you see? ① L-04
  何羽見えますか
 ・I visited many places last year. ① L-09
  去年、私はたくさんの場所を訪れました
 ・I talked with many people. ① L-09
  私はたくさんの人々と話しました
 ・I posted many pictures on my blog. ① L-09
  私は自分のブログにたくさんの写真を投稿しました
 ・I read it many times when I was young. ② L-02
  私は若いときにその本を何度も読んだのよ
 ・The robots had many tasks to do. ② L-06
  ロボットにはしなければならないたくさんの仕事がありました
 ・I have many things to learn. ② L-06
  ぼくにはたくさん学ぶべきことがあります
 ・They speak many languages. ③ L-03
  彼らは多くの言語を話します
 ・I’ve been to many countries to give rakugo shows. ③ L-03
  これまで多くの国に落語の講演をしに行きました
 ・She made many cranes. ③ L-04
  彼女はたくさんの折り鶴を作りました
 
much [mʌtʃ] ※ much の発音 ⇒ コチラ
 ・I like soccer very much. ① L-03
  ぼくはサッカーがとても好きです
 ・How much is it? ① L-04
  おいくらですか
 ・But I can’t pay that much. ② L-08
  でも、それほど多く払えません
 ・I wonder why we have so much waste. ③ L-07
  私たちにはぜこんなに無駄が多いのかしらと思います
 
a lot / a lot of
 ・I saw a lot of kamakura. ① L-09
  たくさんのかまくらを見たのよ。
 ・What a lot of CDs! ① L-09
  なんてたくさんのCD!
 ・Little Mouse answered with a lot of questions. ① L-付録
  ねずみくんはたくさんの質問で答えました。
 ・I learned a lot. ② L-06
  ぼくはたくさんのことを学びました。
 ・I learned a lot from each of my languages: Marathi, Hindi and English. ② L-08
  ぼくは自分の言語、つまりマラティー語、ヒンディー語、そして英語のそれぞれから、たくさんのことを学びました。
 ・I saw a lot of ukiyoe there. ③ L-03
  そこで多くの浮世絵を見たの。
 ・It’s easy for me to swim 100 meters, it’s a lot of fun. ③ L-04
  私にとって100メートルを泳ぐことは簡単です。とても楽しいです。
 ・Sawyer spent a lot of time with her, even during his school time. ③ L-04
  ソーヤーは、学校のある時間でさえ多くの時間ウィンターと過ごしました。
 ・To get the latest information on engineering, I read a lot of research reports by experts around the world. ③ L-07
  工学についての最新情報を得るために、世界中の専門家たちによる多くの研究レポートを読みます。
 ・I lost a lot of games. ③ L-07
  私は多くの試合に負けました

 
▢ 下記に、few / a few / little / a little / many / much / a lot [of] をまとめてみました

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単語

 ※ 2021年12月16日 全面改訂しました(イラストがなかったのをイラストを入れ、色付けなどしました)
 
tall [tɔːl] / high [hái]「高い

 意外とややこしいので整理して覚えましょう
 
tall は主に「」「」「複数の階があるビル」や、「幅より高さがあるもの (例えば工場の煙突や送電線の鉄塔)に使われます


  
 
  
※反対の意味の語: tallshort / highlow
 ・How tall are you?
  [X How high are you? …間違い]
  あなたの身長は?
 ・There are some beautiful tall trees in our garden.
  私どもの庭に美しい高い木が何本かあります
  ※「~がある/ ~がいる」⇒ コチラ
 
  
 ※ 上のイラストでは、同じ頭文字の THから、高さ(Takasa)とTallを、幅(Haba)と High をそれぞれ関連付けています。
   英語で高さが Tall, High という意味ではないので注意ください。
 
 ※ 山など縦より幅があるものに対して「高い」という時は通常 high を使います。
  a tall mountain ということも珍しくありませんが, 見上げるように高く雄大なという感情がこもっています。
  high を用いると高度を客観的に示す感じになります。
  ・Uluru is as tall as Tokyo Tower.  Here We Go! 2⃣ Unit 07
   ウルルは東京タワーと同じぐらいの高さがあります
 
他の場合は通常 high が好まれます(上の①の説明以外)。
 ・Mount Fuji is the highest mountain in Japan.
  富士山は日本で一番高い山である
  ※highest ⇒ 最上級
 ・The garden has very high walls.
  その庭にはとても高い塀がある
  ※「~がある/ ~がいる」⇒ コチラ
 ・The wall is very high. ① L-09
  その塀はとても高いです
 
  
 ※ 上のイラストでは、同じ頭文字の THから、高さ(Takasa)とTallを、幅(Haba)と High をそれぞれ関連付けています。
   英語で高さが Tall, High という意味ではないので注意ください
。 
 
測定:高さ」を言う時は、「人」には tall を使い、「モノ」には high が使われます

 ・ I’m 1.74m tall. (私は1メートル74センチです) ⇔ That tree is about 20m high. (あの木はおよそ20メートルの高さだ)
 
  
 

 〇 下記は Britannica の Eiffel Tower に関する説明より拝借しています。
  ※ metre はイギリス式のつづりになっています。
  ※ 高さが書かれている時は high が使われ、ただ単に「高い」という記述の時は tall が使われています。
  ※ Britannica の Eiffel Tower に関する説明の URL は下記になります (外部のWebが開きます):
   URL:https://www.britannica.com/topic/Eiffel-Tower-Paris-France
 

The tower itself is 300 metres (984 feet) high. It rests on a base that is 5 metres (17 feet) high, and a television antenna atop the tower gives it a total elevation of 324 metres (1,063 feet). The Eiffel Tower was the tallest structure in the world until the topping off of the Chrysler Building in New York City in 1929.
 

ご参考 (中学生は興味がある時のみ参照)
 
 ・地上からの距離を言う時: 地面からの距離を話すには high を使います
 ・A child standing on a chair may be higher than her mother, although she is probably not taller.
  女の子は背が高くなくても、イスの上に立てばお母さんよりたぶん高いだろ
  ※ higher / taller ⇒ 比較級
 ・That shelf is too high for me to reach.
  あの棚は高すぎて私には届かないだろう)
  ※shelf: 棚 / reach ⇒ コチラ
 ・The clouds are very high today. (今日は雲がとても高い)
  ※ cloud: 雲
 
  

ご参考 (中学生は興味がある時のみ参照)
 
 ・体の部分: 体の部分は tall ではなく long を使います
 ・Tom has beautiful long legs.
  [ X Tom has beautiful tall legs. … 間違い
  トムの足はは美しくて長い
 
  
 

 

単語

「~間」「~の間」「~している間に」を表す3つの英語 … 後ろに続くものが異なります
1⃣ for +[期間]
2⃣ during +[名詞(句)]「~の間」 ※ during の後には「summer vacation (夏休み)」などイベントが続くことが多いです。
3⃣ while +[主語]+[動詞] 「~している間に」
・・・※ [名詞句]は、[名詞]を含む2語以上のかたまり…と理解してください。例えば my stay 「(私の)滞在」(この場合の stay は[名詞])
・・・・「後ろにどのようなものが続くのか」をまとめて見てもらったので、次に一つずつ教科書の例を示しながら説明しましょう。

1⃣ for+[期間]「~間」

教科書の例
・・※ 見てのとおり for は「現在完了形」の中で使われることが多いです。
・・※ [現在完了形] ⇒ コチラ
・I have lived in this town for many years. ③ L-02
私はこの町に何年もの間ずっと住んでいます。
・I bought this pen when I was ten, so I have used it for about four years. ③ L-02 ※when は[接続詞] ⇒ 最後で説明
私はこのペンを10歳の時に買ったので、およそ4年間使っいます。
・Have you lived in this town for a long time? ③ L-02
・・あなたはこの町に長い間住んでいますか。
・・for の後に続くのは具体的な期間だけでなく上の例の a long time (長い時間) などの少しあいまいな期間も続きます

・I have enjoyed it for about four years. ③ L-02
4年ほど楽しんでいます。
about の位置について about for four years / ② for about four years どちらか迷うかもしれません
・・・およそ4年」がひとまとまりで、「およそ4年 ⇒ の間」なので、②が正しい順序 (「4年間」⇒「およそ」ではありません)。

・・最初は時間がかかっても考えて正しい方を選べたらOKです。
・・・ 何回かお目にかかれば「響きがいい(for about)」「響きが悪い(about for)」と正しい方を選ぶことができるようになります。


・I have studied 'shodo’ for seven years. ③ L-02
・・私は「書道」を7年間学んできました。

2⃣ during+[名詞(句)]「~の間」
※ during は [前置詞] です。「[前置詞] の後ろには、[名詞] または [動名詞]を置くことができる」と書いてきましたが
・この during の後ろには [動名詞] を置くことができません。例えば「そこに滞在中」という意味で
・・[Xduring staying there と言うことはできないのです。 ing 形の単語が二つ続くことが原因としてあるかもしれません。
・・この場合は、[名詞]の stay を使って、during my stay there などと表現するか、while を使って表現することになります。
・・while staying there
・・※ while の後ろが staying と-ing 形にできるのは while の前の[主語]と staying の[主語]が同じ時です ⇒ コチラ


教科書の例
・What did you do during the spring vacation. ② L-01
・・春休みの間何をしましたか。
It changes its color during the day. ② L-05 ※ it は[代名詞]
・・ウルルは1日の間にその色を変えます。
・・※日本語では代名詞はあまり使わないので、英語で It と書かれていてもそれを指す言葉を使うのが自然な日本語になる場合が多いです。

・Sawyer spent a lot of time with her, even during his school time. ③ L-04 ※ a lot of ⇒ コチラ
・・ソーヤーは、学校のある時間でさえ多くの時間ウィンターと過ごしました。

3⃣ while+[主語]+[動詞] 「~している間に」

教科書の例
While he was waiting, he talked and whistled to the dolphin.
・・待っている間、ソーヤーはイルカに話しかけ、口笛で呼びかけました。
・Remember, don’t touch the pot over there while I’m out. 
・・覚えておけ、私の留守の間、そこのつぼに触ってはいけない
・・※ Remember も don’t touch も[命令形] ⇒ コチラ
・・・  Remember は「覚えておけ」の他に「忘れるな」とも訳すことができます ⇒ コチラ

・Please respect their culture and enjoy your stay while you are in Anangu land.
・ アナング族の土地にいる間、彼らの文化を尊重し、滞在を楽しんでください。
While he was waiting, he talked and whistled to the dolphin.
・・ 待っている間、ソーヤーはイルカに話しかけ、口笛で呼びかけました。
・・※ 文の後半は略さないで書くと、he talked to the dolphin and he whistled to the dolphin. となります。
このままだと聞いた感じがくどいので、
・・ 省略できるものは(共通部分)省略 ⇒ he は主語なので前のは省略できず、後ろを省略し、to the dolphin は前を省略(後ろを省略すると文が途切れているようで不自然)
・・※ talk の詳しい説明 ⇒ コチラ

[接続詞]の while
※ [接続詞] ⇒ コチラ

while+[主語]+[動詞] … while のように後ろに[主語]+[動詞]が続く品詞を[接続詞]と呼びます。教科書には略して[接]と書かれています。

他の接続詞に
when+[主語]+[動詞]「Sが~する時」
that+[主語]+[動詞]「Sが~すること」
as+[主語]+[動詞]「Sが~する時」「Sが~するように」

などがあります。
※上記では[主語]と書く代わりに「S」と書いています。

教科書の例
When my mother came home, I was watching TV. ② L-02
母が帰宅した時、私はTVを見ているところでした。
※ come home は home の前にto は不要です ⇒ コチラ

・I feel relaxed when I look at it. ② L-05
私はウルルを見ると、リラックスします。
※ feel relaxed が「なんか変」と思った人は ⇒ コチラ

・We believe that they are very special.
私たちは、小笠原諸島はとても特別なものだと思っています。
・As the chart shows, twenty of my classmates like e-mails the best. ② L-07
図表が示すとおり、クラスメートのうち20人がEメールをもっとも好んでいます。
・Jimmy heard Susan’s voice as he walked toward the front door. ③ L-07
ジミーが正面玄関に向かって歩いているとき、スーザンの声が聞こえました。
※ 上の例文を見て気づいた人がいるかもしれませんが、whenas は文章の前半にきたり、後半にきたりします
・・前半にくる時は、どこまでが whenas の文かを示すために最後に「、(コンマ)」を使います
後半にくる時は、when や as が前の文と後ろの文の目印になるので「、(コンマ)」は使いません
…話言葉の時は「、(コンマ)」は見たり聞いたりできないので、少し間を開けます。

この使い方で、that が文章の前半にくることはありません
そして[接続詞]  that +[主語]+[動詞] の前は 通常 動詞が来ます。「~することを [動詞]だ」という意味になります。
※ コンマの説明 ⇒ コチラ

when / as / that の他の使い方
When は 疑問文で「いつ」という意味で使われます。
When do you play? ① L-05
・・きみはいつするの?
as+[名詞]は「~として」という意味になります。
・I am working as a volunteer at a hospital. ① L-08
・・私は病院でボランティアとして働いています。
ちなみに、like+[名詞]は「~のようなという意味になります
・We can eat local food like 'soki soba’.
・・「ソーキそば」のような地元の食べ物を食べられます。
that は「あれ、あの」とい意味の他に、[関係代名詞]としても使われますが、
見分け方[関係代名詞]の場合 that の前は必ず[名詞]が来ます。
[接続詞]の「~ということ」として使われる場合は、that の前は[動詞]になります。
※詳しくは [関係代名詞]のところで説明します。

 

単語

単語のつづりと異なり
 
wa- で始まる単語は、[系] の発音となり

wo- で始める単語は、[系] の発音となることが多いのです。 
 
※ [〇系]と言っているのは、英語の場合[ア] や [オ] の発音が複数あるためです。
 
 ローマ字につられて wa- で始まる単語は [] と、wo- で始まる単語は[]と誤って発音しやすい傾向にあります。
例えば、walk は[wɔːk][ウォーク]であるのについ [ワーク] と発音してしまったりwork は[wəːrk][ワーク] なのに、[ウォーク]と発音してしまったりしがちです。
特に慣れていないとこの傾向は強くなります。逆に言うと慣れてくれば正しく発音できるようになってきます。
(曖昧母音の [əː] は、ネイティブの先生から引き続き直される可能性が残ります)。
 少し厄介だと思われるのが、日本語に入り込んでいる英語です。warning は英語では[wɔːrniŋ]と[]の発音なのに、日本語では「ワーニング」となっていることがほとんどです。
下手に英語の発音で言おうものなら、「ワーニング」だと直されたりします (東京都知事は、新コロナの会見でちゃんと「ウォーニング」と言われていました)。
下記の表にはありませんが、award は、英語では[əwɔːrd][アウォード]という発音です。
最近は[アウォード]と呼ばれる機会も増えていますが、相変わらず「アワード」の発音が市民権を持っているようです。

 以前 「ムスタング」と呼ばれていた車は「マスタング」に変わりました。「ネッスル」と呼ばれていた飲食品のメーカーは「ネスレ」に変わりました。
日本語でもオリジナルの発音に近づける動きはあるようです。
ここまで書いてきたことと矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、日本語になっている単語の全てを英語の発音にするのには違和感もあるのが正直なところです。
camera を、英語の発音に近い「キャメラ」と発音する芸能人の方がいます。
個人的な意見になりますが、日本語の中では「キャメラ」より「カメラ」の方がなぜか心地よいのです。
年配の方の中には「ティー」という発音ができなくて「テー」と言われる方もいらっしゃいます (ミルクティーではなくミルクテーとなります)。
これはもともと日本語には「ティー」という発音がなかったためです。言葉は生き物で、時代とともに変わっていきます。
商品名なのでそう発音するしかないものがあります。ケイン小杉が「リポビタンDX」のCMに出ています (2021年現在)。
英語ネイティブの彼が「リポビタン デーエックス」 と言っているのには少し違和感を感じてしまいます。
これらは、個人的に快適かどうか違和感を感じるかどうかとは別なことのようです。
 
■下の一覧表は、wa-wo- で始まる単語の発音の傾向みたいなものをつかんでもらうことができるのはないでしょうか。

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 ※ win の過去形・過去分詞形の won は、数字の one と全く同じ発音[ワン]です。
   これがないと、[ワン]という発音だといくら直しても、[ウォン] と言ってしまう傾向にあります。
   これが[同音異義語]のいいところです。何かの機会に won を見かけたら、自信をもって one と発音してみてください。
 ※ [同音異義語][wʌn] one と won に関する記事は ⇒ コチラ
 
 ※ worry の発音は、[wəːri] [wʌri] 発音記号を見るとどちらも[ア]に近い発音のハズで、頭では理解していて [ア]と聞こうとしているのですが、
   電子辞書などで発音を何回聞いても[オ]に近いように思えてなりません????

英語の勉強方法

単語を分類しましょう!
 
 新しく出てきた単語を全て同じように覚えようとすると、知らないうちに負担が増え、不要な時間やエネルギーを使ってしまうことがあります。
意識して単語をいくつかに分類すると労力や負担が減る場合があります。
 
 例えば、
 ① 意味もわかり自分でも積極的に使う単語 (話す時や作文で使用)
 ② 見た時、聞いた時に意味がわかればいい単語 (自分では積極的に使わない、聞いた時や文章で見かけた時に意味が分かればいいもの)
 ③ 覚えない単語。出てきたら、その時には調べますが、覚えたり単語帳に追加する必要はありません。
 
 ③は特殊な単語で一生に数回しか出てこないようなものもこれに該当します。
  ただし、同じ特殊な単語でも自分の興味のあることや、自分の仕事関連や専門分野の場合は、③ではなく①や②の単語になる場合もありえます。
 同じ単語でも人によって当然異なった分類に属する場合もあるのです。
 
分類の別な見方
  上記の ①、②、③ は次のような見かたもできます。
 話す時や作文で使う単語。数はそれほど多くありません。
 話を聞いたり、文章を読んだ時に意味が分かればいい単語。数は ① に比べて圧倒的に多くなります
 ③ 同じ単語がまたどこかで出てきたら必要に応じて辞書などで調べれば十分な単語
  ※ この分類は、話すこと」と「聞き取りすること」にも関連しています。一般用に
   中学・高校生向けではなく一般向けに書いた記事ですが、興味があれば参照ください ⇒ コチラ
 
日本語の場合
 分類の仕方は、日本語の単語をどのように仕分けているか考えると参考になると思います。
既に多くの単語を知っていてそれらは既に無意識に分類されているのではないでしょうか。
自分でも使っている単語、聞けば意味がわかるもの (ただし自分で使ったことはない言葉)、
聞いた覚えはあるが意味はよくわからないもの…聞いた時は聞き流したり、必要に応じて調べたりすることもあるかもしれません。
新しく聞いた単語は、最初はそれほど関心がなく、意味もわからず気にも留めないかもしれません。
意味がわからない単語が多少含まれていても聞き流す能力があるのです。
同じ単語をいろいろな場面で何回か聞くようになると「少し重要かもしれない」という意識が出てきて、人に意味を聞いたり自分で調べたりするようなります。
その後は次第に聞かなくなり忘れ去られる場合もあれば、自分でも使うようになる場合、単語によって分類も変化していくのではないでしょうか。
「流行語」に当たる言葉がいい例かもしれません。最初に聞いたときは聞き流しているかもしれません。
周りの人が使うようになると自分でも会話の中に入れたりします。その後次第に使わなくなり、忘れ去られていくのです。
日本語の場合は、言葉を使うようになりやさしい単語から徐々に数を増やしていったと思うのですが、
英語の場合は、英語の勉強を始めた時から重要な単語もそうでない単語も同じように混在した形で登場してきます。
教科書の場合は、「よく使う重要な単語」などにも配慮されているのでしょうが、インターネットや映画に出てくる単語と接するときは特に日本語と違い、
少し意識を持って分類するようにした方がいいかもしれません。

大切なのは、新しく出てきた単語を全て覚えて、書くことができて使いこなすことは必要はないのです。

 出てきた単語を「② 見たり読んだりすれば意味が分かる単語」や「③ 覚えようとさえしない単語」にすることが意外と重要なのです。
bonjour 「ボンジュール(フランス語でこんにちはに当たる意味)」の単語が教科書に出てきますが、フランス語やフランスに興味がなければ、
「覚えない」または「みればボンジュール」とわかるぐらいでいいと思います。
その他、あまり聞いたことのないような地名も教科書に出てくる場合がありますが、興味がある場合を除き積極的に覚えないようにしていいと思います。
いつか使うかもしれない…と全ての単語を覚えようとするのではなく積極的に覚えないようにすることも重要になってきます。

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英語の勉強方法

単語帳あれこれ [ご参考]
 
 単語帳といってもいろいろな作り方があります。
 
 アルファベット順
 習った順・出てきた順
  同じような意味の単語をまとめる
  などが考えられます。
 
 「単語を覚える」という意味では、③ の「同じような意味の単語をまとめる」が有効だと思われます。
 ① の場合は、以前記入した単語と、次に追加する単語の間にほとんど関係性やつながりがなく、
 単語を追加する時に、以前追加した単語を見直すことはがあったとしても単語どうしにつながりがないため、思い出す時のヒントとしてはあまり使えません。
 ② の場合は、習った箇所が終わってしまうと見直しをすることはあまり考えられません。
 ③ の場合は、同じような意味の単語をまとめるため、どこに記入したらいいかを確認する時にまず過去に記入している単語を見直します。
 そしてどこに記入するか決めた後に同じような意味の単語を見直すことができます。同じような意味の単語なので、思い出す時のヒントにもなることも十分あります。
 
 単語を覚えるには、単語になるべく多く触れることが良い方法の一つです。③ は単語に触れる機会を増やす意味では優れていると思われます。
 単語とその意味だけでなく、例文を最低1つは記入することをお勧めします。また、この単語帳では、学年をまたいで使い続けることができます。
 単語を増やしていくうちに、最初に思っていたより、同じ分類の単語が増える場合も考えられるので、ページを自由に移動させたり、
 追加できるルーズリーフのようなものがいいと思います。
 ③は、いいことばかりでもありません。最初から追加することを考えて記入するため、どうしても記入していない余白が多くなることが考えられます。
 また、単語を追加している間に、決めた分類方法が満足できず、書き直したりすると時間がかかってしまいます
 絵を書いたりいろいろ凝りだすと時間を取られるため、ある程度のところで折り合いをつけることが必要だと思います。
 凝りすぎると単語の記入や整理ばかりに時間を取られていることが考えられます。
 
  単語帳を別に作るのではなく、教科書や参考書、過去問などの長い辺に、教科書などを延長するようなイメージで紙を張り付ける方法もあります。
 そのページに出てきた単語の意味と例文を記入し、折り曲げておけば、単語を覚えているかどうか確認することができます。
 忘れた時は、折り曲げておいた紙をひろげて確認することでミニテストのような形で使用することができます。
 最初に紙を貼り付ける手間がかかる短所はありますが、ノートも兼用すれば、全てが1冊で済むという長所があります。
 
 どのような単語帳をつくるかは、それぞれの必要性などによって選べばいいと思います。
 ただ、最初から単語帳はこういう形しかないと思い込んでいるのと、いろいろな作り方があるのを知った上で選ぶのでは少しちがうのではないでしょうか。

 ※[注意] ここで述べるている単語帳とはノートやルーズリーフに自分で記入して作成するタイプの単語帳のことです。
     暗記するために使用する手のひらに収まる小さい単語カードのことではありません。
     また、本屋さんなどで市販されているあらかじめ作成された単語帳のことでもありません。

    ※ 暗記のために使用する手のひらサイズの単語カードは、表に英単語、裏に日本語で意味をかくような使い方が一般的だと思います。
     このタイプの単語カードを使う時は注意が必要です。
     このような使い方の場合、英単語と日本語が1対1の繋がりになり、ほぼ「丸暗記」のような覚え方になります
     [忘却曲線]のように時の流れに従って忘れてしまうことや、忘れてしまった時に思い出すための手がかりがほぼないことも理解した上で使いたいものです。
 
本ホームページ上の単語帳
 ※ 上記で説明している「③ 同じような意味の単語をまとめた単語帳」を本ホームページに作成しました。
  下記の図のように、本ホームページ上部のプルダウンメニューから同じような意味をまとめた記事にアクセスができます。

  例えば、上記の図の「見る」の項目をクリックすると、「見る」関連の単語・熟語のページが開きます。
  単語・熟語の一覧から確認したいものをクリックすると、その説明ページが新たに開きます。

※ 上記の一覧から確認したい単語をクリックすると、説明のページが開きます。

▢ 下記は手書きの単語帳の一部です

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英語の勉強方法

覚えること忘れること
 

 
何かを今日10個覚えたとすると、1週間後には8個ほど忘れてしまうものらしいのです。

それを実験した人がいて、「エビングハウスの忘却曲線」というグラフが時間の経過と覚えている割合を示しています。
興味があれば、インターネットで「忘却曲線」と入れて検索すれば沢山の記事が出てきます。
覚えたものを忘れないようにするために、ある程度時間がたったらまた覚え(復習)、また忘れたらまた覚える(復習)
…を繰り返すことによって「記憶を定着させる方法」がいくつもの記事の中で紹介されています。
この実験で注意すべきなのは、この実験で覚えたのがランダムの組み合わせで作った意味のない単語」だということです。
何も工夫をしないで、何かを覚えようとするとこの実験の結果のようになるのだと思います。

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 一方、覚えるための工夫をすれば、この実験とは違う結果になるように思われます。
 これは、私が以前新しく出てきたいくつかの単語を真剣に覚えようとしていた時の話です。
それらの単語の中に「convey (運ぶ)」という単語がありました。「convey …運ぶ」、「convey …運ぶ」と覚え、
覚えたつもりでも暫くすると忘れる…そしてまた覚えようとする…という努力を繰り返していました。
「なんて覚えずらい単語なんだ」と思ったのを今でも覚えています。
ある時、この convey の最後に –er をつけた単語が conveyer であり、よく知っている「ベルトコンベアー」の 「convery」であることに気づくと、
それまで苦労したことが嘘のようにスーと頭に入ってきました。それ以来、「convery」に関しては覚えようとする努力は必要なくなりました。
「ただ単に丸暗記しよう」とすると「忘却曲線」が示すように時間経過とともに忘れてしまうので。何回も覚える努力をしなくてはなりません
 そこで、「既に知っている何かと結びつける」など、覚えやすすくなる工夫をするのが「忘却曲線」から抜け出す方法なのです。
自分だけでそれを考えだすのには多くの時間と努力が必要な場合があります。「こんなことしているんだったら、丸暗記の方が早いのでは」と思うこともあるかもしれません。
確かに、この方法だと最初に多くの時間がかかる傾向があります。一方、一旦覚えやすい方法を見つけ出すことはできれば、時間がたっても不思議と忘れないものなのです。
たとえ忘れたとしても、単語帳を見返せば、新たに覚える方法を考えだす必要もありません。書かれた方法で覚えなおすだけでいいのです。
語呂合わせで歴史の年号を覚える方法があります。歴史が苦手だった私は高校入試のためにその「語呂合わせで年号を覚える本」を購入して沢山の年号を覚えました。
下は、今でも覚えている年号の例です。
 
 〇 一夜(14)で国(92)見つけ … 1492 コロンブスアメリカ発見
 〇 一つ名(17)、名のろ(76)う独立宣言 … 1776年 アメリカ独立宣言
 〇 火縄(178)く(9)すぶるバスティーユ …  1789年 フランス革命
 〇 いく非難(1917)多くロマノフ消ゆ… 1917年ロシア革命
 〇 行く日晴(1918)れたる原敬内閣 … 1918年 原敬内閣誕生
 〇 うまくいくいく(1919)ベルサイユ … 1919年 ベルサイユ条約
 
 この語呂合わせは「ただ丸暗記する」より覚えやすく、いったん覚えるとなかなか忘れない優れた方法の一つだと思います。
英単語・英熟語でも、工夫をすることで覚えやすくなることがあります。
頻繁に出てくる重要な単語は、このような努力をしなくても自然に覚えてしまうものです。
 たとえば、中学や高校に入学して知らない人たちと同じクラスのクラスメートになります。クラスメートが40人だとしましょう。
あまり努力しなくても、同じクラスで勉強する日々を重ねていくだけでクラスメートの名前と顔は自然とみんな覚えてしまうのではないでしょうか。
 
 実際にはありえない仮定の話ですが、このようなケースはどうでしょうか。
毎日新しいクラスメートが10人ずつ入ってくる場合を考えてみましょう。
そしてクラスメートは毎日登校するわけでなく、ある人は1週間に1度しか登校しません。また別な人は数か月に一度しか登校しないのです。
その人たちの顔と名前を一致させるには、「時間がたてば覚えるだろう」…では難しく、ある程度の努力や工夫が必要です。

 そのありえないクラスメートのように、時々しかお目にかからない単語や熟語が覚える上で問題になってきます。
熟語は、[知っている基本的な動詞]+[前置詞] のことが多く、知らないと意味を想像したり推測したりすることすらできないものが大半です。
中には、ほとんどお目にかからないため、せっかく覚えたのに、いざ文章の中に登場した時に思い出せないこともよくあります。
「見たことあるのに…」… 「顔と名前が一致しない欠席がちのクラスメート」たちです。
絵を書いたり、こじつけでもいいので覚えやすい方法を考えてみたり想像したりしてみる。
最初は思い出すのに、それらのヒントを使うと思うのですが、いったん覚えてしまえばそれらを使わないでも思いだすことができるようになったりします。
もし忘れてしまったら、それらのヒントを使えばまた思い出すキッカケをつかむことができる可能性が出てきます。
丸暗記したものは、忘れ場合に「なんだっけ、なんだっけ…」とひたすら思い出すため頑張るしかありません



 一方思い出す他の糸口」をいくつか持っていれば、それらを使って思いだせる可能性も高くなります
 キャンプ場に行く道が一つしかなければ、土砂崩れなどで通行止めになってしまえばキャンプ場に行くことはできません。
もし、他に「う回路」のような道がいくつかあれば、何とかその道順を思い出せればキャンプ場にたどり着くことができるのです。

● 「こじつけと語呂合わせ」の例
 
abrupt [əbrʌpt] 「急の, 突然の, 不意の」という単語があります。
  例文: The meeting came to abrupt end. (ミーティングは突然の終わりをむかえた)
  この単語を覚えるのに、例えば下記のようなこじつけと絵を書いて覚えます。
  ※ 当然、こじつけ・覚え方は人によって変わります。
   焚火に を put すると(アブラプト)「突然」に炎が大きくなります

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 ※ abrupt は単語帳をパラパラしていて、たまたますぐに見つかった単語です。
  (吟味して選んだ単語ではありません)
  興味がある場合を除いて、中学生は時間を使ってまで覚える必要がない単語です。
 

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英語の勉強方法

目標の設定

目標を設定する機会があるなら、現在の自分の実力を考え適切なところに目標を定めないと目標を設けた意味がなくなる場合があるので注意が必要です。
実現できないようなあまりにも高いところに目標を設定すると、努力をしようという気も起こりづらいものです。
また仮に目標を達成できなかった時も、 残念だとか悔しいという感情も沸かず次のステップへとつながりづらいものです。
逆に簡単に達成できるような低いところに目標を設定すると、それほど努力しなくても簡単に目標を達成できるので、
達成しても得るものが少ないかもしれません。また達成した時の充実感やうれしさがそれほど沸いてこないものです。
適切なところに目標を設定することで、目標に向けた努力もするようになり、達成できた時も、できなかった時も得るものがあるのです。
結果にかかわらず次につながる有益なものとなるのではないでしょうか。

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英語の勉強方法

英文の書き写し方
 
  英文をノートなどに書き写す時のことを考えてみましょう。
 もしかしたら、ほとんどの人が、この「書き写す作業」のことをあまり意識していないかもしれません。
 

  黒板に書かれた英文、辞書の例文、教科書や参考書の英文をノートに書き写す場合などが考えられるでしょう
 書き写すのは「単なる作業」ですが、やり方を変えれば、この「書き写す作業」もりっぱな「学習」になりえるのです。
 
  普通は、教科書や黒板の英文を目で追いながら、ノートには目をやらないで手だけを動かしてノートにどんどん英文を書き写すような作業になる
 のではないでしょうか。英文を読む作業とノートに書く作業を、目と手が分担して同時に行ったいる形になります。
  問題集の問題を解いた後に答え合わせをします。答えを記入していなかったり、間違えたりしていたときに、
 解答欄に正しい答えを書き写すのですが、その様子を観察していると、やはり答えに目をやり、同時に手で正解を書いている生徒さんが多いのです。
 そういう時は「見て覚えて! そして書く」と言って、解答を見て覚えてもらい、その後解答を隠して、覚えた解答を記入するようにしてもらっています。
 
  もし書き写したートの文字が曲がったりするのが嫌であれば、作業としてはこんな感じに変わると思います。
  ① 元の英文を読む。
  ② ある程度覚える
  ③ 覚えたところをノートを見ながら書き写す(元の英文を見ながら書き写すのは NG)。
 
  この ①~③ の作業を繰り返し必要な個所の英文などを書きうすしていると思われます。
  ①~③で、重要なのは「②」の部分なのです。あまり意識しないで作業を行っているのであれば、
  一度に覚える量は恐らく2・3語、長い単語が文中にあれば単語を途中で区切って1単語を分けて書き写してはいないでしょうか。
 
  ここで意識して行いたいのができる限り一つの文章を丸ごと覚えることです。短い文でも最初は難しいかもしれません。
 その場合は、できるだけ沢山の語句を覚えるよう努力します。覚えるのは単語単位です。
 文中にいくら長い単語が出てきても、その単語は分けないようにします。最初は、1・2語だったり、2・3語だったりするかもしれません。
 慣れてきたら覚える単語の数を少しずつ増やしていきます。この訓練をすることにより、一度に覚えられる単語や英文の量を増やしていくことができます。
  「ただ書き写す」だけならそれほど集中力は必要ないかもしれませんが長い文を覚える為にはある程度の集中力が必要になってきます
 また、ある程度意味がわからないと長い文書を覚えるのは難しいものです。
 長い文を覚えらる能力は英語を話す時や聞き取りする時や文章を読む時にも役にたつと思います。
 また覚えた文章を一気に書くことにより単語の綴りのチェックにもなります。
 書き写す時に、文章に「おや」っと思う箇所がでるようであれば、それも成果の一つだと思います。
 
  英会話の教材の中には、CDを聞き、それを覚えて自分の口に出して繰り返してみる…というものがあります。
 多くの量を一度に覚えられれば、この教材の中に多少長い文章があっても、それほど苦にならずにできるかもしれません。
 同じことをしても、やり方によっては「ただの作業」で終わってしまうかもしれません。
 何か工夫をしたり意識をして行えば、「ただの作業」を「学習」にすることができるのです。
 

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英語の勉強方法

新規単語を覚えるだけでなく、基本的単語も深めていきましょう!

① 新規で出てきた重要な単語を覚えるのは大切です。横方向に幅を広げるようなイメージです。

それとあわせて
② take/ make/ speak 等の基本的な単語をより深い使い方を覚える努力も重要です。縦方向に深めていくようなイメージでしょうか。
よく使う基本的な単語は奥が深いものです。知らない使い方があるので深めていきたいものです。

他の語と組み合わせて句動詞・イディオムなどと呼ばれるものが作られる場合もあります。
たとえば、hold on が wait の意味ということを知らないと相手が何を言っているのかさっぱりわからなくなる可能性があります。
意味を知らないと全く想像すらできない場合もあるので注意が必要です 。しかもこの[動詞] + [前置詞] という句動詞は、日常会話でよく使われます。
単語の中には文章でしか使われないものがあります。
そのような単語より日常会話でよく使われる表現を学んだほうが、いざ英語を使うことが必要になった場合により役にたつものです。
高校入試などの長文問題でも、より役に立つ日常会話のやりとりが多く取り入れられています。
以前は教科書で arrive at とともに reach を習うことはあっても get to は教科書に出てこなかったように思えます。
最近は reach は高校で習うようになり、その代わりに日常会話でよく使われる get to を習うように変わってきています。

また、同じ意味合いでも聞いた感じが異なる複数の単語が存在する場合があります。 
have (持つ)と possess (所有する) や、catch (捕まえる)と arrest (逮捕する)、Sure. (わかった、もちろん) と Certainly. (かしこまりました)
のように使う表現によって受ける印象が異なってきます。状況によって使い分けをする言い方があることも少しずつ覚えていきたいものです。

新規で出てきた単語は重要だと考えている人は多いと思うのですが、基本的な単語の使い方を深めることをそれほど重要だと思っていない人が多いような気がしています。
新規の単語を覚えていくくらい重要であることをより意識したいものです。

※[文中の単語・句動詞に関して]
教科書には、hold on (特に電話で「待つ」) / possess (所有する) は出てきません(高校で習います)。

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英語の勉強方法

余裕が出てからでOK

 英会話学校などでグループレッスンに参加する時に、間違いを気にするあまりなかなか積極的に発言できない人が多いような感じがします。
英会話学校の先生からは正しい英語を使うことに気を使うより、間違えてもいいからもっと積極的に話すように言われます。
日本の英会話学校の場合は、自分が少し話したら「発言する機会を他の人に譲るために少し黙っていよう」と考える人もいます。
それほど積極的でない人でも、そこそこ発言する機会があるかもしれません。あまり話していない人にも話す機会を与えるよう先生が配慮していることもあると思います。

 それが、たぶん外国だと同じようにはいかないと思われます。クラスの中で「誰がたくさん話していて、誰が話していないか」なんて考えるのは日本人ぐらいで、
ほとんどの人はそんなことはお構いなしです。自分が言いたいことがあれば「やめろ」というまでずっと話しているような外国人が沢山います。
彼らの辞書には「遠慮」という言葉はないようです。その人たちの中には使っている英語が間違えていても全然平気な人が多いように思えます。
勉強しに来ているのだから当然と言えば当然な話です。お国柄の違いがあったり、英語と言葉が似ていたりと、日本人より有利な面も確かにあります。
ただそれにしても、間違いを気にするあまり発言が積極的にできない日本人がなぜ多いのでしょうか

 一つには学校での授業や試験の影響があるように思えてなりません。定期テストで1問3点や5点の英作文の問題があったとしましょう。
作文の中で書いた単語のつづりが間違えていると「マイナス1点」、三単現の「s」を付け忘れると「マイナス1点」、
「an」にすべきところを「a」にしてしまうと「マイナス1点」、ピリオドやクエスチョンマークを忘れると「マイナス1点」、
大文字にすべきなのを小文字にしてしまうと「マイナス1点」…素晴らしい作文を作ったとしても作文そのものの評価より小さいミスの減点の方がより影響してしまうのです。
面白い英作文を書いても、それを褒められることはまずなく、してしまった小さいミスを指摘されることが多いのではないでしょうか。
これでは、面白いことや、人が考えないような英文を作ろうというより、なるべくミスをしないようにしよう…と言う考えになってしまうのではないでしょうか。
この減点重視方式が少しは改善されているといいのですが。

 なぜこのように小さいミスを指摘するのでしょうか。「それは仕方ないでしょ。高校入試がそうなんだから」と言う方もいるかもしれません。
また、「教える立場になって考えてみれば、間違いを見つけたら指摘するのは当然のことででしょう」という方もいるかもしれません。
ただ、問題なのはミスの内容に対して減点する点が多すぎることではないでしょうか。
1問3点とか5点の問題で、1点減点するほど「ピリオドの付け忘れ」やつづりの間違い、三単現の「s」の付け忘れは大きなミスなのでしょうか。
いっそテストを1000点満点、英作文の配点を50点にします。
そのなかでつづりのミスやピリオドやクエスチョンマークの付け忘れで1点程度の減点であれば配点とミスのバランスが取れているように思えます。
どうしてもテストを100点満点にする必要があるのだったら、点数を合計した後10で割って100点満点にすればいいだけの話なのです。

 それでは、高校入試はどうでしょう。都立の高校入試の内容を見る限り「小さいミスは大きな問題ではない」と考えているように思えます。
試験は作文もありますが、配点の多くを占める部分は、内容を理解し選択肢から正しい解答を選ぶような形になっています。
内容を理解し適切な解答を選択する試験の中につづりのミスを探したり、ピリオドやクエスチョンマーク、三単現の「s」の付け忘れを見つけ出そうとするような要素は全くないのです。
選択ではなく作文する問題もあります。ただし、東京都の教育委員会から各高校への「採点のポイント」の案内には次のようなことが書かれています(4つの英文を書く問題で配点は4X4=16点になります)。
『「誤字が一つ以上ある。(1点減点)」のように,部分点の基準を加えること。』誤字一つに対して1点減点ではなく、誤字が一つ以上ある場合に1点減点という部分点の基準なのです。
単語のつづりを10個間違えたら配点16点のうち、10点も減点するのではないのです。
これは「誤字は減点しますが、誤字が得点の大部分を左右するほど大きな問題にはなりません」ということではないでしょうか。

 英文を作る時には、いろいろな要素が必要になる場合があります。最初から全くミスなく完璧に英文つくるのは大変難しいことなのです。
三単現の「-s」や、複数形の「s」を付け忘れてしまうことがあるかもしれません。ただ、それらは最初からできなくてもいいことなのです。
他の「より重要」なことができてから少しずつ注意がむくようになればいいことなのです。
実際、英語が上達するに従って重要なことはだんだんできるようになり、細かいところにも自然と目が向くようになってきます。
英語を始めたばかりの人にとっては、間違えてもいいのでとりあえず言いたいことが伝わる文ならそれほど時間が必要がないかもしれません。
それを最初から細かいところまで間違いないようにしようとすると、それだけで大変な作業になり、考えているだけで時間がかかってしまいます。
英会話学校であれば、やっと文章ができたと思った時には既に違う話題になっていて話を切り出すタイミングを失ってしまった…ということになりかねないのです。
「多少間違えていてもいいからとりあえず言いたいことを言ってみる」ということが大切なのです。小さいミスを直すのはその後の段階の話です。

 英語を習い始めたて間もない中学生にとっては、小さいことは気にしない」「小さいミスは気にしない」ということはとても大切なことでもあるのです。
 大きなことができるようになれば、小さいことはしだいに目が向くようになっていくものなのです。

 なお、教える立場からは、間違いを見つけた場合は教えてあげることになります。
これは間違いを指摘しなくなったら成長が止まる可能性があるからです(機会があれば別途詳しく説明します)。
間違いを指摘されなくなったら、勉強しただけの実力をつけるのは難しいものなのです (同じ仕事を何年もしているのに、ビジネスで変な英語を使っている日本人のなんと多いことか)。
日本人が日本語をちゃんと話せるのは、小さいことからから親や周りの人が間違えた言葉を使うと、あきらめないで毎回ちゃんと間違いを直してきてくれたからなのです。
大人になると、たとえ間違えた英語を使っていても、だんだん指摘してくれる人が減ってきます。
英会話の先生でも、同じ人が同じ間違いを何回も繰り返しているとだんだん間違いを指摘してくれなくなります。
それが何年も何十年も英語を勉強しているのに変な英語を使っている原因の一つなのです。

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単語

F と V は親戚です… え、そうだったんですか

 「え、親戚だと急に言われても…見た目も全然違うし…」とF さんは困っているようです。
 
  

 それでは「lives」はどう発音しますか?
 それは live の三単現で[lívz] で、Vさんの担当でしょ。。
 答えは、正解でもあり不正解でもあります。
 答えは、live の三単現で[lívz] でもあり、life の複数形 [láivz] でもあるのです。
 単語の中での F の発音V の発音は「濁るか」「濁らないか」だけの違いなんです。
 見た目は違いますが、実は発音が親戚関係なのです。
 親戚なので、[三単現]になったり、[複数形]になったり… など変化をすると
 つづりも fv になったり、逆に vf になったりするのです。
 発音だけでなく、f と v はつづりも親戚なんです。
 
  
 

▢ それでは、変化の例を見てみましょう!
 ● live / life 関係
  ・live [lív] [動詞]「生きる、生活する」⇒ [三単現] lives [lívz]
  live [láiv] [形容詞]「生の, 実況の, ライブの」
  life [láɪf] [名詞]「生命, 人生, 生活」⇒ [複数形] lives [láivz]
   ※ 2020年、アメリカで警官に首を押さえられたことによって亡くなった黒人の事件をキッカケに抗議デモが始まりました。
    デモに参加している人は次のようなスローガンを掲げていました。
    Black lives matter. (黒人の命は重要だ)
    この中の lives は 生きる・生活するの [lívz] ではなく、命の複数形 [láivz]なのです。
 
その他の例
 ・thief [Ѳíːf] [名詞]「泥棒, こそどろ」⇒ [複数形] thieves[θíːvz]
 ・wife [wáif] [名詞]「妻, 女房」⇒ [複数形] wives [wáivz]
 ・knife [náif] [名詞]「イフ, 小刀」⇒ [複数形] knives [náivz]
 ・leaf [líːf] [名詞]「(木・草の)葉」⇒ [複数形] leaves [líːvz]
 ・leave [líːv]「去る, 出発する」 ⇒ [過去・過去分詞形] left [léft]
 ・five [fáiv] [名詞・形容詞]「5. 5つの」⇒ [序数] fifth [fífѲ]「第5の, 5番目の」
 ・twelve [twélv] [名詞・形容詞]「12. 12つの」⇒ [序数] twelfth [twélfѲ]「第12の, 12番目の」

単語

speakspeak には「[言語]を話すことができる」という意味もあります。

下記のそれぞれを英語でなんと言うでしょうか?

「日本語を話ますか」

「日本語を話ますか」

「日本語を話すことができますか

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「日本語を話ますか」⇒ Do you speak Japanese?

「日本語を話ますか」⇒ Do you speak Japanese?

「日本語を話すことができますか」⇒ Can you speak Japanese?

can を使うと「能力」を聞いていることになるので、ただ単に英語を話すかどうかの確認には can は避けて Do you ~? が安全です。
speak の単語の中には、to be able to talk in (a language) [(言語)で会話できる] という意味があります。
・・・「(日本語)を話せますか」のようなニュアンス(感じ)になります。
※ Can you speak Japanese? と Do you speak Japanese? について興味深い動画がありました(外部サイトが開きます) ⇒ コチラ

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「~を言う/話す」を表す st から始まる4つの動詞コチラ

単語

go shoppingdo the shopping
 
  go shopping :

  ※買い物を「余暇の活動」や「時間のある時にすること」として話す時に使います。
  ・She loves going shopping and buying new clothes.
   彼女は買い物に行くことと新しい服を買うのが好きである [自由時間に行う]
   go -ing の説明は ⇒ コチラ

 
   do the shopping:  ※こちらは高校で学びます
   do-ing の詳しい説明は ⇒ コチラ
  ※ 買い物を「家事」や「日課の一部の行動」として話す時に使います。
  ・She usually does the shopping every Friday.
   彼女は普通毎週金曜日に買い物をする [家庭の為に必需品を買う]
  ・ I went to town to do some shopping. / I went to town to do the shopping.
   買物をしに町へ行った
   I went to town for shopping.は不可

 
   
 
関連情報 (こちらも参照ください)
 迷わないために (言い方を決めておく)コチラ
 

単語

▢「[場所]に行く」は go to +[場所]
・During the spring vacation, I went to Kobe by train. ② L-01
 春休みの間、列車で神戸に行きました。
 ※ during「~の間」 ⇒ コチラ

▢「…しに行く」は go +[動詞]の -ing
 スポーツやレジャーなどでよく使われる表現です。
 
  
 
 中学では go shopping 「買い物に行く」を覚えましょう。 
  ※ go shopping は、趣味や楽しみのために買い物に行く時に使い通常 食べ物など日常品を買いに行くときは使いません
  go shopping / do the shoppingコチラ
 
go -ing の例
  全て趣味やレジャー関係だということに注目してください。
   ⇒ 同様に go shopping も「家事」としてスーパーに野菜などを買いに行くときは使わないので注意が必要です。
  ※ go shopping 意外の表現の「-ing 部分」は聞いたことがあると思うので、中学生でも余裕があれば覚えましょう。
 go shopping買い物に行く」
 ● go swimming 「泳ぎに行く」
 ● go fishing 「釣りに行く」
 ● go hiking 「ハイキングに行く」
 ● go skating 「スケートをしに行く」
 ● go skiing 「スキーに行く」
 ● go walking 「散歩に行く」
 ● go climbing 「登山に行く」
 ● go dancing 「踊りに行く」
 
  
 

教科書の例
・When I go shopping, I will use my own bag. ② L-03
 買い物に行くとき、私は自分のバッグを使います。

「[場所]~に」「…しに行く」と言う時は、[前置詞] は to ではありません 高校で学ぶ内容です
 ※ 高校で学習する内容なので、中学生は無理に覚えなくていいです。
 ※ 間違えてつい to を使いがちです … 要注意です!
  ・I went skating on the lake. (私はスケートに行った)
  ・We went skiing in Nagano last winter. (私たちは昨年冬長野スキーに行った)
  ・He went fishing in the river yesterday. (彼は昨日釣りに行ったものだ)
 
  
-ing がつく用法や単語コチラ

単語

a few / a little の使い分け
 ※ a fewa little も「少しの」という意味で使います
 ※ a few数えられる[名詞]に使われます。
 ※ a little数えられない[名詞]に使われます。a little は、程度を言う時にも使います。
 ※ 数えられる[名詞]、数えられない[名詞] ⇒ コチラ
  ・We have a little bacon and a few eggs. (私たちには) ベーコン少々と卵が数個あります。

   

   

   

教科書の例
a few の例
 ・I’ll be back in a few hours. ② L-04
  数時間後に戻ってくるだろう。
  ※ I’ll be back. … 映画「ターミネータ」の中でアーノルド・シュワルツネッガー言う有名な言葉です。
  ※ in …「~したら / ~後に」
 ・I’d like to ask you a few questions. ③ L-03
  いくつか質問をしたいと思います。
  ※ I’d like = I would like to…「~したい」⇒ コチラ

a little の例
 ・Let’s practice a little. ① L-07
  少し練習をしましょう。
 ・His English was a little poor, but his message was clear. ③ L-07
  彼の英語は多少ぎこちなかったですが、彼のメッセージは明確でした。
  ※この文章での a little は どれぐらい poor (ぎこちない)かを言っています。
   ここでは、a little は poor [形容詞]を説明する[副詞]として使われています。[副詞]には多くの役割があるので、
   「ここの a little は poor を説明している」ぐらいに考えてください。

   I’m tired. (疲れた) ⇔ I’m a little tired . (少し疲れた) と同じ使い方です…a little はどれぐらい疲れているか説明しています。
   (補足: 日本語は過去のように書いていますが、現在のことを言っています… 英語で I’m late. を日本語では「遅れました」と過去のように言うのに似ています)

単語の輪を広げよう
 ● several [sévərəl]「いくつかの, いくらかの」
  ※ 辞書によっては次のように説明があります:「a few と many の中間にある語で, 数・種類が3以上である場合に用い, 通例 5ないし6ぐらい」
 ・ a few も a little も曖昧な言い方です。これらの語は、はっきり言う必要がないとき、どれぐらいになるかはっきりわからない時などに使います。
   several に関しては、ネイティブに街頭で several が実際にいくつぐらいのことを言っているのかをインタビューすると人によって感覚はそれぞれ違うようです。
   だいたい several の文字数と同じ 7つぐらいと答える人も多いようです。

教科書の例
 ・There are several sushi restaurants in this town. ② L-04
  この町にはいくつかのすし屋があるよ。
  ※すし屋がいくつあるか実際に調べてみればわかると思うのですが、6軒でも8件でも、はっきりした数はあまり重要でない時に使える便利な言葉です。

a few / few a little / little
  few や little の前に a がつくかどうかで意味が大きく変わります
  a がないと「ほとんど…ない」という否定的な意味になります。
  詳しくは高校で勉強しますここでは簡単な紹介だけにしておきます

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  ※ There is a little water left in the glass. の left の説明は ⇒ コチラ

英作文

▢「教える」は teach だけ…ではありません
 駅への行き方を教えていただけませんか」という日本語を英語にするときに
  Could you teach me how to get to the station?
   などと言っていないでしょうか … この場合は、teach は使わないのです。
   教える」= teach と思い込んでいる人が結構多いのです。
 
 teach は基本的に「学問を教えると考えてください。
  英語では情報を教える」時は, teach ではなく tell を使います
  道順は学問ではなく、情報なので tell を使います
  ※ teach の詳しい意味は、下の「単語の輪を広げよう」のところに記載しています。
 
 駅への行き方を教えていただけませんか」の英語は
  Could you tell me how to get to the station? が正解になります (別の言い方もあり)。
   上の文には、学ぶべき多くの要素が含まれています。
    Could you ~? は「お願いする時の表現」です。道をたずねる場合、Would you ~? は使わないのです。
     … 詳しくは、「お願いする時の表現」を参照してください ⇒ コチラ
    tell …「~を言う、~を話す」の「 S から始まる単語2つ、T から始まる単語2つ」⇒ コチラ
    how to [動詞]の原形 …「どのように~するか」「~の仕方」… [不定詞] ⇒ コチラ
    get to … 「~へ着く、~へ到着する」⇒ コチラ
    都立高校入試では get to が多く使われています。意味を知らないと get to を見ただけでは意味がわかりません。
    ※ 下記は「 S から始まる単語2つ、T から始まる単語2つ」 の一覧です … 詳しくは ⇒ コチラ
    ※ Can you tell me how to get to Sesame Street? の記事は ⇒ コチラ

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単語の輪を広げよう
 ● tell
  ※ tell と同じ変化をする[動詞] ⇒ コチラ
   sell ⇒ sold ⇒ sold [tóuld] 「~を売る」 ⇔ 「~を買う」は buy : buy ⇒ bought ⇒ bought
   tell ⇒ told ⇒ told [tóuld] ※toldの発音は[トールド]ではなく、[トウルド]です。
 ● teach
  ※ 英英辞典による teach の説明です。
  [英英辞典の内容]
  1 to give lessons to students in a school, college, university, etc.; to help somebody learn something by giving information about it:
  2 to show somebody how to do something so that they will be able to do it themselves
  ※ 出典(上記の英文は下記の辞書の情報を使わせていただいております): Oxford University Press 社 Oxford Advanced Learner’s Dictionary, Eighth Edition
  [英英辞典の内容を日本語に訳すと]
  1. 学校や大学などで生徒に教えること、情報を与えることによって人が何かを学ぶのを手伝うこと
  2. (手助けなしで)一人でできるようにするために人にやり方を示すこと
   teach は、学校で勉強を教える時。また、その人が一人でできるように パソコンやコピー機の使い方などを教える時にも使えます。
 
  teach [tíːtʃ] の下線部と同じ発音の単語
  ・ beach [bíːtʃ] : 砂浜 ※「ビーチパラソル・ビーチサンダル・大磯ロングビーチ」のビーチ
  ・ reach [ríːtʃ] : ~に着く, ~に到着する
  ・ bleach [blíːtʃ] : 漂白する, 白くする (ブリーチという漂白剤を使っている家もあるのでは…)
  ※ teach と同じ変化をする[動詞] ⇒ コチラ
 
  
・目的語を二つとる[動詞]…「~に…を」「…に~を」と言う時 ⇒ コチラ

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英作文

▢ 「~がある」「~がいる」を表す3つの言い方

「~がある」「~がいる」を英語で表すには 次の3つの言い方があります。

1⃣ there is + [単数形の名詞(句)] / there are + [複数形の名詞(句)]
there is / there are の there には「そこに」という意味はありません
そこに~がある」という場合は There is ~ there / There are ~ there と、there is / are とは別に there を使う必要があります。
There is a book on the table.
テーブルの上に本が一冊ある
・There is a park near my house. There is a tall tree there.
家の近くに公園があります。そこに一本の高い木があります。

2⃣ have / has
have / has は「持っている」という意味ですが、「~がある」「~がいる」という訳をすることも可能です。
・Do you have any hobbies?
(あなたには) 何か趣味はありますか
・She has a lot of things to do today.
彼女には、今日しなければならないことがたくさんある
has は[三人称単数現在(三単現)]の時に使います。
[三人称単数現在(三単現)] の説明は ⇒ コチラ
※ things to do は [不定詞]の[形容詞的用法] … 詳しくは ⇒ コチラ

3⃣ [be動詞] + [場所を表す言葉]
[be動詞]の超詳しい説明 ⇒ コチラ

※ [場所を表す言葉] とは、次の  と  になります。
in / on / near などの [前置詞]+[名詞(句)]
[前置詞] の説明は ⇒ コチラ
・My mother is in the kitchen. (母は台所にいます)
※ 上記の文で in the kitchen が[場所を表す言葉]になります。

「~に」「~へ」という [前置詞]の意味が含まれる here / there / where / home などの単語になります。
here / there / where / home などの単語の説明 ⇒ コチラ
・I’m home. 「私は家にいるよ」(直訳) ⇒ 「ただいま」(該当する日本語)
・A: Where are you? 「(きみは)どこにいるの?」
・B: I’m here. 「(ぼくは)ここにいるよ」
※上のA B の文とも ③ [be動詞] + [場所を表す表現] の言い方になります。

▢ [ヒント] [be動詞] を数学の「=」(イコール) のように考えると、わかりやすい場合があります。
A:「お飲み物は何にしますか」
B:「私、オレンジジュース」
・・※ B: の日本語をそのまま英語にすると
・I am orange juice. これは、 I= orange juice. という意味になってしまいます … ( よく聞く笑い話 / よくある間違い )
⇒ 英語らしい表現は I’d like orange juice, please. など になります (I’d = I would ⇒ コチラ)
※ He is in the kitchen. の [前置詞] in を忘れ、He is the kitchen. と言ってしまうと
「彼は台所にいます」ではなく He = Kitchen ということになってしまいます。



▢ ポイント

1⃣ の言い方を 2⃣ で言い換えられる場合があります。
たとえば、
「日本には季節が4つあります / 日本には四季があります」
1⃣ There are four seasons in Japan.
2⃣ Japan has four seasons. = We have four seasons in Japan. = They have four seasons in Japan.
※ [主語] に We / They を使う場合、この文章を言った(書いた)のが日本人か、日本人以外かで We を使うか They を使うかが決まります。
この特定の人でない場合に使われる We / They については高校で勉強します。





● 1⃣ の言い方 there is / there are は、何か話を切り出す時によく使われます
There is an apple on the table. You can eat it.
テーブルの上にリンゴが1個あるから、食べてもいいよ。
※ 上記の例では「リンゴ食べていいよ」という話を言うために、There is an apple … と最初にリンゴの話を切りだしています。

● 1⃣ の言い方では the apple や your bag など特定したモノなどには使えません
その場合は 3⃣ のいい方を使うことになります。
X There is the apple in the fridge. (There is の後に the のついた名詞はダメ)
※fridge [frÍʤ] 冷蔵庫

AとBとC の会話の例です。
 A: The apple is in the fridge. 「そのリンゴなら冷蔵庫の中にあるよ」
B: Oh! Where is it? 「え、どこにあるの?」 … 質問の形ですが、これも [Be動詞]+[場所を表す言葉] の形をしています。
C: I’ve eaten it. 「それなら俺食べちゃったけど」
※ I’ve eaten =I have eaten … [現在完了形]の説明 ⇒ コチラ



X There is my mother in the kitchen. (There is の後に my のついた名詞はダメ)
 My mother is in the kitchen. 「母は台所にいます」



● 3⃣ の表現の日本語訳について
・My mother is in the kitchen.
上記の文は厳密にいうと「母は台所にいます」ですが、日常会話では「母は台所です」ということもよくあります。
ここで注意しておきたいことが2点あります。
① この場合、[be動詞] is が「います」や「です」と違う訳され方をしていることです。
「母は台所です」という日本語を英語にしようとした時に My mother is the kitchen.
と [前置詞] in を忘れてて誤った英語にしないよう注意が必要です。


●「~がある」と「~がいる」の違いはなんでしょう?
日本語では「もの」と「人・生き物」では違う言葉を使っています。
「~がある」… [もの] に使います。
「~がいる」… [生き物]に使います。

※ 英語では「もの」も「生き物」も同じ表現が使えます (下記は take / bring の例)
・take … 「(もの)を持って行く」「(人)を連れて行く」
・bring … 「(もの)を持って来る」「(人)を連れて来る」
take / bring の説明 ⇒ コチラ

▢ There is / there are は [人] に対しても使います
There are a few people in the park. (公園に人が数人います)



 There is / there are は [物] に対しても使います
There is a big tree in the park. (公園には大きな木が一本あります)



□ 上の二つの例からもわかるように
・ There is / There are の英文を日本語に訳すときは「~がある」なのか「~がいる」なのか使い分ける必要があります。

単語

want / would like
 want の発音は [wɔnt][ウント]
 a につられて、つい[wʌnt][ワァント] と発音したくなりますが、間違いです ⇒ コチラ
 
wantwould like はほぼ同じです
 では、違いは何でしょう? ⇒ would like の方が丁寧です ⇒ 下の絵を見てください。
 ・意味は、want…「ほしい」would like…「いただきたい」ぐらいの感じです
 ・I would like= I’d like
  ※会話では短縮形の I’d like が好まれて使われます。
 
質問の形は、両者でちょっと異なります !
 want は[一般動詞]の仲間、would は[助動詞]の仲間だからです。
 ※ [一般動詞] ⇒ コチラ
 ※ [助動詞] ⇒ コチラ
 質問の形:
 Do you want ~?
 Would you like ~?

教科書の例
 ・Which do you want, a hot dog or a hamburger? ① L-06
  ホットドッグとハンバーガー、どちらが欲しい?
 ・I want both. ① L-06
  ぼくは両方ほしい。
 ・About 100 years ago, many Japanese people who wanted a better future left Japan. 3 L-05
  約100年前に、よりよい将来を望んだ多くの日本人が、日本をあとにしました。

丁寧(ていねい)…「丁寧ってイメージがわきません!」方は
 「友達と話すと時」と、家で「初めて会うお客さんに話す時」では言葉を使い分けています。
 言い方によって下記の例のような感じに聞こえます。
 友達に「いかがですか?」と言うのも変な感じ、お客さまに「いる?」と聞くのも失礼になります。
 ※ 英語初心者の場合は、その場にあった最適な表現でなくても、多少大目に見てもらえるのでOKです。
友達に聞く場合
 「お茶、いる?」⇒ [英語] Do you want a cup of tea?

お客さんにたずねるとき
 「お茶、いかがですか?」⇒ [英語] Would you like a cup of tea?

 ※a cup of □□ は「□□ 一杯」
 日常会話では a cup of [coffee] の意味で a coffee とも言います
 なので ⇒ 「 tea / coffee は、数えられない[名詞]」だから a coffee は 間違いじゃん」とは考えないでください。
 (おかしいと思ったら、それはまたすごいことです)
 ※ a cup of coffee や a coffee の代わりに some coffee とも言い
 ※ some … ここで説明するとかなりのボリュームなので ⇒ コチラ 

 
   
 
want to / would like to

 ● want= would like なので ⇒ want to [動詞]= would like to [動詞] になります。
 ※ want to と would like to はほぼ同じです。
 ※ want to [動詞] / would like to [動詞] の意味は「[動詞] したい」に なります。
 ※ want to [動詞] より would like to [動詞] の方が丁寧です。
 ※ want to / would like to は、都立高校入試の作文で使える表現です(日常会話でもよく使います)。
 
▢「カジュアルな言い方」と「かしこまった言い方」の例 ⇒ コチラ

教科書の例
 ・Right. I want to go to a nursing home. ② L-06
  そうだね。僕は高齢者福祉施設に行きたいんだ。
 ・But you want to be an engineer, don’t you? ② L-06
  でもあなたは技術者になりたいんじゃないの?
 ・What do you want to be in the future? ② L-06
  みなさんは将来何になりたいですか?
 ・I want to go to Hollywood and learn how to make films. ③ L-05
  ぼくは、ハリウッドに行き、映画の作り方を学びたいのです。
 ・I want to play soccer with Brazilians. ③ L-05
  ぼくはブラジルの人たちとサッカーをしたいのです。
 ・I'd like to ask you a few questions. ③ L-03
  いくつか質問をしたいと思います。
 ・So I'd like to visit Mongolia and stay in one. ③ L-05
  だから、私はモンゴルを訪れてゲルに滞在したみたいのです。
 ・I'd like to study abroad. ③ L-07
  私は留学したいです。

would love to「(より)~したい」
 love は like より強い感情です。would like to の like の代わりに love を使うことで「より」「~したい」ことを表します。
 何かを誘われた時によく使われます。
 誘いにのる時も使いますが、 誘いを断る時にもよく使います … 断るにしても「すごく~したいんだけど…」という気持ちを相手に伝えることができます。
 
教科書の例
 A: Why don’t you come with me? 「僕と一緒に来ないかい」
 B: I’d love to. 「喜んで」③ L-03

▢ 英語を日本語にするとき、主語が変わっただけでも注意が必要です。
  次の英文を日本語にしてみます。
 I would like to go to America. 「私はアメリカに行きたい
  [主語]の IHe に代えて日本語にしてみます
 He would like to go to America. 「彼はアメリカに行きたい
   この日本語は不自然なので、言い方を少し変えて自然な日本語にする必要があります。
  X「行きたい」 行きたがっている」「行きたいと思っている
  「彼はアメリカにに行きたがっています
  「彼はアメリカにに行きたいと思っています
  日本語を勉強している人の大変さ…少しわかってもらえるでしょうか?

  実は、大切なのはこれからなのです !
  さて、今度は逆に「彼はアメリカにに行きたいと思っています」を英語にしてみましょう。
  日本語に「思っている」という言葉が入っているので、
  つい 「think (と思う)」を使わなければならないのかと考えてしまい、
  X He thinks to want to go to America. [誤り] … などと誤った作文してしまう場合があります (意外と think を使ってしまう人が多いんですよ)。
  ※主語が変わることによって日本語の言い方が変わり、それによって英作文をするときにも注意しなければならなくなります…大変ですよね。
  ※英語では同じなのに、日本語は変える必要があるもの ⇒ コチラ
 
   
 

want [] to / would like [] to 「 [人]に~してもらいたい」コチラ

同じ発音 could [kúd] / would [wúd] / shouldúd]
 ※ みんな[助動詞]の仲間です ⇒ コチラ
  それぞれ、どういう時に使うか確認しておきましょう !
 ※いろんな機会に他の単語と関連づけて英語・英単語に触れる機会を増やしましょう !

 

単語

some / any ともいくらかの, 多少のの意味で使われます。
  通常
  some (some-) は、肯定文に使われます。
 any (any-) は、疑問文否定文に使われます。

 some や any を無理に日本語にすると、不自然な日本語になる場合があります。
 
   
 
 教科書の例
 ・Yes. I see some plastic bags. ① L-04
  はい。いくつかのビニール袋が見えます。
  ※ ビニール袋は、vinyl bag ではなくplastic bag です。
 ・Do you see any birds? ① L-04
  あなたに鳥が何羽か見えますか。

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some疑問文に使われる場合があります。
 ● [申し出] 「~はどうですか」という時
  ・Would you like some more cake? (もう少しケーキを召し上がりませんか)
   ※ would like の説明 ⇒ コチラ
 ● [Yes の答えを期待する時]
  ・Have you brought some paper and a pen? (ペンと紙は持って来ましたか)
   ※ brought: bring の過去分詞形 … take / bring の説明 ⇒ コチラ
 
   
 

 教科書の例
 ・Would you like some scrambled eggs? [申し出] … ③ L-06
  スクランブルエッグはいかがですか。
  ※ would like の説明 ⇒ コチラ
 ・Could you give me some advice? [Yes の答えを期待] ③ L-07
  アドバイスをしてくれないかな?
  ※「依頼」を表す Could you ~? ⇒ コチラ
 ・Can I ask you something? [Yes の答えを期待] ③ L-07
  頼みがあるんだ
 
any肯定文で使われる場合もあります。
 この場合、「何でも (いつでも / 誰でも / どこでも)」等の意味になります。
 
   
 

 教科書の例
 ・Let’s fight for anyone’s right to take any seat on any bus.
  だれもがどのバスのどの座席にも座れる権利を求めてたたかおう。
 ・Black people were free to sit anywhere.
  黒人たちはどこでも自由に座ることができるようになりました。
 
 ▢ some+[名詞] の訳し方コチラ

単語

▢「小さい」を表す[形容詞] small little
※ [形容詞] ⇒ コチラ
small単にサイズを言っています
※ 反対語(反意語)は big / large
・Wow. It’s smaller than your eraser. ② L-07 ( It は a letter 「手紙」のことです
うわー。君の消しゴムよりも小さいね。
※ smaller than … [比較級] ⇒ コチラ

little通常「かわいい」と言う感情が入ってます

ファストフードの飲み物にスモールサイズはあってもリトルサイズはありません
※ 衣服のサイズ「S」は small のことです、「L」は little の L ではなく Large の L です
・Once upon a time, four little rabbits lived with their mother. ② L-02
・・昔々、4匹の小ウサギがお母さんと一緒に暮らしていました。

単語の輪を広げよう
little には「小さい」と言う意味の他に a little で「少しの」という意味もあります。
a few / a little の使い分けコチラ
● [ご参考]
いくつかの決まった表現においては、littlesmallshort と同じように使われます
little finger(小指) / a little while(短時間)/ the little hand of a clock(時計の短針) など

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単語

some+ [名詞] が [主語] の場合
 訳: 「[物]もある」「[人]もいる」と訳すことができます
  「[物]もある」「[人]もいる」と訳さない方いい場合があるので注意が必要です。
 
 教科書の例
 Some dances tell stories from our history. ② L-01
  私たちの歴史から物語を伝えているダンスもあるんだ。
   ※ s と t から始まる 「~を言う/話す」⇒ コチラ
 Some robots lifted patients. ② L-06
  患者さんを運ぶロボットもいました。
   ※ lift 「持ち上げる」/ 「運ぶ」… carry
   ※ patient [péiʃənt]「患者」
 Some scientists think the reason was climate change. ② 付録
  何人かの科学者は、その理由は気候の変動であると考えています。
   ※「その理由は気候の変動であると考えている科学者もいます」と訳すことも可能です。
   ※ scientist [sáiəntist]「科学者」
   ※ reason [ríːzn] 理由
   ※ climate [kláimit] 気候
 Some Japanese habits are different from other countries. ③ L-03
  日本の習慣の中には、ほかの文化のものとは異なるものがあります。
   ※ habit [hǽbit]「習慣」
   ※ be different from (※重要)「~と違っている」
 
こちらも覚えましょう
▢ [重要] someothers … 「~もいれば(あれば) …もいる(ある)
 Some peopleothersothers other people の意味になります。
  
通常 [the] others は単独で使われます

 
Some characters were so cool, and others wore such cute clothes. ③ L-02
  かっこいい登場人物もいたし、とってもかわいい衣服を着ている登場人物もいたからです。
   ※ character [kǽriktər] 「登場人物(日本語でキャラと言われたりする)」
   ※ so「とても」
   ※ cool 「涼しい/かっこいい」
   ※ such「非常に、とても」
   ※ cute 「かわいい」
   ※ clothes [klóuz]「 衣服」
 
 例文
  高校生向けの例文も含まれています
 Some people like her, others don’t.
  彼女のことを好きな人もいれば嫌いな人もいる
   ※ others don’t の 後ろに like her が省略されています。
 Some are cheerful and others are not.
  陽気な人もいればそうでない人もいる
   ※ others are not の 後ろに cheerful が省略されています。
 Some are wise and some are otherwise.
  [ことわざ] 賢い人もいればそうでない人もいる
 Some people were for the war and others were against it.
  戦争に賛成の者もあれば反対の者もあった
   ※ be for ~「~に賛成だ」⇔ be against ~「~に反対だ」
 Some people were killed, others wounded.
  死んだ人もいたし負傷した人もいた
   ※ wound … まぎらわしい単語 ⇒ コチラ
 
● 下記は「~ボランティアもいた」と訳すと不自然になります

 ・Some volunteers made them. ① L-09
  数人のボランティアの人たちがかまくらを作ったの。
   ※ この文は Did you make a kamakura? No, I didn’t. の後に続いています。やり取りの流れから「~ボランティアもいた」は不自然になります。

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 some / any の使い分け … 詳しい説明は ⇒ コチラ

日本語訳

訳し方のヒント [1]

 この記事は中学生には、「ご参考」になります(興味があれば参考にしてください。覚える必要は特にないです)
 
  英文を読む時には、読んでまずだいたいの意味がわかることが大切です。
 特に東京都立の高校入試やTOEIC(トーイック)という英語の試験などでは、短い時間で多くの英文を読まなければなりません。
 英文(長文)を素早く読んで、だいたいの内容をつかむ能力が要求されます
 
 訳し方のコツ(テクニック的なこと)を覚えるのは、その後でもいいと思います。
 英語をそのまま日本語にすると不自然になる場合があります。
 
□ 英語を訳した日本語が不自然な場合に自然な日本語にする技術の一つを紹介します
 
 下記の ①、②で説明している順番で訳していきます
 ※ あまり意識しないでもできている場合があるかもしれませんが、意識して行うことが重要です。
 ※ 全ての英文で使えるわけではありませんが、覚えておくとお得です。
 ※ 理屈を覚えてしまえば簡単です。
 
  動詞の意味を反対にする
  英文で使われている[動詞]を日本語にする時にあえて反対の意味に訳します。
  ※ このままにしておくと、訳した日本語が英語と反対の意味なってしまうため、次の②が重要になってきます。
 
  肯定は否定に、否定は肯定に変える。
  a) 英文に not (もしくは not の意味)が入っていれば、日本語を not が入らない意味にします。
  b) 英文に not (もしくは not の意味)が入っていなければ、日本語には not の意味を入れて訳します。
   この ② の作業で英語と日本語の意味を同じにすることができます
 
 □ 試しに、次の英文を日本語にしてみましょう
  英文: I could not believe my eyes.
     ※ could [助動詞]: can の過去形 [② L-08]
     ※ believe [動詞]: 信じる [② 付録]
     ※ eye [名詞]: 目

  直訳: 私は(私の)目を信じることができなかった。
   次に上で説明した技術を使って日本語にしてみましょう

   ①[動詞]が「信じる」なので反対の「疑う」にします。
   ② b)英文に not が入っているので not を除いて日本語にします。
 
  訳(改): 私は(私の)目を疑った
 
  ※どうでしょうか。テクニックを使って訳したものの方が、日本語でよく聞く表現ではないでしょうか。
 

   
 
 □ 他の例
  英文: Please remember to lock the door.
     ※ remember [動詞]: 覚えている、思い出す [③ L-01]
     ※ lock [動詞]: かぎをかける [③ L-06]
     ※ [不定詞]… to + [動詞]の[原型] が使われています ⇒ [不定詞の詳細]は コチラ
 
  直訳: ドアにかぎを掛けるのを覚えていてね。
 
   次に上の説明の技術を使ってみましょう
   ①[動詞]が「覚えている」なので反対の「忘れる」にします。
   ② a)英文に not が入っていないので not をつけて日本語にします。
 
  訳(改): ドアにかぎをかけるのを忘れないでね
     ⇒ 忘れないでドアにかぎをかけてね。 (別な技術を使っています ⇒ コチラ)
 
   
 
  同じように、英文の Stay home. は、直訳で 「おうちにいてね」とも言えますが、
  「家にいる」の反対の「出かける」にし、not をつけて訳して「出かけないでね」()とも言うことができます。
  どちらの日本語にするかは、どういう時に使うかや、聞いた印象 などによっても変わってきます。
 
   
 
   STAY HOMEコチラ

日本語訳

特定の動詞+[]は「人の言うこと~する」「人の言っていること~する」という意味になります。
 ※ 下の4つの表現は覚えておき、できれば自分でもつかいたいものです。
 
hear[人]  :「[人]の言うことを聞く」「[人]の言っていることを聞く」
 ・I can’t hear you. 「あなたの言うことが聞こえません」「あなたの言っていることが聞こえません」
 
listen to[人]  :「[人]の言うことを聞く」「[人]の言っていることを聞く」
 ・Listen to me.  「私の言うことを聞きなさい」
 hear / listen toコチラ
 
  
 
believe[人]  :「[人]の言うことを信じる」「[人]の言っていることを信じる」
 ・I don’t believe you. 「あなたの言っていることは信じられません」
 
understand[人]  :「[人]の言うことを理解する」「[人]の言っていることを理解する」
 ・I can’t understand you. 「あなたの言うこと / 言っていることがが理解できません」
 
  
 

 ◇次のように置き換えできます
 ※ [高校で学びます。中学では覚える必要ありません]
 
・I don’t believe you. = I don’t believe what you say / what you are saying.
 ※「人物を信じる/信じない」は次のように言います: I believe in (= trust) you.]
  believe in 「信頼する」… believe in の詳しい説明は ⇒ コチラ
   ・We can do it if we believe in ourselves and try. ③ L-07
    自分自身を信じて、挑戦すれば、変えることができるのです。
 
 ・I can’t hear you. = I can’t hear what you say / what you are saying.
 
 ・Listen to me. = Listen to what I say / what I am saying.
 
 ・I can’t understand you. = I can’t understand what you say / what you are saying.

 

日本語訳

▢「~するのを見る」「~しているのを見る」
 ● [日] さて問題です。次の2つの文はどのように違うのでしょうか。
 ・「私は彼が道路を横切るのを見た
 ・「私は彼が道路を横切っているのを見た
  日本人は二つの言い方からその状況によって自動的に適切な言い方を選んでいます。
  ただ、どう違うのか、どのように使い分けるのかを説明できる人は少ないのではないでしょうか。

 ●[英] 英語も次の二つの言い方ができます。
  A: I saw him walk across the road.
  B: I saw him walking across the road.
   英語を母国語として使っている人は、状況に応じて適切な言い方を選んでいます。
   ただし、二つの文の違いや、使い分けを説明できる人は、英語を教えることを学んだ人ぐらいだと思います。

 see / hear / feel / smell などを[知覚動詞]と呼びます
  [知覚動詞] の説明コチラ
   この[知覚動詞]+[人(物)]+[動詞] の言い方には2つの言い方があります。
   A: [知覚動詞]+[人(物)]+[動詞の原形]
   B: [知覚動詞]+[人(物)]+[動詞の-ing形]

▢ 上の日本語と英語は次のような組み合わせになります
 A: I saw him walk across the road.
  私は彼が道路を横切るのを見た。

 B: I saw him walking across the road.
  私は彼が道路を横切っているのを見た。

  そしてその使い分け
 A [~するのを: 動詞の原形] が「彼が道路を横切るのを最初から最後まで全部見た」
 B [~しているのを: 動詞の-ing形]は「彼が道路を道路を横切っている一部を見た」
  と言う意味になります。
 
   
 
   
 
 
 上記の使い分けを理解すれば、
 「飛行機が飛ぶのを見た」というのは、「飛行機が動き出して離陸し見えなくなるまで見ていた」というような状況を言っています。
 一方「飛行機が飛んでいるのを見た」というのは、「飛行機の音が聞こえたので見上げたら、飛んでいる飛行機が見えた」というような状況になります。
 「彼女が部屋に入るのを見た」とは言えても「彼女が部屋に入っているの」というのは不自然であることが説明できます。
 また「何か焦げているにおいがした」とは言えても「何か焦げるにおいがした」というのは不自然であることが説明できます。
 (焦げるニオイをかぐのは、通常最初から最後までかぐことはなく、その一部なのが普通なのです)。

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洋楽における知覚動詞
 ● Richard Marx の「Hazard」という曲の中に、知覚動詞が使われています。
  ・We used to walk down by the river. She loved to watch the sun go down.
   私たちは川のそばを歩いたものでした。彼女は太陽が沈むのを観るのが大好きでした。
   ※ 歌詞から、太陽が沈むのをチラッと見たというより、長い時間みていたのがわかります。
   ※ ネットで「Richard Marx Hazard」で実際の曲が聞けるサイトも見つかると思います。
   ※ 過去の習慣を表す used to ⇒ コチラ

単語

hearlisten (to)

hear は「意識しないでも、耳に入ってくる」と言う意味になります。
listen は「注意して聞く」(集中し、できる限り聞こうとする概念が強調されています)という意味になります。
・・欲してなくても何かを聞く(hear)ことはできますが、意図的な時のみ何かを聞く(listen to)ことができます。

● [前置詞]「~を」は、いる? / いらない?
「何か聞く」時
hear の中には「~を」が含まれているので[前置詞]は不要です。
listen には「聞く」と言う意味しかないので、~を」に当たる[前置詞]の to が必要になります。
・・★ 下記の例を観れば hear と listen の違いが分かりやすいかと思います。
・・・・I heard them talking, but I didn’t really listen to their conversation.
・・・・私は彼らが話しているのが聞こえたが、彼らの会話を聞いていたわけではなかった)。
・・・・※ conversation: 「会話」
・・・・hear [/]+[動詞の –ing形] 「~しているのが聞こえる」⇒ コチラ
・・・Listen carefully, please. – Could you speak louder? I can’t hear you very well.
・・・・(注意して聞いてください。-もう少し大きな声で話してくださいますか。なんと言っているかあまり良く聞こえません)
・・・・hear / listen to+[人] …「[人]の言うことを聞く」⇒ コチラ
・・・・I didn’t hear the phone because I was listening to the radio.
・・・・私はラジオを聞いていたので電話が聞こえませんでした
・・・・the つける / つけない
・・・・・ラジオを聴く」は listen to the radio と the が必要です。
・・・・・TVを観る」は watch TV と TVの前に the はつけません
・・・・※ [冠詞] と呼ばれる a /an / the を正しく使うことはは英文法の中でも難しいものの一つです … 詳しくは ⇒ コチラ

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単語の輪を広げよう
意識して行う動詞に look at (~を見る)/ watch (~を観る)/ listen to (~を聞く)
意識しないで行う動詞には、see (~が目にはいる)/ hear (~が聞こえる)等があります。
▢ 例文:
・He looked up at the sky and saw a plane flying. (空に目を向けると飛行機の飛んでいるのが目に入った)
・She tried not to listen, but she heard. (聞くまいとしたが聞こえてしまった)
・・・「~を見る」look at / see / watch の使い分けコチラ

● see / hear +[人/物]+ [動詞]の原形 又は [動詞]の-ing形
・・ [人/物]が「~するのを」「~しているのを」「見る / 聞く」の詳しい説明は⇒ コチラ
特定の動詞 (hear /listen to / believe / understand) +[人] の詳しい説明は ⇒ コチラ

単語

see [síː]
 ※ see の変化 ⇒ コチラ
 ※ see / sea / she の発音 ⇒ コチラ
 see には「~を見る」「わかる理解する」という意味があります。
  ・ I saw cherry blossoms in the schoolyard. (私はサクラの花を校庭で見ました) ① L-09
  ・ I see. (なるほど)(そうなんだ) ② L-03 1⃣ U-04 1⃣ U-05 
 see には、他に「~と会う」という意味もあります。
  「~と会う」という 英単語は他に meet があります。
   それでは、「~に会う」という意味で、see と meet はどう使い分けるのでしょうか
 
meet [míːt]]
 ※ meet の変化 ⇒ コチラ
  meet の「~と会う」の中には「知り合いになる」や「(計画的)に会う」という意味が含まれます。
  初めて会った時の挨拶に、Nice to meet you. 「はじめまして」という表現があります。
  ※ Nice の前に It’s が省略されています。省略しないと、It’s nice to meet you. となります。
  英語の直訳は 「あなたと知り合いになれてnice (すてき)です」となります。日本語では通常「はじめまして」と訳します。
  Nice to meet you.は日本語で「はじめまして」と言うにように最初に会った時に使われ、2回目以降に会ったときは、
   Nice to meet you again. とは言いません。
   ※時々聞く間違いです。知り合いになるのは最初に会ったときだけなので、2回目以降に会う時には meet は使いません
    2回目以降に会う時は、see を使って次のように言います(挨拶だけに限ると思ってください)。
  Nice to see you again. (再びお目にかかれて nice です)
   ※again [əɡéin] 「もう一度、また」
   ※ Nice to meet you. は、日本語で「ナスみっちゅ」と言っても意外に通じます。

  街を歩いていると、有名人に会うことがあります。
  その時、友達に「昨日、〇〇に会ったよ」と英語で言う場合、
  ・I met 〇〇 yesterday. と言うと、「挨拶などして知り合いになった」という意味になります。
   英文法的には間違いではありませんが、次の文の方が実際に近いと思われます。
  ・I saw 〇〇 yesterday. 「昨日〇〇を見かけたよ」
   他方、「昨日 (友達の) 翔平と会ったよ」と言う時は、
  ・I saw Shohei yesterday. と言うと、実際に会ったのか、見かけただけなのかがはっきりしません。
   そこで、「実際に会った」と明確にさせたい(はっきりさせたい)場合は、
  ・I met Shohei yesterday. と言います。
   これは「正平と知り合いになった」と言っているのではなく、「(計画的に)会った」ことを言っています。
   ※ [高校]「見かけた」のでもなく「計画的に会った」のでもなく「偶然会った」場合にはいくつかの言い方があります ⇒ コチラ

単語の輪を広げよう
 meet には「~と会う」の他に「<要求などを>満たす」という重要な意味があります ⇒ コチラ
 
 meet の同音異義語(発音が同じでつづりと意味が異なる語) に meat (肉) があります。
  ※ [同音異義語][míːt] meatmeetコチラ
  ※ meat (肉)の単語の中には eat (食べる)が入っています。
 
  

 

単語

takebring

take : 「~を連れて行く・~を持って行く
 ※ [不規則動詞]になります。
 ・ take ⇒ took ⇒ taken

bring : 「~を連れて来る・~を持って来る
 ※ [不規則動詞]になります。
 ※ bring ⇒ brought ⇒ brought ⇒ コチラ
  ※ brought の下線部の発音は [ɔː][オー] でしょうか、[ou][オウ] でしょうか … 答え ⇒ コチラ
 ※ bring の覚え方 ⇒ コチラ
 
ポイント・覚え方
 ● take と bring は go とcome の関係に似ています
  go / take は「話し手」から離れる方向
  come / bring は「話し手」に近づく方向のことを言っています。
 ●「あれ、どちらが「持って行く」だっけ?」と迷ったら
  ~を連れテイク・~を持っテイクtake [téik][テイク]です。ということは
  「~を連れて来る・~を持って来る」が bring になります。
  警部(けい)がイカリング持ってくる」が bring になります。
 
   

教科書の例
 ・Do we have to take our bags?  2⃣ U-05
  自分のカバンは持って行かなければだめ?
 ・Let’s take it home. ① L-04
  家に持って帰ろう。
 ・An ambulance came and took it to an animal hospital. ③ L-04
  救急車が到着し、イルカを動物病院へと運んでいきました。
 ・One morning he took his family and Jimmy to the bank to show them the safe. ③ L-07
  ある朝、彼はその金庫を見せるために家族とジミーを銀行に連れて行きました。
 ・And bring your lunch. ② L-02
  それから、お昼をもってきてね。
 ・This brings us to the present, 11:59 at night. ② 付録
  このようにして私たちは、つまり夜の11時59分にいます。
  (直訳: これが私たちを現在に連れてきます)

過去3年(2018-2020)の入試問題より抜粋
 「~を連れて行く・~を持って行く」「~を連れて来る・~を持って来る」という意味で、take や bring が使われている例です。
  ※ 試験には、「持って行く / 持って行く」以外の take a picture (写真を撮る) や take care of (~の世話をする)
   などのように違う意味で使われているものもあります。
  ※「試験に出るから覚えよう」もキッカケになるからいいのですが、「重要だから試験に出るのです」
    take / bring とも重要な単語です。試験とは関係なく、覚えたいものです。
 
 ・She took them from one place to another and explained things to Lucy at each place, such as its history.
  ※ explain : 高校入試によく使われる ex から始まる3つの単語 ⇒ コチラ
  ※ such as : 「~のような」「例えば」のような意味で使われています ⇒ コチラ
 ・Junko took Lucy to the food replica shop with Yasuko.
 ・Do you remember that you took me to the Dream Festival?
  ※ that … [接続詞] ⇒ コチラ
 ・Kazunori took Misato to a room in the city hall.
 ・I decided to bring some of my clothes to the shop.
  ※ decide to [動詞の原形] : 「~することを決める」も重要
  ※ [不定詞]③ ⇒ コチラ
 ・I think Ellen brought a book yesterday because she wanted to talk about it with me.
  ※ want to ⇒ コチラ

 

 

単語

「~を言う/~を話す」を表す

S から始まる[動詞] 2つT から始まる[動詞] 2つ
S : say / speak
T : talk / tell

4つとも基本的な[動詞]なので、整理をして覚えましょう

say
※ say の変化 ⇒ コチラ

Hello! / Good Morning! 等と言えるのは say のみです。
※ tell は指示や通知の意味の時だけ可能

・"My name is Alice," she said. ① L-09
・「私の名前はアリスです」と彼女は言いました。
・・※上記の say の代わりに speak / talk / tell を使うことはできません。

・Say ”cheese!” 「はい、チーズ」…(写真を撮るときに)「皆さん, 笑って」
・・(Cheese という口の形が笑っているように見えるため)

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[こぼれ話]
外国人を含むスタッフ全員で打ち上げの記念撮影をすることになりました。カメラマンが「せ~の」と言うと、ある外国人のスタッフが ”No ~!”
なぜ「No」なのか、理由を聞くと「Noと言えと言ったじゃないか」とのこと…「せ~の」が Say “No." に聞こえたらしいのです。

speak :
speak の変化 ⇒ コチラ

talk が「会話的」なイメージがあるのに対して、
speak は「一方的」なイメージがあります。
・・※ talk … talk show トークショー
・・※ speak … speech contest スピーチコンテスト

speak to [人] は「人と話す」時の他に、「[人]に話しかける」時ににも使われます
・・「[人]と話す」は speak to / with [人]
・Can I speak to Raj, please? ① L-07
・・・ラージくんをお願いできますか。
・・・※電話で「〇〇さんをお願いできますか」「〇〇さんに代わってもらえますか」
・・・・という言い方を覚えていないとすぐ英語が出てこないので注意が必要です。
・・・・「代わる」という意味で、間違えて change など使わないでください。
・・・・最近は一人にスマホ1台の時代になりつつあるので、この英語を使うのは仕事についてからということになるのかもしれません。

※「日本語を話しますか」「日本語を話せますか」「日本語を話すことができますか」をそれぞれ英語で言うと ⇒ コチラ
※ speak を[名詞]にした形「スピーチ」は speech とつづりが違うので注意
※ speak に-er をつけると 「話し手」とか「スピーカー」という意味の speaker になります

tell :
※ tell の変化 ⇒ コチラ

tell のみ [人]「言う/話す」の「~」がtell の中に含まれています
・・⇒ tell [人] と 「~」にあたる [前置詞] は不要です。
・・※ 逆に言うと通常は tell の後に[人]が必要です。
・・※ 他の3つの語 (say / speak / talk)は、「[人]に言う・話す」という時は、
say to [人], speak to / with [人], talk to / with [人] と、[人]の前に前置詞が必要です。
・・※ 通常、tell の後には[人]が必要ですが、[人]が省略可能なのは下記の場合です。
tell a story (物語を語る) / tell a lie (嘘を言う) / tell a joke (冗談を言う)/tell the truth (真実を言う) … などど
・・lie … まぎらわしい単語 ⇒ コチラ
・・・You must tell the truth. (本当のことを話さなければならない)
・・・He told a very funny joke.(とてもおかしい冗談を言った)
・・To tell (you) the truth …(実を言えば) ※ それぞれの単語の最初の文字だけとると「TTTT」となります(覚えるヒントになるかも?)。

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tell には、「~に話す」とい意味の他に「~に教える」という意味があります ⇒ コチラ

talk :

talk は、「くだけた会話」でよく使われます
・When she walked into the room, everybody stopped talking.
・彼女が部屋に入っていった時、みんな話をするのをやめた
「[人]と話す」は talk to / with [人]
・I talked with many people. ① L-09
・・私はたくさんの人々と話しました。
・I’m going to talk about sports. ② L-07
・私はスポーツについてお話します(話すつもりです)
・・※ be going to ⇒ コチラ

[ご参考情報] talk は、くだけた講演をする時によく使われ、speak は形式ばった講演や説教などをする時に使われます。
[talkspeak の比較]…ご参考です。中学生は全く覚える必要はありません
・This is Suzuki Taro, who’s going to talk to us about gardening.
・・・こちらは私たちにガーデニングについて話してくださる鈴木太郎さんです。
・This is Professor Kate Johnson, who is going to speak on recent developments in low-temperature physics.
・・・こちらは低温医療における最近の発展について話してくださるケート・ジョンソン教授です

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単語

▢「~以上」を英語で表すと次の 4つの言い方ができます。
 日常会話ではそれほど厳密に言うことがないため、4つの言い方をほぼ同じように使うことができますが、
  特許や契約書、数学など正確さを要求される文書では、その数が含まれているかどうかに注意が必要な場合があります。
 
 1⃣ at least ▢▢ : 「少なくとも
  at ▢▢ の熟語 (at last / at first など)コチラ
 
 2⃣ more than ▢▢ :「~よりも多く(の)」「~以上(の)
  ※ more「もっと」+ than「~より」⇒ more than ▢▢「▢▢よりもっと」
  厳密に言うと、more than ▢▢▢▢は含まれていません
   more than 20 people の英語は厳密に言うと「21人以上」ですが、日常生活では「20人以上」と言っても大きな問題になることはあまりありません。
 
 3⃣ over ▢▢ : 「~以上で(の)」
  厳密に言うと、over ▢▢▢▢は含まれていません
 
 4⃣ ▢▢ or more : 「少なくとも、以上… 教科書には出てきません(高校で学びます)
  ※ or「又は」+ more「もっと」⇒ ▢▢ or more「▢▢以上」
  [例]
  ・eight or more girls = eight girls or more (8人かそれ以上の女の子)
  ・If you order 100 units or more, we can give you a 20% discount off the list price.
  ・100個以上ご注文くだされば,定価から20%割引いたします

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教科書の例 
・In addition to those, at least 30 other languages are spoken in India. ② L-08
 それらに加えて、インドでは少なくとも他に30の言語が話されています。
At least 130,000 people died by the end of the year. ③ L-04
 少なくとも13万人の人々がその年の終わりまでに亡くなりました。
More than one billion people live in India. ② L-08
 10億人以上の人々がインドに住んでいます。
・"It will be difficult for her to live for more than one year," a doctor said to Sadako’s parents. ③ L-04
 「彼女が1年以上生きることはむずかしいだろう」と一人の医師が禎子さんの両親に告げました。
・Their fight lasted for more than a year. ③ L-06
 彼らのたたかいは1年以上も続きました。
・They started living near the rock over 40,000 years ago. ② L-05
 彼らは4万年以上前にその岩の近くに住み始めました。
・The Romans built baths a Bath over 2,000 years ago. ② L-08
 古代ローマ人たちは2000年以上前にバースに浴場を建設しました。
・I practiced over eight hours a day. ② L-08
 1日8時間以上練習しました。③ L-06
・In 1963, over 200, 000 people gathered in Washington, D.C. to support justice for all.
 1963年、20万人以上の人々がすべての人の正義を支援するためわしんとんD.C.に集まりました。

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ご参考 (高校で学習)
 more than ▢▢」 は厳密に言うと、▢▢は含まれません
 「▢▢以上 (▢▢を含む)」を厳密にいうと、「not less than ▢▢」 (▢▢より下ではない)という言い方をします。
 同じように ▢▢以下 (▢▢を含む)を厳密に言うと、「not more than ▢▢ 」になります。
 日常生活ではそれほど厳密に言う必要がないことが多いため、
 「▢▢以上 (▢▢を含む)」は、硬い言い方 「not less than ▢▢」 より 「more than ▢▢」 が使われます
 ※ 精密さが要求される数学や契約書や法律などでは厳密な言い方がより好まれます。