「天気・気温」「時間」「距離」などを表す時に使う It
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▢ It の特殊な使い方
・It は [代名詞] と呼ばれています。
[代名詞]の使い方: 普通は文章や会話の中で 最初に(例えば)「リンゴ」が登場して、
その次は「リンゴ」と言う代わりに [代名詞]「それ」を使います。これが [代名詞] の普通の使い方になります。
ということは、文章や会話の中で最初にいきなり[代名詞]が登場するのはおかしなことなのです。
次に説明するのが、この「おかしなこと」の一つになります。
※ [代名詞] ⇒ コチラ
▢「天気・気温」「時間」「距離」などを表す時は、主語に It を使います。
※ これらの場合は、文章や会話の最初でも it を使います … [代名詞] it の特殊な使い方になります。
※ [主語]は通常「~は」とか「~が」と訳しますが、この場合の [主語] の It は訳す必要がありません。「それ」という意味もありません。
※ [主語] ⇒ コチラ
▢ 例文:
・It rained last night. (昨夜雨が降った)
・It is six o’clock. (6時です)
▢ 教科書の例
・It's around noon. (そろそろ正午だわ) ① L-06
※ around「~の周りを」「~ごろ、~ぐらい = about」
・It will be hot tomorrow. (明日は暑くなるわ) ② L-03
※ warm / hot / cool / cold の説明は ⇒ コチラ
・It will not be hot tomorrow. (明日は暑くならないわ) ② L-03
・It'll be sunny on Tuesday. (火曜日は晴れるわ) ② L-03
・Yes. It'll be very hot. (ええ、とても暑くなるわ) ② L-03
・It's almost noon. (もう少しでお昼だわ) ② L-03
※ almost 「ほとんど、おおかた、もう少しで」
▢ 他の It の特殊な使いかた
● It の後に [不定詞] が続く場合 ⇒ コチラ
■ 下のイラストの説明
英語では、最初は Shingo (慎吾)と言っても、通常、その次は He (彼) と[代名詞]を使います。
・This is Shingo.「こちらは慎吾さんです」
・He is a good tennis player.「彼はテニスがうまいんですよ」
■ 下のイラストの説明
[代名詞] は通常、最初に言った言葉を置き換えています(例: Shingo ⇒ He)。
ただし、「天気・気温」「時間」「距離」などのことを言う時は、置き換えはしないで [代名詞] it を使います。
It is five now.「今, 5時だ」… It は前に言った何かを指し示しているわけではないんです。