[中学][高校]
□ [前置詞]「~から始まります」の [前置詞] は from ではありません
櫻坂46 三期生のライブ配信を2024年10月09日に観ました。
そのリピート配信が10月13日にありました。そのリピート配信を見るために
夕飯を済ませ少し余裕を持って配信画面を開いて始まるのを待っていました。
三期生のライブは海外にも配信が行われ、日本語の下に英語でも案内が表示されていました。
ライブの開始は19時半だったのですが、
画面に日本語で「リピート配信は19時30分から始まります」という案内が書かれ、
その分のすぐ下に英語で同じことが下記のように書かれていました。その英文を見て「おやっ」と思いました。
・The repeat stream will start from 19:30 JST.
※ JST: Japan Standard Time (日本標準時)
日本語の「19時30分から」につられて from 19:30 と書かれていましたが、
at 19:30 と at を使うのが正しい英語なのです。
・The repeat stream will start at19:30 JST.
※ この文で使われている will は、未来の情報を与える時に使う will です … 詳㋑説明は ⇒ コチラ
日本語からすると from を使うのに違和感がない人も多いと思うのですが、
何かが始まるのは、その時刻になった1回だけで、一旦始まったあとも始まることはないのです。
from
を使うと、19時半に始まった後も、ずっと始まるような感じになるのかもしれません。
※ ちなみに、櫻坂46の公式ホームページのライブ配信 (外部サイトにつながります) についての英語の案内では下記ようように正しく記載されていました。
Repeat stream: October 13rd (Sun) Doors open (stream starts) at 18:30 JST / Performance starts at
19:30 JST
※ この英文では、未来のことを言っているのに動詞は現在形を使っています … 詳しい説明は ⇒ コチラ
※ 前置詞 at
の詳しい説明は ⇒ コチラ
※ 日本語と英語で異なる感覚 ⇒ コチラ
「~から始まります」の [前置詞] は from ではありません
数えられる名詞は …
[中学][高校]
□ 数えられる名詞は …
英文の中で数えられる名詞を使うときは、次の㋐・㋑・㋒うの3つのうちのどれかにしなければなりません。
どれも選択しないのは、通常「間違い」と考えられます … チェックになります。
㋐ 名詞の前に a / an または the を付ける
㋑ 名詞の前に my や this / that などをつける
※ my の他に your / our / his / her / its / their を使うことがあります。
※ this や that の代わりに these や those を使うことがあります。
㋒ 名詞を複数形にする
〇 上記を踏まえて、下記の英文は正しいでしょうか?
・I like cat.
〇「別に変じゃないけど」…と思う人がいるかもしれません。
cat は数えられる名詞なので、上の説明では、㋐ または ㋑ または ㋒ にしなければなりません。
どれを選ぶかで、意味合いや聞いた感じが変わってきます。
㋐ I like a cat.
※ cat の最初の発音が母音ではないため、I like an cat. とは言えません。
※ 文法的には間違いではありませんが「私は猫が好き」と言いたいときは一般的な言い方ではありません。
㋐ I like the cat.
※ 訳は「私はその猫が好きだ」もしくは「私は猫というものが好きだ」という感じになります。
㋑ I like my cat.
私は私の猫が好き
㋑ I like your cat. とも言えます。
君の猫が好き
㋒ I like cats.
猫が好き
□ 例外
列車 train は数えられる名詞です、通常は a train / the train / our train / trains などとしなければなりませんが、
「そこへ電車で行った」などと、交通手段を言うときは、train の前に何もつけず、複数形にもしません。
・We went there by train.
□ 冠詞
a / an / the
は冠詞と呼ばれています。
冠詞は、英語の文法の中でも一番難しいものの一つです。
何年も英語を勉強していても、冠詞の使い方を迷うこともあります。
ただ、冠詞を正しくつかえなくても重要な問題にならないことがほとんどです。
冠詞は難しいと書きましたが、中には覚えるだけの簡単なものもあります。
比較的簡単なものから覚え、じょじょにできるようになっていけばいいです。
※「楽器を演奏する」場合は、楽器の前には the をつける … などが比較的簡単なものです。
※ 冠詞の詳しい説明は ⇒ コチラ
・
[前置詞] for
[中学][高校]
□ [前置詞] for
・
・□ ~のために, ~のための
・・a house for rent (= to let: イギリス英語)
・・貸家
・・jog for exercise
・・運動のために走る
・・go for a walk / go for a drive / go for a swim]
・・散歩に行く / ドライブに行く / 泳ぎに行く
・・send away a jacket for cleaning [=to be cleaned]
・・上着を洗濯に出す
・・I bought a new desk for the office.
・・事務所に新しい机を買った
・・We went to a restaurant fora meal.
・・食事をしにレストランへ行った
・・I have something for you.
・・差し上げるものがあります
・・What can I do for you?
・・いらっしゃいませ
・・※ お店で店員がよく使う言葉です。
・
・□ 目的語を2つとる動詞が「~を」「…に」の順番の時に「…に」の意味として居つかれます。
・・目的語を2つとる動詞の詳しい説明は ⇒ コチラ
▢ 例文
・・・▢ buy
・・・・He bought her the hat.
・・・・彼は、女にその帽子を買ってあげた。
・・・・He bought the hat for her.
・・・・彼は、その帽子を彼女に買ってあげた。
・・・▢ cook
・・・・Our father cooked us a good breakfast.
・・・・お父さんは私たちにおいしい朝食を作ってくれた。
・・・・Our father cooked a good breakfast for us.
・・・・お父さんは、おいしい朝食を私たちに作ってくれた。
・・▢ make
・・・・She made him a cup of coffee.
・・・・彼女は彼にコーヒーを一杯入れてくれた。
・・・・She made a cup of coffee for him.
・・・・彼女はコーヒーを一杯彼に入れてくれた。
・・・
・□ [時間・期間] ~の間, ~にわたって
・・for a long time
・・長い間
・・for a while
・・しばらく
・・for ever [or good]
・・永久に
・・for the last ten years
・・過去10年間
・・We stayed at the hotel fortwo days.
・・そのホテルで2日間滞在した
・
・□ ~の代わりに, ~の代わりの,~ に代わって, ~を代表して
・・a substitute for butter
・・バターの代用品
・・use a chair for a footstool
・・椅子を足台の代わりにする
・・write a letter for a person
・・手紙を代筆する
・・I’ll go for you.
・・君の代わりに行こう
・・CD stands for Compact Disc.
・・CDは Compact Disc の略である
・・※[重要熟語] stand for「[略語など] …を表す, 意味する」
・
・□ ~と交換に, ~と引き換えに, ~の金額で, ~に対して
・・for nothing
・・ただで, 見返りなしに, いたずらに, 無駄に
・・I bought this book for $98.
・・この布地を98ドルで買った
・
・□…の割には,…としては
・・He looks old for his age.
・・年齢の割にはふけて見える
・・It’s very hot for this time of year.
・・この時期にしてはとても暑い
・
・□[不定詞の意味上の主語を表す時に] ~が
・※ It
is … for [人]+[不定詞] 「[人]にとって~することは…だ」の詳しい説明は ⇒ コチラ
・・It’s time for me to go to bed.
・・寝る時間だ
・・It’s important for you to meet him.
・・君が彼女に会うこは大事だ
・・
・・
・
・□ ~に賛成して, ~を支持して
・・※ 詳しい説明は ⇒ コチラ
・・Are you for or against me?
・・私に賛成ですか反対ですか
・・We are for honest president.
・・うそのない大統領を支持する
・
・・
・
・
朝はパン~♪ 朝でも on
[高校][一般]
□ 朝はパン~♪ 朝でも on
● 通常、日や曜日など1日単位の時には [前置詞] は on を使い、その他は in を使います。
・We were not allowed out on Saturdays.
土曜日には外出を許可されなかった
● 1日の一部分を表す次のような場合(午前中/ 午後 など)は in や at をつかいます。
・ in the morning / in the afternoon, in the evening, at night
● ただし、下記のように in や at を使いたい場合でも、説明がつく場合や、特定の日/ 午後/ 晩/ 夜 の場合には on を用います。
・See you on Monday morning.
月曜朝に会いましょう
・We met on a cold morning in early winter.
初冬のある寒い朝に私たちは出逢った
・on a clear night,
・ある晴れた夜に
・I’d like to take half a day off on the morning of September 8th.
9月8日の午前に半休を取りたいと思います
※ 曜日や月などの場合でも this / last / next がつく場合は、[前置詞] は使いません。
・this week (今週) / kast month (先月) / next year (来年)
※ in the night と at night
〇 in the night は特定の夜の時に使われ、at night は特定されてない夜の場合に使われます。
・I sat up late in the night.
その夜、夜更かしをした
・ I don’t usually sit up late at night.
私は普通夜更かしをしない
※[重要熟語] sit up late / stay up lste:「夜更かしをする」
願望・希望を表す may
[高校]
□ 願望・希望を表す
may … 特殊な使い方
※ might には、この使い方はありません。
㋐ hope や pray などに続く that 節において
・We pray that there may be peace among humankind.
こいねがわくは人々に平安を与えたまえ
㋑ May が文の最初にくることがよくあります。
・May you both be very happy!
ご多幸をお祈りします
・May God be with you.
神とあらんことを
・May the New Year bring you all your heart desires.
新年がみんなに臨むものをもたらしますように
・May the Force be with you. … 映画 Start Wars の中で使われる名台詞(せりふ)
フォースと共にあらんことを
・
・
[前置詞 at on] あちらのテーブルにおかけください
[中学][高校][一般]
□[前置詞 at
on] あちらのテーブルにおかけください
● Please sit on that table. … と言うと … こんなことになってしまいます
・
●on を使って Please sit on that table. と言うと、テーブルの上に座ってしまいます。
● テーブルに座ってもらうときは at
を使って Please sit at that table. と言えば、テーブルわきの椅子に座ってもらえます。
※ at
は、きっちりしているけど「あやふや」な性格も合わせもっています。
※ この場合の at
は「あやふや」な性格がでています。at that table で、だいたいテーブルのあたりという意味になります。
※ [前置詞] at の詳しい説明は ⇒ コチラ
意味合いが違う Do you speak Japanese? と Do you ride a bike?
[中学][高校][一般]
□ 意味合いが違う Do you speak
Japanese? と Do you ride a bike?
「Yahoo!知恵袋」を見ていたところ、Can you speak English? と Do you speak English? に関する質問がありました。
※ その記事は ⇒ コチラ
(外部のサイトが開きます)
その回答をされた方が、ある YouTube を紹介していたので観てみました。
英語と日本語を話せる外国の方が、Can you speak English? と Do you speak English? について説明していました。
その中で、興味深いことを言っていたので、取り上げてみたいと思います。
Can you や Do you の後にspeak+言語が来ると、両者はほとんど同じ意味で使われるのに
他の場合は聞いた時の意味合いが変わってくるというものでした。
※ そのYouTubeは ⇒ コチラ
(外部のサイトが開きます)
□ speak が使われた次の2つの文はほぼ同じ意味合いで使われます。
㋐ Can you speak English?
英語を話すことができますか
㋑ Do you speak English?
英語話せますか
□ speak
ではない動詞の場合、次の2つの文は、違う意味合いで使われます。
㋐ Can you ride a bike?
自転車乗ることできますか
㋑ Do you ride a bike?
自転車のりますか
㋐ の Can you ride a bike? が「自転車に乗ることができるかどうか」能力を聞いています。
それに対して
㋑ の Do you ride a bike? は「日頃自転車に乗っているかどうか」を聞いています。
㋐ と ㋑ の質問をした場合、同じ人でも、次のように Yes と No という答えになる場合があるのです。
㋐ Can you ride a bike?
Yes, I can.
㋑ Do you ride a bike?
No, I don’t.
これは、答えた人が自転車に乗ることはできても、日ごろ自転車に乗らないことを言っています。
□ さて、それでは speak+言語 の場合、ネイティブは Can you ~? でも Do you ~? でも同じような意味にとらえているようです。
どうして ネイティブは Can you ~? でも Do you ~? でも同じような意味に理解し、同じように答えるのでしょうか?
● それは speak の持っている言葉の意味に関係していると考えられます。
speak を英英辞典で調べてみると、使い方の一つに次の説明があります
「to be able to talk in a particular language」(Longman Dictionary より引用)
説明の中に be able to が使われています。これは speak+言語の場合は speak の中に can の意味合いも含まれていることを示しているのです。
日本語でも同じようなことが言えます。
日本語では「英語を話すことができますか」「英語を話せますか」「英語を話しますか」という3つの言い方があります。
2番目の「英語を話せますか」には「~できる」という言葉は含まれていません。
ただ、「話す」という言葉を変化させ「話せ」という言い方にすると、その中に「できる」という意味合いも含まれるようなのです。
※ 日本語の文法は詳しくないので、必ずしも正確でない可能性があります。
英語の話に戻しますが、上記で説明したように「speak+言語 の場合は speak の中に can の意味合いも含まれている」ことから
外国人が Can you speak English? と Do you speak English? を聞いた時の感じ方がほぼ同じになっているようなのです。
□ 外国人の説明を聞くときの注意点
日本語で非常に似た意味の2つの単語の違いについて外国人から質問された場合のことを考えてみましょう。
二つの単語は微妙に違うことは感覚でわかり、全く同じ意味ではないことは分かっているものの専門家ではないので
その違いをうまく説明できない場合、多くの人は「二つの単語は同じ意味」とか「二つの単語は同じように使う」と答えていると思われます。
同じようなことが、外国人が英語を説明するときにも言えます。
英文法などを本格的に勉強していない場合、英語が話せても説明できなことはたくさんあるのです。
そんな場合に、日本人と同じように「二つは同じ」「二つは同じように使う」と答える場合もあるのです。
外国人が「二つは同じ」と言っていても必ずしも同じでないことがあることは覚えておきたいです。
□ Can you speak English? という言い方は失礼なのでしょうか?
英語のサイトによっては「 Can you speak English? は相手に能力を聞いているので失礼になる」 … というような説明をしている場合があるようです。
Can you speak English? の聞いた感じは Can you ride a bike? (自転車に乗ることができますか) のようだと、とらえればわかりやすいかもしれません。
ただし、Can you ride a bike? と Do you ride a bike? は、意味合いが異なるのに対して、
Can you speak English? と Do you speak English? は、意味合いがほぼ同じだということがあります。
「同じであれば、Can you speak English? を使っても問題ないだろう」という考えがあります。
他方で、同じ意味合いであれば、どんな人に対してもどんな状況でも無難に聞こえる Do you speak English? を使うのがいい … という考え方もあると思います。
複数の言い方があるときに「自分はこう話そう」というのを決めていれば迷わないですむのです。
その決めた言い方が Can you speak English? より Do you speak English? だと思えば
Do you speak English? がより好まれる理由も少し納得がいくのではないでしょうか。
それなりの知識があれば、あえて冒険して Can you speak English? を使うより Do you speak English? を使った方が安全・無難なのです。
動詞を名詞として使う Have a look at this.
[高校][一般]
▢ 動詞を名詞として使う Have a look at this.
・Have a look at this.
これを見て下さい
動詞の中に look があります。上記の例文のように、この look を動詞ではなく名詞として使う場合があります。
このように動詞を名詞として使うことはとても一般的で、特にフォーマルではない(形式ばってない)場合によく聞いたり見かけたりします。
使われる名詞は動詞と同じ形がよく使われます。
※ これらの名詞は、have, take, give, make, go for といった用途が広い動詞と一緒に使われることが多いです。
・Let’s go for a drink.
一杯飲みに行こう
・Let’s have a try.
ひとつやってみようじゃないか
・Let’s take a walk in the park.
公園に散歩に行こう
・May I have a talk with you now?
今すぐ相談にのっていただけますか
・Yesterday I took a look at him at the station.
昨日駅で彼をちょっと見掛けた
・I made a wild guess of 3,000.
でたらめに 3万と推測した
▢ 肉体的な行動には 名詞 とともに go for が使われるのが一般的です
・They went for a walk despite the rain.
雨にもかかわらず散歩に出かけた
・I could use some exercise – let’s go for a swim.
少し運動しなくては.泳ぎに行こう
・What do you say to going for a drive?
ドライブはいかがですか
誰なのかを言う時に使う it
[高校][一般]
・
□ 誰なのかを言う時に使う it
・
・[代名詞] it は [モノ] に使われ、[人] には使われない印象を持っている人も多いかと思います。
・ここで紹介するのは、[人] に使う it です。
・it は him 又は her などが誰なのかを言う時に使われます。
・
・□ 例文
・・[A] Who’s that over there?
・・・ 向うにいる人だれ?
・・[B] It’s Jack Bauer.
・・・ ジャック・バウワーだよ
・・・※ He’s Jack Bauer. とは言いません。
・・
・・・・
・・
・・ ・Hello. It’s Michelle Dessler. [電話]
・・・もしもし、ミシェル・デスラーです。
・・・※ I’m Michelle Dessler. とは言いません。
・
・・・It’s your sister who plays tennis, isn’t it?
・・・テニスしするの君のお姉さんだよね。
・
・
・
拒絶 を表す won’t / wouldn’t
[高校][一般]
▢ 拒絶 を表す won’t / wouldn’t
※ 助動詞 will [基本] の詳しい説明は ⇒ コチラ
▢ will not や won’t は、拒絶する時や、「拒絶について話す時」に使われます。
※ would not や wouldn’t は、will not / won’t の過去と考えてください。
※ will not や won’t は無生物主語にも使われます。
・The door won’t open.
ドアはどうしても開かない
・The engine won’t start.
エンジンがかからない
※ will not や won’t は refuse to を使って置き換えることができます。
※ 主語が無生物の場合は、refuse to を使うと擬人法的な使い方になります。
・The door won’t open. = The door refuses to open.
・The engine won’t start. = The engine refuse to start.
▢ 他の例文
・The patient won’t eat. = The patient refuses to eat.
病人は嫌がってものを食べない
・I don’t care what you say, I won’t do it.
あなたがなんと言おうとかまわない、私はしないから
・There was something wrong with the car and it wouldn’t start.
何かの故障で車が動かなくなった
want と won’t
・
・
▢ want と won’t
・※ 文書の場合は区別がくきますが、発音が似ているのでリスニングの時にどちらが使われたか判断するのが難しいも00のの一つです。
・
・▢ 東京都立高校入試の場合は、won’tは出ないと考えてください。
・・※ 2023年02月に行われた入試試験では won’t は、長文問題・リスニング問題共に使われていません。
・・※ 都立高校の入試問題の場合は、英語の実力を確認するためのもので、
・・・ いわゆる「ひっかけ問題」のような問題は出題されないと考えてください。
・
・・▢ want [wánt | wɔːnt | wɔnt]「欲しい」
・・・※ want と would like の説明は ⇒ コチラ
・・・※ want にはいくつかの発音があります。want の発音は
・・・・㋐ 母音と n の発音が続く
・・・・㋑「オー」と伸ばす発音
・
・・・・・
・
・・▢ won’t
[wóunt] will not の短縮形
・・・※ will の詳しい説明は ⇒ コチラ
・・・※ won’t の発音は「オウ」と「ウ」が入る発音。
・・・※ won’t / wouldn’t の説明は ⇒ コチラ
・
・・・・・
・
・
義務を表す shall
[高校][一般]
▢ 義務を表す shall
※ 現代英語に置いて shall は次の2つを覚えていけほぼ十分と言えます。
特に自分で shall を使う場合は、この傾向が高くなります。
・Shall we ~ ? 「(一緒に) ~しましょうか」
・Shall I ~ ? 「(あなたの代わりに私が) ~しましょうか」
※ 詳しい説明は ⇒ コチラ
▢ ただし、契約書や規則、法律上の書類、手順書などを読んだり英訳したりする場合は、義務を現す shall も使うことがあります。
● shall の訳:「 ~である、~すべきである、~とする、~するものとする、~のこと」
※ この shall は「~することとする」「~することになっている」と訳せば、ほとんどの文は理解することができます。
● 義務を表す shall を使った例文
※この種の考えを表現するのに一般的な語法では、will/ must / should が好まれます
[人が主語となった場合]
・Passengers shall be permitted to board at regular bus stops.
乗客は正規のバス停留所で乗るものとする)
・Persons under 20 shall not be employed in nightwork.
20歳未満の人を夜勤に雇用してはならない
・The regulations require that all students shall attend at least two thirds of the lectures.
規則では学生は講義の少なくとも3分の2に出席しなければならない)/
・All visitors shall observe posted regulations.
来訪者はすべて掲示された規則を守ること
[物が主語となった場合]
・Essays shall be judged upon the basis that….
論文は…という点を考慮の上審査することになっている
・Election to membership shall be affected by the General Committee by ballot-two objections to exclude.
会員選挙は委員総会の席上投票によって行なわれる, ただし 2 人の反対投票があった場合には落選のこと
・The following statement shall be made on the face of the invoice.
送り状[明細記入請求書]の文面には次の文言を記載すべし
・The management of the Society’s affairs shall be vested in a Council consisting of….
本協会の業務処理は…からなる評議員会に委任する
特殊な at の使い方 (祝日・週末)
[高校][一般]
□ 特殊な at の使い方 (時間)
□ 祝日・休日
※ 下記の祝日全体について話す時は at が使われます。
・Christmas (クリスマス) / New Year (新年ス)/ Easter (復活祭)/ Thanksgiving (感謝祭)
・I’ve never been to London, but I’m going there at Christmas.
ロンドンへは行ったことがないがクリスマスに行きます
・I’m going home at the New Year.
正月には帰省します
※ ただし、上記の祝日・休日でも、全体ではなくその中の1日について話す時は on が使われます。
・I’m going to have to stay at home and study on Christmas day.
クリスマスには家にいて勉強しなくちゃならないんだ
・What are you doing on Easter Monday?
復活祭の翌日は何をするの
□ weekend (週末)
※ イギリスでは weekend (週末)には at を使います。アメリカでは on を使います。
・What did you do at the weekend?
週末何したの?
□ [前置詞] at の説明は ⇒ コチラ
To whom am I speaking? 「どちら様でしょうか」
[高校][電話表現]
▢ To
whom
am I speaking? 「どちら様でしょうか」
最近観た下記の映画の中でこの表現が使われていたので紹介します。比較的よく聞く表現だと思います。
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE (Mission: Impossible -Dead Reckoning Part One)
■映画開始から 27:11
[電話のやり取りの中で]
[A] Director Denlinger, please.
デリンガー長官を
[B] Director is unavailable at the moment. How can I help you?
長官は出られない。要件は?
[A] To whom am I speaking?
あなたは?
[B] CIA Director, Eugene Kittridge
キトリッジ CIA長官だ
※ 日本語は映画の字幕をそのまま書き写しています。さすがプロです。読みやすいよう必要最低限の字幕になっています。
私が訳 すと、やはり、どうしてもこれより長くなってしまいます。
特に To whom am I speaking? を「あなたは?」は短い上に自然な日本語です。もう脱帽です。
□ ポイント
● [疑問詞] としての whom は、日常会話で使われることはあまりありません。
※ 日常会話では、目的語としての使い方でも whom ではなく 通常 who が好まれます。
ただし、[疑問詞] としての whom は、形式ばった言い方なので、ビジネスなどの状況で使われる場合があります。
特に電話でのやり取りの場合、誰からかかってきたのか聞かないとわからないことがあり、相手に失礼にならないように、
このように To whom am I speaking? という言い方が使われる場合があります。
ミッション:インポッシブルの中では、警備関係の人と思われる人が
国家組織の役職者たちが集まっている部屋に電話をかけてきており、電話に出たのが CIA長官でした。
電話の相手が誰かわからない状況では、このようなフォーマルな言い方をした方が無難だと思われます。
逆に電話がかかってきた時、仕事で電話を取った人が、この言い方をする場合があります。
相手が重要なお客さんからという場合も考えられるからです。
● [前置詞] が必要な場合は、[前置詞]は通常 whom の前に置きます。
※ 日常会話では、[前置詞]は通常文章の最後に置かれます。
・ Who did you go with?
誰と一緒に行ったの?
※ Who は [主語]ではなく[目的語]になります。
※
with は後ろに [名詞]などが来ない使い方になります … 詳しくは ⇒ コチラ
※ 今回紹介したフォーマルな英文を日常会話風に書き換えると下記になります。
・To
whom am I speaking? [フォーマル]
・Who am I speaking to? [日常会話]
● よく使われる同じような表現に下記があります。
・To whom it may concern.
ご担当者様
※ こちらは、手紙やMailなどで、担当者の名前がわからない場合によく使われます。
● 英語と日本語の感覚の違い
・To whom am I speaking?
※英文をよく見てもらえばわかりますが、直訳は「私は誰に話しているのでしょうか」です。
日本語では「どちら様でしょうか」と訳されることが多いですが、日本語の意味は「誰が話しているのでしょうか」です。
日本語では「誰が話している?」のに対して、英語では「(私は)誰に話している?」となります。
これは、日本語と英語の考え方の違い、感覚の違いだと思います … 詳しい記事は ⇒ コチラ
[前置詞] in …「~の中に」だけじゃない in
[中学][高校]
[工事中] … とりあえず公開しますが、内容が多いため、順次追加や修正など行っていきますのでご注意願います。
▢ [前置詞] in
…「~の中に」だけじゃない働き者の in
※ [前置詞] の説明 ⇒ コチラ
▢ 場所関係 … 「~の中に」/ at より広い場所を指し示す場合 / 日本語と異なるイメージ
① 物理的に「~の中で」という時に使われます
・There is a chilled watermelon in the fridge.
冷蔵庫の中に冷えたスイカがあるよ。
※「~がいる / ~がある」を表す3つの言い方 ⇒ コチラ
・
② at より広い場所を指し示す場合に使われる in
※ at は、ポイントを示し、in はより広い範囲を示しています。
※ [前置詞] at の説明は ⇒ コチラ
・He lives in Hino city.
彼は日野市に住んでるよ
・I arrived in Paris just on the day of her departure.
彼女が出発する日にパリに着いた
※ かなり大きな場所に到着する時は in を使います。通常、arrive の後に使われるのは at … 詳しくは ⇒ コチラ
・She arrived at the station.
彼女は駅に到着した
② 日本語のイメージと異なる in の使い方
※ 日本語と英語で異なる感覚の記事は ⇒ コチラ
・The sun rises in the east.
太陽は東から昇る
・The sun sinks in the west.
太陽は西に沈む
・She punched him in the face.
彼女は彼の顔を殴った
・a flap in the face
顔にくらわせた平手打ち
・We went skiing in Nagano last winter.
私たちは昨年冬長野へスキーに行った
・He went fishing in the river yesterday.
彼は昨日川へ釣りに行ったものだ
※ go -ing の説明は ⇒ コチラ
▢ 時間関係
① 1日の単位より長い期間のことを言う時
・In Nagano, it is very cold in the winter.
長野では冬はとても寒い
※ しかしながら、1日の単位より短い場合でも in を使う場合があります
午前中: in the morning / 午後: in the afternoon ⇔ 夜に at night
※ this などを使う場合は[前置詞] は使いません … 詳しくは ⇒ コチラ
・I didn’t have breakfast this morning.
今朝は朝食を食べなかった
※ in this mooring とは言いません。
※ 決まった言い方もあるので、深く考えず覚えてしまいましょう。
過去(に): in the past / 将来: in the future … どちらも the をつけた形で覚えましょう
② 「[ある期間]たったら」「~後に」という意味で使われる in
※ この in の使い方は、慣れるまで違和感がある場合があります。
・I’ll be back in a few minutes.
すぐ戻ってきます
※ この in a few minutes は「2・3分したら」「2・3分後に」という意味になります。
※ I’ll の will は、ただ単に未来の情報を与えるために使われていると考えてください。
・I’m planning to get married in a few weeks.
あと数週間で結婚の予定です / 数週間後に結婚の予定です
③「~する時」を表す in
〇 [高校] in+[動詞]-ing / on+[動詞]-ing ⇒ コチラ
▢ その他
① [言語]で … in+[言語] と言う形で「[言語]を使って」と、手段を表します。
・speak in English
英語で話す
※「英語を話す」は speak English
② 「~を着て, ~を身に着けて」を表す in
③ 所属を示す in
〇 in the club と on the team [Here We Go! 1⃣ U-02] ⇒ コチラ
④「~に対して, ~を」
・believe in God
神を信じる
⑤ 「~のふうに, ~で」
・in a great hurry
非常に急いで
⑥ 車などに乗り込む時に使う in
▢ その他熟語・慣用表現の中で
〇 in the end「とうとう, ついに」 … 詳しくは ⇒ コチラ
※「月末に」は at the end を使いましょう。
〇 in addition「その上, さらに加えて」(besides, what is more, on top of that)
〇 in any case「どんな場合でも, どうであろうと, どのみち,ともかく」
〇 in case「万一に備えて, 用心に, もしもということがあるから」
〇 in time 「間に合って」
〇 in conclusion「終わりに臨んで, 最後に, 要するに」
〇 in fact「実際, 実際は, 事実上, 事実上は, 事実は」
〇 in front of「…の前に, の正面に」
〇 in general「般に, 概して, 普通」
〇 in most case「たいていの場合に」
〇 in my opinion「私の意見では」
〇 in my view「わたしの考えでは」
〇 in other words「言い換えれば, すなわち」
〇 in particular「特に, とりわけ」
〇 in short「要約すれば, 要するに, 手短に言えば」
〇 in spite of「にもかかわらず」
I couldn’t make myself understood in English. 私の英語は通じなかった
[高校]
▢ I couldn’t make
myself
understood
in English. 私の英語は通じなかった
▢ ポイント
※ この1文にはいろいろな英語の要素が含まれています。
英文を丸暗記することもいいですが、せっかくなので、この文と一緒に含まれる英語の要素も覚えましょう。
※ make oneself understood が [熟語] として扱われている辞書もあります。[熟語]として覚えてもいいです。
1⃣ 日本語と英語の「考え方の違い」を意識しましょう。
※ [日本語] と [英語] では、考え方・感覚が異なります。[英語]の考え方を理解すると英文も理解しやすいと思います。
※ 日本とと英語で異なる感覚の記事は ⇒ コチラ
[日本語] 話している相手に理解してもらえなかった ⇒「相手が理解しない」と考えます。
※ 日本語では、このように考えるため「私の英語は通じなかった」を英語にする場合に、
・I couldn’t make them understand in English. や
・I couldn’t make myself understand in English. などと言いがちです。
[英語] 自分が理解してもらえなかった ⇒「自分が理解されない」と考えます。
2⃣ couldn’t … not が付く時は was not able to とは言わず couldn’t でいいのです。
※ could と was able to / were able to は使い分けられています。
ただ、これらを否定にした形では使い分ける必要がありません。
過去の特定の状況 (1回きりの出来事)でも couldn’t を使えばいいです。
※ 実際 I couldn’t make myself understood in English. は過去の特定の状況でも使えます。
・I wasn’t able to make myself understood in English. とは言わなくていい(言わない)のです。
※ be able to の詳しい説明は ⇒ コチラ
3⃣ myself [再帰代名詞]
※ myself / yourself など-self が付く単語は、[主語] と [目的語] が同じ時に使われます。
※ [再帰代名詞] oneself の詳しい説明は ⇒ コチラ
※ I couldn’t make myself understood. の文では、[主語] の I と [目的語] が同じ人物なので myself を使っています。
4⃣ make [人]+[過去分詞]
※ make [人]+□□ は次の3つを例文とともに覚えましょう。
㋐ make [人]+[形容詞]
・She made me happy.
彼女は私を幸せにした
㋑ make [人]+[動詞]の[原形]
・He made me laugh.
彼は私を笑わせた
㋒ make [人]+[動詞]の[過去分詞] … このページ
・I couldn’t make myself understood in English.
私の英語は通じなかった (私は英語で私自身を理解してもらうことができなかった)
※ make [人][動詞]の[過去分詞]は「[人] を [動詞]させる」と言う [受け身] の意味になります。
※ I couldn’t make myself understood. で myself は [目的語]、understood は [補語]となります 。
この場合、I am understood. (私は[私の言うことが]理解される)という関係が成り立ちます。・
※ [目的語][補語]の説明は ⇒ コチラ
※ make A+B 「AをBにする」の詳しい説明は ⇒ コチラ
5⃣ understand+[人] …「[人]の言うことを理解する」
※ I don’t understand you. は、通常「あなたのことが理解できない」ではなく「あなたの言うことが理解できない」という意味になります。
※ understand+[人] の詳しい説明は ⇒ コチラ
6⃣「英語で」を表す[前置詞] in
※ 英語を話すは、I speak English. ですが、「英語で話す」は I speak in English. となります
7⃣ I couldn’t make myself understood. の意味
・I … 私は
・couldn’t … できなかった
・make myself understood … 私自身を理解させる / 私自身を理解してもらう
⇒ 私は、私自身を理解してもらうことができなかった
・・・
enough timeという意味 で使われる the time
[高校]
▢ enough timeという意味 で使われる the time
次の ① と ② で time の前に the が付く時とつかない時があります。どうしてでしょうか
① I’m busy today. I don’t have time to watch TV.
② No matter how busy I am next week. I’ll find the time to see you.
※ 通常 time は、不可算名詞で無冠詞で使われることが多いようです(a long time など特定の表現では可算名詞)。
▢ time に the
を付け「the time」で」「enough time」という意味で使うことができ、その場合 the はよく省略されます。
※ 上記の ① の場合も I don’t have [the] time to watch TV. と言えると思われます。
※ 上記の ② の場合も I’ll find time to see you. と言えると思われます。
※ 次は辞書で見つけた①②と逆の例文です
・I didn’t have the
time to read all those books. … 新英和大辞典
その本を全部読む時間がなかった
・Have I got the [enough] time to catch the train? … 新英和大辞典
列車に間に合うだろうか
・I haven’t the time to bother with such things. … 新英和大辞典
そんな事にかまけている暇なんかない
・I’d like to go, but I don’t have (the) time.… 新編英和活用大辞典
行きたいけど時間[暇]がありません
・I’ll try to find time to do it over the weekend.… ロングマン英和辞典
週末にこれをする時間を見つけるようにしよう
・I will manage to find the time to see her.… プログレッシブ和英中辞典
彼女に会うためには万障繰り合わせる
□ a が付いたりつかなかったりする time ⇒ コチラ
助動詞 will [高校][基本]
[中学][高校]
▢ 助動詞 will [基本]
● will の過去形は would [wúd]
● will not は won’t [wóunt] と短縮できます。
・I won’t ever forget you. 3⃣ Unit 08 (Page 104)
絶対に忘れないよ
※ want と won’t ⇒ コチラ
●
Will you ~?/ Would you ~? の説明は ⇒ コチラ
● Will you ~?など + [状態を表す動詞] / [動作を表す動詞] の説明は ⇒ コチラ
□ will の使い方
下記の㋐~㋔を確認しておきましょう。
㋐ will と shall
イギリス人の中には、ほとんどの状況で I will や We will の代わりに同じ意味で I shall や We shall を使う人がいます。
ただ、現在イギリスでも I shall や We shall のように shall を使うのは稀です。またアメリカ英語ではほとんど使われることはありません。
日常会話では、短縮して言うことが多く、I will も I shall も I’ll となります。We will も We shall も We’ll となります。
短縮すると will でも shall でも同じ形になるため、次第に shall が使われなくなってきたと推測されます。
※ shall が使われる下記の例を除き、shall を自ら積極的に使う意味はありません。
※ 映画などで、まれに shall が下記以外の使われ方をする場合を耳にしても will と同じと理解すればいいです。
・shall が使われる状況があります Shall I ~? / Shall we ~? の説明は ⇒ コチラ
・契約書や手順書などで使われる「~することとする」と言う意味の shall ⇒ コチラ
㋑ 未来についての情報を与えたりたずねたりする場合
※「単純未来」と表している参考書などがありますが、
わかりずらいためこのサイトでは [単純未来] という言葉は使っていません。
・It will be cold tomorrow.
明日は寒いでしょう
・Doors on the right side will open. (JR中央線の社内放送)
右側のドアが開きます
※ will は未来の情報を与えるシンプルな単語です
・It’ll be spring soon.
すぐに春です
・Anne will start work next month.
アンは来月働き始めます
・I will be 20 years old next month.
私は来月20歳になります
※ 来月になったら自分の意志とは無関係に20歳になります。
この will は、ただ単に、未来の情報を与えていると言えます。
㋒ 未来の事柄について予測する場合
未来の事柄について、何か起こるか思ったり推測したりする時に will が使われます。
・Tomorrow’s weather will be dry with sunny periods.
明日の天気は, 雨は上がり, 一時日が差すでしょう
・Who do you think
will win on Sunday?
日曜日に誰が勝つと思う?
※ 上記の文は Who will win on Sunday? に do you think を挿入した疑問文になります … 詳しくは ⇒ コチラ
㋓ その場で決めた時 [decision now]
その場で決めた時は、will を使います。
・OK, I’ll call him now.
わかった, 今すぐ彼に電話するよ
※ その場で決めた時に使う will の使う詳しい説明 (will と be going to の説明)は ⇒コチラ
㋔「~しようとしない」「~しようとしなかった」 拒絶をしめす won’t / wouldn’t … 詳しくは ⇒ コチラ
▢[その他] [単純未来] という言葉を使っている参考書などがありますが、[単純未来] という言葉だけでは
わかりずらいためこのサイトでは[単純未来] という言葉は使わないようにしています。
□ 未来を表す5つの方法 ⇒ コチラ
「持つ」「所有する」という意味の have と have got
[高校生以上][一般]
▢「持つ」「所有する」という意味の have と have got (has got)
会話や堅苦しくない文章では、have の代わりに have got がよく使われます。
have got はイギリス英語の中でよく使われます。アメリカ英語(特に疑問文や否定文)の中ではイギリス英語ほど使われません。
特に型ぐるしくないアメリカ英語の会話の中では、’ve が省略されることがあります。
・I’ve got a car. ⇒ I got a car.
※ have には「所有する」という意味以外の使い方があり、その時は have got は使うことができません。
・I usually have breakfast at seven. (NG: I usually have
got breakfast at seven. とは言いません)
普通7時に朝食を食べます have は eat という意味で使われています
※ 中学の教科書 Here We Go! では have got という言い方は出てこないため、中学生は特に使う必要はありません。
教科書には出てきませんが、実際の会話などでは使われるので、意味は覚えていても損はありません。
※ have got の have は [現在完了形] の have の」ように使われます
つまり、疑問文は、have を[主語]の前に出し、[否定文]は have に not をつけます。
※ have got を使った文で、do などの [お助けマン] は使われません。
次に、have を使った一般的な言い方と、have got を使った文章を説明します。
▢ 肯定文
〇「(私は)車を持っています」
[一般的な言い方]
・I have a car.
[have got を使った言い方]
・ I have got a car.
※ have got は会話で使われることが多いため、通常は次のように短縮して言うことが多いです。
・I've got a car.
▢ 三単現 (三人称単数現在)
※ 三単現の説明は ⇒ コチラ
〇「彼女は車を持っています」
[一般的な言い方]
・She has a car.
[have got を使った言い方]
・She has got a car.
※ have got は会話で使われることが多いため、通常は次のように短縮して言うことが多いです。
・She's got
a car.
▢ 疑問文
〇「(あなたは)車を持っていますか」
[一般的な言い方]
・Do you have a car?
[have got を使った言い方]
・Have you got a car?
※ have got の文章を質問にする時は Do などの [お助けマン] は使いません。
※ 質問に答える時は、Yes, I have. / No, I haven’t. という言い方をします
… 答える時は got を使う必要はありません。
[フォーマルな英国英語]
・ Have you a car? … Have を [主語] の前に持っていきます
※ この形を覚えていた方がいい場合がまれにあります … 説明は ⇒ コチラ・
理由は、have と have to と have がある文に [不定詞] を使うと意味が不明確になることが起こります。
意味を分かりやすくするために、あえてこの形の疑問文を使うことがあります。
▢ 否定文
〇「(私は)車を持っていまぜん」
[一般的な言い方]
・ I don’t have a car?
[have got を使った言い方]
・ I haven't got a car?
※ I've not got a car. という言い方はしません。
※ have got の文章を否定形にする時は do などの [お助けマン] は使いません。
▢ 繰り返されたりすることや習慣的なことを言う時は、have to はあまり使われません。
・I have a hangover. / I have got a hangover.
二日酔いだ … 今、二日酔いだと言っています。
・I often have hangovers.
よく二日酔いになる … こちらは繰り返したり、習慣的に二日酔いになる言っています。
▢「~しなければならない」have to = have got to
※ 詳し説明は ⇒ コチラ
▢ 歌詞の中で使われている have got
Carpenters の When You’ve Got What It Takes (すばらしき人生)
・When you've got what it takes
・You've got nothing to hide
・You’ve got miles of feelings
文が [前置詞] で終わる3つの場合
[中学][高校]
▢ 文が [前置詞] で終わる3つの場合
▢ [前置詞]の後ろには、通常[名詞]などが来ます。ただし、文が[前置詞]で終わる例が3つあります。
※ 次の ① ~ ③ を説明していますが、中学でお目にかかるのは ① [疑問文] のみと思います。
※ 中学でも ② [不定詞]の形容詞用法 と③ [関係代名詞] も学びますが、文が [前置詞] で終わる文は出てこないと思います。
※ これらは、語順として[前置詞]の後ろに[名詞]などが来ないだけで、別な場所に該当する[名詞]などが存在します。
※ [前置詞]の説明は ⇒ コチラ
● [前置詞]の後ろには、通常 [名詞]などがきます。
・・・
● 文の最後が[前置詞]で終わることがあります。
① [疑問文]:
・Who did you go to the party with?
そのパーティに誰と行ったの?
※ [疑問文]では、上記のように [前置詞]で終わる言い方が(特に会話では)主流になっていますが、下記のように [前置詞]で終わらない言い方も可能です。
ただし、この言い方を日常会話で親しい人に使うと、かしこまった・固い・場違いな印象を与える可能性があります。。
・To whom did you go to the party?
・With whom do you wish to speak?
[電話で] どなたにおかけでしょうか? … 丁寧な言い方でよく使われます。
・To whom am I speaking? … 詳しい説明は ⇒ コチラ
[電話で] どちら様でしょうか? … 丁寧な言い方でよく使われます。
・To whom it may concern
関係当事者殿 … (こちらは疑問文ではありません)ビジネスなどの文章でよく使う表現です
・What are you talking about?
何話してるの
・Where are you from?
どこの出身ですか
・What is butter made from?
バターは何から作られるのか
● [前置詞]で終わる[疑問文]があります。
② [不定詞]の形容詞的用法:
※ [不定詞]の形容詞的用法 の説明は ⇒ コチラ
・I have no pen to write with.
書くペンがない
・Can you give me a sheet of paper to write on?
書くことができる紙を1枚くれますか。
(紙を一枚ください。書くために使います … ChatGPTの訳)
・Can you give me a sheet of paper to write on?
書くことができる紙1枚くれない
・There was no chair to sit on.
座る椅子がなかった
・I have a lot of things to think about.
私には考えるべきことが沢山ある
・Do you have anything to talk about?
話すべきことはありますか
・He has three children to take care of.
彼には面倒をみなければならない子供が3人いる
● [不定詞]を使った文の中には [前置詞] で終わるモノがあります。
③ [関係代名詞]を使った場合:
・Anne is the person who I went to the party with.
アンがパーティに一緒に行った人です
・Do you have any homework I can help with?
私が手伝うことができる宿題はありますか
・This is the book I told you about.
これが話してた本です
※ [関係代名詞] を使った文では、(会話では特に)上記のように[前置詞]で終わる形が多いですが、
[前置詞]+[関係代名詞]という形も可能です。
※ [前置詞]+[関係代名詞] の場合は、
㋐ [関係代名詞]は省略できない
㋐「[関係代名詞]には that を使えない」や
㋑「先行詞が人の場合は、who ではなく whom を使う」など注意点があります。
・Anne is the person who I went to the party with.
・Anne is the person with
whom
I went to the party.
・This is the book I told you about.
・This is the book about
which
I told you.
● [関係代名詞]を使った文の中には [前置詞] で終わるモノがあります。
must 「~にちがいない」 と can’t 「~のハズがない」
[中学][高校]
□ must 「~にちがいない」 と can’t 「~のハズがない」
※ must
には「~しなければならない」/ can’t には「~できない」という意味があります。
ここでは、これらと異なった使い方を説明しています。
▢ must (~にちがいない)
▢ can’t (~のハズがいない)
※ この意味の must と can’t の使い方は「論理的推測(logical deduction」と呼ばれています。
あてずっぽうで適当に言っているのではなく、何らかの根拠があって推測する場合に使われます。
※ 論理的推測(logical deduction)という言葉は覚える必要はありません。
▢ must の詳しい説明 ⇒ コチラ
▢ can の詳しい説明 ⇒ コチラ
□ 例文 (must)
※ 中学生では習っていない単語や表現などが含まれている文章があります。
・You haven’t eaten anything today. You must be hungry.
今日は何も食べていないじゃないか。お腹が空いているに違いない
・She must be at least 60.
彼女は少なくとも60歳にはなっているはずだ
・He must be joking.
冗談を言っているに決まっている
・Judging from the big footprints and the wide stride, it must be a very big animal.
大きな足跡と長い歩幅から見ると~大きな動物に違いない.
□ 例文 (can’t)
※ 中学生では習っていない単語や表現などが含まれている文章があります。
・You’ve just had lunch. You can’t be hungry already.
君は昼飯を食べたところだ. お腹がすいているハズがない
・It cannot be true.
それが本当であるはずはない
・It can’t be him.
彼であるはずはない
・・
□ 過去 (~だったに違いない / ~だったハズがない) [高校] … 高校で学ぶ内容です。中学生は覚える必要はありません。
※ must も can’t も [助動詞]です。[助動詞]の後ろの[動詞]は[原形]にしなければなりません。
[助動詞]の後ろに[have+過去分詞形]を使うことで、過去の意味を持たせています。
また [助動詞] の後ろは have なので[動詞]の[原形] になので問題ない形なのです。
▢ must
have+過去分詞 (~だったにちがいない)
▢ can’t
have+過去分詞 (~だったハズがいない)
□ 例文 (must have + pp)
・I must have dropped my wallet in the taxi.
財布をタクシーの中で落としたにちがいない
・He must have taken the long way home.
いちばん遠回りをして帰宅したに違いない
・Something must have happened to her.
彼女に何か起こったに違いない
・I must have dozed off.
うとうとしていたに違いない
・The suspect must have run away.
容疑者は逃亡したに違いない
□ 例文 (can’t have + pp)
・He can’t have told a lie.
彼がうそをついたはずがない
・She cannot have said so.
そんなことを言ったはずがない
・She cannot have done such a thing.
彼女がそんなことをしたはずがない
I heard Chloe call Jacke. ⇔ I heard him called Jack.
[高校]
▢ I heard Chloe call Jack. ⇔ I heard him called Jack.
・
▢ 単語
・heard [həːrd] は hear [híər] の過去形・過去分詞形です。
・call [kɔːl] call にはいくつかの意味があります。
・※ ここでは「Aを Bと呼ぶ」「を呼ぶ」という意味で使われています。
・※ call の詳しい説明は ⇒ コチラ
・Jack [dʒǽk]「ジャック (人の名前)」
・Chloe [klóui]「クロイ (人の名前)」
・※ Jack / Chloe ともアメリカのTVドラマ 24(トゥエンティフォー)に登場する人物の名前です。
・※ Chloe は辞書や 24 の字幕でも「クロエ」となっていますが、発音記号や実際に聞いた感じでは「クロイ」です。
・
▢ 見た目が似た二つの文があります。
・㋐ I heard Chloe call Jack.
・㋑ I heard him called Jack.
・
・● 2つの文はどちらも正しいのでしょうか。
・・ ⇒ 両方とも正しい英文です。
・● どちらも正しいとすると、どう違うのでしょうか。
・・ ⇒ 2つの文章は次のような意味になります。
・・㋐ I heard Chloe call Jack.
・・・ クロイがジャックを呼ぶのを聞いた
・・㋑ I heard him called Jack.
・・・ 彼がジャックと呼ばれるのを聞いた
・
▢ 説明
・● hear は[知覚動詞]と呼ばれています。
・・※ [知覚動詞]の説明は ⇒ コチラ
・・※ [知覚動詞]の後ろには [動詞の原形]と[動詞の-ing形]が来る形がよく知られていますが、㋑ は[過去分詞]が使われています。
・・・※ [知覚動詞]の後ろに来る [動詞の原形]と[動詞の-ing形] で意味が異なります … 詳しい説明は ⇒ コチラ
・
・● 2つの文章を I heard を除いた形にしてみます。
・・㋐ Chloe called Jack.
・・・ クロイがジャックを呼んだ
・・㋑ He was called Jack. [= Someone called him Jack.]
・・・ 彼はジャックと呼ばれた
・・・※ ㋑ の英文は「~された」という[受け身]の意味のため [過去分詞形]になっています。
・
・● 聞いたことや何かが起こったことについて言う時 [知覚動詞]+[目的語]+[過去分詞] が使われます。
・・※ [知覚動詞]: hear / feel / see / watch など
・・※ feel+[目的語]の後は[再帰動名詞]がよく使われます。
・・・※ [再帰動名詞] の詳しい説明は ⇒ コチラ
・・・I haven’t heard the song sung before.
・・・以前その歌が歌われるのを聞いたことがない
・・・I felt myself thrown forward.
・・・前方に投げ飛ばされるのを感じた
・・・I heard Chloe call Jack. (能動的な意味)
・・・クロイがジャックを呼ぶのを聞いた
・・・I heard him called Jack. (受動的な意味)
・・・彼がジャックと呼ばれるのを聞いた
・
be動詞の be (原形) を使う場合をまとめてみました
▢ be動詞の be (原形) を使う場合をまとめてみました
▢ be (原形)を使う場合
㋐ [命令形]
㋑ [助動詞]の後ろ
㋒ [不定詞]
㋓ [動詞A]+[動詞B]
㋔
used to [動詞の原形]
▢ ㋐ [命令形]
[命令形]は、[主語]がなく [動詞]の原形で始ります。
※ [命令形]の詳しい説明は ⇒ コチラ
・Be kind to ole people. (お年寄りには親切にしなさい)
▢ ㋑ [助動詞]の後ろ
※ [助動詞]の後ろは[動詞]の原形になります。
※ [助動詞]の説明は ⇒ コチラ
・It will be cloudy tomorrow. (明日は曇りでしょう)
▢ ㋒ [不定詞]
※ [不定詞]の形は to+[動詞の原形]
※ [不定詞]の説明は ⇒ コチラ
・Ken has grown up to
be an artist. (ケンは成長して画家になりました)
▢ ㋓ [動詞A]+[動詞B]
※ [動詞]を2つ続けるときは、後ろの[動詞]の形を変える必要があります。
※ 後ろの形は[不定詞]か[動名詞]になります。どちらかは前の[動詞]によって決まります。
・I want to be an artist. (画家になりたい)
▢ ㋔
used to [動詞の原形] [高校]
※ used to [動詞の原形]は「(以前)~したものだった」という意味になります。
・Ken used to be a fisherman. (ケンは以前漁師でした)
I never feel more relaxed than when I see my children sleeping.「子供の寝顔を見ることほど癒されることはない」
[高校]
▢ I never feel more relaxed than when I see
my children
sleeping.
・「子供の寝顔を見ることほど癒されることはない」
・※ 模擬試験の単語の並べ替え問題で出題された問題のようです。
・
▢ ここで説明するのは I see
my children
sleeping. の部分です。
・※ 下記のように誤って解釈している場合が見られます。
・・㋐ I see my sleeping children. という語順はダメなのかという質問
・・・… 日本語が「寝ている子供を見ること」ではなく「子供の寝顔を見ること」とあるので日本語と英語があっていません。
・・㋑ I see
my children
sleeping. は sleeping が後ろから my children を説明(修飾)しているという解釈
・・・… 学校でよく取り上げられる例 a sleeping baby を考えれば、この意味で使われるのであれば sleeping は children の前の位置になります。
・・㋒ I see
my children [who are] sleeping. で [who are] が省略されているという解釈
・・・… ㋑ を正しいように説明していますが、sleeping が children を説明する場合は、前に置かれます。
・・・※ ㋑ ㋒ に関しては、下の説明にあるように誤った解釈になります。
・
▢ I see
my children
sleeping. 「私は私の子供たちが寝ているのを見ます」の説明
・※ see は [知覚動詞] と呼ばれています。
・・※ [知覚動詞] の詳しい説明は ⇒ コチラ
・・※ [知覚動詞] を使った文には次の2つの言い方があります … 詳しい説明は ⇒ コチラ
・・・A: [知覚動詞]+[人(物)]+[動詞の原形] …「[人(物)]が ~するのを…する」
・・・B: [知覚動詞]+[人(物)]+[動詞の-ing形] …「[人(物)]が ~しているのを…する」
・
・※ 上記の英文は、上の B [知覚動詞]+[人(物)]+[動詞の-ing形] に該当します。
・・・I see my children sleeping. は「(私は)子供が寝ているのを見る」という訳になります。
・
・
・
begin / start と commence「始まる, 開始する」
[中学][高校]
▢ begin / start と commence「始まる, 開始する」
▢ ポイント
● commence は形式ばった言い方になります。
● begin / start / commence とも、後ろに [不定詞] も [動名詞] も使うことができます。
※ [不定詞]の詳しい説明は ⇒ コチラ
※ [動名詞]の詳しい説明は ⇒ コチラ
・She began
to run. / She began
running.
彼女は走りだした
・I started
to play the piano when I was 3. / I started
playing the piano when I was 3.
私は3歳の時にピアノを弾き始めた
・I have commenced
to study law. / I have commenced
studying law.
法律の勉強を始めた
・・・
▢ begin [biɡín]「始まる, 始める」
※ begin の変化: begin [biɡín] ⇒ began [biɡǽn] ⇒ begun [biɡʌn] … 同じように変化する動詞 ⇒ コチラ
※ begin と start が同じ意味で使われる場合
・I began / started teaching when I was 24.
私は24の時教え始めた
・If Anne doesn’t come soon, let’s begin / start without her.
もしアンがすぐに来なければ、彼女なしで始めよう
※ かしこまった場合は begin が好まれます: 下記の2つの例を比べてください
・Can we begin by discussing matters arising from the last meeting?
前回の会議で取り上げられた問題を討議することから始めましょうか
・It’s started to rain.
雨が降ってきた
▢ 教科書の例
・The race began. 2⃣ U-03
レースが始まりました
▢ start [stáːrt]「~を始める, ~することを始める」
※ start が使われ begin が使えない場合を3つ紹介します
① 旅に出発する時:
・I think it best to start at once.
すぐ出発するのが最善だと思う
② [機械が]動き出す時:
・The car won’t start.
車が動こうとしない
③ 何かをスタートさせる時:
・How do you start the washing machine?
どうやって洗濯機を動かすんですか
・・・
▢ 教科書の例
・When you were a third-year high school student, you started to train in Canada. 2⃣ U-06
あなたは高校3年生の時、カナダでトレーニングをし始めましたね。
▢ commence [kəméns]「開始する, 着手する, し始める」
※ 発音は「ゴメンス」というより「カメンス」に近いです。
※ 2022年06月発売の映画 アンチャーテッド(原題: UNCHARTED)の中のカジノのシーンで会場に次のアナウンスが流れます
・Would you please take your seats? The auction will be commencing very soon.
どうぞお席におつきください。オークションがすぐ始まります
▢ 例文
・Work will commence on Monday.
仕事は月曜日に開始される
・She commenced studying law. / She commenced to study law.
彼女は法律を勉強し始めた
・The business of the day commenced.
その日の仕事が始まった
▢「早くして~」というお客に、「ごめん、すぐ始めます」と店員
・・・
I got my hair cut yesterday. 「昨日髪を切った」
[高校]
▢ I got my hair cut yesterday.
「昨日髪を切った」
※ こちらは高校で勉強する内容です。中学生は覚える必要がありません。
※ こちらの内容には[使役動詞] という文法用語が使われています。
※ 上記の代わりに I had my hair cut yesterday. と言うこともできますが、日常会話では have / had より get / got が好まれます。
A:「姫路城は誰が建てた?」
B:「赤松貞範でしょ」
A:「ブッブ~、答えは大工さんでした」
というようなやり取りをしたことはないでしょうか。
さて、ここで問題です。「昨日髪切った」は英語でなんと言うのでしょうか。
正解は次の二つです
・I cut my hair yesterday.
・I got my hair cut yesterday. (※ 別な言い方もあります)
▢ ポイント
● I cut my hair yesterday. は、ハサミやバリカンなどを使って「自分で自分の髪を切った」という意味になります。
● I got my hair cut yesterday. は、自分自身ではなく、床屋や美容院などで、又は家族や友人など「別な人に髪を切ってもらった」時に使う表現になります。
※
日本語では、「週末髪を切ろうと思うんだ」「去年家を建てました」などのように、実際は他の人にやってもらっても「あたかも自分自身」でやったかのように言います。
英語では、「自分でした」のと「他の人にしてももらった」のを区別し、別の言い方をします。
英会話教室でのやり取りです。
先生: What did you do yesterday?(昨日何したの)
生徒: I cut my hair yesterday. (髪を切りました)
この後、先生が生徒に自分で髪を切ったのか確認し、自分で切ったのでなければ、I got my hair cut yesterday. と言うのが正しい表現なのを教わります。
その時に、その文がどのような構造になっているか先生が詳しく説明してくれればいいのですが、文章を理解しないで丸暗記すると応用できないことが予想されます。
▢ 勘違いしやすいポイント
・I got my hair cut. の cut を [名詞] と思い、日本語に影響され hair cut を一続きのように「ヘアカット・髪切り」と思い込んでしまう点です。
got は「得た」と訳し、「私は」「(私の) ヘアカット」「をゲットしました」⇒「髪を切ってもらった」のよう考えてしまうことです。
このように考えてしまうと、全く同じ文を言うことはできても「他の場面で応用ができない」となりかねません。
▢ この文章の説明
この文章は、get + [my hair] + [cut の過去分詞形] という構造をしています。
※ [動詞] cut の変化が cut ⇒ cut ⇒ cut と同じ形で、[名詞]も同じ cut であるのも勘違いしやすい要因になっています。
※ 人に何かをしてもらう時は、make や have や get といった[使役動詞]を使います。
※ [使役動詞] を使う場合は、以下の説明のように、その後に [人]が来るか [物]が来るかでその後に続く[動詞]の形が異なるので注意が必要です。
■「 [物]を~してもらう」時は次のように英文をつくります。
●have / get+[物]+[動詞の過去分詞形]
※ 日常会話では have より get の方が好まれて使われます。
※ 髪を切ったり、家を建てたりする以外で、こういう文でよく使うのでしょうか?
・⇒ お願い・依頼する時など使えます。
※ビジネスの文章では、自分以外の[人]は登場しない文章がよく使われます。
これはやり取りをしている人が必ずしも実際に作業をするひとではないことや、
[人]より[物]を使った方が、非難している響きがなくて無難だということがあります。
たとえば、同じことを言うにも You should do something. 「あなたは何かすべきだ」というよりも、
[人]を登場させないで[物]を主語にする受け身にして Something should be done.「何かされるべきだ」
と言う方が響きがよく、人の感情を害しにくいという利点があります。
「(自分ではできない)仕事を早く完了して欲しい」ことを誰かにお願いする場合、
・Could you please complete the work immediately? 「その仕事を至急完了させていただけますでしょうか」と言うことができます。
とても丁寧な言い方です。ただし、やり取りをしている人が必ずしも直接作業をするとは限りません。
また、[immediately]は強い単語で、 [人] に対して使うのは聞いた感じがあまりよくないこともあります。
自分ができないことを誰か他の人にやってもらうには「やる気になってもらうこと」も大切になる場合があります。
同じことを言うにしても、[人]の代わりに[物]を登場させ、上記の構文を使い
・I would like to have the work completed immediately.「その仕事を至急終わらせていただきたい」と言うことも可能です。
実際に作業をする人が誰でも関係ありません。また聞いた感じも悪くありません。「してもらいたい人」と「する人は別」と言うことも意味しています。
※ 上の文の代わりに I would like to complete the work immediately. と言うと、「私はその仕事を至急完了したい」と言う意味になります。
髪を自分で切るのと同じで、作業をする人は自分になります。「あ、そう。がんばってね」…という感じにもなりかねません。
■「[人]に~をしてもらう」は次の言い方になります
● have+[人]+[動詞の原形]
● get+[人]+to+[動詞の原形]
▢ 例文
・I will have him carry the baggage upstairs.
彼にその荷物を2階に運んでもらおう
・I’m ready to see Mr. Kato. Have him come in, please.
加藤さんにお会いする準備ができました。中に入ってもらってください
・The manager had everybody fill out a form.
部長はみんなに用紙を記入してもらった
▢ 誰か他の人にしてもらったのではなく「自分で髪を切ったこと」を強調する場合
※ 自分で髪を切ったことを強調する場合は myself を使い次のように言います。
・ I cut my hair myself. といいます。 by myself ではないことに注意が必要です。
※ -self [再帰代名詞] に関して詳しい説明は ⇒ コチラ
must「~しなければならない」の書き換え
▢ must「~しなければならない」の書き換え (書き換えに関しては、下記の 2⃣で詳しく説明しています)
1⃣「must の書き換え」の説明の前に、まず must の基本を確認しておきましょう。
※ must [mʌst] は [助動詞] の仲間です。[助動詞] must の簡単なまとめは ⇒ コチラ
A: must には、①「~しなければならない」という意味と、②「~にちがいない」という意味があります。
ここで説明する内容は、①「~しなければならない」という意味に関連してです。
※「~にちがいない」の詳しい説明は ⇒ コチラ
B: must と have to は「ほぼ同じ」、同じように使うことができます (中学生はこの覚え方でOKです)
※ must と have to は、実は微妙に使い方が異なります ⇒ コチラ (高校生 / 実際に使う必要がある場合)
※ he, she, Anne などと一緒に have to を使う時(三単現の場合) は、have to ではなく has to を使います。
※ have to の発音は [hǽftu]です。
※ has to の発音は少し注意が必要です [həz tu]ではなく、[hǽstu] (濁らない発音) となります。
※ 三単現 (三人称・単数・現在) の確認・復習は ⇒ コチラ。
C: must には過去形がありません。
「~しなければならなかった」と過去の意味を表すには、have to を過去にした had to を使います。
D: must, have to (has to) の打消し
※ もともと同じ意味の must と have to を否定(打消し)にすると意味が異なってくるので注意が必要です。
must を打消しにすると must not 「~してはいけない」(強い禁止)
have to を打消しにすると don’t have to「~する必要はない」
(has to を打消しにすると doesn’t have to)
※ [高校] must not には短縮形があります mustn’t [mʌsnt] ※ 発音注意
2⃣ must の置き換え
● must と have to / has to の書き換え
・ I must go home soon. ⇔ I have to go home soon.
「(私は)すぐ家に帰らなければなりません」
・ Anne must study hard. ⇔ Anne has to study hard.
「アンは一生懸命勉強しなければならない」
● must と [命令形]の書き換え
※ [命令形] ⇒ コチラ
※ [命令形]は、通常聞き手(読み手)に言っています。あなた(あなた方)以外には使えません。
・You must stay home today. ⇔ [命令形] Stay home today.
「今日は家にいなさい」
● must not と Don’tを使った[命令形]
・ You must not swim here. ⇔ [命令形] Don’t swim here.
「ここで泳いではいけません」
● don’t have to と It is not necessary [形式主語] を使った文 [中学][高校]
・You don’t have to help me today. ⇔ It’s not necessary for you to help me today.
「今日は(私を)手伝わなくてもいいよ」
※ 形式主語の確認・復習 ⇒ コチラ
▢ 書き換え問題に関して [ご参考]
※ 書き換えができることを知っていれば表現の幅が増えます。
※ 書き換え問題が出るのは学校の定期試験が考えられます(表現の幅を広げるための意識付けととらえてください)。
実際に英語を話したりする場面では、「(__)内に適語を入れよ」的な書き換え問題は出てきません。
⇒ 話す時に、カッコがあるわけではなく、I must go home. なのか I have to go home. なのか、状況に応じて適切なものを選らばなければなりません。
※ 都立高校入試で書き換え問題が出題されることはありません。
※ 都立入試では、文章を読んだり聞いたりして大まかに内容を理解し正しい答えを選択する能力が重要視されています。
「三単現の s を付け忘れていないか」「クエスチョンマークを付け忘れていないか」など細かいところの正確さは以前ほど問われていないのです。
これは正しい流れのように思えます。勉強を始めたころは細かいミスは気にせず、まず使ってみて、意志疎通をすることの方が重要なのです。
高校入試の出題形式によって、学校での教え方も変わってきます。高校入試で細かい点までチェックされるのであれば、
どうしても学校でも細かいミスを注意するようにならざるをえません。
通常、人は重要なところができるようなってきてから、細かいところにまで目を向けられる余裕がでてくるようになるものです。
「最初から細かいところまで気を付けなければならない以前の方法」が変わってきているのが都立の高校入試問題からも感じられます。
You must not cheat in the exams. 「カンニングをしてはいけません」
[副詞] E: 場所を表すもの [中学][高校]
[中学][高校]
▢ [副詞] E: 場所を表すもの: here / there / home / abroad など
・※ [副詞] ⇒ コチラ
・※「~へ / ~に」が含まれる ⇒ コチラ
・▢ 場所を表す[副詞]の位置
・・※ 位置の説明の中で、[最初]・[中]・[最後] という言葉が出てきますが、具体的な位置の説明は コチラ を参照ください。
・・〇 通常は[最後]の位置になります
・・・・Come and sit here. (ここに来て座りなさい)
・・〇 [副詞]が[最初] にくる場合があります [高校]
・・・※ Here や there が最初に来ることがしばしばあります。
・・・・その場合、Here / There is, Here comes, There goes の語順に注意が必要です。
・・・※ [代名詞]の[主語]はhere や there のすぐ後ろに来ます
・・・・・Here comes your bus. (バスがきたよ)
・・・・・[X Here your bus comes. … 間違いです]
・・・・・Here
it comes. ⇔ Here comes your bus.
・・・・・[X Here comes it. … 間違いです]
・・・・・There
she is. (彼女はあそこだ)
・・・・・[X There is she. … 間違いです]
▢ 教科書の例
・Then turtles will be here with us and our children. ② L-03
・そうすれば、カメは私たち、そして私たちの子どもたちとともに、ここにいてくれるでしょう。
・You will need a guide to visit here. ② 付録
・ここには訪れるにはガイドが必要です。
・He knows every street there. ① L-06
・彼はそこのすべての通りを知っています。
・What are you going to do there? ② L-04
・そこで何をするつもりなの?
・I went there to learn about new ways of nursing. ② L-06
・看護の新しいやり方を学ぶためにそこに行ったのです。
・I’d like to study abroad. ③ L-07
・私は留学したいです。
・Oh. Let’s take it home.
・おお! 家に持って帰ろう。
・Have they left home yet?
・彼らはもう家を出ましたか。
・At last Peter arrived at his home.
・ついにピーターは家に着きました。
・※ at his home の home は[副詞]ではなく[名詞]になります。
[副詞] F: 時間を表すもの [中学][高校]
[中学][高校]
▢ [副詞] F: 時間を表すもの: today / early / soon / every week / in June など
・※ [副詞] ⇒ コチラ
・▢ 時間を表す[副詞]の位置
・・※ 位置の説明の中で、[最初]・[中]・[最後] という言葉が出てきますが、具体的な位置の説明は コチラ を参照ください。
・・〇 通常は、[最後]の位置
・・〇 [副詞]が主要な関心事でない場合は、[最初] の位置も一般的
・・・I’m going to Tokyo today. (今日東京に行きます)
・・・She has a new hairstyle every week. (毎週彼女は新しい髪形にする)
・・・Today I’m going to Tokyo. (今日、東京に行きます)
・・・In June we went to Osaka. (6月に大阪に行った)
▢ 教科書の例
・Today I went to a museum. ② L-01
・今日、ぼくは博物館に行った。
・Today young French people experience Japanese art in new ways. ③ L-02
・今日、若いフランス人たちは、新しい方法で日本の芸術を経験しています。
・How are you today? ① L-05
・今日は調子はいかがですか。
・Our school had its sports day today. ① L-09
・今日は私たちの学校で運動会がありました。
・The rock gives the Anangu power even today. ② L-05
・その岩は現在でも、アナング族に力を与えます。
・I saw you in the library yesterday. ② L-02
・昨日、図書館であたなを見かけたわ。
・This is the letter that I received yesterday. ③ 付録
・これは、私が昨日受け取った手紙です。
・There’s a test next week. ② L-04
・来週テストがあるわ。
・I’m going to leave soon. ① L-06
・もうすぐ行かなきゃ。
・The Master will return soon. ② L-03
・和尚はもうすぐ帰ってこられる。
・I hope that I will visit Australia soon. ② L-04
・私はオーストラリアをまもなく訪れることを願っています。
・I got up early to catch the train.
・列車に間に合うように早く起きた
[副詞] D: 確実性を示すもの [中学][高校]
[中学][高校]
▢ [副詞] D: 確実性を示すもの: maybe / perhaps / probably / definitely / certainly など
・※ [副詞] ⇒ コチラ
・▢
確実性を表す[副詞]の位置
・・※ 位置の説明の中で、[最初]・[中]・[最後] という言葉が出てきますが、具体的な位置の説明は コチラ を参照ください。
・・〇 Maybe と Perhaps (たぶん,おそらく) は通常 [最初]の位置
・・〇 他の確実性を示す副詞 (probably/ definitely/ certainly etc.) は [中] の位置
・・・・Maybe I’m right and maybe I’m wrong. (私は正しいかもしれないし、間違えているかもしれない)
・・・・Perhaps her train is late. (たぶん彼女の乗った列車は遅れている)
・・・・He probably thinks you don’t like him. (彼はたぶんあなたが彼のことを好きでないと思っている)
・・・・It will certainly rain this evening. (夕方きっと雨が降るだろう)
・・・・There is clearly something wrong. (明らかに何かが間違えていることがある)
・・・・The train has obviously been delayed. (その列車は明らかに遅れている)
・・・・He probably thinks you don’t like him. (彼はおそらく君が彼のことを好いていないと思っているよ)
▢ maybe [méibi]「ことによると, ひょっとしたら, たぶん, おそらく」
・
▢ certainly [səːrtnli]「確かなことには, 疑いなく, きっと」
・※ [質問・依頼への返答として]「もちろん, その通り, 承知しました」⇒ コチラ
・
▢ perhaps [pərhǽps][高校]「たぶん, おそらく, …かもしれない」
・
▢ probably [prábəbli][高校]「たぶん, おそらく, たいてい, おおかた」
・
▢ definitely [défənitli][高校]「明確に, 決定的に, はっきりと, 全く, 断然」
・
▢ 教科書の例
・Maybe you know where to find examples of French culture in Japan. ③ L-02
・たぶん日本のこどでフランスの文化をを見るけることができるか、皆さんはご存知でしょう。
・E-mails are certainly convenient, but letters are special. ② L-07
・Eメールは確かに便利ですが、手紙は特別です。
・The photograph was certainly shocking, so were the photographer’s actions. ③ L-07
・写真は確かに衝撃的でしたが、写真家の行動も衝撃的でした。