▢ want / would like
※ want の発音は [wɔnt][ウォント]
※ a につられて、つい[wʌnt][ワァント] と発音したくなりますが、間違いです ⇒ コチラ
▢ want と would like はほぼ同じです
では、違いは何でしょう? ⇒ would like の方が丁寧です ⇒ 下の絵を見てください。
・意味は、want…「ほしい」、would like…「いただきたい」ぐらいの感じです
・I would like= I’d like
※会話では短縮形の I’d like が好まれて使われます。
▢ 質問の形は、両者でちょっと異なります !
※ want は[一般動詞]の仲間、would は[助動詞]の仲間だからです。
※ [一般動詞] ⇒ コチラ
※ [助動詞] ⇒ コチラ
質問の形:
● Do you want ~?
● Would you like ~?
▢ 教科書の例
・Which do you want, a hot dog or a hamburger? ① L-06
ホットドッグとハンバーガー、どちらが欲しい?
・I want both. ① L-06
ぼくは両方ほしい。
・About 100 years ago, many Japanese people who wanted a better future left Japan. 3 L-05
約100年前に、よりよい将来を望んだ多くの日本人が、日本をあとにしました。
□ 丁寧(ていねい)…「丁寧ってイメージがわきません!」方は
「友達と話すと時」と、家で「初めて会うお客さんに話す時」では言葉を使い分けています。
言い方によって下記の例のような感じに聞こえます。
友達に「いかがですか?」と言うのも変な感じ、お客さまに「いる?」と聞くのも失礼になります。
※ 英語初心者の場合は、その場にあった最適な表現でなくても、多少大目に見てもらえるのでOKです。
● 友達に聞く場合
「お茶、いる?」⇒ [英語] Do you want a cup of tea?
● お客さんにたずねるとき
「お茶、いかがですか?」⇒ [英語] Would you like a cup of tea?
※a cup of □□ は「□□ 一杯」
日常会話では a cup of [coffee] の意味で a coffee とも言います
なので ⇒ 「 tea / coffee は、数えられない[名詞]」だから a coffee は 間違いじゃん」とは考えないでください。
(おかしいと思ったら、それはまたすごいことです)
※ a cup of coffee や a coffee の代わりに some coffee とも言い
※ some … ここで説明するとかなりのボリュームなので ⇒ コチラ
▢ want to / would like to
● want= would like なので ⇒ want to [動詞]= would like to [動詞] になります。
※ want to と would like to はほぼ同じです。
※ want to [動詞] / would like to [動詞] の意味は「[動詞] したい」に なります。
※ want to [動詞] より would like to [動詞] の方が丁寧です。
※ want to / would like to は、都立高校入試の作文で使える表現です(日常会話でもよく使います)。
▢「カジュアルな言い方」と「かしこまった言い方」の例 ⇒ コチラ
▢ 教科書の例
・Right. I want to go to a nursing home. ② L-06
そうだね。僕は高齢者福祉施設に行きたいんだ。
・But you want to be an engineer, don’t you? ② L-06
でもあなたは技術者になりたいんじゃないの?
・What do you want to be in the future? ② L-06
みなさんは将来何になりたいですか?
・I want to go to Hollywood and learn how to make films. ③ L-05
ぼくは、ハリウッドに行き、映画の作り方を学びたいのです。
・I want to play soccer with Brazilians. ③ L-05
ぼくはブラジルの人たちとサッカーをしたいのです。
・I'd like to ask you a few questions. ③ L-03
いくつか質問をしたいと思います。
・So I'd like to visit Mongolia and stay in one. ③ L-05
だから、私はモンゴルを訪れてゲルに滞在したみたいのです。
・I'd like to study abroad. ③ L-07
私は留学したいです。
▢ would love to「(より)~したい」
love は like より強い感情です。would like to の like の代わりに love を使うことで「より」「~したい」ことを表します。
何かを誘われた時によく使われます。
※ 誘いにのる時も使いますが、 誘いを断る時にもよく使います … 断るにしても「すごく~したいんだけど…」という気持ちを相手に伝えることができます。
▢ 教科書の例
A: Why don’t you come with me? 「僕と一緒に来ないかい」
B: I’d love to. 「喜んで」③ L-03
▢ 英語を日本語にするとき、主語が変わっただけでも注意が必要です。
次の英文を日本語にしてみます。
・I would like to go to America. 「私はアメリカに行きたい」
[主語]の I を He に代えて日本語にしてみます。
・He would like to go to America. 「彼はアメリカに行きたい」
※ この日本語は不自然なので、言い方を少し変えて自然な日本語にする必要があります。
X「行きたい」⇒
〇「行きたがっている」「行きたいと思っている」
「彼はアメリカにに行きたがっています」
「彼はアメリカにに行きたいと思っています」
日本語を勉強している人の大変さ…少しわかってもらえるでしょうか?
実は、大切なのはこれからなのです !
さて、今度は逆に「彼はアメリカにに行きたいと思っています」を英語にしてみましょう。
日本語に「思っている」という言葉が入っているので、
つい 「think (と思う)」を使わなければならないのかと考えてしまい、
X He thinks to want to go to America. [誤り] … などと誤った作文してしまう場合があります (意外と think を使ってしまう人が多いんですよ)。
※主語が変わることによって日本語の言い方が変わり、それによって英作文をするときにも注意しなければならなくなります…大変ですよね。
※英語では同じなのに、日本語は変える必要があるもの ⇒ コチラ
▢ want [人] to / would like [人] to 「 [人]に~してもらいたい」⇒ コチラ
▢ 同じ発音
could [kúd] / would [wúd] / should [ʃúd]
※ みんな[助動詞]の仲間です ⇒ コチラ
それぞれ、どういう時に使うか確認しておきましょう !
※いろんな機会に他の単語と関連づけて英語・英単語に触れる機会を増やしましょう !