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不定詞 [高校]

[中学][高校]
~するための [名詞] [工事中 … 完成するまで少々お待ちください]
 
   

 日本語の「~するための〇〇」を英語にするときに、どのような英語を使いますか
 
 
 ここでは「~するための [名詞]」を表すのに [動名詞] を使う方法と [不定詞] を使う方法を紹介します。
 
  [動名詞] を使う方法
   ㋐ [動名詞]+[名詞] という言い方の中には、[動名詞] に「~するための」という意味が含まれているものがあります。
    [動名詞]+[名詞] の詳しい説明は ⇒ コチラ
    ※ 同じ形に見えても sleeping baby などは「~するための」という意味の [動名詞] ではなく「~している」という意味なので注意が必要です。
 
    ・swimming pool: 「泳ぐための」「プール」⇒「水泳プール」
    ・camping car: 「キャンプするための」「自動車」⇒「キャンピング・カー」
    ・shopping bag: 「買い物するための」「バッグ」⇒「買い物袋」
    ・drinking water: 「飲むための」「水」⇒「飲料水」
    ・sleeping bag: 「寝るための」「袋」⇒「寝袋」
    ・baking powder: 「焼くための」「粉」⇒ 「ベーキングパウダー(ふくらし粉)」
    ・driving license [=driver’s license]: 「 運転するための」「免許」⇒「運転免許」
    ・voting rights: [高校]「投票するための」「権利」⇒「選挙権」… 詳しくはコチラ
 
   ㋑ ㋐ の言い方は、[前置詞] for を使い下記のように書き換えることができます。
    ※ [動名詞]+[名詞] の言い方は、日常的によく使われる決まった言い方が多いため
     「買い物袋」であれば、通常 bag for shopping より shopping bag と言った方が言いやすく自然です。
 
 
    ・swimming pool ⇒ pool for swimming
    ・camping car ⇒ car for camping
    ・shopping bag ⇒ bag for shopping
    ・drinking water ⇒ water for drinking
    ・sleeping bag ⇒ bag for sleeping
    ・baking powder ⇒ powder for baking
    ・driving license ⇒ license for driving
    ・voting rights ⇒ rights for voting
 
 
  [不定詞] を使う方法
    [名詞]+[不定詞] という言い方ができるものがあります。
   ただし、この用法に使える [名詞] はどんな [名詞] でもいいわけではなく特定の [名詞] なのです。
   不確かな場合は、そのような言い方ができるか辞書などで確認した方が安全です。
 
   たとえば「選挙権」は、[動名詞] を使い the voting right と言うこともできれば、
   [不定詞] を使い the right to vote という言い方もできます。
   同じように「投票所」 の voting place が place to vote と言えるかと思うと、[不定詞] を使った言い方はできないのです。
   これは、この形で使える [名詞] がどのような [名詞] でもいいわけではないからなのです。
   この形では、日常生活であちこちで見かける一般的な 本やペン、バスなどの [名詞] は使えないと考えるとわかりやすいかもしれません。
   例えば「英語を勉強するための本」は book to study English は正しくなく、文の中でこの表現を見かけたら、
   この [不定詞] は、「英語を勉強するために」と言う意味と考えたほうがいいのです ([不定詞]の副詞的用法)。
 
   この形で使える [名詞] の多くは抽象的なものが多いです。詳しくは下記のURL (外部サイトが開きます)を参照ください。
   「同格の研究」コチラ

 
   ※ ただし、この [名詞]+[不定詞] という形で使えるものの中には、下記のような物も含まれます。
 
    ・license to fish
     釣り免許
    ・license to hunt
     狩猟免許
    ・license to sell alcohol
     種類販売許可証
    ・place to drink water
     水飲み場
    ・place to play
     遊び場
    ・place to wash hands
     手洗い場
 
    ・water to drink
     (飲み水) と言えるが要注意
 
 
 
 
 
 
 

不定詞 [高校]

[高校]
 高校生向けの記事です。中学生の方はご注意ください
不定詞形容詞的用法 [超詳細説明[工事中 … 完成までに少々お時間いただきます]
  
    

 
 □ いきなり問題です。
 ・I have a book to study English. に使われている [不定詞] は、次のどの用法でしょうか?
  形容詞的用法: 「英語の勉強のための本」を1冊持っています。
  副詞詞的用法: 「英語の勉強のために」本を1冊持っています。
 
 □ 答えを言う前に [不定詞] の形容詞的用法を考えてみましょう。
  [不定詞] の形容詞的用法は、[不定詞] を [形容詞] のように使っている使い方(形容詞的用法)です。
 
 
 □ まず2点の内容を確認しておきたいと思います。
  ㋐ [不定詞]は to+[動詞]の原形という形をしています。
   [不定詞] の基本的な説明は ⇒ コチラ
  ㋑ [形容詞] は
    [名詞]を説明します
    [名詞] に情報をプラスします (情報を付け加えます)
     [形容詞] の基本的な説明は ⇒ コチラ
 
  それでは、「不定詞の形容詞的用法」の説明を始めます。
 ① [不定詞] の形容詞的用法 の形
  [名詞]+[不定詞] という形をしています。
    英文の中で [名詞]+[不定詞] を見つけたら「不定詞の形容詞的用法」が使われている可能性があると考えてみましょう。
    [名詞]+[不定詞] が必ず「不定詞形容詞的用法」とは限らないので注意が必要です。
 
   例えば、次の英文はどうでしょうか。
   ・I am happy to hear that.
    不定詞 to hear の前 が happy [形容詞] のため「形容詞的用法ではない」と判断できます。
    [名詞]+[不定詞] という形をしていなければ 「不定詞の形容詞的用法」 でないことは確かです。
     
    
   

 ② [不定詞] の形容詞的用法 の3つのパターン
   上の①で説明では、形容詞的用法でない場合はすぐにわかります。
   ただ、形だけでは形容詞的用法なのか、副詞詞的用法なのか判断が難しい時があります。
   例えば、次の英文はどうでしょうか。
   ・I went to the park to play tennis.
    形だけを見ると、 park to play のところが [名詞]+[不定詞] となっているため 形容詞的用法に見えますが、
    実は、「テニスをするために公園に行った」という副詞詞的用法なのです。
 
 
   形容詞的用法副詞詞的用法は、判断が難しい場合があります。
   そこで、形容詞的用法を [名詞]+[不定詞]の部分に注目して
   3つのパターンに分類して、その3つのどれかに当てはまるかどうかで形容詞的用法かどうか判断します。
 
  □ [不定詞] の形容詞的用法 の3つのパターン
    ㋐ [不定詞] の 直前の [名詞] が [動詞] の [主語] の場合
    ㋑ [不定詞] の 直前の [名詞] が [動詞] の [目的語] の場合
    [不定詞] と その直前の [名詞] が同格の関係にあるもの
 
 
 
 
 
 ㋐ [不定詞]に含まれる[動詞]は誰が行うかに注目
   [不定詞] の直前の [名詞] が[主語] の場合 ( [不定詞] の前の [名詞] が動作を行う人・物)
   ・ I have no friends to help me.
    ※ 上記の文で help する人は no friends です ⇒ no friends が [主語] で help が [動詞] という関係性があります。
    ・ No friends help me. という文が作れます
      ⇒ I have no friends to help me. は 「不定詞形容詞的用法」 と言えます。
 
   ・I went to the park to play tennis. は、上記のように[名詞] と [不定詞] を抜き出し
    The park plays tennis. という文を作ってみます。変な意味 (公園は通常テニスはしません)になるので、この使い方ではありません。
 
    
 
 
 ㋑ [不定詞]に含まれる[動詞]の目的語に注目
   [不定詞] に含まれる [動詞] の [目的語] が [不定詞]の 直前の [名詞] の場合
   ※ [不定詞] の [動詞] の [主語]は、文章の [動詞] (述語動詞) と同じ。
   ・ I have no friends to help.
    ※ 上記の文で help する人は I で、no friends を help します。
     ⇒ help の [目的語] が no friends という関係性があります。
      「何を」 help するのが no friends になります
      ・ I help no friends. という文が作れ、意味上も不自然ではないため
       ⇒ I have no friends to help. は 「不定詞形容詞的用法」 と言えます。

 
   ・ I want something to drink.
    ※ 上記の文で drink する人は I で、something を drink します。
     ⇒ drink の [目的語] が something という関係性があります。
      「何を」 drink するかが something になります
      ・ I drink something. という文が作れます。
       ⇒ I want something to drink. は 「不定詞の形容詞的用法形容詞的用法」 と言えます。
 
   ・I went to the park to play tennis. は、上記のように[名詞] と [不定詞] を抜き出し
   ・I play tennis the park. という文を作ると文法的に正しくない文になります。
    ※ I play tennis in the park. なら文法的に正しい文なので、元の文に in を加え
    ・ I went to the park to play tennis in. とすれば 「不定詞形容詞的用法」 と言えます。
     意味は「テニスをするための公園に行った」となります。
 
 
     
 
 
 
 ㋒ [不定詞] と その直前の [名詞] が同格の関係にあるもの
   ※ 同格とは、[名詞] と [名詞]相当句が並び、後ろの要素が前の要素を説明する関係のことです。
   ※ 同格として、後ろに [不定詞] が使えるものには次のような [名詞] があります。
    ability, attempt, chance, condition, decision, desire, duty, effort, order, opportunity,
    permission, place, plan, right, reason, request, suggestion, tendency, time, way, wish など
 
     ※ これらはどんな[名詞] でもいいわけでなく、特定の [名詞] になります。
       一覧をよく見ると、特定の [名詞] は、ほぼ抽象的な名詞であることがわかると思います。
     ※ 同格として、後ろに [不定詞] が使えるこれらの [名詞] の中には、一般的な[名詞] park や book, pen, paper などは含まれていません
       このことから、 I went to the park to play tennis. は 同格の 形容詞的用法ではないと言えます。
 
    

  □ それでは、[不定詞]が使われている下記の英文はどの用法なのでしょうか。
  ・I have a book to study English.
   形容詞的用法: 「英語の勉強のための本」を1冊持っています。
   ㋑ 副詞詞的用法: 「英語の勉強のために」本を1冊持っています。

   形だけ見ると a book to study English は [名詞]+[不定詞] という形をしているため、形容詞的用法である可能性はあります。
   形容詞的用法であれば、次の3つのパターンのどれかに当てはまるので、確認していきます、
 
    [不定詞] の形容詞的用法 の3つのパターン
     ㋐ [不定詞] の 直前の [名詞] が [動詞] の [主語] の場合
     ㋑ [不定詞] の 直前の [名詞] が [動詞] の [目的語] の場合
     ㋒ [不定詞] と その直前の [名詞] が同格の関係にあるもの
 
 
     ㋐ A book studies English. … 意味がおかしくなるのでこのパターンではありません。
     ㋑ I study English a book. … 文法的におかしな文で、意味もおかしいので、このパターンではありません。
     ㋒ a book to study English … a book が to study English が説明していると考えられなくはありませんが、
                    book は、同格として後ろに [不定詞] が置ける [名詞] ではないため、このパターンではありません
    このように、形容詞的用法の3つのパターンに当てはまらないため、形容詞的用法ではないのです。
 
     ※ ㋑ で I study English with a book. であれば、文法的にも、意味的にも問題ありません。前置詞を付け足し
     ・I have a book to study English with. であれば 形容詞的用法と言うことができます。
 
 
   よくある間違い・勘違い
     the right to vote (投票権) のような 同格で使われている不定詞を見て、
    the room to vote (投票室) も、誤って「正しい英語」なのではないかと考えてしまいます。
    [不定詞] の前ににはどのような [名詞] でも同格として使えると考えてしまうと間違えた見方をしてしまいます。
    実際は、同格の名詞として後ろに[不定詞]を置けるのは限られた名詞なのです。
 
    このように間違えた考えをしてしまうと、次の英文も「テニスをするための公園」と解釈できるではないか … と考える傾向があります。
    ・I went to the park to play tennis.
 
    また、次の英文も正しいように思えてしまいます。
    ・I have a lot of things to talk.
     ※ 正しくは、上の英文は、次のようになります。
    ・I have a lot of things to talk about.
 
    ・Do you have something to write?
     ※ 正しくは、上の英文は、次のようになります。
    ・Do you have something to write with? … ペンのような筆記用具がないか聞いています
    ・Do you have something to write on? … 紙のような書く物がないか聞いています
 
 
 
 

不定詞 [高校]

[中学][高校]
なぜ誤った情報を信じる人が減らないのでしょうか … [不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向

多くの人が「[不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向」ということを信じています。
この情報が必ずしも正しくないことは、ある程度英語の実力・知識があるひとならわかっていることなのです。
なぜ正しくない情報を信じている人がなぜ多いのか、以前考えてみたことがあります。
[不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向」と考えるとうまく説明できることがあります。
その説明をして、黒板に「[不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向」と書いたのかもしれません。
そして、口頭で「これが当てはまらないこともあるので注意するように」と付け足したとします。
聞いた人の中には、口頭の説明をノートに記入しない人も何人かいます。
あとから、ノートを見直したときにに「[不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向」としか書いていません。
それで、このことが当てはまらないことがあることが抜けてしまった … というような感じなのかな…と思っていました。

最近、原因はどうやらそれだけではないことが分かってきました。
英語の質問をするサイトで、ある程度実力があると思われる方が「[不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向」であると
言い切って説明をされていたのです。そして、そのことは、自分の説明が正しいことを言うために使われていたのです。
しかも、その説明の中には「当てはまらないこともある」というような但し書きのような文言はありませんでした。
驚かされるのは、それが一人ではなく複数の方がされていたということです。
その回答をされた方々は、それぞれある程度英語の実力もあると思われる方々で、一人の方はは英検1級で以前英語の教師もされていると
回答の中に記入されていました。その情報は「回答者自身は実力があり、回答は正しいです」アピールしているようなものです。
正しい回答(情報)であれば、問題ないと思うのですが、間違えている情報にそのような文言が書かれているのは厄介なものです。

「必ずしも[不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向ではない」ということは
ある程度英語の実力・知識がある人なら当然認識されているものと思っていましたが、
どうやらその考え(希望)も正しくなかったようです。
ある程度英語の実力がある方の中には、英語を説明する中で
「 [不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向である」と言い切ってしまっているのです。
これでは、正しい認識をされている方が「それは、必ずしも正しくない誤ったこと」と言い続けても
いつまでも誤った情報を信じている人が減らない原因の一つだと思われます。

正しくない情報が使われ続けている別な理由の一つは、何かを説明するときに、その(誤った)情報を出すことで説得力が増す効果があることもあるようです。
その時説明していることに当てはまれば、ほかの場合に当てはまらなくても「妙に説得力」が出てくるのも原因の一つのように思えます。

まとめ … 誤った情報を信じる人が減らない理由
〇 何かを説明するときに、それがその説明には当てはまる情報を出すことで、その説明に説得力が増す効果がある
・・ある程度英語の実力がある人が、自信をもって積極的に誤った情報を発信している
〇 その他

「[不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向 … とは限らない」の記事は ⇒ コチラ
※ 正しくないことを証明するには、間違えている例を1つでも示せばいいため、それほど難しいことではありません。


不定詞 [高校]

[中学][高校]
surecertain「確信して」「きっと~する」
 ※ この記事は、高校生向けで、1⃣ のみ中学生向けの内容になります。
  いろいろなパターンと、誰がそう思っているかの違いがあるので、整理して覚えたいです。

sure [ʃúər][形容詞]「確信して, 自信があって」
certain [səːrtn][形容詞]「確信して, 確かな」
 certain には「いくらかの, ある程度の, 若干の, 多少の」などの意味もあります。

 1⃣ sure / certain + that [中学]
  thatとは that の後ろに[主語]+[動詞]と続くことを表しています。
  that 節の前の [主語] が確信する「人」で、that 節 が確認する「ことがら」です。
  that は省略することができます省略されている場合わかりづらくなるので注意が必要
  中学の教科書 Here We Go! では、この 1⃣ のみ登場します (certain は登場しません)。

・I’m sure [that] you like playing basketball now. 2⃣ U-02 … コチラ
   私は、あなたが今はバスケットボールをするのが好きだと確信しています
  ・I’m sure [that] you’ll like it.
   きっと気に入ってもらえると思います
  ・I am sure [that] it is true.
   確かにそれは本当だ
  ・I am certain that… / I feel certain that
   …は確かだと思う
  ・I am certain [that] I saw it.
   確かにそれを見た
  ・He felt certain that she would succeed.
   彼女は成功するだろうと彼は確信した
 
   
 
 
 2⃣ sure / certain + of + [動名詞] [高校]
  ※ [動名詞] は [動詞] の -ing形 … 詳しい説明・復習は ⇒ コチラ
  [動名詞] の代わりに [名詞句] を」使うことも可能です。
  sure / certain + [動名詞] は、主語になっている人が確信がある人です (確信をもっているのは話し手ではありません)。
 
  He is sure of passing his exam. = He is sure [that] he will pass his exam.
   彼は試験に合格すると確信している
  I am sure of the fact.
   その事実を確信している
  He is certain of getting the treasure. = He is certain that he will get the treasure.
   彼はそのお宝を手に入れられると確信している
  I was certain of being elected as chairman. =I was certain [that] I would be elected …
   私は議長に選ばれるものと確信していた
  I am not certain of the fact.
   その事実はよくわからない
  He is certain of victory.
   彼は勝利を確信している
  He is certain of her recovery. =He is certain [that] she will recover.
   彼女がきっと回復するものと彼は信じている
 
   
 

 3⃣ sure / certain + to + [動詞の原形] [高校]
  ※ to + [動詞の原形] は [不定詞] と呼ばれています … 詳しい説明・復習は ⇒ コチラ
  sure / certain + [不定詞] は、確信をもっているのは話し手 です。
  ・He is sure to come. = I am sure [that] he will come.
   彼はきっと来る (話し手が「彼はきっと来る」と思っている)
  ・You are sure to win. = I am sure [that] you will win.
   君は必ず勝つ
  ・Speak of the devil, and he is sure to appear.
   [諺(ことわざ)] うわさをすれば影がさす
   ※ [命令形], and …「~しなさい、そうすれば…」という形をしています。
  ・He is certain to be there. = I am certain [that] he is [or will be] there.]
   彼は必ずそこにいる / 彼は必ずそこに来る
  ・He is certain to pay in cash. = It is certain [that] he will pay in cash.
   彼が現金で払うのは間違いない
 
   
 
 
 4⃣ it is certain + that [高校]
  it is sure that という言い方はしないと覚えましょう。
    これは sure は主観的な確かさに重点が置かれ, certain は確固とした根拠を示しているためです
 
  It is certain that…
   …は確かだ
  It is certain [that] he tried.
   彼が努力したことは明らかだ
  It is certain [that] it happened.
   そのことがあったことは確実だ
  It is certain [that] he went there.
   彼がそこへ行ったのははっきりしている
 
   
 
surecertainly「わかった・了解・はい /かしこまりました」の記事は ⇒ コチラ
 

不定詞 [高校]

[高校]
□ [不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向とは限らない

※ [不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向 … と学校や塾などで教わっている場合があるようです。
  ただ、この考え(基準)は、ある英文では、当てはまるものの他の英文では当てはまらないことがあるので注意が必要です(確かな基準ではありません)。
  既に「 [不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向 」と覚えてしまっている人は「全てには当てはまらない」という情報も追加しておいてください。
  そうでないと、当てはまらない英文に出くわした時に「どうしてだろう」… と考えたり調べたり無駄な時間を費やしてしまう可能性があります。
  実際に「[不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向と習ったのに、この英文は当てはまらない」とか
  「[不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向なので、この文章はおかしくないですか」などと質問される人が多いのです。
  この「 [不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向」というのは[不定詞]と[動名詞]の使い方の全て有効な判断基準ではないということは強調しておきます。
  この基準に必要以上に振り回されないよう気をつけたいものです。
 
   
 
 [不定詞]は未来志向、[動名詞詞]は過去志向 が示していることの説明
  文章の中に[述語動詞]と、[不定詞]もしくは[動名詞]のどちらかがある場合
  [述語動詞]と[不定詞]または[動名詞]の起こる順番を考えた時に、
  ・[不定詞] は[述語動詞]より後に起こる … 未来志向
  ・[動名詞] は[述語動詞]より前に起こる … 過去志向
   つまり、[述語動詞]より前なら過去、後なら未来と考えているのです。
   ※ [述語動詞] とは、文章の主となる[動詞]のことを言っています。
 
 ・I remembered to lock the door.
  忘れないでドアをロックした (覚えていて、そして鍵をした)
  ※ [述語動詞] rememberと [不定詞] の動詞 lock の順番は [述語動詞] remember ⇒ [不定詞] to lock
    この文では、[述語動詞]より[不定詞] の方がに起こるので、未来志向だと考えているのです。
 
   
 
 ・I remember locking the door.
  ドアをロックしたことを覚えている
  ※ [述語動詞] rememberと [動名詞] の動詞 lock の順番は [動名詞] locking ⇒ [述語動詞] remember
   この文では、[述語動詞]より[動名詞] の方がに起こるので、過去志向だと考えているのです。
 
   
 
 ■ [不定詞]は未来志向、[動名詞詞]は過去志向 ではない例
 
 ・I am happy to hear that.
  そう聞いてうれしいです
  ※ [述語動詞] am と [不定詞] の動詞 hear の順番は ① [不定詞] hear (that) ⇒ ② [述語動詞] am (happy)
   この文では、[述語動詞]より[不定詞] の方がに起こるので、未来志向ではないのです。
   ※ 同じ言い方をするなら、この例では [不定詞]は過去志向となってしまいます。
   [不定詞] の 副詞的用法コチラ



 ・I anticipated getting a letter from my uncle.
  おじさんから手紙が来ることは予測していた
  ※ [述語動詞] anticipated と [動名詞] の動詞 get の順番は ① [述語動詞] anticipated ⇒ ② [動名詞] getting (a letter) の順番になります。
   この文では、[述語動詞]より[動名詞] の方がに起こるので、過去志向ではないのです。
   ※ 同じ言い方をするなら、この例では [動名詞]は未来志向となってしまいます。
 
 ・Bob suggested waiting.
  ボブは待つことを提案した
  ※ [述語動詞] suggested と [動名詞] の動詞 wait の順番は ① [述語動詞] anticipated ⇒ ② [動名詞] waiting の順番になります。
   この文では、[述語動詞]より[動名詞] の方がに起こるので、過去志向ではないのです。
   ※ 同じ言い方をするなら、この例では [動名詞]は未来志向となってしまいます。
 
 ・I look forward to seeing you soon.
  すぐにお目にかかれることを楽しみにしております。
  ※ [述語動詞] look forward to と [動名詞] の動詞 see の順番は ① [述語動詞] look forward to ⇒ ② [動名詞] seeing の順番になります。
   この文では、[述語動詞]より[動名詞] の方がに起こるので、過去志向ではないのです。
   ※ 同じ言い方をするなら、この例では [動名詞]は未来志向となってしまいます。
 
□ 下記は、[不定詞]と[動名詞]両方取れる動詞の記事になります。
 「こちらでも「[不定詞]は未来志向、[動名詞]は過去志向」」というのが有効な判断基準かどうか自分自身で確認してみるといいかもしれません。
  ● [動詞]+[不定詞] / [動詞]+[動名詞] の両方 OK な動詞 (意味ほぼ同じ) ⇒  コチラ
 
  〇 [関連情報] [不定詞] の副詞的用法: to を and への置き換えコチラ
 
  〇 [関連情報] なぜ誤った情報を信じる人が減らないのでしょうか? (ご参考情報)コチラ
 

不定詞

[中学][高校]
help+[]+[不定詞]「[人が]…するのを助ける」
 ※ [不定詞] の形は to+[動詞の原形] … 詳しくは ⇒ コチラ
 この help を使った形の [不定詞] では to をつけてもいいし、省略してもよいのです。
  … ということは、to が省略されることが多いのです
   to が省略された文章では、[動詞]が二つ使われていると思い、間違いではないかと感じる人が多いのです。
  ※ この to が省略された[不定詞]のことを「to なし [不定詞]」 と呼ばれることもあります[高校]
  文章の中に[]が含まれない形もあります(下記の例文参照ください)。
 help+[人]+withコチラ
 ※ この形は、中学教科書 Here We Go! 3⃣ Unit 01で登場します ⇒ コチラ

※ [人] の後ろにくるのは  [不定詞]です。[動名詞]は来ません。
  財布探すの手伝ってくれない?
 ・[] Can you help me [to] find my wallet? 
 ・[X] Can you help me finding wallet? … [動名詞]を使ったコチラの言い方はダメだよ。

例文
 ※ [注意] 下記の例文の中には、中学の教科書で出てこない単語や、
      これから学ぶ教科書の範囲で登場する単語も含まれることが考えられます。
 ※ [注意] 下記の例文の中には、[to] という書き方で、
      to を使っても使わなくてもいいことを示しています。
      to を使わないのも間違いでないことを覚えてください

・I helped her [to] lift the box.
 彼女が箱を持ち上げるのを手伝った
・Help me [to] lift it.
 私がそれを持ち上げるのを手伝ってくれ
・I helped my mother [to] do the dishes.
 母の食器洗いを手伝った
 do the dishes = wash the dishes詳しい説明は ⇒ コチラ
・It’s nice of you to help us [to] move today.
 今日は引越しを手伝ってくれてありがとうございました
・Go and help [to] wash the dishes.
 行って皿洗いのお手伝いをしなさい … Go and help wash the dishes. を見ても変だとは思わないで!
  ※ [人] が含まれない例文です。
・He helped [to] repair the car.
 彼は車の修理を手伝った
  ※ [人] が含まれない例文です … He helped repair the car. を見ても変だとは思わないで!
・I helped [to] change tires.
 タイヤの交換を手伝った
  ※ [人] が含まれない例文です … I helped change tires. を見ても変だとは思わないで!
 
   
 
不定詞詳しい説明は ⇒ コチラ
 
ask / tell [人] to do の詳しい説明は ⇒ コチラ
 

不定詞 [高校]

[高校]
▢ [動詞]+[不定詞] / [動詞]+[動名詞] の両方 OK な動詞 (意味ほぼ同じ)
 ※ 動詞と動詞を続ける時、動詞をそのまま二つ続けると、I like play tennis. 「私テニスする好きよ」…のように不自然な文章になります
 ※ そこで、自然な文章になるように後ろの動詞の形を変える必要があります。
 
 形を変えるパターンは動詞によって以下の4つがあります。
a) [動詞]+[不定詞] を好む動詞 ⇒ コチラ [準備中]
b) [動詞]+[動名詞] を好む動詞 ⇒ コチラ
c) [動詞]+[不定詞] / [動詞]+[動名詞] 両方 OK な動詞 (ほぼ同じ意味)本ページ
d) [動詞]+[不定詞] / [動詞]+[動名詞] 両方 OK な動詞 (異なる意味) … コチラ
 ※ [不定詞]の見直し・確認は ⇒ コチラ
 ※ [動名詞]の見直し・確認は ⇒ コチラ
 ※ 特にアメリカ英語の「くだけた会話」で、go や come などの特定の[動詞]の後に
  続けて[動詞]の原形が続く場合があります(この種の文を見かけた時だけ参照すればOKです) ⇒ コチラ
 
 ●[不定詞][動名詞] 両方OK(意味同じ)の[動詞]には「開始終了継続などを表す動詞」:
  start (始まる, 始める)/ begin (始まる, 始める)/ continue (継続する)
  startbegin の詳しい説明は ⇒ コチラ

例文
  ・Let’s start to run. / Let’s start running.
   さあ、走り始めましょう!
    ※ただし、ing の後に通常 -ing は使いません
      It’s starting to rain.
     X  It’s starting raining. … -ing が続くので、通常はこちらの言い方はしません。
       雨が降り出してきている
       英文中の It’s It has の短縮した形です。It is の短縮形ではありません。
 
   
 
  ・It began to rain. / It began raining.
   雨が降り始めました
    begin の後ろに[動名詞]を使うのはどちらかというと一般的ではありません
    begin が -ing形の場合、後ろは[不定詞]になります。
  
  ・He continued to read. / He continued reading.
   読み続けた
 
   
 
 ●[不定詞][動名詞] 両方OK(意味同じ)の[動詞]には「好き嫌いを表す動詞」:
  like (好き) / love (大好き) / hate (嫌い) / prefer (~を好む)
  like+不定詞 / like+動名詞コチラ
 
  例文
  ・I like to drive. / I like driving.
   ドライブが好きです
   like は、後ろに[不定詞][動名詞] が来る特別な使い方があります … 詳しくは ⇒ コチラ
  ・I prefer to read a book. / I prefer reading a book.
   本を読むのが好きです
  ・I hate to see you leave. / I hate seeing you leave.
   あなたがもうお発ちになるのは残念です
 
 ●[不定詞][動名詞] 両方OK(意味同じ): 全く意味の違いなし / ほとんど意味の違いなし
  intend (~するつもりである) / bother (わざわざ~する)
 
  例文
  ・John intends to buy a house. / John intends buying a house.
   ジョンは家を買うつもりだ
  ・Don’t bother to lock the door. / Don’t bother locking the door.
   わざわざドアに鍵をしなくていいですよ
   ※ bother は、通常否定文で「わざわざ…する」
 
   
 

不定詞 [高校]

[中学][高校]
like+[不定詞] / like+[動名詞]
 
▢ 
動詞 like の後ろには、[不定詞]も[動名詞]も使うことができます。
 中学生は(特に学校の授業で説明がない場合)、like の後ろは[不定詞]も[動名詞]も両方OKと覚えましょう
 ※ 下記で説明するように like の後ろに [不定詞]がくる場合と[動名詞]で意味が異なる場合があります。
 ※ [不定詞]の説明は ⇒ コチラ
 ※ [動名詞]の説明は ⇒ コチラ
 
 ▢ 一般に活動を楽しむこと」を言う時は、[不定詞]も[動名詞](特に英国英語)も使うことができます
  ピアノを弾くことが好きだ
  I like to play the piano.
  I like playing the piano.
 
   
 
 
   ※ [動名詞] 何かを1回楽しむことを言う時は like -ing を使います。
    ・I really liked playing the piano with him in the woods last week.
     先週、森の中で彼と一緒にピアノを弾くのが気に入った
 
 選択習慣を言う時は、like+[不定詞]を使います。
 ・I like to do the shopping early on Sunday afternoon.
  日曜の午後に買い物をするのが好きだ

 ・When I’m pouring tea, I like to put the milk in first.
  紅茶を注ぐ時、私は最初にミルクを入れておくのが好きだ
 
   

 ▢[不定詞] not like to には「しない方がいいと思う」という意味があります。
 ・Why didn’t you call me? – I didn’t like to wake you up.
  なんで電話してくれなかったの – 起こさない方がいいと思ったんだ
 
   

[動詞]+[不定詞] / [動詞]+[動名詞] の両方 OK な動詞 (意味ほぼ同じ)コチラ

 

不定詞 [高校]

[高校]
▢ The problem is easy to solve. ⇔ The problem is easy to be solved. その問題は解決が容易だ
 
 次の ㋐ と ㋑ の言い方はどちらが正しいのでしょうか (両方正しいのでしょうか / 両方とも間違い?) … 正解は 中ほどにあります。
  「その問題は解決が容易だ」
  The problem is easy to solve.
  The problem is easy to be solved.

 [形容詞]の中には、特別な構造の中で[不定詞]と一緒に使われるものがあります。
  この特別な構造の中では、節の[主語]が[不定詞]の[目的語]にもなっています
  上の説明は文法用語だらけでよくわからない? どういうこと?  … 下に説明しています
  この特別な構造で使われる[形容詞]には次のような ものがあります
  easy, hard, difficult, impossible, good, ready や enough やd too の後の[形容詞] など

 どういう構造になっているかの説明
  ・He’s easy to please.
   ※ please「を喜ばせる, 楽しませる」
   この文章は次のように言うことができます
  To please him is easy. / It is easy to please him.
   彼を喜ばせるのは簡単です
  ・He’s easy to please. では He が[主語]ですが、この[主語]が to please の[目的語] にもなっているのです。
   上の説明は He’s easy to please [him]. の 最後の him が省略されているようなイメージと思えばわかりやすいかもしれません。
   ですので、He’s easy to be pleased. とする必要はないのです。
   上の は間違いとなります。
 
 例文
 ・Japanese is difficult for Europeans to learn. (= It is difficult for Europeans to learn Japanese.)
  日本語はヨーロッパ人にとって学ぶのが難しい
 ・This berry is not good to eat.
  このベリーは食べられない
 ・You are nice to talk to.
 X You are nice to talk to you. … こちらは NG です。
  あなたは話し相手としてすてきな人だ
 ・His behavior is hard to understand.
  彼のすることはどうも納得できない
 
  
 
 
  

不定詞 [高校]

[高校]
musthave to~しなければならない」の違い・使い分け
 ※ have to の発音 ⇒ [hǽftə/ hǽftu]
 ※ must …[助動詞] ⇒ コチラ
 ※ must の書き換えに関して ⇒ コチラ
 両方とも「何かする必要がある」と言う時に使われます
 どちらを使っても問題ないときもありますが、must と have to には違いがあり、これが重要なときがあります
 
must は「個人的個人的にそう思う時に使用: 個人的な感情(話し手が考える義務)を伝えるときにmust が使われます。
 ・You must do something. (何かしなければなりません) ⇒ 話し手が「必要だ」と思っている
 ・She’s a really nice person. You must meet her.
  彼女は本当に良い人だ。知り合いになったほうが良い
   話し手が、「知り合いになったほうが良い」と思っている
 ・I must go home now. The big game will start on TV at Seven.
  家に帰んなきゃ。7時からテレビで大事な試合が始まるんだ。
 
 must を「~しなければならない」と訳すと不自然な日本語になる時があるため、「~した方がいい」と訳す場合があります。
 ※ must と should と had better は意味がよく似ています。
 ※ meet「知り合いになる」⇒ コチラ
 
   

have to は「個人的… 規則などで仕方ないと思う時などに使用: 規則や、他の人からの義務の時に使われ、個人的感情には使われません。
 ・You have to do something. (何かしなければなりません) ⇒ 規則や状況の為
  ※ You must do something. の must を have to に置き換えただけですが、must と have to では、聞いた時の印象が異なります。
 ・You can’t turn right here. You have to turn left.
  ここでは右折できません。左折しなければならない ⇒ 交通ルールなので仕方がない
 ・My eyesight isn’t very good. I have to wear glasses for reading.
  視力がよくないので、読書にはメガネをかけなければならない
 ・I have to go home now to help my mom.
  お母ちゃんの手伝いに帰んなきゃなんないんだ。
 ・
   

 
 must と have to のどちらを使ったらいいか不確かな時、迷ったは、have to を使う方が安全です。

 

不定詞 [高校]

[高校]
[不定詞] の副詞的用法: to を and への置き換え

例文
● [to] I went to the park to play tennis.「私はテニスをするために公園に行った」
● [and] I went to the park and played tennis.「私は公園に行き(そして)テニスをした」
 
   

ポイント
to を and に置き換えて考えたり訳したりする方法の説明になります。
 実際に使うことができ役に立つ場合も多いので覚えておきたいです。
 ※ [注意] 実際に to を and に置き換える場合、to に続く動詞は文章の自制と合わせる必要があります。。
  逆に and を to に置き換える場合もあります。その場合、to の後は[動詞]の原形となります。
[不定詞] の副詞的用法 で使用します。
 ※ [不定詞] の副詞的用法 ⇒ コチラ
 ※ [不定詞] の訳:「~するために」
  ※ [副詞] の働きの一つは、[動詞]を説明 …「~するために」⇒「~した」
  ※ [副詞] ⇒ コチラ
to を and に置き換えて訳した時に、聞いた時の感じが変わってくるので注意が必要な場合があります。
 ・I went to the park to play tennis. (テニスをしに公園に行った) は「なぜ行ったか(目的)」について重きが置かれて聞こえます。
 ・I went to the park and played tennis. (公園に行ってテニスをした) は「何をした」かに重きを置かれて聞こえます。
[注意] どんな時にでも使えるテクニックではありません
 ※ 不定詞を使った文の後に続く文章によって、この訳し方をすると不自然になったり矛盾が生じたりすることがあります。
  たとえば
 ・I went to the store to buy some bread. But they didn’t have any. (私はパンを買いに店に行った。でもパンはなかった)
  これを、to を and に置き換え「私は店に行きパンを買った。でもパンはなかった」と訳すと、意味的におかしなことにになってしまいます。
  書かれた文章を訳す場合は、このような不自然な訳し方を避けることもできますが、
  同時通訳などで、後ろの文章を聞く前に訳す場合はこのような不自然な訳になることも起こるようです。
  このテクニックが使えるのは、不定詞の部分(「~ために」の部分)を実際に行った場合です。何らかの理由でできなかった場合は使うことができません。
 
   

動詞の順番に関する解説
● [不定詞]を使った文の例
 ・[主語]+[動詞A]+to [動詞B]
 ・I went to the park to play tennis. [具体的な文]
  [主語]の後ろの[動詞A]と、不定詞の[動詞B]が起きる順番を考えてみます。
  to が and に置き換えることができることからもわかるように
  ①「公園に行く」②「テニスをする」の順番になります … [動詞A] ⇒ [動詞B]
● [動名詞]を使った文の例
 ・[主語]+[動詞A]+[B(-ing 形)]
 ・I enjoyed playing tennis. [具体的な文]「私はテニスをすることを楽しんだ」
  ①「テニスをする」②「楽しむ」の順番になります … [動詞B] ⇒ [動詞A]
  ※ [不定詞]と[動名詞]を使った文で、[動詞]の順番を考えることが文章を理解したりするのに手助けになる場合があります ⇒ コチラ

置き換えの例
[元の文]・He grew up to be a doctor.
     彼は医者になるために成長した… 正しい英文ですが、「~するために」と訳すと、不自然な日本語になります。
[改定文]・He grew up and became a doctor.
     彼は成長し医者になった … toand に置き換えて訳すと自然な訳になります。上の不定詞の文もこちらの訳にした方がいいです。
     ※ and を使った方が自然な日本語になります ⇒ 逆に言うと「彼は成長し医者になった」という日本語を聞いた時に、不定詞の文章が頭に浮かぶかもポイントになります。
[元の文]・I visited the grocery store on the way home to buy something for dinner.
     夕食の材料を買うために帰宅途中に食品雑貨店に寄った
[改定文]・I visited the grocery store on the way home and bought something for dinner.
     帰宅途中食品雑貨店に寄り、夕食の材料を買った
[元の文]・I came home to find that the window was broken.
     窓が割られていることを見つけるために家に買った … 正しい英文ですが、「~するために」と訳すと、不自然な日本語になります。
[改定文]・I came home and found that the window was broken.
     家に帰って窓が割られていることを見つけた