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単語

hearlisten (to)
 
 hear は「意識しないでも、耳に入ってくる」と言う意味になります。
 listen は「注意して聞く」(集中し、できる限り聞こうとする概念が強調されています)という意味になります。
   欲してなくても何かを聞く(hear)ことはできますが、意図的な時のみ何かを聞く(listen to)ことができます。
 
 ● [前置詞]「~を」は、いる? / いらない?
  「何か聞く」時
  hear の中には「~を」が含まれているので[前置詞]は不要です。
  listen には「聞く」と言う意味しかないので、~を」に当たる[前置詞]の to が必要になります。
   ★ 下記の例を観れば hear と listen の違いが分かりやすいかと思います。
    ・I heard them talking, but I didn’t really listen to their conversation.
     私は彼らが話しているのが聞こえたが、彼らの会話を聞いていたわけではなかった)。
      ※ conversation: 「会話」
      hear [/]+[動詞の –ing形] 「~しているのが聞こえる」⇒ コチラ
    Listen carefully, please. – Could you speak louder? I can’t hear you very well.
     (注意して聞いてください。-もう少し大きな声で話してくださいますか。なんと言っているかあまり良く聞こえません)
      hear / listen to+[人] …「[人]の言うことを聞く」⇒ コチラ
    ・I didn’t hear the phone because I was listening to the radio.
     私はラジオを聞いていたので電話が聞こえませんでした
      the つける / つけない
       ラジオを聴く」は listen to the radio と the が必要です。
       TVを観る」は watch TV と TVの前に the はつけません
      ※ [冠詞] と呼ばれる a /an / the を正しく使うことはは英文法の中でも難しいものの一つです … 詳しくは ⇒ コチラ

   

 単語の輪を広げよう
  意識して行う動詞に look at (~を見る)/ watch (~を観る)/ listen to (~を聞く)
  意識しないで行う動詞には、see (~が目にはいる)/ hear (~が聞こえる)等があります。
 
   ▢ 例文:
   ・He looked up at the sky and saw a plane flying. (空に目を向けると飛行機の飛んでいるのが目に入った)
   ・She tried not to listen, but she heard. (聞くまいとしたが聞こえてしまった)
    「~を見る」look at / see / watch の使い分けコチラ
 
  ● see / hear +[人/物]+ [動詞]の原形 又は [動詞]の-ing形
    [人/物]が「~するのを」「~しているのを」「見る / 聞く」の詳しい説明は⇒ コチラ
  特定の動詞 (hear /listen to / believe / understand) +[人] の詳しい説明は ⇒ コチラ

   

単語

▢ 「~を見るlook at / see / watch
□ look at / see / watch には「~を見る(観る)」という意味があります。
 ● 「(~を)見る」の look / see / watch は [動詞] という[品詞]に分類されます。
  ※ [動詞] の説明 ⇒ コチラ
ポイント 1」は含まれているの?
 [動詞] には、その中に「」という意味が含まれているものと、含まれていないものがあります。
 look / see / watch の中で
  「~」という意味が含まれている[動詞] : see / watch
  「~」という意味が含まれていない[動詞] : look
  look には「~を」が含まれていないので、「~を見る」と言う時は、「~」に当たる[前置詞] at をつける必要があります。
   ただ単に、「見て!」という時は Look! でいいですが、
   「あの鳥を見て!」という時は、Look at the (that) bird! と 「~を」にあたる at が必要になります。
  see / watch には「~を」いう意味が含まれているので、
   I watched. というと「私は、観た」という意味・響きになり、不自然になります ⇒ watch の後ろに「何(を)」という言葉が必要になります。
   「でも、 I see. とか言う英語をよく聞くよ」と気づいた人はすごいです。確かに、I see. という言い方はありますが、
   この場合の see は「を見る」という意味ではなく、理解する(= understand) という意味で使っています
   I see. = 「わかりました。なるほど」③ L-02
   look at / see / watch は基本的な[動詞] のため頻繁に見かけるとになります。
   見かけるたびに少し意識するぐらいで、「at がいるのかどうか」は分かるようになると思います。

ポイント 2 [look at / see / watch違い使い分け]
 次の3つの文の意味の違いは何でしょう
  ・Tom looked at the bird.
  ・Anne saw the bird.
  ・My father watched the bird.
   ※ 3つとも過去の文です。
   lookwatch は[規則動詞] … 説明は コチラ
   see は[不規則動詞] (see ⇒ saw ⇒ seen ) … 説明は コチラ

  
 
違いを簡単にまとめてみました

   lookwatch は「意識して見る」時に使い、
  see は、無意識というか、自然に視界に入ってきて見えるような時に使います。
  〇 同じ「意識して見るでも」 look は短い時間watchは長い時間見る時に使われます(bird watching バードウォッチング)。
   スポーツ観戦やTVなどは watch を使います。
 
 上の例文に物語を作るとするとこんな感じでしょうか。

 ●上の例文に物語を作るとするとこんな感じでしょうか。
   Mika が飼っていた珍しい黄色のインコが逃げてしまいました。Tom と Anne が公園を一緒に歩いていると、
  その逃げたて来たと思われる黄色いインコを Anne が見かけました (Anne saw a bird)。
  Anne は指を指してその鳥のことを Tom に教えてあげました(それで Tom はその鳥を見ました Tom looked at the bird)。
  少しすると、その鳥は川の方に飛んでいってしまいました。
  河原ではちょうど私の父が趣味のバードウォッチングをしていて、そこに公園の方から黄色い鳥が飛んできて近くの木にとまりました。
  父はその珍しい鳥を観察しました(watched)とさ。
  おなじ「見た」ですが、それぞれの人がその状況が違うので、こんな感じで3つの動詞を使いわけます。
  めでたし、めでたし。
 
  

 ※ただし、movie (映画)を観る時は、seewatch も両方使います
 「映画を観る」と言う時に使う seewatch の使い分けはありますが、
 中学では『「映画を観る」時は seewatchも両方使える』ぐらいに覚えてください
 実際、教科書でも映画を観る時は see と watch の両方の単語が使われています。
 下のScreen shot は、映画「天気の子」のレビュー(感想)です(アメリカのAmazonより拝借)。see も watch も使われています。
 違いについては、高校の分類で紹介するつもりです(意外に複雑で、ネイティブの人でも使い分けていたとしても説明できる人は少ないかもしれません)。
 
教科書の例
 ・I saw a movie. (私は映画を観た) ① L09
 ・I’m going to see a movie. (私は映画を観るつもりだ) ② L03
 ・When I was a child, I liked to watch movies about robots. (子供の時、私はロボットの映画を観るのが好きでした) ② L06
 ・I’m going to watch a movie. (私は映画を観るつもりだ) ③ L07
  ※ be going to は will とほぼ同じ。「~するつもり」
   実際にはwill と be going to は使い分けています。中学では詳しく勉強しないので、興味がある人は ⇒ コチラ

the つける / つけない?
 「TVを観る」は watch TV と TVの前に the はつけません。「ラジオを聴く」は listen to the radio と the が必要です。
 [冠詞] a /an / the は英文法の中でも難しいものの一つです。適切な[冠詞]を選ぶのが難しいものもありますが、
 「TVを観る」「ラジオを聴く」のように決まっているものもあります。
 一つずつ覚えていきましょう。全てことに理由があると思いますが、「TVを観る」「ラジオを聴く」に the が必要・不必要については、
 興味があれば調べてみるのもいいかもしれません。
 ラジオやTVが世の中に登場した当時にまでさかのぼらないとわからないかもしれません。
 ただこの場合は理屈で覚えるより、watch TV / listen to the radio と覚えてしまった方が合理的だと思われます。
 また、the を間違えてつけても、付け忘れても大きな問題にならないことが多いので、少しずつ覚えて行けばいいです。

  ※ [冠詞](高校)… 興味があれば ⇒ コチラ

  

単語の輪を広げよう

 look
  look には 大切な熟語 ( look+[前置詞]など) がいくつかあります(例: look for …「を探す」)。
  熟語は知らないと全く意味が分からない場合があります。
  たとえば、take という単語も up という単語も知っていても take up という熟語の意味は分かりません。
  (ちなみに take up という熟語は教科書では出てきません)
  ※ take up … 興味があれば ⇒ コチラ
  look を含む熟語は少し力を入れて覚えましょう。
   ※ look を含む熟語コチラ
 see
  さて、see と sea と she の発音は同じでしょうか。違うでしょうか。
  違うとすれば、どう違いますか?
  see と sea と she の発音 ⇒ コチラ
  see には「を見る」という意味の他に「~に会う」という意味があります。
  「会う」という意味の別な単語に meet があります。
  また、meet と同じ発音の meat の意味は何でしょう? [同音異義語]
  see と meet の違いは何でしょう (※meat の意味も同じ記事に記載しています) ⇒ コチラ
 ● [興味があれば] see と see の過去形をつないだ seesaw [síːsɔː] って何?
  ※答えは、このページの一番下
 watch [wɔtʃ][ウォッチ]: a」につられて「ワッチ」と発音しないでね!
  ※「wa-」[オ系] /「wo-」[ア系] の発音 ⇒ コチラ
 watch には他に、「腕時計(名詞)」という意味もあります。
  ※ちなみに「掛け時計・置時計」は clock [klɔk]
  

  ※[あくまでもご参考情報]

 中学では(興味のある場合以外は)[自動詞]・[他動詞]については覚えなくてもいいです

「~を」が入っている動詞を[他動詞]、入っていないものを[自動詞]と呼ぶことがありますが、「look は[自動詞]」という覚え方はしない方がいいです。
高校で紛らわしい[動詞]を勉強しますが、その場合でも、「raise は他動詞」というような覚え方はしないで、必要な場合は、簡単な例文で覚えてください。
個々の単語と[自動詞][他動詞]を結びつける必要がない理由を次の「たとえ」で説明します。最初に「see は[不規則動詞]」とは覚えません。
変化を see ⇒ saw ⇒ seen と覚えていきます。これは、主な[動詞]に関してはそれぞれの変化を覚える必要があるからです。
忘れた場合は、辞書や教科書の一覧などで確認します。その時も、個々の[動詞]と規則・不規則という言葉をつないで覚えることはしません。
see が[不規則動詞]だということを知っていても、その変化を覚えていなければ、あまり意味がありません。
逆に[動詞]がどういう変化をするのか知っていれば、もし誰かに聞かれたとしても、その変化を教えてあげればいいだけです。
[自動詞]や[他動詞]も、これによく似ています。授業や参考書などで[自動詞]や[他動詞]の説明があった場合に、何を言っているのか理解する必要はあります。
ただ個々の単語を[自動詞]や[他動詞]という言葉とつなげて覚える必要はありません。
それよりも、完全な文でなくてもいいので、簡単な例文、例えば The sun rises. (太陽が昇る) / Raise your hand! (手をあげて) のよう例文で覚えたほうが実際に役に立ちます。

  

 <答え>

 seesaw [síːsɔː] 「シーソー」…発音のままじゃん!
 
「見る」関係の単語・熟語[高校]コチラ

単語 (高校)

 ▢ 見た目が似ている単語 though / through / thought
 見た目が似ている3つの単語です。微妙につづりが違うだけなので、パッと見た時に同じように見えます
 高校入試の長文問題などで見間違えると、文章の意味が全くつかめないこともありえます。
 似た単語があり注意が必要」であることは最低覚えておきたいものです。
 
though [ðóu] : 「だけれども, だが」 … 意味は buthoweveralthoughと同じです。
 buthowever とは、文章で使う場所が異なります(下記資料参照)
 ●[比較] thoughbut を使った文の比較 … それぞれの位置に注目してください。
 彼はひどく疲れていたが、仕事をつづけた

 Though he was very tired, he kept working.
 ・He was very tired, but he kept working.
  ※ tired …-ed形の[形容詞] ⇒ コチラ
  keep -ing = keep on -ing = go on -ing「~し続ける」(教科書には keep -ing のみ登場)
 
through [Ѳrúː] : 「…を通り抜けて, …を貫いて, …を通して」
 ※ 日本語でも「ドライブスルー drive-through」「シースルー see through」
  「スルーパス through pass」「既読スルー」など 「スルー(through)」が使われています。
 
thought [Ѳɔːt] : think「思う」 の過去・過去分詞形
 ※ think の変化 ⇒ コチラ

 教科書での例
  ※[注意] though は3年生の後半で勉強するので、理解が不十分なまま高校入試に入る可能性があります。
 Though I could not speak much English, I never stopped trying to talk with the coaches. ③ L-07
  英語はあまり話せませんでしたが、コーチと話そうとすることは決してやめませんでした。(錦織圭の話)
 ・I passed through the field. ② L-08
  私は野原を進んで行きました。
 ・I thought that all children lived like this. ② L-08
  私は、子供たちはみんなこのように生きるのだと考えていました。。
 
※ [下記の表の補足説明] though のカタカナの発音は「ゾウ」になります。下記の絵で意味を覚えてください。

f:id:HinoFreeEnglish:20200602194425j:plain

※ NHKの「ちこちゃんに叱られる」を観る時は、英語のタイトルも注意して観てください。
  英語のタイトル: Don’t sleep through life! … 人生を通して寝るんじゃない! って意味になります。

単語の輪を広げよう
●「だけれども, だが」という意味での buthowever の違い
 however の方がかしこまった言い方。ビジネスなどで使われます ⇒ コチラ
 Sure. [了解] と Certainly. [かしこまりました] の関係に似ています ⇒ コチラ
 友達どうしには Sure. でいいですが、店員がお客さんに対しては、 Sure. よりCertainly. の方が使われます。
 
教科書 での however の例
However, some people climb the rock. ② L-05
 しかし、岩に登る人もいます。
However, it was not painted by a Japanese artist. ③ L-02
 しかしながら、それは日本の芸術家たちによってかかれたものではありません。