「ダータ」って何?
[高校][一般]
□ 「ダータ」って何?
英語の data には、主に2つの発音があります。
カタカナで書くと「デイタ」と「ダータ」です。
映画などを見ていても、「デイタ」と言う人と「ダータ」と言う人が半分半分ぐらいいるのです。
最近は少し慣れてきましたが、「ダータ」という発音を聞いた時に「違和感」のようなものをしばらく持っていました。
なんで、英語を母国語として話す人は同じ単語なのに、人によって違う発音をするのだろう … と疑問に思っていました。
「日本語って同じ単語を違う発音で言うことないんじゃないか」とか「日本語では同じような例はないのじゃないの?」… と考えていました。
そして「ついに見つけたのです」 … それほど大げさなものではありませんが …
日本語でも重複を「じゅうふく」と読んだり「ちょうふく」と読んだりしているではないですか。
どうやら「ちょうふく」と言うのが本来の言い方のようなのですが、
私の場合は、他の人が「じゅうふく」と言っても「ちょうふく」と言っても、言っている意味は理解し、
しかも、どちらで言おうがそれほど気にもかけないし、「『ちょうふく』が本来の言い方だ」などと他人に言う気もありません。
この重複の読み方のことをかんがえると、アメリカ人が data を「デイタ」と発音しようが「ダータ」と発音しようが
全く気にもしないことがすこし理解できた気がしました。
同じ単語の読み方が違うこととは少し違うのですが、
同じものなのに、人によっては「おむすび」と言ったり「おにぎり」と言ったりしますが、
他の人がどちらの言い方をしても、ごく普通の人にとっては「さほど気にならない」「意識するほどのことでもない」ことと
data を違う発音で言うことが感覚的に似ているように思えました。
また、often を「オフトゥン」と発音した時に、間違えているから「オフン」に直しなさいと教えたり
母音の前の the を「ザ」と発音すると「ジ」と訂正されることが
本当は、あまり意味がないことだという説明にもなるのではないでしょうか