日野 無料英語教室 ひあら (無料塾)では、
 経済的に苦しいご家庭の子供さんたちのために無料で英語をお教えいたします

 無料教室だから「やらないよりはまし」ではなく、高い確率で確実に英語の実力を上げることができます。

 ■ 新しい投稿は、上部の [HOME] ⇒ [新規投稿] をクリックしてください。

小さいことは気にしない

2024-06-11英語の勉強方法

余裕が出てからでOK

 英会話学校などでグループレッスンに参加する時に、間違いを気にするあまりなかなか積極的に発言できない人が多いような感じがします。
英会話学校の先生からは正しい英語を使うことに気を使うより、間違えてもいいからもっと積極的に話すように言われます。
日本の英会話学校の場合は、自分が少し話したら「発言する機会を他の人に譲るために少し黙っていよう」と考える人もいます。
それほど積極的でない人でも、そこそこ発言する機会があるかもしれません。あまり話していない人にも話す機会を与えるよう先生が配慮していることもあると思います。

 それが、たぶん外国だと同じようにはいかないと思われます。クラスの中で「誰がたくさん話していて、誰が話していないか」なんて考えるのは日本人ぐらいで、
ほとんどの人はそんなことはお構いなしです。自分が言いたいことがあれば「やめろ」というまでずっと話しているような外国人が沢山います。
彼らの辞書には「遠慮」という言葉はないようです。その人たちの中には使っている英語が間違えていても全然平気な人が多いように思えます。
勉強しに来ているのだから当然と言えば当然な話です。お国柄の違いがあったり、英語と言葉が似ていたりと、日本人より有利な面も確かにあります。
ただそれにしても、間違いを気にするあまり発言が積極的にできない日本人がなぜ多いのでしょうか

 一つには学校での授業や試験の影響があるように思えてなりません。定期テストで1問3点や5点の英作文の問題があったとしましょう。
作文の中で書いた単語のつづりが間違えていると「マイナス1点」、三単現の「s」を付け忘れると「マイナス1点」、
「an」にすべきところを「a」にしてしまうと「マイナス1点」、ピリオドやクエスチョンマークを忘れると「マイナス1点」、
大文字にすべきなのを小文字にしてしまうと「マイナス1点」…素晴らしい作文を作ったとしても作文そのものの評価より小さいミスの減点の方がより影響してしまうのです。
面白い英作文を書いても、それを褒められることはまずなく、してしまった小さいミスを指摘されることが多いのではないでしょうか。
これでは、面白いことや、人が考えないような英文を作ろうというより、なるべくミスをしないようにしよう…と言う考えになってしまうのではないでしょうか。
この減点重視方式が少しは改善されているといいのですが。

 なぜこのように小さいミスを指摘するのでしょうか。「それは仕方ないでしょ。高校入試がそうなんだから」と言う方もいるかもしれません。
また、「教える立場になって考えてみれば、間違いを見つけたら指摘するのは当然のことででしょう」という方もいるかもしれません。
ただ、問題なのはミスの内容に対して減点する点が多すぎることではないでしょうか。
1問3点とか5点の問題で、1点減点するほど「ピリオドの付け忘れ」やつづりの間違い、三単現の「s」の付け忘れは大きなミスなのでしょうか。
いっそテストを1000点満点、英作文の配点を50点にします。
そのなかでつづりのミスやピリオドやクエスチョンマークの付け忘れで1点程度の減点であれば配点とミスのバランスが取れているように思えます。
どうしてもテストを100点満点にする必要があるのだったら、点数を合計した後10で割って100点満点にすればいいだけの話なのです。

 それでは、高校入試はどうでしょう。都立の高校入試の内容を見る限り「小さいミスは大きな問題ではない」と考えているように思えます。
試験は作文もありますが、配点の多くを占める部分は、内容を理解し選択肢から正しい解答を選ぶような形になっています。
内容を理解し適切な解答を選択する試験の中につづりのミスを探したり、ピリオドやクエスチョンマーク、三単現の「s」の付け忘れを見つけ出そうとするような要素は全くないのです。
選択ではなく作文する問題もあります。ただし、東京都の教育委員会から各高校への「採点のポイント」の案内には次のようなことが書かれています(4つの英文を書く問題で配点は4X4=16点になります)。
『「誤字が一つ以上ある。(1点減点)」のように,部分点の基準を加えること。』誤字一つに対して1点減点ではなく、誤字が一つ以上ある場合に1点減点という部分点の基準なのです。
単語のつづりを10個間違えたら配点16点のうち、10点も減点するのではないのです。
これは「誤字は減点しますが、誤字が得点の大部分を左右するほど大きな問題にはなりません」ということではないでしょうか。

 英文を作る時には、いろいろな要素が必要になる場合があります。最初から全くミスなく完璧に英文つくるのは大変難しいことなのです。
三単現の「-s」や、複数形の「s」を付け忘れてしまうことがあるかもしれません。ただ、それらは最初からできなくてもいいことなのです。
他の「より重要」なことができてから少しずつ注意がむくようになればいいことなのです。
実際、英語が上達するに従って重要なことはだんだんできるようになり、細かいところにも自然と目が向くようになってきます。
英語を始めたばかりの人にとっては、間違えてもいいのでとりあえず言いたいことが伝わる文ならそれほど時間が必要がないかもしれません。
それを最初から細かいところまで間違いないようにしようとすると、それだけで大変な作業になり、考えているだけで時間がかかってしまいます。
英会話学校であれば、やっと文章ができたと思った時には既に違う話題になっていて話を切り出すタイミングを失ってしまった…ということになりかねないのです。
「多少間違えていてもいいからとりあえず言いたいことを言ってみる」ということが大切なのです。小さいミスを直すのはその後の段階の話です。

 英語を習い始めたて間もない中学生にとっては、小さいことは気にしない」「小さいミスは気にしない」ということはとても大切なことでもあるのです。
 大きなことができるようになれば、小さいことはしだいに目が向くようになっていくものなのです。

 なお、教える立場からは、間違いを見つけた場合は教えてあげることになります。
これは間違いを指摘しなくなったら成長が止まる可能性があるからです(機会があれば別途詳しく説明します)。
間違いを指摘されなくなったら、勉強しただけの実力をつけるのは難しいものなのです (同じ仕事を何年もしているのに、ビジネスで変な英語を使っている日本人のなんと多いことか)。
日本人が日本語をちゃんと話せるのは、小さいことからから親や周りの人が間違えた言葉を使うと、あきらめないで毎回ちゃんと間違いを直してきてくれたからなのです。
大人になると、たとえ間違えた英語を使っていても、だんだん指摘してくれる人が減ってきます。
英会話の先生でも、同じ人が同じ間違いを何回も繰り返しているとだんだん間違いを指摘してくれなくなります。
それが何年も何十年も英語を勉強しているのに変な英語を使っている原因の一つなのです。

f:id:HinoFreeEnglish:20200609212534j:plain