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「近い未来」… 未来を説明する時に使われる表現

未来の表現

□「近い未来」… 未来を説明する時に使われる表現

英語で、未来のことを表現する方法は主に5つあります。
※ 未来を表す5つの方法の詳しい説明は ⇒ コチラ

 未来のことを説明する時に「近い未来」という言葉を使う人が多いのを感じます。
例えば「will より be going to はより『近い未来』の時に使われます」のような使われ方をしています。
未来のことを「近い未来」という言葉を使って説明しようとする人が思いのほか多いのと
この「近い未来」という言葉を使って説明すると妙に納得する人が多く不安を感じています。
中学生以外では、この「近い未来」という言葉を使う説明はやめるべき時期が来ているように考えています。

英語を学ぶ段階(英語のレベル)では「will と be going to はほぼ同じ」と説明をする時があります。
その段階で、生徒から2つの違いを聞かれた時に「 be going to はより『近い未来』」と説明する気持ちは少し理解ができます。

ただ、実際に使い訳をしようとした時に「近い未来」という表現は判断基準としては全く使えないのです。
まず近い未来」というのは、判断基準として使うには曖昧(あいまい)すぎる表現だということです。
「どの時点からが近い未来」と明確に説明できる人は誰もいないと思います。。
そ1か月先は「遠い未来」なのでしょうか? 明日なら「近い未来」なのでしょうか? それでは1週間は、どのぐらいの未来なのでしょうか?
実際は、そのような「どれぐらい先かという期間」では、どの未来の表現を使うかの判断基準にはならないのです。

どうして、「近い未来」信者がこれまで多いのかを考えた時に、一つの理由は「説明が楽」だということのように思えます。
それぞれの使い方を十分理解して長く説明しなくても「近い未来」という言葉を使って説明すれば簡単に終わってしまうのです。

おそらく、英語を学校で学んでいるだけだったり、受験で英語を使っているだけの段階の時は
近い未来」という言葉を使って覚えていても実害を感じる人は少ないかもしれません。

近い未来」という言葉で切り分けができると信じている人が、
実際に問題を感じるのは、英語を使って実際に使ってやり取りをする時ではないでしょうか。
間違えた使い方をしていても、ネイティブに「間違えている」とは普通指摘されることはありません。
問題を感じるのは、実際に未来のことを話そうとしたり Mail などで文章を作ろうとしている時に、
will なのか be going to なのか 現在進行形を使うのか考えた時に
「近い未来」という判断基準が全く役に立たない判断基準だということに初めて気がつくのではないでしょうか。
本気で、実用的な英語を学ぼうとしているのであれば、未来の表現を選ぶ時に「近い未来」を判断基準とするのはやめた方がいいのです。

□ 下記は、未来に関する記事です。「近い未来」という表現は使っていません。
未来を表す5つの方法の詳しい説明は ⇒ コチラ
willbe going to の使い分けの詳しい説明は ⇒ コチラ
□ 未来を表す現在進行形の詳しい説明は ⇒ コチラ
未来進行形の詳しい説明は ⇒ コチラ