なぜ左から右に書くの?
この記事は、英語とは特に関係ありません。この記事がが正しい前提で読まないようお願いします。
□ なぜ左から右に書くの?
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先日(2025年03月)、「知らない彼女」という映画をみてきました。
その中で主人公の神林リクがパソコンで小説を書いているシーンがなぜか頭に残っていました。
原稿用紙に書くように、右上から下に向かって書いていき、下までくると一つ左の列の上から入力を続けていきます。
映画を観終わって、何日か経った時にネットの記事を読んでいた時に、ふと疑問に思うことがありました。
現在の日本って、文字を書く時に英語と同じで横書きで、しかも左から右に書いていくな … と当たり前のようなことを改めて思ったのです。
ただ、日本では小説などは、前から同じように右上から書いているな…映画のシーンを思い出したのです。
以前、英会話を習っていたアメリカの先生は左利きで、文字を書く時に苦労すると言っていました。
左利きの場合、普通に文字を書くと自分の書いた文字の上を自分の手のひらが撫でていく形になるため
文字が撫ぜたようになったり、手が汚れたりするというのです。
そのため、左利きの人は自分の手を書く文字より上に置いて書く人が多いとも言っていました。
考えてみると、英語って左利きの人には不便な書き方をするんだな … 感じたのです。
日本では、今でこそ左から右に書いていますが、以前は横書きの場合左から書いていたように思うのです。
明治やそれ以前の看板などを見ると、右から左に読むように書かれています。
日本語を右から左に書く場合、せっかく書いた文字をこすったり、こすったことで自分の手が汚れることはないのでしょうか?
筆を使って文字を書く場合、習字をしている人はわかると思うのですが、筆を持つ手は浮かしているんですよね。
大きな筆を使う時は手を浮かすしかないですが、小さな筆を使うときは、
自分の左手の上に右手を置くような形で安定させて書いていると思うのです。
ですので、看板にしても手紙などを書く時も右から左に文字を書いたとしても、
手で文字をこすったり、書いた文字で手が汚れることはなかったと思われます。
問題は、西洋文化が入ってきて鉛筆やペンで文字を書くようになってからだと思います。
鉛筆はペンを持つ手はだいたい机や書いている紙の上に置いています。
文字を右から左に書く方式だと、左利きの人が英語を書く時のように、
手を上の方から延ばすような感じで書かないと、書いた文字をこすったり書いた文字で手が汚れることがあったのではないでしょうか。
そんなこともあって、日本語を書く時も西洋に合わせて左から右に書くようになったのではないか … と今回想像したのです。