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BGT 出演の「とにかく明るい安村」さん … 英語関係の説明少々

2023-08-16話題 (その他・英語に関係ないもの)

□ BGT (Britain’s Got Talent) 出演の「とにかく明るい安村」さん … 英語関係の説明少々

お笑い芸人の「とにかく明るい安村」さんが、英国の人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント (Britain’s Got Talent) 』で、
2023年06月、日本人初の決勝に進出ししました。
TV番組などで、このニュースを見たり、その番組の中でオーディションの一部を見た方も多いのではないでしょうか。
せっかくのいい機会なので、決め台詞(ぜりふ)の「安心してください、はいてますよ」を含め英語の観点から説明を少ししようと思います

Britain’s Got Talent (BGT)
これは、オーディション番組の名前になります。
番組名なので、特に疑問を持ったり、どういう意味なのか考えないで、そのまま受け取っている人が多いのではないでしょうか。

㋐ 最初の Britain's ですが、Tom’s (トムの)のように Britain (イギリス)の所有格「イギリスの」という意味のように思っている人もいるかもしれません。
これは Britain has の短縮形と思われます。
番組名を短縮しないで書くと Britain Has Got Talent となります。
※ 国の名前イギリスは英語で the UK (United Kingdom) 又は Brattain と呼びます。
・ England はイギリスの一部のことを言っていて、正確にはイギリス全体のことを言う時には England は使われません。
㋑ has got は has と同じ意味です。イギリスでは、I have a car. と言う代わりによく I’ve got a car. と言う言い方をします(特に会話)。
・ have got/ has got の説明コチラ
 「~がある・~がいる」の3つの言い方の説明 ⇒ コチラ
㋒ talent [tǽlənt]「才能, 素質」「特殊な才能を持つ人々」
▢ 上の ㋐・㋑・㋒ をまとめて日本語にすると、Britain’s Got Talent は、「イギリスには、特殊な才能を持つ人々がいる」という意味になります。

□ 「安心してくださいはいてますよ
安心してくださいDon’t worry!
・ 日本語では「安心してください」なのに、英語を日本語にすると「心配しないでください」となっています。
・ どういうことなのでしょうか?
・ まず、㋐ 日本語の中には「~しないで」という not に当たる言葉がないので、英語には not を入れます。
・ そのままでは、英語が日本語が逆の意味になってしまうので、㋑「安心する」を反対の意味の「心配する (worry) 」にします。
・ 上の㋐・㋑ をまとめて英語にしたのが Don’t worry! ということです。
・ Don’t worry! は命令文です。また日本語には「~してください」という言葉が入っているのに、英語にはそれにあたる please がありません。
・ ・ please がないのに「~してください」と訳していることも含め、命令文の詳しい説明は ⇒ コチラ

② はいてますよ … I’m wearing.
・・※ I’m wearing. は [現在進行形]です … [現在進行形]の説明コチラ
・・※ 実は、この文は文法的に正しくないのです。
・・wear の意味は、正確に言うと「~着ている」「~はいている」「~身に付けている」という意味なのです。
・・なので、I’m wearing. は「(私は)はいています」という意味になります ⇒ 何をはいているかを言う必要があるのです。
・・安村さんが「I’m wearing. 」と言った時に、会場の人は安村さんが
・・ 「pants」と言ってもらいたいから、わざと言っていないのだろうと考え、会場の人が「Pants!」と叫んだのだろうと思います。
・・それが「安村さんと会場がうまいやり取りをした」というような評価にもなったようなのです。
・・※「~を着る」の wear のように「何を」という[目的語]が必要な[動詞]を[他動詞]と呼ぶことがあります。
・・・・「wear は[他動詞]だから[目的語]が必要」と言えば説明が楽なので、好んでこのような説明をする人もいますが、
・・・・どの [動詞]が[目的語]が必要かは[動詞]ごとに覚える必要があります … wear は[他動詞]という覚え方はあまり意味がありません
・・・・※ ほとんどの[動詞]には、目的語が必要な意味と、不要な意味があります。wear も「すり減る」という意味で使う時は[目的語]が不要です。

・・pants [pǽnts]
※ アメリカ英語では pants は「ズボン」という意味で使われますが、イギリス英語では「下着」という意味で使われます。
イギリス英語で「ズボン」は、trousers [tráuzərz]という単語の方が一般的です。
映画「ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!」の原題は Wallace and Gromit The Wrong Trousers となります。
この映画の中にはズボンに関係するものが出てきます。