正しいつづり(スペル)で書くことはそんなに大切でしょうか?
・英語に関する記事ですが、正しいという前提では読まないようにお願いします。
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▢ 正しいつづり(スペル)で書くことはそんなに大切でしょうか?
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・数日前にネットで読んだ記事をもとに書いています。
その記事は、アメリカに住んでいる日本人のお母さんが書かれたものでした。
恐らく本人か旦那さんの仕事の関係でアメリカに住んでいるようでした。
小学生と思われるお子さんは現地の学校に通われていると書かれていました。
その方によると、作文なので英単語のつづりを間違えていても先生は直さないというのです。
※「子供さんが通っている学校では」という注釈がついていました。
アメリカの全ての学校がそうかどうかや、それが小学校だけなのかどうかはよくわかりません。
ただ、少なくともその学校では英単語をつづりを間違なく正しく書くことをそれほど重要視していないようなのです。
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・一方、日本ではどうでしょうか。
・日本では漢字が間違えていたら、学校の先生のほとんどは間違えていることを指摘するように思われます。
漢字の間違いだではありません。書き順や「止め」や「跳ね」なども注意されます。
日本の英語の試験などでも英単語のつづりが間違えていたら減点されます。
1問3点とか5点の問題なのに、つづりを間違えるとマイナス1点、
ピリオドやクエスチョンマークを付け忘れるとマイナス1点、三単現の s を付け忘れるとまたマイナス1点 …
どんなに良い英文を書いても、このような細かいことで点数を引かれたら0点になってしまいます。
・はたして、最初から完璧を求めるこのような勉強方法で本当にいいのでしょうか。
仕事で英語を使う人でも、実際にペンを使って英文を書く機会はどんどん減っています。
資料を作るために英文を書いたり、やり取りをするためにMailで英文を使う人も沢山いると思います。
ただペンを使って英文を書く機会はほとんどなく、パソコンを使ってタイプすることがほとんどです。
Mail を書いていて英単語のつづりを間違えた場合、単語によっては自動で(通知なしに)正しい単語に変換してくれたり
単語の下に赤い波線が付いて、間違いを教えてくれたりします。
間違えたつづりでネットの検索をした場合でも、正しいと思われる単語を候補として表示したり、
正しいと思われるつづりも含めて検索結果を表示してくれたりします。
このように、単語のつづりの全てを完璧に覚えていなくても、ある程度正しいつづりで英文ができるような世の中になっているのです。
このような世の中なのに、全ての単語を正しく書けるかどうかの能力はそれほど必要なのでしょうか。
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・別な記事でも書きましたが、東京都立高校の英語の入学試験では、単語を実際に書いたりする問題の比率は減り(作文は12点)
英語を聞いたり読んだりして意味がだいたい理解できるかどうかの能力が重要視されています。
その中に単語のつづりが正しいかどうかや、大文字小文字や三単現の s などの細かいことが入り込む余地はないのです。
・日本も、そろそろ細かいミスを気にするのをやめませんか?
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