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英語に関して

2024-05-05英語の勉強方法(高校)

※ 下記の記事の内容に異論がある方もいらっしゃるかと思いますが、納得できる箇所だけ参考にしていただけたらと思います。

英語とは意外と長い付き合い
英語は「高校入試が終わればもう勉強しなくてもいい」という教科ではありません。高校に行ってもほとんどの場合は英語も勉強する必要があります。
学校を卒業して働き始めたら英語に全く触れなくなる人もいると思います。そんな人でも急に英語を使うことが必要になる場合があります。
インターネットショッピングで知られる「楽天」では、社内の公用語が英語になり、日本人同士が話し合う場合も英語を使わなければならなくなったそうです。
そこまでする必要があるのかどうかは賛否あると思います。いいかどうかや個人的な考え、個人的な好みは別として、
会社が決めたことに社員は従わなければならないという現実があります。
英語は自分には関係ないと思っているような人が、いつどのようなことがキッカケで急に英語が必要になる状況にならないとは言い切れないのです。
そして、急に英語が必要になったからと言って短期間では英語を習得することは非常に難しいのです。

英語は短期間では習得できません
英語を使わなくていい人も「短期間で英語の習得はできない」ということだけは頭の片隅に置いておいて欲しいと思います。
「必要となったらやればいい」と思っている人も多いかもしれません。例えば、コンピューターのある種のプログラミングや、
Webデザインなどは、全く知識がなかったとしても専門の学校に1年間通い集中して勉強すれば、
なんとか仕事でも使えるレベルぐらいまでに達するような分野もあるように思えます。
一方英語の場合は、英語が苦手な人が「必要になった」からと言って集中して勉強してもすぐに上達するものではないのです。
たとえば仕事や学業を休んで海外の語学学校に留学し睡眠以外の全ての時間を英語の勉強に費やするような生活を1年間続けた場合でも、
仕事で困らないようなレベルに達するのはかなり難しいと思われます。
また必要になった時に集中して勉強できる環境を作ることができたらいいのですが、実際は「仕事や他のこともいつものように続けながら、
加えて英語も勉強しなければならない」というのがほとんどの場合だと思います。
しかも英語の勉強に制限なく好きなだけお金を使えるような人はほとんどいません。
…いろいろな制限がある中で勉強をしなければならないことが考えられます。
「短期間で英語習得ができる」ことをうたう英語の教材や勉強法があります。
そういった教材や勉強法の中で与えられた表現は丸覚えできますが、大人の場合は子供と異なって、
頭で使い方を理解していないと応用が利かない場合が多いのです…特定の表現は使えても応用できないことも考えられます。
また下の ③にも書いていますが、英語を聞いて理解するためには、ある程度の単語力(ボキャブラリー)が必要です。
その多くの単語は効率よく学んだとしても覚えるだけでも相当の時間が必要なのです。また教材や勉強法のほとんどは無料ではありません。
料金や内容も含め、いろいろ調べて納得できるようでしたら挑戦するのも悪いことではないと思っています
(一見、公正に評価しているように見えるサイトでも、実はその教材などと利害関係があるサイトの場合もあるため注意が必要です)。
世の中には、星の数ほどのダイエット方法があります。すべての人に効果がある方法が存在するのであれば、
これほど多くのダイエット方法は存在せずダイエットしたい人は全員が同じ方法を使うハズです。
英語も同じです。いろいろな教材や勉強法が紹介されています。全ての人に効果があるのであれば、
学校でも個人でも英語を勉強する人は全員が同じ教材や勉強法を使うようになるハズです。
ある人に効果があるからと言って、他の人にも同じように効果があるとは必ずしも言えないことも気に留めておきたいものです。

聞き取りの大切さ
英語を使って仕事などをしている人の多くが感じているのは、英語は、話すことより聞くことの方が難しく重要だということです。
発表会で何かを発表するだけなら話す能力だけでも十分かもしれません。ただし発表後に質疑応答がある場合は注意が必要です。
質問された内容が理解できなければ、適切な回答をすることができないからです。
何かの打ち合わせや会ミーティングなどでにおいては、自分の考えを一方的に話し続けることはできるかもしれません。
ただ相手の話を正しく聞き取ることができなければ、いくら話せたとしてもミーティングや打ち合わせ自体が成立しない場合もあり得ます。
聞き取りをするためには、ある程度の単語力は必要となります。ある文を聞いた時に不明な単語がいくつかあると、
文章の意味を推測することさえ無理な場合があります。不明なことがあっても、一対一の会話であれば、相手にたずねることも可能です。
一方、複数の人が参加する打ち合わせやミーティングなどでは、自分がわからないからと言って、
話し合っているのをいちいち途中で中断して聞くことが難しい状況も予想されます。
内容がよくわからないまま参加していれば、たとえ意見を求められて発言しても全く的が外れたこと言ってしまうこともありえます。

学ぶには他の言語より少し有利
たとえば、急に中国語やロシア語を使うことが必要になり勉強を始める場合を考えてみましょう。
全く勉強したことがなければ、漠然と「勉強をする」といっても何から始めていいかさえわかりません。
とりあえず、NHKの語学講座を始めようか…。本屋に行って参考書を探しに行ってみようか…。語学学校に通い始めようか…という感じでしょうか。
NHKの語学講座で学ぶにしても、本やで参考書を買ってくるにしても、語学学校に通うにしても、全く知識がない場合はかなり大変なことが予想されます。
その点、英語は学校で学んだ経験があります。全くのゼロから始めるのに比べれば、たとえ英語が苦手だったとしても、
始める時点で英語の方が何歩も先から始めることができます。
しかも参考書や映画などの教材も英語関係のものの方が圧倒的に豊富でいいものが手に入りやすいです。
わからないことがあった場合でも、周りに聞くことができる人の数やインターネットで調べた時に表示される数や量も他の言語と圧倒的に多いように思えます。
学ぶ環境も英語の方が良いということができると思います。全く勉強したことがない言語をゼロから始めることを考えれば、
英語の場合は仕事などで勉強をする必要に迫られても有利な状態から始められるように思えます。