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「電源を入れる」は、なぜ turn on なの?

2025-02-16熟語,熟語 (高校)

[中学][高校][一般]
電源を入れる」は、なぜ turn on なの?

はじめに
英語の単語や表現の中には、理由を知るより丸覚えした方がいい場合もあります。
ただ、turn on に関しては、私が英語を学び始めたころから違和感があり switch on を使っていた時もありました。
「電源を入れる」の turn on は理由を知っていた方が、違和感なく使えるかもしれません。

まず、表現は社会の変化などで変わっていく場合と、当初の言い方が残っていくものがあります。
「電源を入れる」の turn on は当初からずっと変わっていない言い方だと思ってください。
世の中が変わっていく中で、同じ言い方を使い続けるのは以前を知らない人にとっては違和感を感じる人が出るのもあり得ます。

日本語の中でも同じような例があります。
教室にある「黒板」ですが、実際には、黒というより濃い緑色の場合がほとんどだと思われます。
電子レンジで温めることを「チンする」と表現する人もいると思います。
なぜそのような表現をするか疑問に思った人もいるかもしれません。
新しい電子レンジは、温めが完了した時に知らせてくれるのはほとんど電子音だと思います。
実は、電子レンジが一般的になり始めたころは、ベルを叩いたような「チン」という音だったのです。
それで、電子レンジで温めることを「チンする」と言い始めたのだと思われます。
「チンする」という表現が100年先も生き残っていた場合、疑問に思う人もいるかもしれません。

日本語と英語で注意したいのは、
日本語の場合ずっと生活していくうちに理屈も考えるすんなり覚えていることが多いと思われます。
一方、英語の場合は、日本語をある程度覚えてから英語を学ぶ人が多いのではないでしょうか。
その場合、日本語と英語を比べて違いに疑問を思ったり、納得できないことが出てくる場合があります。

電源を入れる」が turn on な理由

テレビが一般の家庭で使われだした頃のことを例にとって考えてみましょう
一般の家庭にテレビが登場したころは、奥行きが何十センチもあるブラウン管が使われていました。
真空管と呼ばれ画像などの信号を処理する部品が入ってました。
映し出される画像はカラーではなく、白黒です。リモコンなども当然ありません。
そんな時代のテレビに使われていた電源スイッチとはどんなものだったのでしょうか。
当時使われていたスイッチの多くは、音の大きさも調整できる機能も兼ねていた回すタイプのものでした。
スイッチを少し回すと「カチッ」という音がして電源が入りました
つまり、電源を入れるには回してオンする必要があったのです。
「回してオン」は英語では、turn on となります。
英語では、当時の turn on という表現がそのままずっと現在まで使われてきているのです。



回して電源をオンするタイプのスイッチは、何年か前まではラジオなどで使われていたように思えます。
回して電源を入れ、同じスイッチを回して音量調整をするタイプのモノでした。
最近は、音楽を聴くにもスマホやウォークマンなどで電源を入れたり音量調整も小さいボタンやタッチパネルで行うようになりました。
パソコンやスマホに有線や無線でつなぐタイプのスピーカーには回して電源をオンし、音量を調整できるスイッチがついているものがあるかと思います。
台所にあるガスコンロものも、最近のは押してガスを点火して、火力の調整は別にある横にスライドさせるタイプのものだったりします。
もしかしたら、教室についているスピーカーのスイッチを兼ねたボリューム音量調整器が教室の壁にあるのを見たことがあるかもしれません。

□ 下記は TOA 社製のボリュームコントローラー になります
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教室の壁でこのようなボリュームを見かけたことがある人もいるかもしれません。
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スイッチと音量調整を一つの部品で行うことができます。
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つまみを一番左にすると OFF になり、右に回すことで ON になり、音量調整も同じ「つまみ」ですることができます。

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