仮定法
[中学][高校]
□ 仮定法
〇 仮定法には、[仮定法現在]・[仮定法過去]・[仮定法過去完了] があります。
※ 上記の3つ以外ににも if を使う場合があります。
※ 上記の3つを比べると現在・過去・未来 などという時制がひとつづつずれているのがはっきりすると思います。
▢ [仮定法現在]・[仮定法過去]・[仮定法過去完了] の形を覚えましょう。
※ 最初のうちは、仮定法の文を作るときは、紙に下記の3つのパターンを書いてから始めるのがいいかもしれません。
〇 if +[主語][動詞]の部分と、if がない側の[主語][動詞]の部分の2つの部分から成り立っていることを意識しましょう。
〇 If から始めるパターンと、if が後半にくるパターンがあります。
※ If から始まるときは、If に続く文の区切りで「, (コンマ)」を付けます。
※ if が後半の場合は、if が目印となるため「, (コンマ)」は使いません。
・If it rains tomorrow, I will stay at home. … if が最初に来るタイプ (コンマ必要)
・I will stay at home if it rains tomorrow … if が後ろに来るタイプ (コンマ不要)
▢ [仮定法現在]
〇未来のことを仮定するときに使います。
未来のことを言っていますが「もし…なら」と if に続く動詞は現在形にします。
・If it rains tomorrow, I will stay at home.
明日雨なら家にいるでしょう
※ 参考書などによっては if [主語][動詞] の方を、条件を述べているので [条件節] と呼んでいるものがあります。
▢ [仮定法過去]
〇 ㋐ 現在と異なることを仮定したり、㋑ ありえそうにないことを仮定するときに使います。
「もし(私が)鳥だったら…」というのが ㋐ の例になります。
実際は人間なのですが、現実と異なることを仮定しています。
日本語でも「鳥だったら」と過去形のような時制を使っています。
「もし、大谷翔平が訪ねてきたら…」というのが ㋑ の例になります。
「大谷翔平が訪ねてくること」は、可能性としてゼロではありませんが、宝くじで高額当選するなど非常に確立が低い場合に使います。
・ If you had one million yen, what would you do?
もし100万円もっていたら、何をしますか
・If I were a bird, I could fly high in the sky.
もし私が鳥だったら、空高く飛べるのに
・ If I had
a time machine, I could travel to the future.
もし私がタイムマシーンを持っていたら、未来を旅行するのに
・ If I were a cat, I wouldn’t have to study for tests.
もし私が猫だったら、テストのために勉強しなくていいのに
〇 次のように wish を使った文も if は登場しませんが [仮定法過去] になります。
〇 形: [主語A] wish [主語B][動詞]の過去形
※ [主語B] の後ろに[助動詞]がくる場合は、この[助動詞]を過去形にします。
〇 意味:「~だったらいいのに」… 実際とは異なることを願っています。
・ I wish I were a bird.
・ I wish you weren’t leaving. 「行かなければいいのに」
・ I wish I could go to the party.
▢ [仮定法過去完了] … 高校で学ぶ内容です (中学生は覚える必要はありません)
〇 実際に過去の事実とは違うことを仮定するときに使います。
実際には風邪をひいてパーティーには行っていないけど、「もしパーティーに行っていたら…」
とか「もしあの飛行機に乗っていたら…」など過去の事実と違う仮定をするときに使います。
・If you had left earlier, you could
have caught the last train.
もっと早く出発していたら、最終電車に間に合っただろう
過去完了 ⇒ 過去 ⇒ 現在 ⇒ 未来