説明用語「近い未来」
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▢ 説明用語「近い未来」
英語で未来のことを表すのにいくつかの言い方があります。
例えば「来週京都に行く」という未来のことを表すにも、英語では次のような言い方が考えられます。
1⃣ I will go to Kyoto next week.
2⃣ I will be going to Kyoto next week.
3⃣ I am going to go to Kyoto next week.
4⃣ I am going to Kyoto next week.
※ ネイティブの人は、これらの英文をその時の状況などによって無意識で使い分けています。
日本人が上記の 1⃣ ~ 4⃣ を使いこなすためには、どういう状況でどれを使うかという「使いこなすための説明」が必要になってきます。
その説明の時に「近い未来」という言葉が使われていることをときどき見かけます。
この「近い未来」という言葉だけで説明を終わらせている場合は注意が必要です。
この説明だけを信じて、いろいろな状況で上記の 1⃣~4⃣ を使いこなそうとすると、この「近い未来」という言葉は全く役に立たないのです。
たとえば、「5分後」「明日」「来週」「来月」「来年」という時を表す表現を見たときに、どれが「近い未来」で、どれが「近い未来」でないのかを判断することは無理だからです。
同じ「来月 (next month)」という言葉を使っても上記の 1⃣ ~ 4⃣ を使う場合があります。
1⃣ I will go to Kyoto next month.
2⃣ I will be going to Kyoto next month.
3⃣ I am going to go to Kyoto next month.
4⃣ I am going to Kyoto next month.
「近い未来」は、何十年も前から使われていると言葉だと思われます。曖昧な説明でも、( ) がある試験では、それほど問題にならなかったのかもしれませんが、
実際に外国人と会話しなければならない状況では当然 ( ) があるハズもなく「この時に「近い未来」ってどういうこと?」と問題になってくるのだと思われます。
▢ 英語で似たような表現がいくつかある場合、それらの使い分けは「近い未来」というような曖昧(あいまい)な表現ではなく、
どのような状況で、どの表現を使うかという詳しい説明が必要になってきます。
※ 1⃣ will と 3⃣ be going to の使い分けについて … 詳しい説明は ⇒ コチラ
※ 4⃣ 未来を表す[現在進行形]の詳しい説明はは ⇒ コチラ (準備中)
※ 2⃣ [未来進行形] の詳しい説明は ⇒ コチラ (準備中)