日野 無料英語教室 ひあら (無料塾)では、
 経済的に苦しいご家庭の子供さんたちのために無料で英語をお教えいたします

 無料教室だから「やらないよりはまし」ではなく、高い確率で確実に英語の実力を上げることができます。

 ■ 新しい投稿は、上部の [HOME] ⇒ [新規投稿] をクリックしてください。

不定詞 ④ 形容詞的用法 [名詞]+[不定詞]

2024-05-14

 ※ 2021年07月12日 にこのページを全面改訂しました。
不定詞形容詞的用法 [名詞]+[不定詞]
 ※ この項目では[不定詞]の形容詞的用法について説明しています。
 ※ [不定詞]の復習・詳しい「基本的な説明」は ⇒ コチラ

  
 
▢ 忘れてしまった人のために

  [形容詞的用法] を始める前に、[形容詞] って何でしょう?
 

   

 

[形容詞]の働きは[名詞]を説明することです
 ※ [ご参考]「説明する」の代わりに「修飾する」という言い方が教科書などで使われることがあります。
  「修飾する」という言い方は文法用語で、日常生活で使われることはありません。
  「修飾」という言葉のみで覚えていると、いざ英語で「修飾する」を言おうとした時にとっさに単語が出てきません。
  「説明する」であれば、[高校]で describe という単語を学びます。また英語で書かれた著名な文法書でも「修飾する」という意味でこの describe が使われています。

 
 下の a red car の例で説明すると、[形容詞] red は、[名詞] car が「古い自動車」なのか「高級な自動車」なのか、「壊れた自動車」なのか … など
 どういう自動車 [名詞] なのか説明しています。
 
  
 

▢ [不定詞]の[形容詞的用法]
 [形]: [名詞]+[不定詞]という形をしています。
   文章の中でこの[名詞]+[不定詞]という形を見かけたら、[形容詞的用法]ではないかと疑ってみましょう。 
   ※ この使い方の [不定詞] も[形容詞]のように、どういう[名詞]かを説明しています。
    下の I have many things to do. は「私にはすることがたくさんあります」という意味になります。
 
   
 

▢ [形容詞]が[名詞]のにあるのに対して、
 [不定詞]の[形容詞的用法]は、[不定詞]が[名詞]の後ろにあるのもポイントです

 [不定詞]は[形容詞]ではないけれどあたかも[形容詞]のような働きをしていることから[形容詞用法]と呼ばれています

  
  

▢ [不定詞]の[形容詞的用法]のは「~するための [名詞]」と訳します … 中学生はこの覚え方でOKです
   [高校] … 中学生は覚えなくてもいいです。興味があれば参考にしてください。
 ※ いろいろな場合に使えるため「~するための」と訳すのが一般的になっていますが、厳密に言うと次の二つの意味になります [高校][実用向け]
  A:「~しなければならない ⇒ [名詞]」
  B:「~することができる ⇒ [名詞]」
 
 A の例
 ・I have a lot of things to do today.
  今日しなければならないことが沢山ある/ することが沢山ある
 ・I have some homework to do today.
  今日しなければならない宿題があるんだ。
 ・I have a lot of things to think about.
  考えるべきことが沢山ある
 ・I need some time to think over my plans.
  自分の計画について考える時間が必要だ(計画について考えるべき時間)
 
 B の例
 ・I have no book to read.
  私には読める本がない(読むことができる本がない)
 ・Would you like something to eat
  何か食べ物はいかがですか(食べることができるものはいかがですか)
 ・Do you have some paper to write on?
  何か書く紙を持っていますか(書くことができる紙)
 ・The holiday gave me a chance to relax.
  休日のおかげでくつろげた(休日が私にリラックスできる機会を与えてくれた)
 ・I don’t have time to breathe.
  息つく暇もないほど忙しい(息をすることができる時間がない)
 ・You may need more time to think.
  もう少し考える時間が必要かもしれないね(考えることができる時間)
 ・I don’t have any money to give you.
  お前なんかにやる金はない
 ・You may need more time to think.
  もう少し考える時間が必要かもしれないね
 
 教科書の例
 ・There are robots to rescue people and robots to make things. ② L-06
  人々を救助するためのロボットや、ものを作るためのロボットがいます。
 ・I want to make robots to help people in need. ② L-06
  ぼくは助けを必要とする人々の役にたつロボットを作りたいです。
 ・The robots had many tasks to do. ② L-06
  ロボットにはしなければならないたくさんの仕事がありました。
 ・If you have something to say, keep trying. ③ L-07
  もし何か言いたいことがあれば、言い続けることです
 
定番の例文の紹介
 ※ [不定詞]の[形容詞的用法]でよく見かける例文を紹介します。高校生は覚えておきたい例文です。
  英語がどのように訳されるか知っておかないと、日本語を英語にする場合があります。意識しておきたいです。
  通常 something to drink が「飲み物something to eat が「食べ物」と訳されることが多いです。
    ⇒ 逆な言い方をすれば、日本語の中に「飲み物」や「食べ物」という言葉を見かけた時に、
    something to drink や something to eat が思い浮かぶようにしたいものです。

    定期試験では文字数の指定があったり、[不定詞]を使うように注意書きがあったりします。
    何も制限や指定がない場合は、下記のように作文することができますが、[不定詞]を使った方が聞いた時の響き(感じ方)はいいと思います。
   ・Would you like some drink? 「飲料はいかがですか」… のように聞こえるかもしれません
   ・Would you like some food? 「食料はいかがですか」… のように聞こえるかもしれません
 
 ・Would you like something (cold) to drink?
   和訳: 何か(冷たい)飲み物いかがですか
   直訳: 何か(冷たい)飲むためのものはいかがですか
 ・Would you like something (hot) to eat?
   和訳: 何か(温かい)食べ物いかがですか
   直訳: 何か(温かい)食べるためのものはいかがですか
 
   


 Would you like something cold to drink? を詳しく解説してみました ⇒ コチラ
 
would like は want の丁寧な言い方です … 詳しい説明は ⇒ コチラ
 
後ろに thing が付く単語: something, everything, anything, nothing ⇒ コチラ
 疑問文なのに any や anything でなく some や something が使われる理由の説明コチラ
 
他の[不定詞]関連のページ …不定詞にはいろいろな使い方があります。
 ▢ 不定詞 ① [to]+[動詞の原形]…まず形を覚えよう ⇒ コチラ
 ▢ 不定詞 ② 名詞的用法 「~すること」① ⇒ コチラ
 ▢ 不定詞 ③ 名詞的用法 「~すること」② ⇒ コチラ
 ▢ 不定詞 ④ 形容詞的用法 [名詞]+[不定詞] ⇒ 本ページ
 ▢ 不定詞 ⑤ 副詞的用法「~するために」 ⇒ コチラ
 ▢ 不定詞 ⑥ [疑問詞]+[不定詞] ⇒ コチラ
 ▢ 不定詞 ⑦ want [人] to do / would like [人] to do 「[人]に~してもらいたい」 ⇒ コチラ
 ▢ 不定詞 ⑧ ask/tell [人] to do 「「人」に~するようお願いする/言う」 ⇒ コチラ
 ▢ 不定詞 ⑨ It is … for [人]+[不定詞] 「「人」にとって~することは…だ」⇒ コチラ
 ▢ 不定詞 ⑩ too ~ to「あまりに~すぎて…できない」「…するには~すぎる」⇒ コチラ