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英作文 …時間をかけてできない英文は、とっさに出てきません

2024-06-02英語の勉強方法

火事場の馬鹿力(かじばのばかじから)」という言葉があります。
火事のような緊迫した状況では、普段では考えられない力を発揮する…というような意味です。
確かにそのようなことは起こりうるように思えます。スポーツの大会や試合、試験などの場合はどうでしょうか。
フィギュアスケートの3回転半や4回転などの高度なジャンプを、練習で少しでも成功したことがある人であれば「火事場の馬鹿力」で本番に成功することもありえそうな感じもします。
ただ練習で全く成功したことがない人がいくら「火事場の馬鹿力」的な力を使うことができたとしても、本番でいきなり成功することはまずできないような感じがしてなりません。
英作文でも同じようなことが言えます。日頃書けないような英文が、「試験だから」とか「火事場の馬鹿力」だからと言って書けることはまずないと思った方がいいと思います。
自分が持っている以上の力が出ることをあてにするより、あらかじめ準備をしておいた方がずっと確実なようです。
スポーツ選手は、本番で実力以上の力を出すためではなく自分の持っている力を十分発揮できるように、日頃から何回も何回も同じ練習を繰り返しているのだと思います。
「練習でできることが本番でできるのであって、練習でできないことは本番でもできない」ようです。
 
   
 

 あらかじめ準備するのには良いことがいくつもあります
まず、試験では制限時間がありますが、準備の時であれば好きなだけ時間を使うことが可能です。
英文をいろいろなパターンで書いたり消したり、付け加えたり…納得できるまで英文を作りなおすことも可能です。
次に、試験では辞書などを使って調べることは普通許可されていませんが、準備段階であれば辞書やインターネットを使って調べることも可能です。
また誰かに聞くのも準備段階であれば問題ありません
 
   
 

 自分の作成した英文が正しいかどうかや、同じ意味のことを別な言い方ができないかどうかなどを学校の先生や英語がよくわかっている他の人に聞いたり添削してもらうことも可能です。
このように準備段階では誰かに注意されることもなくいろいろなことができます。
このような良い環境で英文が作れないのであれば、いろいろ制約のある試験で「火事場の馬鹿力」を使ったとしても良い英文を作成することはかなり難しいと考えた方がいいと思われます。
逆な言い方をすれば、「いろいろなことが自由にできる準備段階」でいろいろなパターンの英文を作ることができていれば、試験ではそれを思いだしながら、
時には作って準備していた英文の一部を変更して適した英文を作成することができます。

   

 
 英会話についても同じことが言えます。英会話では、人の言うことを聞きながら同時に自分の言いたい英文を頭の中で作成するような作業をしています。
同じことを日本語でするのと違って、英語で行うのはそれほど簡単な作業ではないのです。
時間のある時にいろいろ調べて自分の言いたいことをいくつか準備しておけば、それを少し変更することで会話をすることができるようになります。
時間をかけても英文が作れないのに、その場で言いたいことがとっさに出てくるのはあまり期待できないのです。
英語の試験でも英会話でも、「精神的にも時間的にも十分余裕がある時」に時間をかけて準備しておくことが良い方法と言えます。