本当に、この先100年現れないのだろうか?
※ この記事は英語とは関係ありません。正しいという前提で読まないようお願いします。
□ 本当に、この先100年現れないのだろうか?
日本時間の2024年09年20年に、メジャーリーグで、大谷翔平選手がホームラン50本・盗塁50を成し遂げました。
この快挙に対して、もとプロ野球選手のデーブ大久保こと大久保博元さんがテレビ番組でコメントをされていました。
すごいことだということを示すために、今生まれた子供が100歳になるまで、その子が見るホームラン・盗塁の記録は大谷選手のままだろう…というのです。
確かにすごいことで、長いメジャーリーグの歴史の中でも今まで誰も成し遂げたことがない記録です。
ただ、100年先も破られない記録かというと疑問があります。
もし大谷選手が現れていなかったら、この先100年間も 50ホームラン・50盗塁をしている人はいなかったかもしれません。
無理だと思われることも、誰かができることを示すと状況が変わることがあります。
二足歩行ロボットは、しばらくは実現が不可能だと思われていました。
1996年に本田技研工業が、二足歩行ロボット ASIMO を発表しました。それを見た時は本当に衝撃的でした。
それまで見たことがある二足歩行ロボットは、倒れないように「すり足」のような感じでぎこちない動きをするものだけでした。
それが、人間のような滑らかな動きでロボットが歩いていたのです。それまで見てきたロボットとはレベルが全然違っていたのです。
二足歩行ロボットが実現可能とわかったとたんに、ASIMOと同じかそれ以上の性能を持つ二足歩行ロボットが次々に世の中に出てきました。
大谷翔平選手が投手と打者の二刀流をすると言い続けた時は、実績がある元プロ野球選手のほとんどは無理だと言っていました。
大谷選手が日本ハムファイターズに入り、ある程度二刀流の実績を積んで、メジャーリーグに挑戦する時点でも
二刀流は無理と言う専門家がほとんどだったと記憶しています。
大谷選手がメジャーリーグで実績を積むにつれ、最初は反対していた人たちの考えも変わってきたようでした。
大谷選手が現れ、アメリカでも二刀流でメジャーリーグを目指す人が増えたと聞いています。
もし大谷選手がいなかったら、この後100年も二刀流の選手は現れなかったかもしれません。
できることを示してくれる人が現れることによって、それまで不可能だと思われていたことが可能になり、挑戦する人も増えてくるのです。
大谷翔平選手が50ホームラン・50盗塁ができることを示してくれた今、
それ以上の成績を狙おうと思い練習する選手がでてこないとは言えなくなったように思えてなりません。