東京都立高校入試 英語 リスニング編
□ 東京都立高校入試 英語 リスニング編
□ どのような問題が出されるかと、それに対する対策を紹介します。
※ 対策は絶対的なものではありません。十分に実力を出すためには自分なりに工夫することが必要かと思います。
〇 問題は 問題A と 問題B の二つに分かれています
問題A
英語の対話を聞き、英語の質問に対して答えを選ぶ問題です。全部で3問あります。
※ 2023年度(2023年02月実施)では、
対話は全て二人の会話でした。対話は全て、男性と女性でした。
対話なので、名前を言わないと誰と誰が話しているのかわかりません。対話の中には必ず Hi,〇〇. Hi, □□ と相手に名前を呼び掛けています。
※ 都立の高校入試の問題では、受験者を混乱させようという意図はなく、会話している二人は必ず男性と女性の会話になっているハズです。
質問は、全て
Why / What / How など[疑問詞]から始まるものでした。
質問には、対話をしていた人の名前が入っています。
問題は、男性と女性のやり取りですが、質問は男性の質問だから男性が、女性の質問だから女性がしていません。
※ 2022年度(2022年02月実施)では、
同じく二人の対話で一緒に何かをすることを決めるという内容が含まれていました。
その対話に対する質問は、二人が決めた内容に関することでした ⇒ 未来の質問。
問題B
英語を聞き、1問目は答えを選択肢、2問目は英語を記入する問題です。
※ 2022年度(2022年02月実施)及び2023年度(2023年02月実施)では、
対話ではなく、英語でのスピーチでした。いずれも大勢の人に対して一人の人が話しています。
質問は全て [疑問詞] から始まるものでした。
□ ポイント
① 問題用紙の余白にメモをとることは可能です(開始時に説明があります)。
※ メモを取ると、メモを書いている間は英語が集中して聞き取れない可能性があります。
メモを取る場合は、できるだけ簡単にとりましょう。
※ メモは、できるだけ簡単に時間を取られないようにしましょう。
例えば、Tom であれば、「ト」でも「T」でもいいです。
登場人物が Jane [ジェーン] という人の場合、英語で書こうとすると、
つづりが不確かなどの理由で無駄に時間がとられることが予想されます。
最初から「人の名前はカタカナ1文字」などと決めておけば迷わずにすみます。
また、下記の ② で説明しているように、名前は全く気にしなくていい場合もあります。
・
② 選択する解答が、問題を聞く時の大きなヒントになっている場合があります。
※ 試験によっては、選択する解答も音声で流れる場合もありますが、
都立入試のリスニングの場合、ラッキーなことに選択する解答は問題用紙に書かれています。これを利用した方が有利です。
※ 英語が聞こえてくる前に、解答をチラッとでも確認しましょう。
〇 回答は ㋐ He や She などで始まっているタイプと、㋑ そうでないタイプがあります。
㋐ 解答がHe や She で始まっている場合
・回答が He で始まっていれば、対話文の男性が話している部分に最大限集中しましょう。
・回答が She で始まっていれば、対話文の女性が話している部分に最大限集中しましょう。
※ 対話文の中で誰と誰が会話しているかはもう知る必要はありません(名前は不要)。
リスニングは男性か女性かだけに集中しましょう。
※ 英語の質問の中にも名前が含まれていますが、名前を聞き取る必要はありません。
㋑ 解答がHe や She で始まっていない場合
・Because や To [不定詞] で始まっている場合
⇒ 質問は Why (なぜ) で始まっています。
英語の質問で Why の後に続く「誰」と「何」に集中しましょう。
※ Why を使った疑問文と、その答え方 の詳しい説明は ⇒ コチラ
・解答が何について書かれているか次のように簡単につかみましょう。
⇒ いつ(時間・時) / どこで(場所) / 誰が / 何を / 方法
何について解答しているかわかれば、それに注意してリスニングすればいいのです。