Could you tell me how to get to the castle?
多くの要素を含んでいるため、New Crown 3 の Lesson 1の本文で出てきている次の英文を詳しく説明します。
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▢ Could you tell me how to get to the castle?
訳: 城への行き方を教えていただけますか。
※「いただけませんか」という訳も見かけます。
間違いではありませんが、「いただけませんか」と言うと、
原文の英語が肯定の疑問文なのに対して、日本語訳が打消しの疑問文になるため、
ここでは英語と日本語の言い方を合わせるために「いただけますか」にしています。
※ [単語] castle [kǽsl]:「城」
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Could you ~? は「お願い」をする時に使う表現になります。
下記は「お願いをする場合の言い方」の説明になります … 下記の3つも含め詳しい説明は ⇒ コチラ
※ could は can の過去形ですが、お願いをする場合の Could you~? に過去の意味はありません。
※ Could you~? は Can you~? より丁寧な言い方です
⇒ 「~していただけますか」と「~してくれますか」のような違いになると考えればわかりやすいと思います。
※ 道をたずねる場合、Would you~? / Will you~? は使えません (詳細は、詳しい説明を参照してください)
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tell「教える」※ 道をたずねる場合、「教える」に teach は使えません … 「教える」について詳しくは ⇒ コチラ
※ tell の後ろには、通常 [人] が来ます。tell [人] で、「[人]に言う、伝える」…tell の詳しい説明は ⇒ コチラ
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how
to get to は [疑問詞]+[不定詞]をいう形をしています ⇒ 詳しい説明・復習は ⇒ コチラ
※ [疑問詞]+[不定詞] は、通常「いつ~するか」「どこで~するか」…などと訳します。
[疑問詞]が how の場合は「~のし方」と訳す場合もあります (詳細は詳しい説明を参照ください)
※ how to get to の代わりに the way to を使って、
・Could you tell me the way to the castle? (城への道順を教えていただけますか) という言い方もできます。
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get to: 「~に着く、到着する」
※「~に着く、到着する」は、次の3つの言い方ができます … 詳しくは ⇒ コチラ
① get to
② arrive at / arrive
in
③ reach ※ 高校で学びます
※ get to が日常会話で一番使われます (get to は高校入試でも頻繁に出てきています)。。
▢ get to と go to の違いを説明します。
※ 興味があったり、疑問に思っている時に参照してください。
● go to は「動き全体」を話すために使われます。
● get to は主に「動きの最後 … つまり到着」について考える時に使われます。
・ I go to school by bike and Anne goes on foot. I usually get there first.
私は自転車通学で、アンは徒歩で通学しています。普通、私の方が最初に到着します。
※ Anne goes の後に to school が省略されています。get there には to が不要です。
(there の中に to が含まれています) … 詳しくは ⇒ コチラ
・ I went to a meeting in Chiba yesterday. (昨日、千葉での会議に行きました)
・ I got to the meeting at about nine o’clock. (その会議に9時ぐらいに到着しました)
● get to は、しばしば「到着するのに多少の困難がある」ことをそれとなく言う時に使われます。
・ Can you tell me how to get to the station? (駅への生き方を教えてくれますか)