often & data & route
[中学][高校]
□[発音] often& data & route
英語には、同じ単語なのに人によって読み方が違う単語があります。
often を日本では「オフン」と習うのではないでしょうか。
oftenを「オフトゥン」のように発音する人がいるのを聞いて、驚いた人もいるかもしれません。
ネイティブが often を「オフトゥン」のように発音していたら「なまり」のように考えるかもしれません。
日本人がそのような発音をしたら、「この人、発音間違えてる」と思う人もいるでしょう。
実は、私もその一人だったのです。
「オフトゥン」 と発音していたのは、営業の方でイギリスを担当されていました。
その人と一緒にイギリスに行く機会があり、現地の人が「オフトゥン」 と言うので初めてそう発音することをしったのです。
辞書で確認してもらえばわかるのですが、often には [ɔfən] と [ɔftən] という2通りの発音が存在します
[ɔftən] は、英国で多く使われる傾向にありますが、アメリカでも使う人はいます。
もう少し違いが判るのが data だと思います。
日本人のほとんどは「データ」(本当は「デイタ」の方が近い)と思っているように思えます。
実は data を「ダータ」と発音する人も多いのです。
often や data が、使う状況によって発音を変えているというより、人により使う発音が決まっているのです。
日本語では重複を「じゅうふく」と言ったり「ちょうふく」と言ったりするのに似ているかもしれません。
ある日本人は重複を「じゅうふく」と言うこともあれば、「ちょうふく」と言う場合もあるかもしれません。
ただ、often や data は、言う人によって言い方が決まっていると思った方がいいかと思います。
日本人が数字の7を「なな」と言ったり「しち」と言ったりするのを、日本語を学び始めた外国の人は不思議に思うのではないかと思います。
20歳を「にじゅさい」と言ったり「はたち」と言ったりするのも、似ているかもしれません。
同じように異なる発音がもつ単語に route
があります。
route には [rúːt] と [ráut] という発音があります。カタカナで表すと [ルート] と [ラウト] という発音があるのです。
日本人は route の発音は [ルート] と思っている人が多いため、
外国人が route を [ラウト] と発音すると、何を言われているかわからないことが想像されます。
このように、同じ単語に違う発音が複数存在するのも、日本人からすると不思議に思えることかもしれません。