大谷翔平選手と映画「ルックバック」
※ この記事は英語とは関係ありません。正しいという前提で読まないようお願いします。
□ 大谷翔平選手と映画「ルックバック」
先日、映画「ルックバック」を観てきた時に、主人公の藤野のように本当に何かを夢中にしている人はいるのだろうか…と思いました。
主人公の藤野は、学校にいる時も、帰宅してからもずっと絵を描き続けています。
家族の他の人が一緒にソファに座ってテレビを楽しんでいる時も、一人台所のテーブルで絵を描いています。
学校の友達が一緒にどこかに出かける時も、絵を描くために一緒に行動しません。
学校で空いた時間は、他の人には目もくれず自分の席で常に絵を描いています。
中学・高校の時は夢中になることを見つけた人も多いと思います。
ただ、その見つけた「夢中になれること」以外にもやりたいことや、魅力的に思えることも多い年ごろだと思うのです。
友達とカラオケに行ったり、映画を観にに行ったり、ファミレスで食事しながらいろいろおしゃべりをしたり…「青春」という感じがします。
そのような「青春」と言るような楽しいことを全てしないで、自分が好きなことだけに集中するような人が実際にいるのでしょうか?
ずっと考えていたら、知っている人の中に一人いました。
メジャーリーガーの大谷翔平選手です。個人的に知り合いではないので、情報は全てテレビ番組やインターネットの記事からになります。
大谷選手は、チームメイトが食事などに誘っても「早く寝たいから」と、その誘いを断るらしいのです。
これは、以前チームメイトだった人もテレビ番組で証言しています。
試合や練習で疲労した体を回復するには睡眠が大切です。
誰かと外食するとどうしても時間がかかってしまいます。その分睡眠時間を削ってしまうことになります。
少しでもベストな状態で試合に臨むために、睡眠時間を十分にとる必要があり、
大切な睡眠時間を削らなければならない外食はしたくないことの一つだと思われます。
大谷選手が、インタビューでニューヨークのどこが好きか聞かれた時に、試合の後に出かけないのでわからないと答えたのは有名な話ではないでしょうか。
メジャーリーガーであれば試合で、アメリカ各地の有名な土地を訪れます。有名な土地には魅力的な場所やお店、レストランがたくさんあるハズです。
そのような場所に行くことより、ホテルで体を休めることを選ぶのが大谷選手なのです。
大リーグで過去に誰も成し遂げたことがない「ホームラン50本、盗塁50」を2024年09月20日に成し遂げました。
試合が終わってから、ロッカールームでチーム全員がシャンパンで乾杯をしたという記事を読みました。
その記事の中で、「普段アルコールを飲まない大谷選手も、さすがにこの日だけはみんなと乾杯した」ということが載っていました。
プロ野球の選手の中には、試合の前の日でも朝方まで飲んでいる人もいるようで、
引退した選手の中には、お酒に関して伝説のような話が残っている人が何人もいるくらいです。
大谷選手は、お酒は飲めても、(シーズン中の試合前は特に)お酒を飲むことを避けていることも納得できます。
飲酒や喫煙は、スポーツをする上で、身体にマイナスの影響を与えることがあってもプラスの影響を与えることはありません。
一流のプロスポーツ選手の中には、飲酒や喫煙をする人もいると思います。
ただ、大谷選手のように「超一流のプロ選手」を目指すのであれば、飲酒や喫煙は当然避けるべきもの中に入っているのではないでしょうか。
「宮田笙子さんオリンピック辞退に思う」という記事にも書きましたが、行動が規則に違反するかどうか以前に
その道で、超一流になろうと考えているなら、オリンピックで本気でメダルを目指そうとしているのであれば
誰かから注意されなくても、未成年かどうかも関係なく「飲酒・喫煙」は、してはいけないことだったと思うのです。
大谷翔平選手も、映画「ルックバック」の中の主人公の藤野も、
自分がすべきことをただ黙々としている点では同じように思えてなりません。
小説「木を植えた人」に登場する主人公もこの二人と非常に似ているように思えます。
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