宮田笙子さんオリンピック辞退に思う
※ この記事は英語とは関係ありません。正しいという前提で読まないようお願いします。
□ 宮田笙子さんオリンピック辞退に思う
パリオリンピックの直前に、女子体操の宮田笙子さんが喫煙・飲酒をされていたことが通告され、オリンピックを辞退するに至りました。
今回の件で、いくつかのことを考えさせれれました。
□ 足元をすくわれる
あなたのことを好意的に思っていない人がいるとします。
あなたが何か「悪いこと」をしたとします。
その人は、あなたが「悪いこと」をしたその時に、それは悪いことだと注意してくれないものです。
その「悪いこと」を写真やビデオに撮ったり、他の方法で記録しておきます。
そして、いざという時にその情報を出してくるのです。
会社の業績が悪くなり、会社があなたを辞めさせようとしていたとします。
「私は会社のために〇〇年ずっと一生懸命働いてきました」などと言っても無駄です。
あなた、□□年の〇月△日に「このような悪いこと」をしてましたよね … とその時言ってくるのです。
高校の英語の先生が、授業の雑談の中で言っていました「親に頼まれても、親の代わりにタバコを買いに行ってはいけない」と。
近所の人が、高校生のあなたがタバコを買っているのを見かけても、「それどうするの」とか声をかけてくれないものです。
その人たちは、あなたに何かがあった時に「あの子ね、高校生の時にタバコ吸っていたのよ」と言いふらすものなのです。
たとえ、お父さんに頼まれて代わりにタバコを買ったとしてもです。
人は直接注意してくれないものです、人はその時いわないで、後から言ってくるものなのです。
今回の件も、通告した人は喫煙や飲酒を目撃した時にもしかしたら直接注意したのかもしれません。
また、オリンピックが終わってから通告することもできたと思われます。
ただ、通告は、宮田笙子さんが一番ダメージを受けるであろうと思われる時期だったように思われます。
そのような人が、喫煙などを見かけた時に直接本人に注意したようには思えないのです。
□ 大谷翔平選手のすごさ
今回の件で、大リーグの大谷翔平選手のすごさを改めて考えました。
ある年齢以上になれば喫煙も飲酒も法律的には誰かに何かを言われることはありません。
大谷翔平選手が喫煙されるのかお酒を飲むのかは知りません。
ただ、ある目標に対していろいろな面で努力したり、目標を妨げることを自らするようには思えないのです。
プロスポーツ選手の中にも喫煙される人もいます。ただ、野球をする上でマイナスになる喫煙を大谷翔平選手が、選択するはずはないと思えるのです。
一流のプロ野球選手を目指した時から、「喫煙」をしてみようという選択肢は大谷翔平選手には全くなかったと思われます。
法律的にどうとか所属している団体の行動規範がどうという以前に、宮田笙子さんはそのスポーツの頂点を目指す時点で喫煙はあり得ない選択肢だったような気がします。
喫煙されても、才能と努力をすれば一流にはなれるのかもしれません。
ただ「喫煙をしてもいい」とプロになる前に考えた時点で、大谷翔平さんのような超一流のプロの選手になることはあり得ないのかもしれません。
□ ある程度名が知れた人・立場のある人は、気を付けすぎても「気を付けすぎ」ということはない
ある程度名が知れた人・立場のある人は、一般の人と同じ感覚で生活をしてはいけないと日ごろから思っています。
法律違反であることはもちろん「マナー的にどうなの?」と思うことも、有名人や立場のある人は絶対にしてはいけないのです。
真夜中に全く車も来ない人もいない時に、赤信号で横断歩道を渡ったことがある人もいると思います。
ただ、有名人や立場のある人は、人が見ていなくても、どのような状況でも信号無視はしてはいけないのです。
タバコのポイ捨てや、歩きスマホをする人もいると思います。一般の人でいるうちは問題になることはあまりないかもしれません。
有名人や立場のある人になったら、そのようなことは意識してしないようにしなければならないのです。
一般人であれば何も言わないことでも、有名人や立場のある人が同じことをしていれば通報したりするのが人なのです。
有名人や立場のある人のことを、何か悪いことをしていないかと、近所の人や周りの人は注意して見ているものなのです。
オリンピックに出場するような人であれば、一般人とは違うのです、してはいけないことは一般の人より何倍もしてはいけないものなのです。
□ 私個人の思い
宮田笙子さんが今回行ったことは、してはいけないことをしたという意味では「何もしなかった」ことにはならないと思います。
だた、今回のことは警察に逮捕されるようなことでも、誰かに迷惑をかけた行為とも思われません。
宮田笙子さんは、プロのスポーツ選手ではありませんが、プロスポーツ選手とほぼ同じような立場にあると思います。
その点で「プロ意識」が低かったように思えます。
その道の頂点を目ざすようなスポーツ選手であれば、自分のパフォーマンスを下げる可能性のある「喫煙」は避けるべきことの一つだと思うのです。
「喫煙」は、誰かに勧められて始める人が多いようです。ただ、勧められてもスポーツの頂点を目指す段階の人であれば断らなければならないことだと思います。
また、その道で名の売れた選手であれば、「やってはいけないこと」は人一倍してはいけないのです。
とは言っても、おこなった「喫煙・飲酒」に対しての罰が重すぎると個人的には考えます。
形は「辞退」ですが、実質はペナルティーのようなものです。
自分が自らした過ちなので誰も責められない一面はあると思います。
一人の人生、しかも19歳という若い人の人生を、してしまった過ち以上に罰するのは正しくないように思えてなりません。