意外と知らない plenty
[高校][一般]
□ 意外と知らない plenty
英文の中にときどき plenty という単語を見つけると思います。
辞書で調べると「十分, たくさん, たくさんの」などと意味が書いてあります。
「ふ~ん、そうなんだ」と思って次の英文を読んだりします。
よくよく考えると、many や much, a lot of などという同じような意味の言い方があるのに
「plenty を使う意味は何?」と思ったことはないでしょうか。
似た単語の違いを理解するのに役に立つ場合が多いのが英英辞典です。
Oxford University Press の 『Oxford Dictionary of English』 で調べると次のような説明が乗っていました。
□ plenty [plénti]「a large or sufficient amount or quantity; more than enough」
ここで、重要なのが 「more than enough (十分以上)」 ということです。
この意味を覚えておけば、次に plenty が使われている文章を見たときに、理解度が変わってくると思います。
many や much, a lot of でない plenty でないと表現できない感じが理解できると思います。
□ 注意事項
・ plenty は通常 plenty of という形で使われます。a lot of という表現に影響されて
a plenty of と a を付けないようにしましょう。
・ 通常、否定文では plenty ではなく、much や many を、疑問文では enough を使います。
□ 例文
・Plenty of time is available.
時間はたっぷりある
・That boy has plenty of good inside her.
彼女にはなかなかいいところがある
・We left plenty of work for him. / We left him plenty of work.
彼にたくさんの仕事を残しておいた
・He wants plenty of rest.
彼には十分な休息が必要だ