quite a few やばい
※ 英語に関連した内容ですが、書かれている内容にの全てに関して正しい前提で読まないようお願いします。
□ quite a few
やばい
※ タイトルの「quite a few
やばい」は、quite a few が「やばい」という意味ではありません。
□「やばい」について
辞書などで調べると「やばい」というのは、もともと「不都合である, 危険である」という意味のようです。
最近、若い人たちを中心として、この「やばい」が違う意味で使われているのです。
その人たちの間では「やばい」は「格好いい」とか「可愛い」という意味で使われているのです。
もともとの意味とは違う「やばい」を使っているのを、私が最初に聞き始めた頃は、
もともとの意味とは、ほとんど真逆な意味なのに、聞いた時にどちらの意味かわかるのか … と疑問に思いました。
最近はテレビなどで、この「やばい」を使っているのを聞く機会が増えてきたように感じます。
このまま定着していくのか、それとも「チョベリバ」のように次第に使われなくなるのかは全くわかりません。
□「quite a few」について
quite a few を英文の中で最初に見かけた時に
「かなり少ない」だと思った人も少なからずいるのではないでしょうか。
実は quite a few の意味は多くの人の想像と異なって「かなりたくさんの」という意味なのです。
このことを知った時に「どうして」と思う人がいるわけです。
そして、質問をするサイトで質問をすると何人かの人が調べたりして回答してくれるのです。
その回答で示されていたあるサイトを見に行くと、説明が1ページでは終わらず「つづく…」のようになるほど多くの情報が書かれていました。
確かに、不思議なことに出くわした時に「理由を知りたい」と思うのは自然なことです。
ただ、英語に関しては、疑問に思ったことを全て調べたり、誰かに聞いていたりしたら、いくら時間があっても足りない…ということが起きます。
仮にインターネットなどで調べて、それらしい説明を見つけたとしても、必ずしもそれが正しいとは限らないのです。
表現の語源のを見つけるには、本当はその言い方が使われだした時代までさかのぼる必要があり、それが何十年だったり何百年だったりすると
もう、はっきりとした理由はわからなかったりすることもあります。
そして何年も経つうちに伝言ゲームのように最初と異なることを言い出す人も現れたりします。
そのような時によく使われるのが「諸説あります」という言葉です。
最初に述べた日本語の「やばい」についても、新しい意味の使い方は、まだ登場して何十年もたっていないのに
誰が言いだしたのかとか、どうしてそのような使い方をしだしたのか、明確になっているのでしょうか。
これから何十年か経ち、新しい意味の「やばい」が定着して、辞書にまで書かれるようになった時に、
「どうして『危険』という意味と真逆な『可愛い』という意味が『やばい』にはあるのか」と疑問に思う人も出てくると思われます。
疑問に思ったり調べたりすること自体は全く悪いことではありません。
ただ、言葉は生き物であり、時代の流れに伴って変化していくモノです。
この変化によって使い方や意味が変わってきた言葉も少なからずあると思うのです。
そして、言葉はこれからもどんどん変わっていくハズなのです。
英語などの言語は、数学や科学などの学問と違い、ある程度「そのまま受け入れることが必要」な部分もあるような気がしてなりません。
英語の文法の中には、丸暗記ではなく理由を知ると応用が利くことがあります。
一方で「水をどうして water というのか」というような疑問は、たとえ理由があったとしても、
言語学者でない一般の人が、時間を使って調べたりするのはあまり賢明でないように思えてなりません。
quite a few は、直観的には「少ない」ですが、使われている間に、
a few
とは逆の意味の「多い」と言う意味になったぐらいの理解で覚えてしまうのをお勧めします。
「やばい」と同じように、もともとの意味とは反対のような意味で使われることが起きるのです。
quite a few は、ほんと「やばい」です!
▢ quite a lot / quite a few「かなり多数の, かなりたくさんの」の記事は ⇒ コチラ