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武力・権力・力を使うこと

2023-08-17話題 (その他・英語に関係ないもの)

[注意事項] この記事は英語とは全く関係がありません。また、この記事を正しいという前提では読まないようお願いします。

武力・権力・力を使うこと


10人の人がいたら10人全ての人が同じ意見や考えだというのはおかしいのではないかということを「不協和音」の記事で触れています。
あることに対して、考え方の異なるグループが出てきたり、ひとりの考え方がその他の人の考え方と異なるということも実際にあることです。
そのこと自体は、どこでも普通に起こりうることで特に問題視することではないように思えます。

問題になってくるのは自分と異なる意見を持つ人への対応方法だと思われます。
みんなの意見をもとに何かを決めて行動したり、行動しなかったりする時に、普通はより多くの人が賛同する意見が採用されます。
ただ、少数派の人が権力や武力を持っている場合は、少し様子が違ってくる場合があります。
反対している人に対して、権力や武力などを持っている人または組織が、その力を使ってしまう時に問題が発生してしまうことがあるようです。
2022年02月24日に、ロシアがウクライナに武力侵攻しました。
ほとんどの国が反対する中、自分の意見を通すためにロシアが武力を使ってウクライナに侵攻し、それが問題となっています。
(ウクライナの中でも、西側寄りの人とロシア寄りの人など複数の考え方の人がいて、それがロシアが軍事侵攻する理由として利用された一面もあるようです)
政府や国と異なる意見の人に対して権力を使うことは世界のあちちで起きています。国民に対して軍隊を出動して銃撃したり、
政府に反対する人を投獄したりすることは最近でも世界のあちこちで起きています。
※「今、世界で起こっていること」の記事も参照ください ⇒ コチラ

・・ウクライナへのロシアの武力侵攻のニュースを見ても、遠くで起こっている自分とは直接関係ないことのように思っている人もいるかもしれません。
ただ自分が意識しているかどうかは別として、形は違うものの自分の近くにも同じようなことが起きている可能性があります。
権力や地位やお金を持った人や組織が、自分(たち)と意見が異なる人に対して持っている権力などを不当に使い事件になり
それをニュースなどで時々聞くことがあります。少し前(2021年11月)に、N大学の理事長が逮捕されました。
報復をおそれ、他の人はその人に対して意見を言ったり楯突いたりすることができなかったそうです。
自由に意見が言えない社会や組織や雰囲気が、そういった事件を生む温床になっているかもしれません。
このようなニュースや事件にならなくても、一方的に人を辞めさせたり移動させたりすることも身近で起きているかもしれません。
そんな時は、権力や地位やお金のない人、別な言い方をすると弱い立場の人たちは、ほとんどの場合泣き寝入りするしかないのです。

最後に注意したいと思うのが、世の中の全てのことは「みんなでどちらかに決めなければならないこと」ばかりではないということです。
世の中のことは「正しい」「正しくない」の二つでは分類できないこともあるということも意識しておきたいです。
これは別な言い方をすれば「少数派が必ずしも間違いではないこともあるということです。
自分の考え方を他の人に強要したりしなければ、考え方や趣味趣向、その他「個人の自由でいい」ものもあるのです。
他の人を傷つけたり、傷つけたりするような行動をしなければ、いろいろな考えが許容されるべきこともあると思えます。
今回の「ロシアのウクライナへの侵攻」と「個人の自由でいいもの」は混同しないで、別けて考えなければならないと思います。
・・
今回のロシアのウクライナへの侵攻のニュースをみて、
世の中には自分が決して理解できないような考えを持った人がいることをあらためて感じさせられました。