I don’t think you have to bring them all. 「全部持って行く必要はないと思うわ」
[中学] I don’t think you have to bring them all. 2⃣ Unit 5 (P68)
▢ I don’t think you have to
bring them all. 「全部持って行く必要はないと思うわ」
※ この文には重要な単語や要素がいくつか含まれています。
この1文をしっかり勉強することで、いくつものことを学ぶことができます。
1⃣ 単語・熟語
● I [ái][代名詞] 「私は, 私が」という意味で [主語] として使われます。
● don’t … do not を短縮した形です。
● do … この do は文翔を打ち消しにするために登場した [お助けマン] です。
※ do には、[お助けマン] の他に、いろいろな使われ方があります … do の詳しい説明は ⇒ コチラ
●[重要] think [Ѳíŋkt]「~と思う, と考える」
※ think は [不規則動詞] です。変化は think ⇒ thought [θɔːt] ⇒ thought
● you
※ この文章では 「あなたは」という意味の [主語] として使われています。
※ この you や I や she などは [代名詞] と呼ばれています … [代名詞] の詳しい説明は ⇒ コチラ
●[重要熟語] have to [hǽftə]「~しなければならない」… Unit 6 で学ぶことがらになります。
※ [熟語] とは呼ばないですが、have to で「かたまりで意味をなす言い方」と覚えましょう
※ 発音注意 have to の have は ハヴ ではなく ハフ と濁らない発音です。
※ 主語が三人称単数の場合は has to [hǽstu] になります。
・She has to help her mother today.
彼女は今日母を手伝わなければなりません
※ have to の詳しい説明は、下の 4⃣ を参照しましょう。
● bring [bríŋ]「を持って来る, を連れて来る」
※ take と bring の詳しい説明 ⇒ コチラ
※ bring は不規則動詞。変化: bring ⇒ brought [brɔːt] ⇒ brought
※ 同じように変化する動詞 の -ought/-aught の発音は全て[rɔːt][オート]となります… 詳しくは ⇒ コチラ
● them [ðém][代名詞]「彼らに/彼らを, 彼女たちに/彼女たちを, それらに/それらを」
※ ここでは「それらを」という意味で使っています。
※ them が指し示しているのは「クッキーなど」… それまでにあげたいろいろな モノを指し示しています。
● all [ɔːl]「全体, 全部, 」
※ them all のように、続けて「それら全部」となります … これは日本語と同じです。
2⃣ [重要] I don’t think
〇 下記の英文と日本語を読んだ時に、不思議に思ったり、重要だと思ったりする人は少ないかもしれません。
・ I don’t
think you have to bring them all.
全部持って行く必要はないと思うわ
※ 実は、日本語では通常「思う」以外を打ち消して「~ではないと思う」というのに対して、
英語では「思う」を打ち消して「~だとは思わない」という言い方をします。
※この違いにより、「全部持って行く必要はないと思うわ」を英語にした時に
・I think you don’t have to bring them all.
としてしまう日本人がとても多いのです。
ここの英語は文法的には間違いではありませんが、英語を母国語とする人からは不自然に聞こえることが多いのです。
詳しい説明は ⇒ コチラ
3⃣ [省略] I don’t think [that] [主語][動詞]
・I don’t think [that] you have to bring them all.
※ don’t think の後に[接続詞]の that が省略されています … 日常会話では省略できるものは省略します。
that の後には、[主語][動詞]と続きます。
that は「(~する) こと」と言う意味になります。
4⃣ [重要]「~しなければならない」を表す must と have to
※ must と have to の詳しい説明は ⇒ コチラ
※ must と have to は、同じ Unit 6で学びます。
※ must と have to は同じ意味と考えましょう。
※ 厳密に言うと must と have to は使い方が異なります (高校で学ぶ内容) … 興味のある人は ⇒ コチラ
※ must は[助動詞] で have to は[一般動詞] 扱いです ⇒ 疑問文や否定文にする仕方が異なります。
定期試験で書き換え問題や、疑問文にする問題が出題されすいです。東京都立高校入試では書き換え問題は出題されません。
[肯定文] You have to get down on the floor.
[疑問文] Do you have to get down on the floor?
※ have to は一般動詞と同じ扱いです。[疑問文]にするには、[お助けマン] Do の手助けが必要です。
[肯定文] You must get down on the floor.
[疑問文] Must you get down on the floor?
※ must は [助動詞] です。[疑問文]にするには、[助動詞] を[主語]の前に移動します。