データ分析を鵜呑みにしてはいけない ①
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▢ データ分析を鵜呑みにしてはいけない ①
・※ この記事が正しい前提で読まないようお願いします。何かの考えるキッカケになれば幸いです。
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・・2022年04月07日開催の内閣府研究会の会合で、データをもとに「男女とも恋人が多いほど、結婚し、豊かで幸せ」とし、
・恋愛支援のために教育に「壁ドン、告白・プロポーズの練習、恋愛ゼミ」などを組み込むことを提案したらしいのです。
・恋愛経験が多い人の方が収入が多いというデータがあるらしく、収入を多くして豊かになるためには恋愛をした方がいいという分析をしたようなのです。
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・・大量のデータをAI (人工知能)などを使って分析すると、「恋愛経験が多い人」と「収入が多い人」が結びつくというのは確かなのでしょう。
・ただし、このデータから「収入を上げるためには恋愛をした方がいい」と結論づけるのは。はたして正しいのでしょうか。
・・最初にこの記事のことをTV番組で聞いた時に、「恋愛をするから豊か」なのではなく、「豊かだから恋愛ができる」と考えるのが自然なのではと思ってしまいました。
・恋愛にもある程度のお金が必要です。「いいなと思う人」が近くにいたり出会ったりしたとしましょう。
・友達や知り合いの状態から「付き合う段階」に発展させるには、二人で映画を観たり食事をしたり「最近流行しているもの」を一緒に飲んだり食べたり体験したり
・どこかに一緒に出かけたりすることが、ある程度必要になってきます。そういったことには、どうしてもそれなりのお金が必要になってきます。
・お金がなくて、自分が生活するだけでも精一杯の人が、現在よりも出費が増えることに対して慎重になることは十分に考えられます。
・私にも、金銭的に余裕がない時代が何年かありました。今でこそファミリーレストランなどで1000円ほどの食事をすることに対して罪悪感を抱くことはないものの
・その金銭的に余裕がない時は、友人と何人かで久しぶりにファミリーレストランで会うことになった時に、比較的安い700円ほどの食事を注文した時に
・「この出費きついな…」と思った記憶があります。また、トイレットペーパーとティッシュペーパーが同時になくなり
・一度に両方買わなければならなくなった時にも同じように金銭的にきついと感じました。
・おそらく、収入がかなり低いことを味わったことがない人には、この感覚は理解できないのではないかと思っています。
・このように、経済的に全く余裕がない人が、現在より余計にお金が必要になることが予想される恋愛などを積極的になれないことは十分あることなのです。
・「収入を上げるために恋愛をしましょう」と言うのは全く逆なことを言っているのです。「恋愛をするには、まず収入を上げることが必要」なのです。
・内閣府研究会の会合に出ることができるような十分な収入がある人たちには、そのようなことが想像すらできないことなのでしょう。
・AI (人工知能)などがデータを分析して導き出した結果は間違いではないと思われます。
・ただ、その結果をもとに人間がする分析や推論は必ずしも正しくない場合があるということも心にとめておいたいものです。
・「AIが分析したことだから正しいはずだ」と鵜呑みにしない方がいいのです。誤った分析や推論には注意をしなければなりません。
・より注意したいのは、自分の好む方向に他人を導くために、このようなデータを悪意を持って使用する人が少なからずいることです。
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・※ 韓国の少子化の状況は、日本の状況より悪いようです。所得の低い若者が増えているのがこの原因の一つとして挙げられてるようです。
□ KOREA WAVEが提供した韓国の情報 (2023年12月15日)
世代内の資産格差が中高年層である40・50代より20代の青年層でさらに激しい。
所得上位20%の男性は5人に4人の割合で結婚する半面、所得下位20%の男性は4人に1人だけが家庭を築く実態が明らかになったためだ。
韓銀が3日発表した11月経済展望中長期深層研究「超少子化や超高齢社会」を見れば、こうした分析を確認することができる …
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