水金地火木土天アーメン
この記事は英語と全く関係がありません。正しいという前提で読まないようにお願いします。
□ 水金地火木土天アーメン
これは、女子高校生の主人公トツ子が他の2人とバンドを作って活動するアニメ映画「きみの色」の中で登場する歌詞の一説です。
主人公は授業で、太陽系の惑星の説明を聞いてこの歌詞を思いつきました。
その授業のシーンも少し登場するのですが、ビデオを見ながら「太陽系には地球を除いて8個の惑星がある…」と説明されていました。
なに? … 水星・金星・[地球]・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星 … あれ、冥王星まで含まれている。
しかも「水金地火木土天アーメン」の歌詞は、冥王星も入っていないと成り立たない歌詞のように思われます。
「この映画、時代設定はいつ?」「昭和か?」
あれ、でも映画の中でスマホ使っているしなぁ…そんなに昔ではないはず …
インターネットで調べると冥王星が惑星から外れ、準惑星に分類されたのは2006年のようです。
それに伴い、教科書も修正されています。
2006年より前に、太陽系の惑星を覚えて、情報をアップデートできていない人は、まだ「水金地火木土天海冥」なのかもしれません。
ここで、言いたいのは学校で学んだ内容は、いつまでたっても不変ではないということです。
いろいろ研究や調査が進んで、以前正しいと思われていたことも実は間違いだった…ということもありうるようです。
「いい国(1192)作るぞ鎌倉幕府」と覚えた鎌倉幕府の始まりは1192年から1185年に修正されました。2012年のことのようです。
冥王星が惑星でも惑星でなくなっても、鎌倉幕府が始まったのが1192年でも1185年でも、ほとんどの人の人生にとってはどうでもいいことです。
ただ、何かを他の人に伝える時には、自分が覚えていることや正しいと思っていることが相変わらず正しいかどうか確認する必要があるかもしれません。
ちなみに、映画「きみの色」は、2024年09月07日(土)に観に行きました。
映画館の中は中高生が多く、少し場違いな感じがしました。映画自体は面白かったですよ。
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