教科書は万能ではありません
[中学][高校]
□ 教科書は万能ではありません
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・・中学で英語が苦手だった人に、中学で使用した教科書を使って復習を勧める方がいます。
・教科書の特徴をよく理解していないと、まったく的外れな助言になっている場合があり注意が必要です。
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・□ 英語の教科書の説明
・・実際に教科書を見てもらえばわかるのですが、教科書の本文には英語が書かれていますが、
・・その英語に対する日本語訳は書かれていません。
・・これは、教科書があくまで学校の授業で使うことを前提として作られているためです。
・・授業では教科書を使いながら教師が黒板に書きながら説明します。
・・学校を休んだ時に、友達が授業の内容を書いて休んだ友達に届けてくれるのはこの理由からです
・・教師が説明している内容の中には黒板に書かれていないこともあります。
・・黒板に書かれた内容や教師が説明した内容をノートに書き留めて初めて成り立つのが教科書なのです。
・・ですので、黒板の内容や教師の説明をノートに書き留めていない場合、教科書は極めて不親切な英語の参考書なのです。
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・・英語が苦手だった人は、授業をしっかり聞いて黒板に書かれたことや教師の説明をノートに書き留めていない場合が考えられます。
・苦手だったり好きでない教科は、授業をしっかり聞いていないどころか、授業と関係ないことをしていたり考えていたりしている場合もあります。
・その場合、不完全な教科書のみで勉強しようとすると、教科書に書かれている内容も日本語訳もわからないことが十分あります。
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・・□ 復習に教科書を使っていい場合
・・・授業をしっかり聞いていて、ノートもちゃんとつけている場合は、上記の説明の状況とは異なってきます。
・・・教科書で登場している文章は、授業などで何回も見たり聞いたりしています。
・・・あらたに参考書などを購入して読み始める場合は、そこに登場する例文などを含めて始めてのものが多いはずです。
・・・そのような参考書を新たに使うより、慣れている教科書の方を読み直したりする方が優れているといえます。
・・・英単語にしても、単語を見たときに「□年生の教科書のあの文に使われていた」などと思いだせる場合もあると思います。
・・・学校では同じ教科書を使っているため、友達に質問しても、教科書の文を例に説明してくれるかもしれません。
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・□ まとめ
・・英語の復習をするときに、学校で使った教科書を使うかどうかは、教科書のいい面と悪い面を理解したうえで判断する必要があります。
・・場合によっては、市販の参考書を使った方が利点が多いこともあります。
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