▢ skill [skíl]「(知識・訓練・才能などから生じる) 技術、技能、優れた腕前」
※ 日本語でも「スキル」と言うことが増えてきているのでもしかしたら聞いたことがあるかもしれません。
▢ 覚え方
スキー (ski) をしたことがなくても、どんなスポーツかは知っていると思います。
スキーを始めた時は、ボーゲンと言って、スピードが出ないように2本のスキー板を「逆ハの字」にして滑ります。
だんだんうまくなってきて、スキーの技術がついてくると、2本のスキーを平行にして(ll)、スピードにのって滑ることができるようになります。
スキーで技術が着くと… ski + ll ⇒ skill となります。
スキーの初心者は技術がないので、2本のスキー板を平行にすることができません。
スキーがうまくなって技術が身につくと2本のスキー板を平行にすることができます … ski + ll = skill
▢ ability [əbíləti]「能力、 腕前、才能」… 教科書には出てきません (高校で学びます)
※ ability = able + ity
※ be able to は、[助動詞] can とほぼ同じ ⇒ コチラ
▢ ability と skill の違い: ability はどちらかと言うと「生まれ持った能力・才能」で、skill は、「練習や訓練などでできる能力」。
⇒ 「英語の能力」と言う時は、努力や練習などして得ることができるものなので、
English skills と skill を使います。また英語の能力は一つではないので通常 skills と複数形にします。
▢ 教科書の例
・Little by little, my skills improved and my interest in my elementary school sport grew. ③ L-07
少しずつ技術が向上し、そのスポーツへの関心が高まりました。
※ [熟語] little by little「少しずつ, 徐々に, しだいに, だんだんと」
※ interest [名詞]「興味, 関心」 ⇔ interested[形容詞] ⇒ コチラ
※ improve [imprúːv]「よくなる, 改まる, 改善される, 進歩する」
※ grew ⇒ コチラ
・His old skills came back to him. ③ L-07
彼の古い技術が彼のもとにもどってきました。
▢ 単語の輪を広げよう
スキーの板を平行にして大きく回ることをパラレル(parallel)といいます。
● parallel [pǽrəlèl]「互いに平行な、平行の」「平行線」
※ parallel の中には平行な2本の線があります。
※ アニメや映画などの中で「パラレル・ワールド」など日本語の中でも「パラレル」という言葉をよく聞くようになりました。
※ 日本のスキーの技術はオーストリアのスキー技術に影響を受けたこともあり「ボーゲン」「ウェーデルン」など英語ではない用語が多く使われています。