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▢ This is the most beautiful sunset I've ever
seen. 「これは今まで見たなかで一番美しい夕日です」
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・〇 問題です。
・この英文の中にある sunset
を This の後ろに置き、次のようにすることは可能でしょうか。
・・This sunset is the most beautiful I’ve ever seen.
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▢ 最初の文には、[関係代名詞] が省略されています。
・[関係代名詞] の基礎については ⇒ コチラ
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・〇 英文の中で [名詞][主語][動詞] となっている部分を見つけます。
・・下記の部分が該当します
・・・sunset I’ve ever seen
・・・[名詞] sunset
・・・[主語] I
・・・[動詞] have ever seen
・・※ 上記の sunset
の後に、[関係代名詞] that が省略されています。省略しないで全部を書くと下記のようになります。
・・・ [関係代名詞] の前が最上級のため、使う [関係代名詞] は which より that の方が適しています (高校で学ぶ内容)。
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・・This is the most beautiful sunset [that] I’ve ever seen.
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・〇 この文で を This の後ろに移動します。
・・This sunset is the most beautiful [that] I’ve ever seen.
・・※ この英文の [関係代名詞] that の前に注目してみます。
・・・ that の前の単語は beautiful という [形容詞] になります。
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・〇 [関係代名詞] の前は必ず [名詞] でなればならないのですが、
・・ この英文の場合、[関係代名詞] の前が [形容詞] となるため正しくない文となります。
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▢ 今回のポイント
・① 省略されている [関係代名詞] の場所を見つけるには
[名詞][主語][動詞] の順番の箇所を見つけること。
・② [関係代名詞] が使われている英文が正しいかどうかを確認する1つのポイントは [関係代名詞] の前に [名詞] があることを確認する。
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This is the most beautiful sunset I’ve ever seen.
関係代名詞を含む文章の訳し方
▢ 関係代名詞を含む文章の訳し方
・次の手順に沿って訳してみましょう
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① [関係代名詞]を見つけます
・※ 関係代名詞が省略されている場合があります … 詳しい説明は ⇒ コチラ
② [動詞]を2つ見つけます … 重要です
・※ [関係代名詞]が使われている文章には必ず[動詞]が2つあります。
・※ [関係代名詞]の後ろにある[動詞 B]は、あくまで説明で使われる[動詞]です
③ 残った[動詞 A]が文章の[動詞]です ⇒ この[動詞]の前までを「~は」「~が」と訳します。
・※ [主語]の詳しい説明・復習は ⇒ コチラ
④ [関係代名詞]が含まれる部分を訳します。
・※ 1[関係代名詞]より後ろの部分 ⇒ 2[先行詞] という順番に訳します
⑤ 残った部分があれば、それも訳し、順番などを変えるなどして日本語らしくなるよう整えれば完成です。
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▢ 具体的な例文をもとに上記の内容を説明します。
・※ 関係代名詞が入った文章は、㋐ [主語]の中に[関係代名詞]が使われていない場合と、㋑ [主語]の中に[関係題名脚]が使われている場合です。
㋐ Mt white is a teacher who comes from Australia.
・・※ こちらは[主語]の中に[関係代名詞]が使われていない例文になります。
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・① [関係代名詞]を見つけます。この文章の場合は who になります。
・② 次に[動詞]を2つ見つけ、〇で囲みます。この文章の場合は、is と comes になります。
・③ 2つの[動詞]のうち、
・・[関係代名詞]の後ろにある[動詞 B] comes は説明のために使われる[動詞]です。
・・残りの [動詞 A] is がこの文章の[動詞]になります(述語動詞と呼ばれる場合があります)。
・・・※ [動詞 A] is の前の部分を「~は」「~が」と訳します。例文の場合は「ホワイト先生は」と訳します。
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・④ is の後ろを訳します。[関係代名詞]のすぐ前にある[先行詞] a teacher を [関係代名詞]の後ろから説明します。
・・「先生」+(どういう先生かの説明)「オーストラリアから来ている」⇒「オーストラリア出身の先生」
・・・※ [関係代名詞]の直前にある[名詞]のことを[先行詞]と呼んでいます。授業の説明で使われることもあるので名前と意味を覚えておきましょう。
・・・・・ 例文では、 [先行詞] は a teacher になります。
・⑤ 文章をつないで整理して訳します。
・・「ホワイト先生は (Mr White)」「です (is)」「オーストラリア出身の先生 (a teacher who comes from Australia)」
・・文章を整えて日本文が完成です:「ホワイト先生はオーストラリア出身の先生です」
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㋑ Many Japanese people who wanted a better future left Japan.
・・※ 3年の教科書 NEW CROWN Lesson5 の本文から「About 100 years ago, (約100年前に)」を削除した文になります。
・・※ こちらは[主語]の中に[関係代名詞]が使われている例文になります。
・・・▢ 単語 (この例文で使われている単語の簡単な説明です)
・・・・・want:「欲しい」
・・・・・better: good の比較級「より良い」
・・・・・※ [比較級]の詳しい説明・復習は ⇒ コチラ
・・・・・future [fjúːtʃər]: 「未来, 将来」
・・・・・left: 「leave (出発する, 去る, 離れる) の過去形」「右」
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・① [関係代名詞]を見つけます。この文章の場合は who になります。
・② 次に[動詞]を2つ見つけ、〇で囲みます。この文章の場合は、wanted と left になります。
・③ 2つの[動詞]のうち、
・・[関係代名詞]の後ろにある[動詞 B] wanted は説明のために使われる[動詞]です。
・・・※ left も[関係代名詞]の後ろにありますが、説明に使われる[動詞]は[関係代名詞]に一番近い[動詞]だけです。
・・残りの [動詞 A] left がこの文章の[動詞]になります。
・・・※ [動詞 A] left の前の部分(=[主語])を「~は」「~が」と訳します。例文の場合は、[主語]の中に[関係代名詞]が使われています。
・④ left の前を訳します。[関係代名詞]のすぐ前にある[先行詞] Many Japanese people を [関係代名詞]の後ろから説明します。
・・※ left の前の部分が全てが[主語]となります。
・・※ many と Japanese は people を説明しています ([形容詞])。Many Japanese people はひとまとまりになります。
・・・「多くの日本の人々」+(どういう人々かの説明)「より良い将来を望んだ」⇒「より良い将来を望んだ多くの日本の人々が」
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・⑤ left より後ろの部分を訳します。
・・「日本をあとにしました (= 日本を離れました)」
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・⑥ 主語の部分の訳と left より後ろの部分をつないで整理すれば完成です。
・・「より良い将来を望んだ多くの日本の人々が」「日本をあとにしました」⇒ 「より良い将来を望んだ多くの日本の人々が日本をあとにしました」
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▢ [関係代名詞] の詳しい説明は ⇒ コチラ